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濁り丸
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【R18 FGO小説】婦長は治療が必要-中編-1

「――――ぉ゛っ♡♡ ぃ゛っ……ぃひっ♡ ぅ゛ぁっ♡♡ ぅく゛ぅ……ぁっ♡♡♡」  獣のような嬌声を上げている"女"は、男と女のイヤらしい体液で濡れたシーツに鼻を埋めている。肩が上下する程の荒い呼吸をしているため、彼女の口元のシーツは一定の間隔で揺れ動いていた。  女の強い意志を秘めた深紅の瞳は、快感によってドロドロに溶けた砂糖や蜂蜜のように蕩けており、"今"この瞬間にも快楽を感じていることは疑いようが無いだろう。  彼女がいるマスターの部屋の中は、サウナ室に入った時のようなムワッとした熱気と高い湿度が感じられた。  ――そして何よりも特筆すべきことは、部屋の中に充満している淫らなニオイについてである。  この部屋に充満しているニオイを可視化することが出来るのならば、一寸先すら視認することの出来ない桃色の濃密な霧のようになっていることだろう。  部屋中の布類や壁にもその淫らなニオイは染み付いており、その中でも特に女が鼻を埋めているシーツは濃い淫臭を放っていた。  彼女が鼻を鳴らして熱心に臭いを嗅いでいるシーツは、マスターとモルガンが昨晩に掛けて一晩中まぐわっていた時に身体の下に敷いていたものであり、精液や愛液、潮などの大量の体液がタップリと染み込んでいるのだから。  本来はゲホゲホと咳き込んでしまいそうな程に濃く饐えた臭いがしているのだが、発情した雌にとってはどうしようもない位に癖になる中毒性を秘めたニオイであった。  一匹の屈強な雄の濃厚な精の栗の花にも似た臭いと、子を孕む準備の出来た"二匹分"の発情した雌の甘酸っぱい匂い。  大まかに分類して二種類のスメルで、マスターの部屋の空気は満たされていた。  もしもこの淫らなニオイが、無差別にカルデア中に撒き散らされていれば、古今東西の英霊が集った大乱交パーティーが始まっていた可能性も否定は出来ないだろう。  ある意味で被害に遭ったのが一人だけだったのは、不幸中の幸いであったのかもしれない。  少しずつ部屋に備え付けられた空調により換気が行われているのだが、発情した雌のどこか甘酸っぱいと感じるニオイは時間経過と共に濃くなるばかりである。  それはニオイの発生源である"発情した女"が、自慰行為という快楽の底なし沼に頭の天辺までドップリと浸かり、ブクブクと大量の気泡を口から吐き出しながら溺れているからだ。 「すぅ゛ーーっ♡♡ はぁ゛っ♡♡♡ ぁんっ♡♡♡ あ……っ♡ あぁっ♡♡ ――んひぃ゛っ♡♡」    甘ったるい嬌声を上げる女は、かつて『クリミアの天使』と呼ばれた。奉仕と献身を信条とする看護師"フローレンス・ナイチンゲール"その人である。  今の彼女は鋼鉄の意志を持った怪我人や病人を"治す者"では無く、全身の火照りを慰めるために自慰行為に耽る"患者"であった。  自身の中で湧き上がる病的なまでの性的欲求を発散するために、彼女は自分自身を"治療"しているのだ。少なくともナイチンゲール自身は、このオナニーを治療行為だと位置付けていた。  自慰行為の邪魔になるとナイチンゲールは黒いスカートを、ベッド付近の床に乱雑に脱ぎ捨てている。  女性らしく肉付きの良いしなやかな脚を覆う純白のタイツは汗でジットリと濡れた肌に張り付き、中の肌色が確認出来るくらいに透けていた。それは下手に生足を晒しているよりも、何倍も卑猥である。  その純白のタイツもナイチンゲールがより強い快感を得るために、股間部分がビリビリと破っていた。ゆで卵の殻を破った時のように、汗ばんだ太ももの付け根や丸い尻タブが露出している。  汚れが目立つようにと彼女が好んで履いているシンプルなデザインの白色のショーツは、膣口から溢れさせたトロっとした粘性の高い愛蜜と尿道口から何度も尿のように噴き出した潮を大量に含んでいる。  そのショーツを手でぎゅうっと絞れば、雌のフェロモンがたっぷりと含まれた体液が滴り落ちることだろう。  そんな秘所を隠すためのショーツは、ふっくらと膨らんだ大陰口の横に意図的にズラされていた。  充血してプックリと膨らんだクリトリスや普段はピタリと閉じて一本線の筋にしか見えない小陰唇が隠すことなく見えている。  性的興奮から雄を受け入れるために小陰唇は『くぱぁ♡♡』とイヤらしく開いており、愛蜜や潮などの体液でピンク色の媚肉がテラテラと濡れているのが確認出来た。  発情期に入った若い雌猫よりも"エッチな気分"になっているナイチンゲールは、右手の親指と人差し指で充血したクリトリスを摘まむように刺激しており、粘性の高い愛蜜でトロトロにぬかるんでいる膣孔に、左手の人差し指と中指を根元までずっぷりと挿入している。  膣の入り口から少し進んだ先の恥骨側にある、柔らかな膣肉や凸凹とした膣ヒダとは少し感触が違う、ブニブニと腫れぼったい感触の"G-スポット"をお腹側に指を折り曲げて、清潔を好むナイチンゲールらしい綺麗に整えられた爪先で『カリっ♡♡ カリっ♡♡』と何度も引っ搔いていた。  右手の指先で摘まんだ陰核は、指の腹で優しく撫でるようにクリクリと弄っている。  クリトリスとG-スポットを刺激する度に、『コプっ♡♡♡ コプっ♡♡♡』とガムシロップのような愛液を溢れさせていた。それはまるで地下から湧き出る水のようである。 「すぅーーーーっ♡♡ はぁ゛っ♡♡♡ こっ、このニオイは危険なのに……っ♡♡ すぅーーーーっ♡♡ はぁ゛……っ♡♡♡ あぁっ♡♡ ダメなのにぃ♡♡ ――すぅーーーっ」  快楽によって焦点の定まらない瞳で天井を見詰めるナイチンゲールは、自分でも駄目だと理解しているシーツに染み付いた淫臭を、深呼吸でもするかのように脳に届くまで嗅いでしまっていた。  煙草を吸えば人体に悪影響が出ると分かっていながら、その中毒性に抗えない重篤な喫煙者に似ているかもしれない。  自分が自慰行為の快楽に溺れてしまった元凶であるのにも関わらず、彼女はシーツに染み込んだ雄の濃い精臭と雌の愛液や潮の臭いを肺が一杯になるまで吸い込む。  その淫臭を自身の脳に深く深く刻み込んでおり、今後もこのニオイを嗅げば蕩けた雌の表情を晒すことになるのは想像に難くない間違い。  シーツに染み付いた淫臭を文字通り自慰行為の"オカズ"にして、ナイチンゲールは両手を必死に動かしていた。  膣孔から『グチュっ♡♡ グチュっ♡♡』と、卑猥で粘っこい水音が断続的に鳴り響いている。  ――そして、その水音と嬌声は時間が経つに連れて、更に大きくなっていく。  口端からだらしなく唾液を垂らす半開きになった口から、自身の絶頂が近いことを嬌声と共に言葉にする。  普段の冷静で落ち着いた声からは想像もつかない、甘ったるい猫撫で声を上げていた。 「――ぁっ♡♡ あぁっ♡ ぁひっ♡♡ ――ぃク゛っ、まらイク゛っ♡♡♡ ぃっ、陰核と膣孔を刺激してイキ゛ます゛っ♡♡♡ あ゛っ♡♡ あ゛っ♡ あ゛ぁ゛……っ♡♡ イ゛ク゛っ♡♡ イ゛ク゛イ゛ク゛イ゛ク゛っ♡♡ イ゛ック゛ぅーーーーーーーっ♡♡♡ お゛ひぃ――っ゛♡♡」  仰向けの状態で喉と背中を目一杯に反らして、開いた口から舌を突き出している。  両膝をガクガクと産まれたての小鹿のように震わせながら、しなやかな腰をビクっ♡♡ ビクっ♡♡と震わせている。  充血したクリトリスの下にある小さな尿道口から、間欠泉のように大量の潮を吹いていた。  犬のように鼻を鳴らしてニオイを嗅いでいるナイチンゲールの使用済みのシーツとは違う、ベッドに敷かれた真新しい純白のシーツに潮の液溜まりを作っている。  その液溜まりからは雌のフェロモンがタップリと含まれたイヤらしい香りが匂い立ち、また部屋に充満する雌の淫臭が濃くなっていく。  視界全体が真っ白に塗り潰されていたナイチンゲールは、最後に腰をビクっ♡♡と大きく震わせ、尿道口からぷしゅっ♡♡と吹いた。  それを最後に彼女は全身をクタっと脱力させて、四肢をベッドにだらしなく投げ出す。    ――しかし、彼女の下腹部は絶頂後もズキズキと痛いと感じる程に疼いており、性的欲求は少しも満たされていなかった。  ナイチンゲールは自身の中の一向に収まる気配の無い性欲を処理するために、殆ど一時的な効果しかないと分かっていながら自慰行為を再開するしかない。  再び両手を自分の濡れそぼった性器へと伸ばし、膣孔からグチュグチュと粘っこい水音を掻き鳴らす。  クリトリスとG-スポットで十分に快感を得ているのに、彼女の指が届かないもっともっと"奥"が刺激を求めていた。  必死に一番長い中指を奥へと伸ばすが、どうやっても後数cmが届かない。そして、よしんば指先がギリギリ届いたとしても、子宮が求めている快感には全く及ばないのだろう。 「――――なぃ♡♡ 足りなぃ♡♡♡ 自慰行為によるぅ♡♡ あぅっ♡ この治療方法では足りません……っ♡♡♡ もっと強ひぃ♡♡ しっ、刺激っ♡♡ ぃひっ♡♡♡ 刺激が欲しぃ……っ♡♡♡♡ ――ぃうっ♡♡」  必死に自分の両手で性器を弄って慰めるナイチンゲールの真っ赤な眼の目尻からは、自然と涙がツーっと流れる。  その涙は雌の本能が訴える飢餓感から来るものであり、自身の細指で弄ったくらいでは満足出来ないことの証明であった。 「もっと♡♡♡ ふっ、太くて長ぃ……っ♡♡ んぁっ♡♡♡ ナニカでっ♡♡ 私の子宮を強く刺激して頂かなくてはぁ♡♡♡ ぁうっ♡♡ こっ、このままでは狂ってしまいますっ♡♡♡ あ゛っ♡ あぁ――っ♡♡」  自慰行為のオカズにしている屈強な雄に交尾して貰えなければ、この飢餓感が無くなることは無いのだと、ナイチンゲールの中の"牝"はハッキリと理解していた。  屈強な雄――マスターのペニスを膣孔に挿入して頂き、子宮をどちゅどちゅと突いて貰わない限り、彼女は性欲が治まらない"患者"のままであるのだろう。  しかし、ナイチンゲールが帰りを待つマスターは、未だに帰ってくる気配は無い。  自慰行為で絶頂すればするほど下腹部――正確に伝えるならば子宮のジクジクとした疼きは増すばかりであった。  彼女は絶頂する度に性感だけは間違いなく高まっており、全身の火照りと共に発汗量も多くなっている。  甘酸っぱい汗の匂いと共に、首筋や腋の下などから雌のフェロモンを発していた。  体温の上昇は性感をより高める。お風呂に入った後の方が感じやすいのも、体温が上昇しているからだ。  絶頂したばかりで敏感になっていることも合わさり、ナイチンゲールは何度目かの絶頂を早々に向かえるのだった。   「――――ク゛っ♡♡ ィ゛ク゛~~~~っ♡♡♡ ぉ゛――っ♡♡」  自らの手で弱々おまんこになるように開発していることに気付かずに、彼女はマスターが部屋へと戻ってくるまで"応急処置"を続けるのだった。 「はぁ゛ーーっ♡♡ はぁ゛ーーっ♡♡♡ も゛っ、もっとぉっ♡♡」 ――――――――――――――――――――――――――― 「――ぢゅちゅぅっ♡♡♡ ちゅるるっ♡♡ じゅるる……っ♡♡ ちゅぅっ♡♡♡ ……ぷはぁ♡♡ はぁーーっ♡♡♡ はぁ゛ーーっ♡♡ 我が夫っ♡ それではまた後ほど……っ♡♡♡」 「うん、また後で――ね?」 「~~~~~~っ♡♡♡♡ はっ、はぃ……っ♡♡ 必ず伺いますからっ♡♡♡ ――その時はおまんこいっぱい可愛がって下さぃ♡♡」  二人は知る由もないがナイチンゲールが自慰行為をしている部屋の前で、マスターとモルガンは舌を絡め合うキスをした後に別れた。  盛大に後ろ髪を引かれながらも半ば趣味と化している妖精郷に建てた城の改造・改築へとモルガンは向かい、彼はそれを軽く右手を振りながら見送る。  その光景はまるで年若いカップルが、相手の家の前でイチャついた後に解散する光景に似ていた。  モルガンは目標としては『今度こそケルヌンノスの襲撃があっても、確実に対処できる城にします』と常日頃から語っており、別の世界の女性のマーリンとアルトリア・アヴァロンの仲の良い三人で定期的に集まって改築工事に勤しんでいるのだ。  将来的にマスターの使命が全て終わった後には、希望者を集めてアヴァロンへと移住する計画であるらしい。  ――お城の改造が終われば、また昨夜のようにマスターに抱かれに来るのだろう。 ――――――――――――――――――――――――――  モルガンの後ろ姿が見えなくなったのを確認して、マスターはゆっくりと自分の部屋へと戻るのだった。その中では…… 「――ぁ゛っ♡♡ あ゛っ♡ あぁ゛っ♡♡ ……ィク゛っ♡♡♡ イク゛イク゛ぅっ♡♡ イっク゛ぅぅううぅぅううぅぅ――――っっ♡♡♡♡」  濁音混じりの嬌声を上げるナイチンゲールが、両脚をピンと真っ直ぐに伸ばした状態で腰を浮かせながら、破裂した水道管や噴水のように大量の潮を吹いていた。  彼女が仰向けになっているベッドの上に敷かれているシーツは、大量の汗や愛液、潮でびちゃびちゃに濡れている。  部屋の中は雌の淫らなニオイで満たされており、マスターのペニスが無意識の内に勃起していた。  陸に打ち上げられた魚のように全身をビクビクと震わせていたナイチンゲールは、最後に秘所を天井に突き出すように浮かして、その後はベッドに柔らかなお尻から自由落下する。  快楽の余韻に浸るのもそこそこに、子宮の疼きを慰めるために両手で秘所を弄り始めた。  あまりにも淫靡なナイチンゲールの姿を目に焼き付けながら、マスターは独り言のように彼女を呼んでしまう。 「……ふっ、婦長?」 「あぁ……っ♡♡ ――へぅ?♡」  すっかり慣れた手付きで膣孔を穿りを続けながら、ナイチンゲールは声のする方を見た。  その声がした方向には、当然ながらマスターが棒立ちで立っていた。  彼女は今まで見たことの無い雄のギラついた双眸をした彼を視認してしまい、自身の子宮がキュンキュンとこれまでとは違う疼き方をしているのを感じる。  自分の痴態を彼に見られていることを自覚して、急速に羞恥心と快感が膨れ上がっていく。  それなのにおまんこを弄る両手の動きが止まることは無く、より一層激しく淫らな水音を響かせていた。  ――ただ貪欲に快楽を貪っているのだ。 「ぅぁ~~~~~~~~っっ♡♡♡」  性的興奮以外の理由で顔を林檎のように真っ赤にしながら、ナイチンゲールは声にならない声を上げる。  直前に絶頂したばかりであるのに、これまでで一番早く上り詰める。 「あっ♡♡ みらっ、見られ……っ♡♡ ――ぃひぃ゛っ♡♡♡ ぁ゛っ♡♡ イ゛ク゛っ♡♡♡ マスターに見られながら――イクぅ゛っ♡♡♡ あ゛っぁ゛ぁあぁ゛ぁあ゛ぁああ゛あぁ゛ぁぁ゛ああ゛ぁぁ゛――――っ♡♡♡♡ ぃひ――――っ♡♡♡」  背中を弓のように反らせるナイチンゲールは、濁音混じりの嬌声を上げながら、足のつま先までピンと伸ばして絶頂してしまう。  電気が流れるような快感が、全身にビリビリと駆け巡る。  快感という名の熱が脳髄をジュゥっと焼き、脳内を真っ白な光が埋め尽くす。  先程、潮を吹いたばかりなので量自体は少ないが、尿道口からもぷしゅ……っ♡♡ ぷしゅ……っ♡♡と、弱々しく潮を吹いていた。  その僅かな潮すら出し切ってしまうと、今度は湯気の立つ黄金色の体液をじゅろじょろと水音を立てながら排尿してしまう。 「ぁっ♡♡ ダメっ♡♡ ダメダメダメぇっ♡ あっ♡♡ あぁ……っ♡♡♡」 (マスターに排尿を見られてっ♡♡♡ 駄目っ♡♡ 止まりませんっ♡♡ ――――駄目なのにぃ♡♡)  ナイチンゲールも自分が排尿していることに気付き、必死に下腹部に力を入れて止めようと試みるが、連続絶頂で身体に力が入る訳もない。  当然、排尿を止められる筈も無く、マスターに見られながら出し続けてしまう。  最後には腰をブルリと大きく震わせて、尿道に残った体液もじゅろ……っ♡と残らず全て出し切るのだった。  濃密な雌のニオイの中に、アンモニア特有のツンとした刺激臭が混じる。  流石のナイチンゲールも連続絶頂と排尿に、全身をぐったりと脱力させていた。  これまで味わったことの無い羞恥に涙を流す彼女の元へと、無言のままマスターがゆっくりと歩み寄る。  ナイチンゲールが美しい肢体を投げ出しているベッドの上に乗り、意識が混濁している彼女の耳元まで近付いて声を掛けた。 「――婦長は何でオナニーしてるの?」  羞恥心から声にならない悲鳴を上げるナイチンゲールは、慌てて自分が快楽を得るためにオナニーをしていた訳では無いと弁明をする。 「~~~~~っっ♡♡♡ 違っ♡♡ 違います……っ♡♡♡ これっ、これは治療行為です♡♡ 私はっ、私は自身の身体を蝕む性的欲求を解消するためにっ♡♡ じっ、自慰行為をしていただけで……っ♡♡♡ これは立派な治療ですっ♡♡♡」  自分自身に言い聞かせるように、先程までの自慰行為が治療の一環だったと、ナイチンゲールは主張する。  子供の屁理屈のような理論で、自分が自慰行為が大好きな変態では無いと思い込もうとしていた。 「――ふーん……婦長は治療をしてたんだ。他人の部屋でオナニーしてお漏らししちゃう……"変態"じゃなかったんだ」 「はっ、はぃっ♡♡ 私は変態ではありません……っ♡♡ 流石はマスターですっ♡♡♡ 私の状況を理解して下さるのですね……っ♡♡♡」  助かったと安堵の表情を浮かべるナイチンゲールに、マスターはうんうんと頷きながら言葉を続ける。 「うん、今の婦長は"患者"さん何だよね?」 「そっ、そうですっ♡♡ お恥ずかしながら……この部屋の空気と袋の中にあったシーツの匂いを嗅いでからっ♡♡ 体が火照って仕方が無くてっ♡♡ 今も子宮がキュンキュンと疼いていて…………もっと治療が必要なようですっ♡♡♡」 「そっか……婦長の病気を治す方法を知ってるんだけど、俺が"お医者さん"になっても良いかな。いっぱい気持ち良くなれるし……また同じ症状が出ても、俺がいつでも治療してあげるから」 「マスターが私のお医者様になって下さるのですか?♡♡ それも気持ち良く……っ♡♡♡」  『気持ち良く』というマスターの言葉に、ナイチンゲールはゴクリと生唾を呑み込んだ。本人だけが気付いていないが彼女の浮かべている表情は、快楽に飢えた雌の顔そのものである。  ほんの一瞬だけ迷った後にナイチンゲールは、マスターに『お願いしますっ♡♡』と口にしてしまうのだった。    ――彼女にもう少し理性が残っていれば、彼の蒼い瞳の中でメラメラと燃える情欲の炎が揺らめいていることに気付けたのかもしれない。

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