最後細かい部分にはなってしまいますが最終工程になります。
ラフから描き進めてくると結構な頻度で画面に物足りない部分が出てきます。
そこを追加したり調整したりして完成させていきます。
ラフの段階でもっと色彩や設定を考えてれば最後の調整は減りますが、僕は構図が決まったらとにかく描き始めてしまうので調整が多いですね^^;
↓こちらが前回までのイラスト
これでもイラストとしては成立はしてますがちょっと画面が弱いかな…と自分で思いました。
物足りなかったのは以下の3点です。
・お祭りをイメージしてたのに牛の山車がこじんまりしている
・左の住人たちが雑でその場にいるだけになっている
・主人公に物語を感じない
■調整1 空を華やかにする
まずはお祭り感を出すために空にパースに沿って飛行物を並べました。
これは「神楽鈴」といって巫女さんとかが神事で使うやつを参考にしてます。
パースに沿って並べることで空の空間の広がりも強調されたと思います。
また画面上部には半透明な赤い布をたなびかせることで直線的なオブジェクトの並びに少し変化を加えました。
■調整2 キャラの追加とモブの修正
左下にキャラを一人を追加しモブの衣装とポーズを調整しました。
気づいた人は居たり居なかったりですが左下に追加したネズミ耳のキャラクターは
去年の年賀状のメインキャラです。
ウーバーイーツの流行に合わせて宅配業者のイメージで描いていました。
今年の年賀状ではたまたまメインキャラが年越しそばを食べてる。
じゃあこれは鼠年のキャラが宅配したことにしようということでキャラ同士の繋がりを持たせるとともに鼠年→丑年へバトンタッチといった意味合いも含めています。
あとから追加した設定のせいであくまでおまけ要素になってしまったのが残念ですが…
最初から思いついてればもっと関係性を描けたんですけどね。しょうがない。
モブも衣装の系統をメインキャラ達と統一し男性キャラはただ突っ立っていたのを宅配されたそばをすする姿に変更しました。
目的がない・行動がないモブキャラは何の演出用途にも使えないので
せっかくなら絵の中の世界観やライブ感をだすために何かしら役割や行動を考えてあげた方がいいのかなと思います。
■最終調整 緑の看板を足す
右側になんとなく緑の光が入ってましたが弱すぎたので
ばきっと四角く緑の看板を入れました。
画面が赤・紫系統で染まっていたのでアクセントとして
別の色が欲しかったからです。
位置が画面の端すぎて良くなかったかも知れませんが、かといってどうでもいい
看板を目立たせたくないので入れるか入れないかは最後まで迷いました…
平面配色って難しい。
今回は前回収録予定だった部分なので
短いですが以上でこの絵の解説は終了です!
動画を撮っていなかったのもあり、ざっくりとした解説になってしまいましたが
技術面よりは「画面構成する際に考えていること」を重点に解説させていただきました。
塗りの手順などは僕の画集やpixiv senseiでもメイキングがあるのでそちらもぜひ御覧ください。
https://sensei.pixiv.net/ja/course/33