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七重山吹
七重山吹

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2人のクリスマスプレゼント


2人のクリスマスプレゼント

 12月も半ばを過ぎ、冬の寒さが一段と厳しくなっていく中、街の景色はクリスマスムード一色になっていた頃。

 ここは、シンプルな部屋の中にぬいぐるみや可愛らしい小物が並べられた少女の部屋の中。そこに青い髪と赤い髪の少女が2人並んでソファに座っている。

 二人は密着するほどの距離でお互いの手を握り合い、髪を撫で合う姿が可愛らしく、印象的だった。


「こうやって一緒に居られるのも久し振りね」

「……ん、そうだね」


 二人はニヤニヤと笑いながら語り合う。そう、今日は久しぶりに二人、水入らずで過ごせるのだ。そのためか、自然にお互いの距離が縮まってしまう。

 今、二人だけの時間を邪魔する者は何もない。


「ね、今日いいもの持ってきたんだ」

「え、いいもの?」

「うん、目を閉じてもらえる?」


 青い髪の少女エルは、赤い髪の少女ユイにそう言うと、彼女は少し首を傾げながらも目を閉じた。

 一体何なのだろう?ユイは言われたままに目をつぶり、閉じた目線の先で、エルがガサゴソと何かを取り出しているのが音でわかる。

 そして、部屋の電気を消す音が聞こえ、エルがユイの隣に座るのを感じた。


「もう、いいよ」


 エルの声を聞き目を開けると、そこには目の前のテーブル一面に広がる、光のイルミネーションが少女の部屋を明るくさせていた。


「わぁ……」


 それはちょうどローテーブルに収まるサイズだった。暗がりの中、少しづつ目が慣れていくにしたがって、光の正体も分かってくる。

 光輝く光源が規則的に並ぶそれは、まさにミニチュアサイズの都市が放つ、小さな夜景。

 箱の形をした光は高層ビルで、そんなビルを縫う様に道路が敷かれて、路上を走る車のヘッドライトとテールランプが引っ切り無しに動き回っている。

 今流行の小人が住む惑星のレプリカ都市だ。しかし、レプリカとはいえ、その街に住んでいる小人は本当に生きているのだ。


「どう?綺麗でしょ?」

「うん……」


 ユイは素直に頷く。いつもなら、エルがそんな素敵なものを持ってくると大袈裟なぐらいに褒めちぎっていただろうが、今はただ目の前の光の美しさに心を奪われていた。

 だからだろうか、いつも口にする台詞が、今は熱を帯びた情熱的なセリフに聞こえてくる。


「ありがとう……エル大好き」

「私もだよ、ユイ」


 そう言って、エルはユイに顔を近付ける。そして、そっと優しく唇を重ね合わせた。それは、いつものキスよりも長いキス。お互いの気持ちが通じ合って、初めてしたキスのように、唇で感じるお互いの柔らかくて瑞々しい唇の感触と体温、そして、全身で感じるお互いの鼓動。

 甘くて切ない……それでいてとても幸せな気持ちに包まれる。

 お互いがお互いを感じ合い、身体中が熱くなる。


「ぷはぁ……」

「気持ち良かったね」


 エルは口を離すと舌舐めずりをしながら聞く。ユイもどこか恍惚とした表情で、小さく頷いた。


「でも、このミニチュア都市、高かったでしょ?なんで買ってきてくれたの?」

「私がユイを喜ばせるために、何でお金貯めたか分かってないの?」


 エルは少し呆れたようにため息を吐くと、ユイは驚いたような表情を浮かべる。


「え、そうだったの?じゃあ……」

「うん、そういうこと」

「そっか……ありがとうエル」


 そう言って再び顔を近づける二人。今度のキスは軽い啄むようなキスだ。お互いの唇の感触を楽しむ様に優しく、唇の柔らかさを確かめるキスを何度も繰り返す。優しく、水気を含んだリップ音が暗い部屋の中で、繰り返し何度も聞こえた。


 しかし、今度はそれだけでは終わらない。お互いの唇に少し開いた隙間から二人の舌が絡み合う。お互いに舌と舌を絡め合い、歯列をなぞり、口の中を舐め回す。

 静かな部屋に響く水音と息遣いの音が二人の興奮を高めていく。そして、二人は求め合うように、身体を抱きあい、さらに密着させた。


「んっ……んん……」

「っん……」


 ユイの口の中に入ってくるエルの舌の感触は温かくて柔らかいものだった。それは自分にとって慣れ親しんだパートナーの感覚で、それがとても心地よく感じられる。そして、エルも彼女の口の中で舌を暴れさせていくたびに快感を得てしまう。


(口の中、気持ちいい……)


 二人は幸せな気持ちになるキスに夢中になった。お互いの舌を絡め合う度にゾクゾクとした快感が走り、口の中から広がった甘美な刺激に全身が蕩けてしまいそうだった。


「ねぇ、もっと……」

「うん……」


 エルのおねだりに応えるようにユイはさらに激しく舌を動かし始める。お互いの唾液を交換し合い、何度も何度も激しいキスを二人は繰り返した。そして、二人の吐息は荒くなり、息が続かなくなるまで二人は夢中になってキスをする。


「ねぇ、そろそろ……いい?」

「うん、いいよ……」


 二人はゆっくり唇を離すと、唾液の糸が引いて切れる。お互いの顔も真っ赤になっているのがわかるほどに身体が火照っていた。そして、ユイはエルの手を引き、ベッドに連れて行こうとするが……。


「これ使っちゃお?」

「え、でもこれ、エルが買ってくれた街だよ?」

「いいの、ユイと一緒に楽しみたいから」

「エル……ありがと、すごく嬉しい」


 そう言って、二人はテーブルの前で座りなおすと、もう一度キスを交わしあった。

そのまま何も言わず、お互いに服を脱ぎ下着姿になると、エルがユイの胸に手を置いた。


「んっ……」

「相変わらず可愛い声出すんだから」


 エルにはないユイの大きく育った柔らかくて温かいたわわな肉塊を確かめるように、5本の指でその弾力を味わう。その度に彼女は可愛らしい声で答えてくれる。


 エルがクスクスと笑うと、お返しとばかりにユイもエルのヘソ回りのお腹を撫で回して反撃する。運動部らしく引き締まって割れたお腹を指の腹で撫でてあげるとエルはビクッと反応して声を上げてしまうのだった。


「ひゃん!もう、いきなりやめてよ」

「えへへ、お返しだよー」


 二人はじゃれ合う様にお互いの身体を触り合ったり、キスを交わしたりした。その度に身体が熱くなり、二人の息も荒くなっていく。

 そして、ついに我慢できなくなったのか……エルはテーブルに乗せられていたミニチュアの街に手を伸ばすと、一番近くにあったビルをそっと摘まみ上げる。

 ビルは地面からもぎ取られると、明かりが消え、ただの模型じみた箱になった。そして、エルはそのビルをユイの胸の谷間の上に乗せると……優しく彼女の胸を寄せ上げてみる。


 クシャっと、呆気なく粉砕される小さなビル。ユイの白い乳房の前では、そのビルはあまりにも脆かった。

 彼女の谷間に張り付くビルの残骸。それに交じって、小さく蠢くものが複数。それはこのビルの中にいた生存者たちだ。小さくて、無力な彼ら。しかし、彼らが生き残るために必死になっている姿を見て、この小人を自分たちの赴くままに好き放題に出来ると想像すると、ユイは背徳的な興奮を覚えてしまうのだった。

 エルも同様に興奮していた。ユイの胸に挟まれて命乞いしている様に見える極小の人間たちを見ていると、無性に虐めたくなるのだ。


「ねぇ……舐めてほしい?」


 エルがユイの耳元で囁くように問いかけると、彼女は小さく頷いた。その反応に満足すると、そっと彼女の胸に手を伸ばし優しく揉み始める。そしてもう片方の手でもう一つの胸を掴み上げると、彼女の乳房の汚れを一つ一つ丁寧に、ゆっくりと、味わう様に舐め上げた。


「ぁん……っ」


 ユイは小さく悲鳴を上げて身体を仰け反らせる。しかし、エルは逃がさないとばかりに彼女の背中に腕を回し抱き寄せると、再び胸元に舌を伸ばす。そして、ゆっくりと味わうように舌を這わせていく。彼女の胸の上で逃げ回る小人を一人残らず舐めとる様に、執拗に、ねっとりと、丹念に舐め続ける。


「ん……エル、そこばっかり……」

「だって、ユイのおっぱい美味しいんだもん」


 そう言ってまた一舐めする。その間も片方の手はしっかりとユイをホールドしている。ユイを強く抱き締めるその腕からは、絶対に離さないという意思が強く感じられるほどだった。


「エルばっかり……私だって……」


 ユイもミニチュアの街に手を伸ばした。その先にあるのは複数の路線が集まるターミナル駅だが、巨大な彼女にとっては小さな玩具がある場所でしかない。


 今はただ、この小さな街を使って、エルと一緒に気持ちよくなりたい。その一心でユイは駅に停まっていた電車を一編成つまみ上げると、1両づつもぎ取っては、ちぎれた連結部を下にして、軽く振って中にいた乗客を掌に集めてゆく。

 ユイの手のひらは捕まえたミクロサイズの小人でいっぱいになった。


 少女はそれをエルに見せる様にして、口に近づけ、舌を出して、掌の小人を舐めとってしまう。

 それを見ていたエルも、ユイから掌を差し出されると、何も言わずとも自然と彼女の手に乗った小人を舐めとり、口の中に放り込んでしまった。

 二人の唾液に塗れたユイの手のひらには、もう小人はほとんど残っていない。


「エル……きて……」

「うん……」


 再び顔を近づける二人。今度のキスは唇を押し付け合い、お互いを貪るようなキスだ。お互いの唇の感触を楽しむ様に、唇を押し付け、柔らかく押し返してくる相手の唇の感触を楽しむキスを何度も繰り返す。

 しかし、当然それだけでは終わらない。お互いの唇に少し開いた隙間から二人の舌が絡み合う。お互いに舌と舌を絡め合い、歯列をなぞり、お互いの口の中を舐め回す。


「んっ……んん……」

「っん……」


 二人の舌が絡み合うたび、口の中に入れた小人が絡み合った舌の上で巻き込まれ、ぐちゃぐちゃに潰されてゆく。

 お互いの唾液が混ざって粘度を増した液体が口内の小人たちに襲いかかる。

 二人の口の中で絡み合いながら暴れる巨大な舌に巻き込まれながら唾液の海に溺れ、力尽きた物から、お互いの口の奥へと流されていく。

 そして、二人が舌で押し潰しあいながら嚥下する度に、口の中の小人は減ってゆき、恋人同士のキスで小さな命が消費されていくのを体で感じる。


 小人を使った接吻はさっきのキスよりも遥かに気持ちよかった。

 自分たちの快楽のために、人知を超えた巨大生物が、小さな命を喰らっている。

 二人の少女はうっとりとした表情で互いの唇を求め合い続ける。小人達の命が搾りカスに変わっていく感触を舌で感じながら、二人はキスだけで軽く絶頂を迎えてしまった。


「「んっ……!!」」


 ユイは身体を仰け反らせ大きく震えると、ビクビクッと痙攣してエルにしだれかかる。

 二人の吐息は荒くなり、気付けば息が続かなくなるまで二人は夢中になってキスをしていったのだった。

 そして、お互いに舌と舌を絡め合い、唾液を交換し合い、何度も何度も激しいキスを二人は繰り返した。


 そして、次に二人が求めるものは一つだけだった。それは……お互いをもっと感じとり、愛し合うことだけ……。

 ユイはエルに押し倒されるようにテーブルのミニチュアの上に横になると、その上に覆いかぶさるようにエルが乗りかかる。


 ユイの背中の下では、無数のビルや車が押しつぶされていたが、二人にとっては、もうそんなことどうでも良かった。

 今大切なのはお互いのことだけで、それ以外は全て、破壊しようが、蹂躙しようが関係ない。


 ユイの上に馬乗りになったエルは舌なめずりをすると、少し垂れてきた前髪をかき上げる。その姿があまりにも艶っぽくて、ユイは思わずドキッとしてしまう。

 そして、エルはユイに軽くキスすると、再びミニチュア都市に手を伸ばした。今度は、先ほどよりも、もっと大きなビル。きっとこの街の中では天に届くようにそびえたっていたのだろう。

 しかし、エルの指に摘み上げられた途端、まるで細長い鉛筆のように見えてしまうのだから可笑しい。


 エルはそのビルを自分の口に咥えると「んっ」っとユイに差し出した。

 今しがたミニチュアの街の中では威容を誇っていた高層建築物だったが、ユイの目からは、最愛のパートナーの唇に咥えられた飴玉のような物に見えてしまう。

 もし、あの中に生存者がいたとすれば、室内は巨大な少女の吐息で温められて、高湿度の空間をのたうち回っているのかもしれない。


 でも、その発生源が愛するエルのものならば、その巨大なサウナの中に飛び込んで行っても悪くないかもしれない……。


 すでに出来上がって思考もまどろんできたユイは、そのビルにしゃぶりつくと、エルの唇に自分の唇を重ね合わせ、唾液と一緒に口の中の物を吸い上げた。


 ジュル……、ルルル……。

 お互いの唾液とビルが混じり合い、口の中を満たしていく。

 その感覚はとても甘美なものだった。ユイは恍惚とした表情で、ビルを舐め回していると、外からエルの舌が入り込んできて、ユイの舌に抱きつくかのように、絡み付いてきた。


 少女たちの口内に閉じ込められたビルは光を失った暗闇の中で、上下から挟まれるように、二つの巨大な舌が襲い掛かり舐めまわされてしまう。口内で二人の少女の舌に蹂躙されたビルは、唾液と混じり合い、その身を巨人の舌で削ぎ落とされ、徐々に細く痩せ細ってゆく。


 二人は絡み合う舌の間でビルを弄ぶ。

 舌で押しつぶす様に擦り合わせ、唾液を塗り込む様に絡み合った。


「んぅ……んっ」


 無機質な高層ビルに味などないのに、心通ったパートナーと共に味わうと、ミニチュアのビルは何とも言えない甘美なものに変わる。その中に幾千のちっぽけな生命体が、閉じ込められているのだと思うと、背徳的な劣情が湧き上がってくる。


 それは、二人が味わっている性的な快感と相成って、二人をより深い絶頂へと誘うのだった。

 そして……限界を迎えたビルは二人の口の中でぐしゃりと真っ二つに折られ、巨大な舌が逃げ回るビルの残骸を追い回すように転がしていた。


 当然、ビルから投げ出された小人も一人残らず巨大な舌に絡めとられてしまい、唾液の海に引きずりこまれてしまう。

 その後、ごくんと嚥下音を立てて、エルとユイはミニチュアのビルを飲み込んでしまった。


「美味しかったね?」


 ユイが問いかけると、エルはニッコリと笑って答える。


「とっても甘かったよ」


 そんな可愛らしい感想を述べる彼女に、思わずキュンっとしてしまうユイだった。

 そんな彼女の唇を塞ぐようにキスをしかけてくるエルに答えていると、今度は下腹部から快感が込み上げてきた。


 もう、燃え上がってしまったものは、どうしようもない……。ユイは、エルの首に腕を回すとそのまま自分の上へと引っ張り込んでしまう。そして、覆い被さってきた彼女を受け止める様に抱きしめると、お互いにギュッと力を込めた。

 お互いの身体が密着し、体温が交換される。トクントクンと鳴り響く鼓動の音すら愛おしく感じた二人は、何度もキスを繰り返す。


「んっ……んっ……」

「ちゅ……ちゅっ……」


 お互いの唇をついばみあいながら身体をまさぐり合う二人。気づけばお互いに服も下着も脱ぎ捨ててしまっていて、生まれた姿のまま抱き合っている。

 二人の間で、山のように巨大な四つの乳房が互いを揉み合って形を変える。巨大な肢体が動き 乳が擦れ合い、その動きは二人をのせたテーブルを揺らし、ミニチュアの街を激しく揺らす。


 そんなことをしている側で、二人が投げ捨てたブラがミニチュアの街に墜落し、大質量の少女の下着がゴミクズサイズのビルを押し潰して鎮座しているのだが、夢中になって抱き締め合う二人は全く気づく素振りも見せない。


 ミニチュアの街が灯す光に照らされて、淫艶に映る二人の巨大少女。白い大理石の彫刻を思わせるような美しい身体は、どこか艶めかしくもあった。


「んっ、ちゅ……ユイ……」

「ん……っ、エル……」


 何度も何度もキスをし合う二人。キスを繰り返しながらお互いの身体を愛撫していくと、それだけで意識が飛びそうな程の快感が全身を襲う。


 ユイは無意識のうちに両足を上に乗るエルの腰に回し絡め合わせると、自分の方へと引き寄せて密着させた。

 二人の胸同士が潰し合い形を変える度に甘い刺激が走り、ミニチュアの街には大地震が襲う。


 互いに揉み合い、絡ませて、寝返りを打つたび、巨大少女の背中に押し潰された跡が痛々しく刻まれ、そこには街の残骸すら残さず、跡形もない広野に変わり果てていた。


「ユイ、もう、我慢できないかも……」

「私も……もう我慢できそうに無い」


 二人は見つめ合うと笑い合った。そして再び口づけを交わすと、エルはそっとからだを捻り、ユイの下腹部に顔を沿わせる。

 ユイもエルの太ももを優しくつかんで、彼女の股の間へと顔を埋める。


 二人はいわゆるシックスナインの姿勢になり、お互いの股間へと舌を這わせ始めた。

 エルは優しくユイの割れ目に舌を這わせる。そして、そのまま軽くキスするように何度も押し付けてはその奥にある秘所を舐め上げた。その度にユイの身体がビクビクと痙攣し、嬌声を上げるが、エルは決して口を離そうとはしなかった。


「あんっ……そこ、くすぐったぃ……」

「んぅ……んふ」


 エルはユイの弱点を見つけると、そこばかりを集中的に責め始める。


「ちょっ、ちょっと待ってぇ、だめだよぉ……」


 突然の強い刺激に戸惑いの声を上げるが、彼女は止めようとしなかった。さらに激しく舌を動かし続ける。ユイの口からはもはや意味のある言葉が発せられていないが、それでも構わず責め続けた。


 攻められているユイは負けじと、地面に広がるビル群の中から程度の良さそうなビルを見つけて、つまみ上げると、パートナーの秘所にあてがう。そしてそのままエルの割れ目へと近づけて、ユイはちっぽけなビルをエルの秘所に押し付けた。


「ちょっ……あん、やめっ……」


 ピンク色のエルの割れ目は、たっぷり涌き出た蜜によって、非常に滑りやすくなっている。


「ひゃっ、ぅん!……もぅ…」


 ユイはそのビルの輪郭を、円を描くようになぞっては押し付けたりを繰り返し始める。


 今までとは比べ物にならない程の刺激がエルを襲う。親指サイズのビルの質感はゴリゴリしていてとても小さい。その小さな建物がエルのクリトリスを激しく責め立てるのだ。


「ユイっ……待って、まってぇ……」


 必死に止めようとするが、快楽に染まりきった頭ではもはやどうすることもできなかった。今度は逆に自分の割れ目を責め立てられてしまう始末だ。


 一方のユイは、ミニチュアサイズのビルでエルの割れ目を攻め立てるのに夢中で、刺激に悶えるパートナーの制止は耳に入らない。

 エルのアソコは溢れだした愛液で洪水状態だ。ピンク色に怪しく光る割れ目にミクロサイズのビルをねじ込み、エルの膣壁に擦り付けるように前後に動かす。

 エルの愛液ですっかりドロドロになってしまったビルは、巨人の指の動きに合わせて、くちゃりぬちゃりといやらしい音を奏でている。その音を聞いているだけでも頭が蕩けてしまいそうになるほど官能的だった。


 ビルに取り残された人間からは、自分達の何百倍もの大きさを誇る巨人の性器に入れられて何を思うだろうか?

 まさか最後に目にする光景が、年端もいかぬ巨大少女の性器になってしまうとは夢にも思わなかっただろう。


 エルは押し寄せる快感に身体を震わせて、いつしかユイの秘部を舐めていた舌の動きを止めてしまっていた。


「ひゃんっ!!あっ……やぁん!あぁっ!だめっそれ……」

「ふふ、エルどうしたの?さっきから自分だけ気持ちよくなって、お口が止まってるよ?」


 ユイは舌なめずりをして、新しいビルをつまみ上げると、ゆっくりとエルの割れ目に押し付けた。


「やぁっ!だめぇ……」


 制止しようとするエルだったが、それは言葉だけの抵抗でしかなく、身体は何一つ動いてくれない。そしてユイはゆっくりとビルを押し入れてゆく。

 ゆっくり……ゆっくりと押し入れられてゆき、ついにはエルの秘所に飲み込まれてしまった。するとそこからもたらされる快感に背筋がゾクゾクするのを感じた。


「ほら……見て……、ちっちゃいビル、全部エルの中に入っちゃったよ?」

「やだ……言わなくていいよぉ……」


 泣きそうな声で答えるエル。その姿を見て嗜虐心をくすぐられたユイはさらに責め立てることにする。


「ほら、ここ、擦られるの好きだよね?」

「や、ああん!!」


 ユイはエルの膣内でビルを激しく暴れさせ、内壁に擦り付けるように動かした。

 巨大少女の蜜壺の中で掻き回される、小さなビル。愛液でたっぷり濡れぼそったその中は、さながら洗濯機に入れられたみたいに、巨大な彼女の性感帯にぶつかり、刺激する。

 そのたびにエルの身体が跳ね上がり、嬌声が上がった。


「んっ……あっ……だめっ……」


 エルは必死に声を抑えるが、それも長くは続かない。小さなビルを使った強烈なマッサージによって、何度も絶頂を迎えさせられてしまうのだ。


 もうダメ……これ以上されたら壊れちゃう……!!そう思っても身体は言うことを聞いてくれない。それどころかどんどん敏感になっていってしまっている気さえする。

 その甘美な刺激に身体を震わせながらエルはひたすら耐え続けるしかなかった。


「ねえ、エル、気持ちいい?」


 そんな問いかけに答える余裕などあるはずもなく、ただただ喘ぎ声を上げ続けながら耐えるだけだったが、それを肯定と捉えたのかユイはひたすら愛撫を続けた。

 だがその圧力に耐えられなくなったビルは、やがて、エルの小さな割れ目のなかで崩壊してしまった。


「んぁああっ!イクぅう!!」


 その瞬間に大量の愛液を吹き出させてしまい辺りに撒き散らすように絶頂を迎えた。同時に凄まじい快感が身体中を駆け巡り、脱力したかのようにぐったりと、瓦礫まみれのミニチュアの街に横たわった。

 ユイも、エルのとなりに添い寝するような形で横になる。


「エル、お疲れ様……」

「うん……とっても気持ちよかったよ……」


 二人は微笑み合うと軽く口づけを交わした。ミニチュア街の至るところで、サイレン音が鳴り響く。二人の巨人の情事が落ち着いたことで、街の喧騒が、やっと聞こえるようになってきた。

 二人が絡み合いながら、押し潰した街の街区は、全てぺしゃんこに押し潰され、動いているものは何処にもない。

 破壊を免れた所は、巨人の振動で大地震に見舞われた有り様だが、まだ都市機能は辛うじて機能している。

 そして、巨人たちの股下は半ば洪水状態だったが、生存者たちはまるで池に落ちた虫けらのように、その湖から抜け出そうと懸命にもがいている。


 そんな地上の混乱とは打って変わって二人の巨人の間にはまったりした時間が流れる。

 ユイはエルの汗で濡れた前髪をそっと書き上げ、エルの耳元で囁く。


「ねぇ、もう一回やろうよ……」

「んっ、もぅ……」


 その言葉に一瞬躊躇してしまうが、すぐに気持ちを切り替えて頷き返すのだった。

 2人はまた抱き合うような形で絡み合っていた。

 いつものベッドとは違う、本物の生きた街の上。そこでお互いの愛を確かめ合う為だけに、お互いの身体を貪り合うように絡み付き、ただ己の性欲のみを満たす。

 何万人という人間たちの視線を感じる。あられもない姿で、自分達の行為がたくさんの人たちに見られてしまっているのだ。


 ただの野外露出だけでは味わうことのできない解放感。

 けれども、この小さな街の人間たちでは、自分達をどうすることもできない。

 世界の理をねじ曲げてしまう程の、圧倒的な優位性。

 たくさんの人間に見つめられて、羞恥心が沸かないこともないが、これ以上に、二人が愛し合うこの姿を見せつけてやりたい、そんな気持ちも強かった。


 エルはユイの身体を抱きしめると優しく撫で回していく。


「んっ……はぁ……」


 吐息を漏らすたびにビクビクっと身体を震わせるユイ。


「ユイ……愛してるよ……」


 エルはそういうと彼女の唇を塞いだ。最初は優しくついばむようなキスだったが徐々に激しくなり、お互いの舌を絡ませ合うような濃厚なものへと変わっていった。


 先ほどのお返しのつもりなのだろうか、今度はエルがユイの上にのし掛かり、ユイの口内を蹂躙してゆく。


 復讐に燃えた少女の舌は、歯茎や頬の内側まで余すことなく舐め回してゆき、ユイを追い詰めていった。


「んっ……んんっ!!」


 たまらず声をあげるユイだったがエルはお構い無しに彼女の口を犯し続けた。ようやく、ユイが熱烈な口内愛撫から解放されたのは、お互いの息が尽きてからだった。


「はぁ……はぁ……」

「ふぅ……」


 二人は満足げに微笑むと、再び口づけを交わすのだった。


「もぅ、エルったらキスばっかり……」

「んフフ……だって、キスされるときのユイの顔、可愛いんだもん……」

「ばか……」


 ユイは顔を背けるがその耳は真っ赤だった。そんな所も可愛くて仕方がないと思ったエルは再び、唇を重ねた。

 お互いの唾液を交換しあうような激しい口付けが続く中、エルの手がユイの巨大な胸へと伸びた。彼女の細い指先が豊満な乳房を包み込むように触れると優しく揉みほぐしていく。


「んっ……ふぅん」


 少しくすぐったそうに身を捩らせるユイだったが、その表情はとても嬉しそうだ。

そんな表情を見たエルはさらに興奮してしまうのだった。


「そうだ、あれ使おう」


 エルは身体を起こして、四つん這いのまま、ミニチュアの街を進んだ。四つん這いになってなお、この街のどの建物よりも巨大なエルは、低い姿勢のまま、街の至るところを見渡せる。


 そして、彼女が目を付けたのは、小さな街のなかでも、飛び抜けて背の高い電波塔だった。

 夜景を彩るようにライトアップされたその塔は、他の高層ビルよりも2〜3倍ほどは大きかった。


 しかしながら、エルたち巨大少女の前では、30センチにも満たない矮小な建造物にすぎない。

 エルは、塔の壁面を片手でつかむと、すぐにメキっと、音を立てて歪んでしまう。だが、せっかく見つけた、使えそうな玩具を壊すわけにはいけない。

 エルは丁寧に、慎重に、絶妙な力加減で電波塔を手に持つと、そっと力を込める。すると、まるで柔らかい花壇の土から草花を抜いた時のように、軽々と抉り取られてしまった。


 少女は、引き抜いた戦利品を手のひらに載せると、満足げに笑みを浮かべた。塔の展望の窓ガラスからは、小さな蠢くものが見えた。恐らくこの展望台にも小さな住人が、取り残されているのだろう。

 せっかくだし、この後行う二人の行為に参加してもらおう。


 エルはミニチュアの街に横たわるユイの元に戻ると、手にした電波塔の根本の部分を自分の股間に入れた。

 愛液で濡れた割れ目は、電波塔を、意図も簡単に受け入れ、展望台がある先端を残して塔の半分以上を飲み込んだ。

 そして、股間から顔を出した電波塔の先端をユイの割れ目にあてがう。


「入れるよ、ユイ」

「うん……」


 ユイの返事を聞いた後、エルは少しずつ双頭ディルドと化した電波塔を彼女の花園に差し込む。ゆっくりと塔が小さな割れ目に飲み込まれてゆく。


「ふっ、んっ……、ど、どう?」

「あっ……入ってくる……入ってきちゃうぅ」


 どんどんと中を進んでくる塔に身体を震わせながらも、快楽を感じているのか甘い声を漏らすユイ。

 やがて、ズブブッと音を立てて電波塔の先端が完全に埋没してしまった。

 まるで少女たちの陰毛のない性器がキスをしたかのように、二つの陰唇がピタリと重なった。


「ふぁあああ!?す、すごい……エルのが、お腹の奥まで、入ってきた!!」

「こっちもユイのアソコが、キュンキュンしてるの、伝わって……これ、ダメぇぇ!!」


 エルとユイの陰唇が、お互いの股間でこすれ合い、そこから甘い刺激が脳髄まで駆け巡る。二人は思わず悲鳴にも似た喘ぎ声を上げてしまっていた。


「ふぁ……んぁああっ!」

「ひゃっ、あぁん!!」


 少女たちの喘ぎ声が夜の街を揺るがす。

 双頭ディルドの代わりに差し込まれた電波塔の刺激は予想以上だった。どちらかが快感に身を震わすと、電波塔を伝って相手の性器を刺激する。


 その刺激に相手が悶えるとまたその動きが相手に伝わり悶えさせる。その無限ループにより、二人の脳を蕩けさせる程の快楽を生み出していた。

 エルもユイもその快感に夢中になっていた。


「はぁ……んんぁ!いやぁ!!また、くるっ!!」

「ふぁぁあぁん!?くりゅぅうう!?」


 2人が同時に絶頂したのだろう。二人から愛液が洪水のように溢れ出して街を濡らす。二人はビクビクっと体を震わせたあと、落ち着くため、深い深呼吸を重ねる。



「「ふぅ……」」


 ある程度落ち着くと、エルはいよいよ腰を動かし始める。


「ユイ……動くよ?」

「うん……きて……」


 2人は同時に腰を前後へと動かし始めた。お互いに腰を動かして突き上げるたびに、強烈な快感が全身を走る。

 テーブルが二人の動きに合わせてギシギシと悲鳴を上げる。


「はぁ、んっ!!きもちいぃ……」

「くっ!あぁっ……んん」


 しかし、少女たちの所有物となったミニチュアの街は、それどころではない。

 巨大少女たちが、腰を振るたびに、大地が上下に跳ね上がるくらいに、揺れ動かされる。

 それは比喩などではなく、街を置いているテーブル事態が激しく揺れ動いているため、そこに置かれたテーブルサイズの街はひとたまりもない。

 文字通り、天地がひっくり返るほどの揺れがミニチュアの街を襲う。

 車やトラックは勢いよく垂直に弾き飛ばされる。ビルですらメトロノームのように揺さぶられる。

 住民が逃げる猶予も、生き残る僅かな時間さえも与えない。まさに蹂躙だ。


 そんな凄惨な光景をよそに、2人は一心不乱に腰を動かし続け燃え上がっていた。世界を揺さぶるレズビアンショーは収まる気配を全く見せない。


「エルぅ!あぁん!!すごいぃ」

「ユイっ……んぅ、こっちもぉ!」


 2人の興奮は最高潮に達していた。限界が近いのだろう。今までで一番激しい動きでお互いを責め立てる二人。その振動で大地が揺れると同時に、二人の秘所に挟まれた電波塔が悲鳴を上げながら形を変えてゆく。


 二人の絶頂期寸前の膣圧が矮小な電波塔を締め上げようとしているのだ。二人が本気になれば、一瞬で膣圧で粉砕してしまう。だから二人は本気で締めないよう加減するように力を抜いていた。

 しかし、世界有数の建造物である巨大電波塔も、巨大な彼女たちの前では紙くず同然にすぎない。加減している二人の膣がキュッと引き締まるたび、矮小な建造物が歪な形に変わろうとしている。


 展望台にいた人間たちは、ピタリとガラスに張り付いたピンク色の粘膜による締め付けがきつくなっていくのを、ガラスに入ったヒビの広がりで気付くかも知れない。


 ただ、それには凄まじい力で上下にシェイクされる巨大少女たちのピストン運動に耐えられればの話だが……。



「んっ!あぁん!!エル、もう……私っ!」

「わ、私も……い、イキそう!!」

「あ、あああ、エル、エルお願い。手を握ってて……!」

「うん、わかった……いっしょにいこ?」


 少女たちがお互いの手を強く握り締める。

 2人は絶頂に向けてラストスパートをかける。そして遂にその時がやってきた。


「イッ……イクッ!あぁん……ぁああああああああ!!」

「ひぅ……!ぁああああ、ぁあああああああああ!!」


 2人は絶叫とともに、潮を吹き出す。それと同時に強烈な快感が全身を走り抜ける。全身から力が抜けてしまうほどの衝撃で頭が真っ白になってしまう。


 絶頂した膣圧はお互いに差し込んでいた電波塔は粉々になり、激しい潮吹きで残骸をミニチュアの街に撒き散らしてしまう。


「はぁ……あぁ……」

「……んんぅ」


 2人は手を繋がったまま余韻に浸っていた。お互いの荒い息遣いだけが聞こえてくる。

 エルは、ゆっくりと立ち上がった。愛液が、ミニチュアの街へと流れ出し、車を押し流してミニチュアの街を埋め尽くすように流れる。

 そんな街を見下ろしながら彼女は呟く。


「すごい気持ち良かったね。ユイ」

「うん……なんか、凄いえっちしちゃったね」

「ユイのあえぎ声すごかったもんね。この街の人には怪獣みたいに聞こえたんじゃない?」

「もう、エルだって声凄かったくせに」


 二人は笑いあうと、メチャクチャに破壊され、電灯の光が消え失せ、燃え盛る炎で彩られた夜景を見ながらキスをした。


「あっ、そういえば私のプレゼント、まだ言ってなかった」

「ユイのプレゼント?」

「うん、実はね、小人が、たくさん繁殖してる星の旅行ペアチケット手に入ったんだ~」

「ホント!?」

「そうそう、しかも生態系に影響ない範囲なら生きた生態の持ち帰りもOKみたい」

「すごーい!それって小人も?」

「もちろん、なんでも80億匹くらい繁殖してるから、いくらでも持ち帰ってもいいみたい」

「やったぁ!楽しみだね、ユイ!」

「うん!」


 二人は再び抱きしめあうと、破壊され尽くされた夜の街を尻目に優しくキスをした。

 そして、粉砕されたミニチュアの街を後にし、瓦礫で汚れた身体をシャワーで洗い流しに、バスルームに向かっていく。

 二人が去った部屋には、ようやく平穏が訪れたミニチュアの街に響くサイレンの音だけが、ただ虚しく響き渡るのだった。



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