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AIによるアートについて(長い)

Midjourneyが話題になってるので便乗します。


まず最初に、

私は使ったことが無いです。

(使おうと思ったが手続き?がめんどくさいので止めた)

同様のAIについてもありません。

AIについても何ら専門知識を持たないですし、

知ってる情報は一般の方と同程度であろうと思います。

ですから以下の内容は私の自説ですので

勝手にそう考えてるんだ、程度に思っていただければ。

(さらに思ってることを書き連ねてるだけなので脈絡ない文章です…)


以上を前提でお読みいただければ幸いです。


まず、話題の中心は今後AIがクリエイターの職を奪うかどうかだと思いますが


これについてはあまり深刻なものではないかと思います。

AIによる制作がどれだけ向上しても、

それはAIがいちクリエイターとして新たに参加するというだけのことですし、

その市場参加や普及が市場にどのように影響をもたらすか?

これについてはアーティストやSF作家、技術者に聞くよりも

経済の専門家や企業に聞く方が正確でしょう、多分。


その他の影響をAIの特性から考えてみます。


AIによる製作が完全になると仮定して、

もし、個人で無料で簡単に作成できるとするなら

イラストなら個人で無料で欲しいものが正確に得られるわけですから

これは結構な影響がある気はします。

ただし、それは本来既存の作家が製作したものと同一になる可能性はないでしょう。

この同一の可能性がないというのはより複雑化した作業、

例えば漫画ではシナリオ展開があるわけですし、

どちらが面白いか、完成度が高いかは置いておくとして

時事問題からの影響や作家の個人的生活からの影響も

シナリオに強く影響していると十分考えられる訳ですから、

AIにはその影響がない=作家が得ていると同一の情報をAIに与える行為が

不可能(情報への主観は他者には入力できない)であるだろうから

完全な同一性はないと結論することが出来ます。


多少微妙な言い方になっているのは多かれ少なかれ

作家自体がAI的な制作をしているからです。

商業的なら尚更です。


まず、AIの制作を私がどのように考えているのかを説明します。

(以下長すぎるので適当に流し読みしてください…)


情報をぱっと見る限り、


 AIは現状では人間を認知していません。

やりすぎた印象派ともいえましょうか。

色彩と、形状、それらに付随する情報からの再構成、それのみです。

人間は骨格とそれを覆う筋肉、更にその上に皮膚があり、

文化的影響を受けた衣服を時代に合わせてきている…という認知ではない。


 現在、見るに堪えるレベルになった(私は最初AI気付かなかったです)のは

学習させる画像情報の蓄積が圧倒的になったこと、

以上の問題をそれを覆い隠せるほど画像から部分の情報を認知する能力、

つまり画面全体から構成される要素の分離(イラストからキャラと背景を分離、

キャラから人体と衣服を分離etc.)が正確に行えるようになったこと、

そしてそれら分離した情報を名前や属性、更に人間がどう認知しているかの

情報(可愛い、キラキラしてるetc.)の解析が進んだこと、

多分(どう作ったのか知らないので…)これらがネットを活用して可能になっている事。(情報の莫大さからデータベースよりはその評価情報も含んで扱えるネットの方が有効だと思います。両方だとも思いますが)


また、これら情報の蓄積、解析の他

情報による情報の再構成がかなり進んでいるのではないでしょうか。

これについてはDeepL翻訳がかなり口語的翻訳や意訳、

カタカナにしただけ翻訳をしている=意味や言語的構成の正確さばかりではなく

日常的なノリを再現しようとしている方向性から

そういった非言語性の再現をAIに取り入れる方が

より人間的で正確という流れがあると思います。

無論、技術者の流行り廃りは私は知らないので報道等からの推測ですが。

私自身もこの流れの方が正確さにつながるとは思ってます。


ちなみにMidjourneyの使用例を見る限り

機械翻訳との類似性を見出せるかと思います。

口語的な言葉(省略やスラング含む)の翻訳の不正確さ、

逆に論理的文章の正確さ(論文はめっちゃ正確…)からみられる

上記の非言語性の再現の困難さがMidjourneyにも見られるかと思います。

詩的な会話は正確性が出にくいと言えますかね。

とはいえ、目的の違うAIですから結果に違いも多いと思います。

羅列された文章でMidjourneyは正確さを増すようですが、

翻訳AIは文意が不明確になるのでそのまま直訳するか

口語的にしようとして意味不明になるかという結果になるでしょう。

また、AIによる意味不明な文章は大概評価されませんが

絵画の場合は意外性として評価されがちですかね。


とりあえずこのような感じにAIを私は認識しているのですが


人間との違いは物の情報の認識の違いが最も顕著だと考えます。

点を三つ描いて〇で囲えば人間は顔を認識すると言われますが

これはAIの認識ではそうではない事です。


現状のAIがそれを行うのには「点を三つ描いて〇」という画像を

=「人間の顔」という情報と結びつける必要があり

全ての「点を三つ描いて〇」が人間であるとは言わないことを認識する必要性があると思います。結果として出来るかどうかではなく

人間は三点を顔の構成の中心的要素としてそのディテールより上位に認識しているが

AIには三点は画像の構成要素の一つでしかない、という違いです。

この違いがどのような違いを生むか?

この人間のシンプルな認識は漫画等の記号化した表現を成り立たせます。

一方、AIは画像の構成要素をフラットに見ているため記号化した表現を生み出せない。(既にある記号的表現を再構成したものとして現状の表現)

実際にMidjourneyでの画像では顔を描けていないもの、

その他の要素との融合を果している部分が見られることから

これらの問題点が残り続けていると見做せます。

例えば他のMidjourneyのロボットのディテールを見れば

機械の部品の構築物ではなく画像的な機械っぽいものを機械っぽく再構成していると分かります。これはAIの中に機械という概念がそれらの画像的要素の統合としてしか存在していないと考えられます。


Midjourneyが顔や人体の再構築に成功例はあるのは

私のAI観からしてすごいなと思うのですが、

これは別の形で問題点をつぶしたものと考えます。

以上の問題は克服できてはいないものの、

主要な私たちの評価点に関わるもの、顔、人体は

画像を完全に分解せず、あくまで顔は顔で分類しそれらを

再構築という形ではなく合成、修正という形で表現しているのではないかと

予想します。あとはいっそ顔を描かないとか。

または上記のような情報の再構成だけでなく

人為的なプログラムで顔や人体の規定を盛り込んでいるか…。なんて考えます。

自分の絵を描いている時の感覚からいうと人間の造形美を追求すると

人間の形から外れてキュビズム的になる…感じなので

人間という形を制限として設けない限りは外れていく方向になると思います。


これは人間との違いだとは言いましたが、

人間は人間以外の認識が甘い傾向があるので

上で例に挙げたロボのディテールの問題は

私自身の絵にしょっちゅう派生しております(汗)

知識とそれをよく見ていた等の経験が無ければ

人間は背景とはさすがに融合させないものの、その物体について

容易に物理現象としても他の科学的構成要素も

かる~く無視します。それらの存在への理解より先に視覚的イメージがあり、

それだけでそれへの認識は十分と判断しているからです。

(例えばライオンを知っている人が解剖学的、生物学的知識を知っているわけではない。それをライオンを認識できないとはいわないが、絵を描けば知識がないので再現性がない。私によく起こる現象です)


違いはあるものの、類似的要素もあるのは

AIというか機械と人間(と動物)を区別しない立場の私にとっては

やはりという感じですね。


さて、やっと作家自体がAI的な制作をしている…という話に戻りますが

人間のAI的要素とは情報の集積と解析に基づいて

それらを再構築する…という行為は

私たちが学習するという行為と同じであるからです。


この学習したものからの出力という行為がAIとの類似性になると考えるのですが

これは逆に同一の学習は、同一(傾向)の出力を生むということでもあります。

先に商業性が高いと類似性が高まると述べたのは

商業性が(商業的な)モデルを用い展開することが多いからです。

(売れたものが商業性が高いと言ってるのではなく

売ろうとして製作することがモデル構築して製作する行為である)

このモデルは当然売れ筋に基づくものですから情報量が(商品が氾濫しているため)圧倒的なわけです。

必然的にAIの学習に組み込みやすく、モデルが存在することから

解析もより正確になると考えます。私たちが王道的展開とか

ありきたりとか、死亡フラグとか思い浮かべることが出来るという事は

モデルが存在している事を示しています。


これらの学習に基づく出力はAIに追いつかれる可能性が高く

場合によっては追い抜かれる可能性もあります。

機械的な技術的な部分は既に追い抜かれているので(すでにあるものの再構成なのだから当然なのですが)完成度が高い=モデルに忠実であるならば尚更です。


一方、それだけで制作している人は少ないかと思います。

個性はAIにもあるので(学習の偏りであれ、プログラム的なものであれ)

個性が人間との違いではなくなった…という話も聞きますが

先に述べたように、AIという個性が現れてもクリエイターが増えただけですので

個々人のクリエイターの個性には特に関係ないように思います。

AIが私と同じ絵が描けるようになっても

私が明日描く絵は

もし私の完全なコピーがいたところで

この私と同じ絵を描く可能性はないのと同様に

(その時々の気分に左右されまくってるので)

私もAIもコピーも全員別の絵を描くというだけです。

ですので個性は個別の作品ではなく絵柄の問題だけに留まると思います。

ただ、この辺りの問題は著作権の問題に帰したほうが良いと思うので

(個性とか人格ではなく実利の問題)割愛。


また個性というものの形成には

出力の多様性(失敗、技術不足含む)が大いに関連していると思うので

やはり人間が取って代わられる気がしないです。出力の傾向は多くのクリエイターがありとあらゆるものを完璧に描ける技術を持っているわけではない(ないよね?)

が、自分の描けるものに合わせて表現の方向性を決めていく面があるからです。

全員がそうだとは言いませんが結構な人がそうであるような気がします。


実際にとってかわられる場合、社会や経済的要素の方が決定的要素になるでしょう。

企業がお金払いたくないからAIしか雇わないとか言い出すとかですね。


Midjourneyの天才的発想みたいな見方はよく見ますが

どちらかと言えばAIの能力ではなく評価する側の問題でしょう。

奇妙な発想は=イマジネーションではなく意味を喪失した単純な組み合わせによって

起こっている(AIは美学によって選んでいるわけではない)。

そしてそれを選んでネット上であげている人のセンスが優れていると

考えたほうが正確かなと思います。

組み合わせ自体は誰でも総当り的に行えば可能ですし、

私自身もネタ出しにそういう思考方法をすることもある時もある。

(百合の総当たりとかよくやってる…)

逆にAI的な意味を喪失した要素の組み合わせこそが

天才の条件の一つだったりするかもしれませんね。一般性の破壊。

天才はAI的だともいえるというか。(侮蔑的意味は無いです)

組み合わせが作品として完成したものに見えるには

一定のイメージによる(視覚、技術によるもの含め)統合は成されていると

思うので、Midjourneyについては視覚的なイメージにより(油絵風とかアニメ風とか80年代風とか)統合に成功しているのではないかなと思えます。

私は良く失敗していてもしかするとこれが創作で

一番難しいんじゃないの?とか思わんでもない…。


AIは最終的にはネタ出しや基本的部分の構築させて後で自分で修正する等の

補助的な役割に落ち着くかと思うのですが、

これは企業の動向に大きく左右されるかとも思うので

予想というほどのものではないです。


私個人としては私がめんどくさいと考えてる部分や

発想にAIの手助けを求めたいところです。

発想については役に立つ、立たないをこちらで決められれば

でたらめでも十分役に立ちます。何ならサイコロで決めてもいいのです。

必要なのは自分にない、という条件なので

相手が意味を理解しているかは関係ないのです。

必要な意味は後で自分でつければいいですし、付けられないような

発想は自分には魅力的ではないという事ですから没にする。

サイコロよりはるかに具体的、詳細な発想(絵柄やタッチ含め)が期待できるかな。


…等と脈絡なく普段考えたりしてるのですが

いまいち創作の役に立てられてないのが若干悔しい。

SFネタを考えてるときは役に立ってるというか

逆に気にしすぎて何も書けなくなってるというか…(汗)

まあ、考えるのが趣味みたいなものなんでいいんですが。






AIによるアートについて(長い)

Comments

追記です。 AIと人間の差異について述べていますが、これは両者の本質的違いと考えているわけではないです。 人間がどう認識しているか?に対しての完全な解析がまだであるという事、それをAIの設計に反映させられていないことがここで述べた差異の要因であるので。 出力の速さ等人間との技術的違いは本質的な違いだと思います。もしAIが台頭する場合こちらが決定的要因になる。   ただ、表現は評価するものが人間であり、人間の表現と同じことが正解だとする以上、表現内容が人間以上になる(を作る)可能性は少ない。 描く側だけの問題じゃないのはゴッホが生前一枚しか売れなかったという例を挙げるだけで十分でしょう。

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