二の腕を掴まれたままキスをされた。
屋敷のペニスは僕の中へ挿入されたまま膨張する。もう慣れたとは言え、その大きさは僕の体のサイズに対して規格外だ。ミチミチと音がするような錯覚と共に奥が開かれる。痛いと感じたが、それは同時に気持ち良さも僕に与えてきた。
屋敷の唇は離れず、その舌は僕の口内をまさぐって上顎の裏をなぞる。息ができなくて口を大きく開くと、喉の奥を犯すかのように更に舌を差し込まれた。
「う、んぅ」
えずきを堪えるように屋敷の肘を掴む。苦しくても顔を逸らすことは許可されていない。僕は彼の口づけを逃げずに受け入れなければならないのだ。
密着した姿勢のまま奥をグリグリと突かれ、従順に躾けられた僕の体はあっさりと快楽の波にさらわれる。最初の頃は必死に抗おうとしたけれど、抱かれるようになって数年が過ぎた今はもう、無駄な抵抗などしない。屋敷とのセックスは気持ち良いのだ。嫌だと思っていても、それは変わらない。なら心が切り裂かれるような苦痛は早めに終わらせるほうがいい。それが唯一僕の得た、心を守る方法だった。
ペニスから精液を出さずに達してしまうのは酷く疲れるが、屋敷は僕にそれをさせるのが好きだった。今日も何度目かの絶頂を感じながらも、僕は一度も射精していない。目を閉じ、白くて大きな波に翻弄されたあと、僕はうっすらと瞼を開けてみた。
目の前には整った男らしい顔がある。眉間に皺を寄せて、僕の腹の中へ精液を吐き出している男。口はまだ塞がれている。彼は僕がこうされながら後ろを突かれるのが好きだからしてやるのだと言うが、僕からしてみれば、それが好きなのは彼のほうだ。
僕は彼が嫌いだし、気持ちが良い彼とのセックスも嫌いだ。彼にされることは全て嫌悪の対象でしかない。
僕の腕を掴んでいた彼の手は僕の背中へ回り、強く抱きしめられる。まるで恋人同士のようなセックスだな、と僕は回らない頭でぼんやりとそう思った。こんな風にまるで他人事のようにそう考えてしまうのも、自分の心を守るための方法なんだろうか。
何でも良いから早く終わってほしい。
ただそれだけを切に願い、僕は体の力を抜いて全てを屋敷との行為に委ねた。
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GW中、全然更新できなくてすみません。。。
ちょっとスランプ気味なのと、後半は暴飲暴食のために胃腸の調子を悪くしてしまいまして、色々と予定が狂ってしまいました。
今もまだ胃薬を飲んでいる状態なんですが、だいぶ調子が戻ってきたので、ちょこちょこと更新していきたいと思います。
煉瓦
2022-05-14 08:27:02 +0000 UTC煉瓦
2022-05-10 12:45:40 +0000 UTC