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● 確かな実力差でもって打ち倒したカナメを押し倒し、体位を変えたタクジは、さらにカナメの肉体を激しく貪った。 「あ、ぁぁ……、タク、兄……っ!」 「ふーっ! ふーっ! ……黙ってろ……、カナメ……」 ズチュ……ヌチュ……! 「んぁぁ……ぁぁ……、あっ……」 汗で艶めくカナメの体を、胸から割れた腹筋まで愛撫していく。 ...
●
「「はぁ……はぁ……!」」
喧嘩も、セックスも、上級年でありカナメを知り尽くしているタクジの圧勝。そのはずが、二人はともに荒れた息を交わしていた。
精神面では、自分も余裕がない。タクジはそれを絶対に悟られぬよう、カナメを責め続けた。
ズチュ……ヌチュ……!
「んぁっ! ぐぁぁ……っ」
「なに感じてやがる……、俺との喧嘩だぞ、テメェ」
腰が引けてキャンバスに崩れつつあるカナメを支え、自分の胸元に抱き寄せる。されるがままになっているカナメの性器などを愛撫しながら、低い声色で唸る。
厚い吐息をこぼしながら、低い声色でカナメの背筋を撫でる。
格上と認めさせられた男の魅力にほだされ、カナメはもう抵抗もなく、ひたすらタクジの行為をすべて受け入れ続ける。
「ん、ぁぁ……だって、タク、兄ぃ……っ!」
「甘えた声だしてんじゃねぇ……、オラ」
ズリュ、グリュッ!
「はぁ……はぁ……!」
「……あぁ、コラ……、参ったか、カナメ」
顔を振り乱して涙目になるカナメを押さえつけ、その性器をしごき、ゆっくり突き上げていく。
「ビービー泣いてたガキのくせに、お前が俺に逆らうなんざ、十年早ぇんだよ」
「ぐ、ぁぁぁ……ぁぁ……っ!」
「お前は昔と変わらず、俺の言うことを聞いてりゃいいんだよ……!」
余裕なく、食らいつくす感情を隠さないタクジだが、不思議と体の方はカナメをややデリケートに扱った。引き締まりながらも柔い肌に掴みかかり、しかし爪は立てず。
「ふぁ……ぁぁぁ……っ!」
ビクッ! ビクッ!
「タク、兄……もう……っ!」
「喧嘩だ、つってんだろ……、容赦しねぇぞ……!」
「んぁぁぁっ!! がぁぁぁっ!!」
前のめりになるカナメを逃すまいと、また抱き寄せ、さらに腰の動きを加速させていく。
また、同時に絶頂するだろう。冷めない昂りに身を任せ、タクジはカナメを犯していく。
「……オラオラァッ!!」
「んぁぁぁぁっ、ぁぁぁ……っ、また、イ……く……っ!!」
ビュプ……ッ、ビュルルルルルッ!!
「はぁ……はぁ……!」
白濁を吹き出したカナメは、ぐったりとまたタクジに身を寄せる。その髪をさらと撫で、それから汗で艶めく腿、それから胸を愛撫していく……。
……ギュっ!
「んぁぁぁっ!!」
「はっ……、俺の気分次第で、どうなるか……、もう、お前のカラダに自由はねぇぞ」
ふとして、カナメの胸の突起をつまみ、捩じる。悲鳴に似た喘ぎをあげるカナメを見下ろし、タクジは嗜虐的な笑みを浮かべる。
「ふっ、俺に逆らったらどうなるか、わかったか、カナメ?」
「う、ぅぅ……タク、兄ぃ……っ!!」
「本気のタイマンで、お前が俺に勝てるワケねぇんだよ……!」
勝ちの芽を完全に摘んだうえで、強さの証明は忘れない。タクジの不良として歩んだ人生が、やはり自分に逆らった後輩への警戒を怠らなかった。
「タク兄ぃ……、わかった、からぁ……、もう……ぁぁ…………」
「……聞けねーな。まだタイマンは終わってねぇ。……朝まで逃げられると思うなよ?」
だが、やはりカナメを捨てきれないのも、再確認した。
喧嘩の後半は、当てつけだった。終わろうとすればいつでも終われた。
だが、自分の拳を受けて弱り、それでも自分に立ち向かってくる姿を見て、今のカナメを手放したくない気持ちが強くなっていった。
「……カナメ」
「んん……っ」
そして、今は自分だけを見て、欲情に溺れている。そんなカナメと、また唇を重ねる。
ここにさえ来なければ、誰の手にもわたらなかったのだろうか? いつまでも都合のいい存在でいるわけがない。
(お前がいつか、誰かのことを好きになったら……、しょうもない奴とくっついたら、そいつもお前も、俺は絶対に認めねぇぞ)
だが、せめて、自分の目が届く範囲にいる限りは。
カナメに、自分に逆らう自由を与えるつもりなどない。俺たちの上下関係は常に絶対だ。
自分でも御しきれない感情に舌打ちし、タクジは再び、カナメの胸や腿を愛撫しながら激しく押し倒した……。