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猫又小町
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第四話『敗北』





 咽返るような雌の体臭が感じられた。

 その部屋に入って最初に感じるのは異様なまでに煮詰められた女の性臭だ。

 部屋の隅々にまでこびり付いた様々な体液の入り混じった体臭はもう取れることはないだろう。

 その中央で力なく悶えているのは一人の少女。

 もはや泣き叫ぶ体力さえも残っていないのか、ただ身体がビクビクと弱々しい反応を示しているだけであった。

 冷たい拘束台の上は、生温かい沙雪の体液で水溜まりのような有様になっており、薄っすらと湯気さえ立っている。

 沙雪には既に余裕はなかった。怜悧な美貌は完全に蕩け、今や女としての弱点を剥き出しにされている。弱みを隠すことすらできていない。

 全身を弛緩させ無抵抗に弱点を晒すその姿は、まるで獣が服従の姿勢を見せているかのようだった。


「ぁ゛……っ」


 身体中に鉛を巻かれたような重い疲労が蓄積し既に指先一つまともに動かすことができない。

 だというのに身体は酷く敏感で正直だった。

 ビクンッ、と一際大きく沙雪が痙攣を起こす。

 ぷるんと揺れる107㎝の巨大な乳房。この短期間で張りを増しより大きくなったように見える。

 その先端では相も変わらず非道なほど酷な突起責めが行われていた。身をよじって快感を誤魔化すこともできないまま、ひたすら敏感な突起を吸われ、揉まれ、芯まで震わされている。身体の感度は麻痺したり快感に慣れることはなく、ひたすら過敏化し続けている。

 一瞬たりとも耐えれない最大出力の快楽を叩き込み続け、そして、それでも決して快楽の頂に達することはできず、快楽と焦燥に脳が破壊されそうだった。

 全身から汗の粒を垂れ流し、半開きの口からは涎が止まらない。

 手足が僅かに痙攣し、大きく肩で息をしているその様子は非常に艶めかしかった。


「ごめんなさいねぇ、待たせちゃったかしら?」


 気付けば頬を撫でられていた。そこまで接近されて沙雪はようやく気付いたようだった。


「ちょっと遅くなっちゃった。あの子たちも少し調子に乗っちゃったみたいね。そういうところがある子たちなのよね、ふふっ、本当に困った子たちねぇ……私の方から叱っておくから許してあげてね?」


 自分を責め立てる憎き妖魔の姿、そして身勝手すぎる言葉に様々な感情が思い浮かぶ。だが、何よりも沙雪が感じたのはようやくこれで解放されるという母体に包まれるかのような安心感だった。


「子供って怖いわよね。残酷なことも平気でやっちゃう。次は腰へこへこさせながらしっかりお願いしないと、死んじゃうかもしれないわよ」


 そう言うとスイッチを手にしたメリディアーナによって吸引機の電源が切られる。

 何事もなかったように、ぴたりと機械は動きを止めた。

 それは沙雪にとって実に数日ぶりの静寂と平穏。


「は、ぁ……っ……はぁ……っ……ぁ…………っ……!」


 それまで爆乳の退魔少女を責め上げていた性感責めがようやく終わった。

 グツグツと性欲を煮詰めるような快楽責めが止まり、沙雪は必死になって呼吸を整える。だがメリディアーナが責めを止めることはない。むしろ彼女にとってはここからが本番なのだから。


「御開帳~……うわっ……♡」








 吸引機が取り外されると、その場がむわりとした熱気に包まれる。

 極限まで雌臭さを煮詰めたような淫臭が漂った。

 まず一目見て分かる変化の一つ目は乳首。元々過去の調教によって大きくなり果てていた肉粒であったが、今やその比ではなくなっていた。

 二回りほども体積を増した両乳首は今や擦り切れたように赤く充血している。薄く根元の辺りに血管まで浮き立たせているほどだ。嬲られ過ぎたあまり表面はでこぼことした醜い乳首へと変貌していた。

 感度の方は言うまでもないだろう。先ほどから空気に触れられるだけで愛撫されているかのように赤々としたその身をびくびくと震わせていた。

 クリトリスの方は更に悲惨だった。

 これ以上なく勃起した陰核は乳首よりも大きく肥大化している。これまでよりも長く太く、より無様にその身を尖らせていた。

 こちらも空気が触れるだけでピコピコと悦びにその身を跳ね上がらせている。

 被虐的な責めを繰り返されたクリトリスは、勃起していることを加味してもかなり大きく、やや細長い屈辱的な形状をしていた。

 包皮は根元にこびりつくように縮こまっていて、本体が勃起してしまえば根の部分まで凌辱者に差し出すように露出させてしまう。

 本来敏感な部位を守るべき包皮はその役割がまるで果たせていなかった。

 そして、肝心の核部分。

 剝き身の尖塔に浮き立ち脈打つ紐状のそれは血管ではなく拷問によって異常なまでに発達させられた性感神経であり、まるで快楽神経が絡み合い形を成したかのような有様だった。

 これらの突起はもう元には戻らないだろう。

 全身が弛緩し拘束台へと全体重を預け脱力している姿は酷く艶めかしい。

 快感から解放された沙雪に安息は訪れず、即座に新たな苦しみが襲ってくる。長時間に渡り責められ、敏感になり、そして一度も絶頂することができなかった三つの突起は、刺激が止んだとたんに強烈な疼きと切なさに襲われる。刺激が無い状態が耐えられない、乳首も陰核も芯からジンジンして気が狂いそうだった。あれほど、快楽責めの終わりを願っていたのに、肉体が刺激を求めてしまう。

 この身体ではまともな日常を送れないかもしれない。仮に術式があってもここまでの快感を無効化できるかは怪しいところだ。

 赤く勃起した乳首をメリディアーナの指先がキュッと摘まむ。


「んひ……ァっ!」


 乳首をクチリと押し潰し、そして擦り潰すように指を動かす。吸引器とはまた違う刺激に、電撃のような快感が沙雪の脳天まで駆け抜ける。そして指先が離されると、再び、さっきまでよりも強い疼きに襲われる。もう完全に快楽の虜だ。

 沙雪の痴態にメリディアーナは嬉しそうに目を細める。

 完全に餌として完成された沙雪の様子が嬉しくて堪らないらしい。

 そんなメリディアーナは続く言葉で沙雪を絶望の底へと叩き落した。


「ああ、それと宝条院家が正式に沙雪ちゃんの捜索を打ち切ったわ」


「っ!?」


 驚きに沙雪は目を見開く。

 あり得ない言葉に沙雪は一瞬何を言われたのか理解できなかった。

 動揺する少女の様子を愉しむかのようにメリディアーナは言葉を続ける。


「死体の偽装と、退魔協会への伝手でちょっとね。さすがに色んな手間があったから時間がかかっちゃった」


 自失しそうなほど意識が暗くなる。

 そんな絶望にパニックに陥る沙雪をメリディアーナの指先が愛撫する。


「言ってる意味、分かるわよね?」


「あ……あり、得ない……なんで、妖魔なんかに、そんなことが」


「宝条院家を疎ましく思ってる存在は沢山いるってことよ。妖魔にも、人間にもね。その辺りの事情はあなたも知ってるんじゃない? 軽く脅したりとかも必要だったけどほとんどお金で解決できたわよ?」


「っ、そ……んな……」


 沙雪にとって宝条院家は絶対の存在だ。

 その家が自分を捜索しないなど、到底信じられるものではない。

 だが、メリディアーナの言葉には確かな心当たりと説得力があった。


「でも安心してね? 私はあなたの味方よ」


 メリディアーナが沙雪の耳元で囁くように告げる。

 ぞくりと身を震わせた沙雪の口から「あ……っ」と思わず声が漏れた。


「これからは私が飼ってあげる。これであなたは奴隷、絶頂を取り上げられたまま玩具としての日々を送るの……生涯ね♡」


 そう言ってメリディアーナは口元を三日月のように邪悪に歪めた。

 そして、上機嫌に怯える沙雪の割れ目に顔を寄せて観察をする。

 そのまま割れ目を指先でくつろげると、こぽっと白い塊のような愛液が女体の奥から吐き出された。


「あはっ♡ 出た出た、沙雪ちゃんの中で煮詰まってた本気汁♡」


 メリディアーナは指先に付着した少女の体液を舐めしゃぶる。

 強烈な羞恥に沙雪の身体が身震いを起こした。こんな状態になってまで心の中に残っている年相応の羞恥心が余計に彼女を苦しめる。

 そんな限界ギリギリの爆乳美少女にメリディアーナは興奮を隠せない。


「さすが、たっぷり下ごしらえしただけはあるわね。ふふっ♡ 次はどこを責めちゃおうかしらね~、沙雪ちゃんの身体は虐め甲斐があるから迷っちゃうわ♡」


 スルスルと全身を撫で回し、沙雪から反応を引き出していく。

 沙雪は起伏に富んだ女の身体を悶えさせてしまう。

 与えられる屈辱に反抗心さえも抱くことができなくなる。もはや彼女の中に耐えるという選択肢は消え去っていた。

 メリディアーナの指先に完全に屈し、従順な反応を見せてしまう。快楽の荒波にのまれた精神が、初めて沙雪に戦いを放棄させた。

 少女の身体が抵抗を諦め、激しかった身体の痙攣が小さくなった。

 沙雪の心境が伝わったらしく、メリディアーナの嘲笑う声が肌に纏わりつく。

 指先はそのまま股座を抜けていき……そして、お尻の谷間へと指が滑り込んだ。


「っ、そ、そこ………は……」


 刺激に期待するようにヒクヒクと震える肛門。メリディアーナは指先でトントンと禁断の排泄孔をノックした。

 肛門の皺をカリカリと擦り孔周りをふっくらと充血させていく。ゾワゾワとした感覚が広がり、ビクンと身体が震える。

 爪先でアナルの入り口を引っ掛かれて、口からは引き攣ったような声が零れ出た。

 身体は指先に至るまで疲労が蓄積し、もはや満足に力を入れることさえもできない。次なる責めを予感し絶望する。もはや抵抗する意思どころか、体力、気力さえも残っていないというのに……。

 次々に発掘されていく少女の弱点を襲う凌辱者の責め手。メリディアーナは沙雪の身体の全てを曝き出そうとしているようだった。

 そして、メリディアーナの指に力が込められる――その寸前だった。


「…………さい」


「ん? なに?」


「……も……う…………やめ、て……くださぃ…………」


 退魔師の少女、宝条院沙雪の屈伏の瞬間。

 頬からは最後の力が一筋の涙となって伝っていた。

 その懇願に心の底から満足そうに笑みを浮かべるメリディアーナ。


「ふふ、ははは……アハハハハハハハハっ!」


 過剰に与えられ続けた長時間に及ぶ快楽拷問に耐え切れなくなった沙雪がついに妖魔に屈したのだった。

 何より宝条院家が沙雪を見捨てた事実、救援が来ないという情報が彼女の心を完全に圧し折った。


「お゛ッッ!?」


 つぷ、と肛門の辺りを撫で回していた指のうちの一本が不浄の穴の中へと挿入を果たした。沙雪の口から無様な声が漏れる。

 本来何かを入れることなどあるはずのない、絶対不可侵の背徳の器官は、過去の経験の蓄積から、さしたる抵抗も見せずに妖魔の指を受け入れた。その瞬間、圧迫感と熱い感覚が肛門に走る。

 禁断の穴がこじ開けられ、中指が第一関節くらいまで入った状態で、メリディアーナはゆっくり指を動かす。


「んほぉぉぉぉぉぉっ、あぁぁっ!?」


 首を振り乱す沙雪だが、その程度の抵抗では最早どうにもならない。

 グリグリと入り口付近をほじくられ次第にお尻に力が入らなくなっていく。

 既に脱力し緩み切っていたアナルは無抵抗にメリディアーナの責め指を受け入れた。

 屈辱的な責め苦に全身がゾクゾクと震え、アナルからの甘い快感が腰から背筋を通って脳へと直撃する。排泄器官を嬲られるという嫌悪感と抵抗感、なのに感じてしまうという自己嫌悪と罪悪感、しかしその感覚さえ沙雪の脳を興奮状態にし、より感覚を過敏かさせる。

 それは麻薬のような背徳の快感。ドバドバと脳内物質が溢れ出し沙雪の思考を塗り潰す。


「貴女かなりアナル狂いの素質あるわねぇ。ま、別に意外でもないけどね」


 指が更に奥へと差し込まれ、そしてゆっくりと引き抜かれる。

 抜かれる時、内部の神経をゾゾゾゾゾッと逆撫でされたような強烈な快感が沸き起こる。


「おほっ、ら、らめっ、ぞれっ、あっ、おおおぉっ!」


 そして指先を僅かに残すところまで指を抜くと再び挿し込まれる。

 中指がぬぽぬぽとアナルへと挿入を繰り返す。指が出入りする度に、アナルはほぐれ、熱く敏感になり、深い快楽に染まっていく。

 腰をガクガクと震わせる沙雪に妖魔は続けた。


「ふふっ、お尻の奥をコリコリされるの気に入っちゃったみたいね、ここはどうかな、っと♪」


「あぁあっ!!? ふあぁんっ!!!?」


 指先を軽く曲げたり、グリンと回転させたりしながら、肛門付近から直腸内にかけての敏感なポイントを探り刺激する。

 メリディアーナは野性的なカンのよさで、沙雪自身すら知らない肉体の弱点を次々に発見しては責め嬲っていく。

 その的確すぎる責め技に少女はビクビクと全身を快楽で震わせて、鋭い喘ぎ声を発してしまう。

 指先を素早く動かされ、沙雪はもう下半身に力が入らない。

 腰を退くことやくねらせることすらできない完全な腰砕け状態だ。


「で? なんだって?」


「はああっ!!? ああっ! あああっ!!」


 ぐりゅんっ、と技巧を加えた捻りで肛門を穿つ。

 ぷるぷるとしたお尻内部をぐりぐりと弄りながら、メリディアーナは問いかけた。


「私ってば頭の程度が低いらしいのよね。だから、ちゃんと言ってくれないと、ね?」


 メリディアーナは沙雪の限界が近いことを感じ取ると責める手を緩めた。

 息も絶え絶え、精根尽き果て、もはや反抗する意思さえ消滅した沙雪は残された体力を何とか振り絞る。


「も、う……耐えられ……ませ、ん……許して、ください……メリ、ディア―……ナ、様……もう、虐め、ないで……ゆ、許し、て………っ、くだ、さひ……」


「ふふっ、メリディアーナ”様”だなんて……♡ 沙雪ちゃんも随分立場が分かってきたみたいね。じゃあ、私の奴隷になるって誓うのね? 未来永劫、宝条院沙雪の全てを捧げるのね?」


 一瞬の逡巡。

 僅かな間を置いて沙雪は頷いた。

 だが――――


「今迷ったわよね?」


 僅かに硬直する沙雪の身体。

 だがメリディアーナはその反応さえもお見通しとばかり冷たい目で沙雪を見ていた。


「快楽に堕ちていいのか? 退魔師である自分が妖魔なんかに屈してもいいのか……って悩んだわよね? それに心のどこかでまだ希望を持ってるんじゃない? そのために今は従ったフリ……少なからずそんなことを考えてたんじゃないかしら」


 再び指を動かし始めた。指先が一層、深く子宮の裏をえぐる。


「んおっ、おぉぉっ、あっ、ああぁっ!」


 ぬるり、と悶絶する沙雪の敏感なアナルの肉壁を撫で回しながら、彼女は続けた。


「二度と迷っちゃ駄目。私の言葉が宝条院沙雪の全てなのよ。それができるようになるまで……完璧に調教してあげる。私の一言だけで即座の迷いなく全部裏切れるくらいにね」


 メリディアーナは沙雪の腹部に手を這わせると「効果を追加するわ」と呟いた。


「淫紋の重ね掛けは上手くやらないと心が壊れちゃうんだけど……それならそれでもいいわ。壊れるなら壊れなさい」


 メリディアーナの指先の動きに合わせて沙雪に腹部に子宮を模した模様が薄く発光する。

 その一瞬後に焼け付くような熱さが体の中から湧き上がってきた。


「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ!!? あああっ!! ひあああっ! やっ、やあああっ!!」


 子宮がギュウゥゥゥッと収縮し、痙攣の波が脊髄を伝い、脳にまで走る。

 乳首とクリトリスは強烈な疼きに加えて破裂しそうなほどの圧迫感を与えてきた。

 限度を知らない発情に全身の切なさが爆発する。快楽が沙雪の女の本能を貫いた。

 快感に押し流され、一気に絶頂しそうになる。しかし、イクことはできない。強烈な発情だけで絶頂させられそうな感覚が止めどなく押し寄せながら、決してイクことはない。絶頂という解放がないまま快感と疼きが上限知らずに高まり、蓄積していく。


「あら、意外と上手くいったわね。もしかして淫紋との相性がいいのかしら? それじゃあ、教えてあげる。重ね掛けによって沙雪ちゃんの感度は更に上げられた」


 メリディアーナの指先が再び腹部に添えられた。

 その指は淫紋の中央、子宮を象った部分へと押し当てられている。

 そして、その指がゆっくりと円を描くように動き始めた。

 たったそれだけで、子宮が焼けつくような快感に包まれる。子宮はまるで心臓の様に、ドグンドグンと脈打つ。


「絶頂はさせてあげるし休ませてもあげる。但し、心の底からの屈伏ができたら、だけどね。魂の底から、肉の一片に至るまで、私に全てを捧げることができたらその時あなたはようやく絶頂出来る。本当に気が狂う寸前くらいまでいかないと普通そこまでは堕ちないんだけど……ま、イキたいなら頑張って狂いなさい」






第四話『敗北』 第四話『敗北』

Comments

おお、コメント嬉しいです! ここの屈伏シーンよくできたなって思ってるんですよ。少し自信ありですよ。 ありがとうございます(`・ω・´)ゞビシッ

猫又小町

最高すぎる!

アルキビアデスの指


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