XaiJu
Sunny3257
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Japanese short story Part01

「さぁ、これでとどめよ!ミラクルフラーッシュ!!」


少女の持つ杖から放たれた光は一直線に進み、対象を包み込んでいく。


「にぎゃぁぁあああ~~~~!」


光に包まれた化け猫のような巨大な怪物は叫びをあげてその姿を消していく……

しばらくして光が収まるとそこには小さな猫が居た。


「良かったぁ…猫ちゃんが無事で何より!」


少女が駆け寄り優しく猫をなでる。

猫は助けられたことを感謝しているのかニャー、と鳴き声を出して遠くへと去っていった。


「おのれぇ……ミラクルガールめぇ……次こそは必ず倒してやるんですからぁ!」


木陰で一部始終を覗いていたこの女性。

世界征服を企む悪の組織、ダークワールドの幹部「グレイス」である。

彼女は部下の開発したアイテムなどを使い様々なものを怪物化、作戦を実行しているのだがどれも失敗に終わっている。


原因は先ほど繰り広げられた通りミラクルガールを始めとして、各地に平和を守る少女たちがことごとく怪物を退けているのだ。

グレイスはすぐさま本拠地へ戻り次の作戦を計画するのだが……


「学校を怪物化させて……いや、それはS地区のあいつに負けたから……そうよ!あの観光名所のタワーを…!いや、ダメね……それはF地区のあいつが阻止してくる……」


クソ!と、机に拳を叩きつけるグレイス。

こうも平和を守る少女たちが居てはいつまでたっても世界征服は進まない。

頭を悩ませていると研究開発担当の部下がやってきた。


「グレイス様!ミラクルガールを無力化できるアイテムを開発できました!」


白衣を纏った丸眼鏡の部下が開発したアイテムを見せるのだが……


「……なによ、これは?」


見せられたのはいつもの怪物化させるアイテムと同じもの。

対象に打ち込む弾丸のようなものとそれを打ち出すハンドガンのセットだ。

弾丸はいつもと色が違うがそれ以外はまったく同じでこれにはグレイスも首を傾げる


「グレイス様ご安心を!見た目はまったく同じですが今回はやつを無力化することに重点を置きました。いや、無力化どころかうまくいけば我々の戦力になりますゾ!」


「へぇ……?面白いわね、説明して頂戴!」


部下は手元からボタンを操作し、モニターで説明を始める。


「我々は物体などを怪物化させて作戦を遂行しようとしてきました、しかしどれも少女たちに阻まれ倒される始末……そこで彼女たちの無力化ができるよう研究を重ねてきました。数々のデータを分析し、なんとかミラクルガールに有効な物質を発見、変身中にこの新弾丸を打ち込む事でやつを無力化、うまくいけばこちらの戦力として怪人化もあり得ますゾ!」


「なるほど……試す価値はありそうね!次の作戦で実行してやりましょう!」



そして作戦実行日。

陽動のためいつものように怪物を出現させミラクルガールがやってくるのを潜んで待つグレイス。


「さぁ出て来なさい、ミラクルガール…今日からあなたは生まれ変わって私の手下になるのよ…ウフフフ…♪」


「怪物がまた…!止めないと!」


「噂をすれば早速ね……さぁ、変身しなさい……!」


目の前の少女はコンパクトのような変身アイテムを出し、天へ掲げる。

光が少女を包んでいく……その瞬間。


「今よ!!」


ドキューーーーンッ!!

弾丸が放たれ、光の壁を突き抜けていく。

そして弾丸は少女に着弾すると仕込んである針を伸ばし、薬剤を注入していく。

すると……


ぶくぶくっ…ぶくぶくぶくぅ……


ミラクルガールとなるはずの身体はブクブクと肉を付け始めていく。

細かった手足は丸太のように太くなり、それをいつものフリルの衣装がきつく包み

くびれたお腹はでっぷりとせり出してその肌を晒し

控えめだった胸は大きくスイカのように実り首元を引き延ばして谷間をのぞかせる。

シャープな顔も丸くなり、首がなくなって二重顎を生み出す。

光が収まればそこには立派な肥満体となったミラクルガールが誕生していた。


「こ、こうなるのね……確かに遅くなって無力化できてそうだけれど……大丈夫なのかしら……?」


恐る恐る物陰から出て様子をうかがうグレイス。

すると……


「はぁ……ふぅ……わ、わたしはぁ……?」


太くクリームパンのような両手を見つめるミラクルガール。

少しするとハッとしたように顔を上げて


「ふぅ……はぁ……私は、ミラクルガール改めぇ…でっぷりガールぅ……!グレイス様の手足となってぇ……邪魔な少女たちを……太らせますぅ……♡」


太い腕で敬礼ポーズをグレイスに向けて取る。

怪物はいまだ暴れているが視線を反らすことなくグレイスへ忠誠の目を向けている。


「や、やったわ……!まさかここまで効くなんて……!これなら世界征服も目の前よ!」


ダークワールドの快進撃が、今日この日から始まろうとしていた……。


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