XaiJu
Mibusaki
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筋肉巨人喫茶へようこそ(前) 約7800字

「では、6番のお席をご利用ください」


受付でそう案内され、俺はポッド状のカウンター席に足を踏み入れる。瞬間、視界が暗転し、体が軽く浮いたような感覚に襲われる。


次に目を開けたとき、目の前にはビルほどもある巨大なバッシュが横たわっていた。ウェイターの私服だろうか。


(何度味わってもすげぇな……)


サイズ喫茶GIGANTINO。巨人のウェイターが接客してくれる、特別な空間。見上げるような超巨大男たちの圧倒的な巨体を、実際に身をもって体験できる店として一部界隈で熱狂的な人気を誇る。料金が巨人基準なため、指名込みだと1回で人間の月収数ヶ月分にもなるが、もう今日で10回目の指名だ。


目の前でツンと匂い立つ、履き潰されたバッシュに圧倒されていると、遠くから地響きが近づいてくる。ドズン、ドズン……と腹の底に響く重低音。それは彼がこちらに歩いてくる証。


摩天楼のようなドアの向こうに見える巨大な人影。そこから身を屈めるようにして現れたのは、この店一番人気の天を衝く超巨大DD。


「ご指名ありがとうございます。ようこそサイズ喫茶GIGANTINOへ。本日、給仕を担当致します、タイセイと申します。よろしくお願いいたします」


タイトな黒の競パンとソックスのみをまとう筋骨隆々な体。健康的に焼けた小麦色の肌が汗で艶めき、隆起した大胸筋や割れた腹筋がまるで巨大な彫像のように美しく刻まれている。人間の建築物なんて一捻りで粉砕できそうなほど、パワフルでエネルギッシュな若々しい肉体が目の前にそびえ立っている。

100メートルを優に超える大巨人が一歩足を踏み出した。地面が揺れ、店全体が共鳴する。電車ほどの長さの巨大な足が目の前に現れた瞬間、むわっとした湿った熱気が鼻を突く。


濃厚な雄の香り——オプションで追加した「汗だくサービス」の効果は、想像を超える破壊力だった。


(うっわ……これ、やべぇ……!)


まだ30メートルほど離れているのに、すでに息苦しくなるほどの酸味の混じった汗の匂いが漂ってくる。


「お足元、失礼いたします。少々揺れますので、お気をつけくださいませ」


目の前に立つタイセイが、ゆっくりとしゃがみこむ。


ゴゴゴゴッ……!


まるで飛行機の着陸のような轟音と振動が響き渡った。俺の視界いっぱいに広がるのは、超巨大な脚。筋肉の詰まったぶっとい太ももが上空から覆いかぶさり、まるで空そのものが落ちてくるかのような圧迫感を生み出していた。その膝は俺の頭上を悠々と越え、さらに大きく後ろへと伸びている。そして、目の前に鎮座するのはもっこりとせり出した黒い競パン。その奥には、明らかに巨体に見合った雄の象徴が収まっている。


(マジ、でっか……)


言葉にならないほどの存在感。圧倒的なスケール差に、人間と巨人の生物としての格の違いを改めて思い知る。


タイセイが巨大な手を差し出し、俺の体を指先でつまみ上げる。そのまま学校の教室ほどもありそうな手のひらにちょこんと座らされ、ゆっくりと持ち上げられる。 まるでエレベーターだ。


上昇しながら、眼前に広がる筋肉の壁を見上げる。競パンに包まれた巨大な膨らみ、溝の深いシックスパック、張り出した大胸筋。そして、岩のようにゴツゴツした肩や腕。この巨体を動かす巨人の力強さを想像するだけで、興奮して全身がブルりと震え上がる。筋肉エレベーターはぷっくりとした乳首の横で止まり、頭上からタイセイのよく通るハスキーな声が降り注ぐ。


「こちら、ドリンクの熟成脇汗でございます」


タイセイが筋肉で盛り上がった腕を上げる。ガバッと露わになった脇——そこからは、ムンムンに蒸れた熱気が溢れ出ていた。


そして、俺の乗った手がその脇へと近づいていく。


(や、やば……!)


「失礼いたします」


言葉とは裏腹に、容赦なくムギュリとドリンクコーナーに押し付けられる。


「っ、あっ……!」


タイセイの巨大な脇に全身が埋もれる。ほてっていてじっとりと熱い、熟成と言うだけあって少しぬるっとしている。毛がごわごわと肌を擦り、湿った匂いが鼻腔を蹂躙する。目の前を流れる汗はまさに滝のよう。着替えたばかりの店内着が一瞬でびちゃびちゃに濡れ、ずっしりと重みを増す。汗が染み込んだ全身から雄のフェロモンがムンムンに漂い、今にも卒倒しそうだ。


「ごゆっくり、ご堪能ください」


丁寧な言葉遣いで、タイセイはさらに強く押しつける。 巨大な人差し指が俺の頭をぐっと抑えつけ、汗でぬめった肌に埋もれさせる。ほんのりと塩気を帯びた体液が肌を伝い、髪に絡みつく。


(うわ、これ、マジでやばい……!)


タイセイの腕が少し動くと、それだけで大量の汗が滴り落ちる。


——こ、これは、もう……


もう何を考える余裕もなく、必死に舌を這わせる。一回りも年下の男の脇を必死に舐めている屈辱感すら心地いい。

脇の奥深く、滑らかな肌から湧き出す汗を求めて脇毛を掻き分けて顔を突っ込む。


「……ふっ。どうですか?」


声が、低い。タイセイから出る、素の姿だ。所作も言葉遣いも丁寧な彼から現れる等身大の男らしさ。やはり、それに惹かれる人が多いのだろう。彼が指名数1位たる所以の一つだ。


「お客様のご要望通り、しっかりと汗だくにしておきました」


接客というよりは、まるで俺を見下ろし、弄びながら支配する王のような態度。 だが、それがたまらないほどのギャップを生み、俺の矮小さをいやというほど教え込んでくる。 俺はその圧倒的な感覚に身を震わせながら、口内に流れ込む脇汗をがぶがぶと飲み込んだ。


苦みのある濃厚な味、ほんのりと塩気がある。それを当たり前のように受け入れながら、俺は全身をタイセイの体液に染め上げられていく。


「ふっ……」


タイセイが低く笑う。


「しっかりと味わっていただけたようで何よりです」


言葉はあくまで丁寧だが、その声音には明らかに優越感が滲んでいた。

そして、ひとしきり脇の奥を堪能させた後、ぎゅっと俺の体を締め付けるように何度も擦り付け、ゆっくりと離していく。 地面に下ろされた俺の服はすっかり汗まみれになり、肌に張り付くほどに濡れそぼっていた。


「……ふむ」


タイセイがニヤリと微笑む。


「では、続いて……こちら靴下生搾りでございます」


タイセイが静かに言い、ゆっくりと右足のソックスに指をかけた。


(あ……やばい……)


次の瞬間、タイセイがソックスを少しずつめくり上げる。


ブワッ……!!


「……っ!」


衝撃的なまでの雄の匂いが一瞬で空間を満たした。


(うわ……この匂い……!)


これまでの脇の汗とはまた違う、より濃密で熟成された臭気が鼻腔を襲う。


もはや俺の思考を強制的に塗りつぶすほどの支配的な臭い。


ゆっくりと、ゆっくりと。

タイセイがソックスを完全に脱ぎ去ると、さらに強烈な刺激が襲ってくる。


(す、すごすぎる……!)


巨人の体格差がここまで嗅覚に影響を及ぼすとは思わなかった。 しかも、それだけじゃない。

タイセイは俺に見せつけるように、巨大な骨太の指をくねらせる。むっちりとした足の肉がうねり、指の間には大量の汗が滴っている。まるで愚かな小虫を誘う食虫植物のように、妖艶で色気のある仕草。


そのまま、丸めたソックスで足のゴミを拭うと——


ドズン!!!


巨大な素足が俺の目の前に降り立った。

そのあまりの衝撃に、思わず体が吹き飛ばされる。


「うっ……!!」


尻もちをつき、見上げた先にあったのは、信じられないほど巨大な男の足。 そこから発せられるのは、完全に俺の常識を破壊するほどの濃厚な雄臭。


「……失礼いたしました。お怪我はありませんか?」


表面的には気遣うような言葉。口調の端々に滲む愉悦の色。口角がニヤリと上がり、凛々しい男前の顔がほんの少しだけ歪む。


(やっぱり……コイツ、楽しんでる……!)


俺の反応を見て、タイセイの瞳が微かに細められる。


「それでは……」


ゆっくりと、巨大な白いソックスが俺の頭上に掲げられる。


ところどころ、黄ばみが浮かび上がり、染み込んだ汗の存在を主張している。


「こちらも5日間しっかりと……熟成させておりますので、どうぞご賞味ください」


片手でソックスをぎゅっと握りしめる。


その瞬間——


ジュワッ……ボタボタボタボタッ……!


拳の隙間から汗が滴り落ち、まるで雨のように俺の全身に降り注ぐ。


「——っ!!」


それは、汗のシャワーだった。


べちゃべちゃに濡れ、全身が巨大な男の匂いに染め上げられていく。


皮膚の毛穴から、口の中から、鼻の奥から

全てが巨人の汗に支配されていく。


「ふふ……お客様、とてもよくお似合いですよ」


タイセイが満足げに微笑む。

俺はもう、何も考えられなかった。

濃厚な雄の匂いに溺れ、全身がタイセイの巨大な存在圧に包まれていた。


「では、こちらにおかけになってお待ちください」


タイセイはそう言うと、先ほどまで履いていた白のソックスをゆっくりと丸め、俺のすぐ傍にそっと置いた。


その瞬間、さらに濃密な雄の臭いがぐわっと立ち上る。


(うっ……!)


ほんの数分前まで彼の巨大な足を包んでいた布。そこに染み込んだ汗が、空気と触れ合ったことでより強烈な刺激を発している。


「……」


俺の表情を見透かしたように、タイセイは床をトン、トン、と指で叩く。


「どうぞ、中へ」


言葉はあくまで丁寧だが、その仕草はまるで「さっさと入れ」とでも言わんばかりだった。


(こ、これ……入っていいってことだよな……?)


若い雄の汗が染み込んだソックスに包まれる。

その魅力に、俺はとうに抗うことなどできず、無意識のうちに身体を滑り込ませていた。


「ふふ……気に入っていただけたようで何よりです」


タイセイの満足げな笑みが上から降ってくる。

憧れの巨人のソックスに包まれた俺は一度深く息を吸い込んだ。


(……たまんねぇ……っ)


身体をすっぽりと包み込むソックスの内側は、まだ温もりが残っている。 湿り気を帯びた布地が肌にまとわりつき、全身をタイセイの汗の残り香で満たしていく。 そんな俺の様子を眺めながら、タイセイは次のメニューを用意していた。


やがて、俺の目の前に影が落ちる。


「お待たせしました。こちら、本日のスイーツでございます」


ドンッ!!


視界が一気に色鮮やかに染まる。


そこに置かれたのは、まるで家ほどもある巨大なフルーツケーキだった。


(……す、すげぇ……)


宝石のように輝く果実、ふわふわとしたスポンジの層、たっぷりと塗られた純白のクリーム。


その美しさに目を奪われていた——その時だった。


グオオッ……!!


視界が真っ暗になり、圧倒的な影が頭上を覆い尽くす。

何かが上から降りてくる——否、押し潰すために迫ってくる。


「続いて……クラッシュケーキ、足でございます」


(きた……!)


見上げた先にあったのは、まるで天井のような巨大な足裏。まるで建物の屋根が崩れ落ちてくるかのような迫力で、タイセイの無法なほどに巨大な足がケーキへと迫る。


そして——


グチャアアアッ!!!


フルーツの甘い香りが広がる間もなく、すべてをタイセイの足が塗りつぶした。均整の取れたゴツゴツとした巨大な甲高の素足。 それが圧倒的な力でスイーツを蹂躙する。

滑らかなクリームが弾け飛び、スポンジがぐしゃぐしゃに押し潰され、鮮やかな果実がぐちゃりと潰れて汁を滴らせる。


甘い匂いは一瞬で霧散し、代わりに広がるのは——


タイセイの雄臭い汗と足の蒸れた匂いだった。


(す、すごい……!!)


それはもう、スイーツの香りとは言えなかった。

足指の隙間から、すり潰されたスポンジとクリームが滲み出る。

潰された果実の汁が巨大な足裏に飛び散り、べっとりとこびりついている。


「……まだですね」


タイセイは満足げに微笑むと、さらに足を打ち下ろす。既に潰れているケーキを完膚なきまでに踏み潰していく。


ドズン! ドズン!


圧倒的な力の前に、スイーツは粉々にされ、もはやその原型をとどめていない。


そして、タイセイは器用に指先で残骸をこねると、親指と人差し指の間に挟み——


俺の目の前に差し出した。


「どうぞ、召し上がってください」


ドズン!!!


巨大な足が俺の目の前に降り立つ。


(……っ!)


圧倒的な圧力に、全身が震える。


上を見ると、そこには得意げな笑みを浮かべるタイセイの顔。


「……お気に召しませんでしたか?」


その言葉とともに、ドズン、ドズン……!とタイセイは何度も足を打ちつけ、俺を煽るように圧をかける。


まるで、「こういう風にされたいんだろ?」と言わんばかりに——。


(……くそ、全部読まれてる……!!)


俺はもう、限界だった。


「……っ!」


我慢できずに、親指と人差し指の間へ顔を突っ込み、ケーキだったものにむしゃぶりつく。


ぐちゃ……


ふやけたスポンジ、溶けかけのクリーム、果汁の染み込んだ生地。 ——そのすべては、タイセイの汗によって完全に染め上げられていた。


甘さよりも、強烈な塩気と苦み。


フルーツの華やかさを完全に打ち消すほどの雄臭い味。


時折、靴下の繊維や小さなゴミが混ざるが、もはやそんなことはどうでもよかった。


(食わなきゃ……これを……食わなきゃ……)


俺の中で、ふつふつと湧き上がる使命感。

これこそ、巨人の足元にも及ばない人間がありつける食事なのだと、自分に言い聞かせていた。


「ふふ……良い食べっぷりですね」


タイセイは満足げに微笑むと、さらに足指をわずかに締め、俺の頭を掴むように挟み込む。


「ケーキ、そんなに美味しいですか?」


低く響く、優しい声。 その言葉と同時に、俺の全身がゆっくりと持ち上げられる。壁のように巨大な指。 軽く摘まむ程度の力加減のはずなのに、圧迫感がとてつもない。

親指と人差し指の間に挟まれた俺の身体は、まるで拘束具で固定されたかのように微動だにできない。

タイセイの力を思い知らされるたびに、俺の中の何かが熱く疼く。返事をする代わりに、一心不乱になって顔を指の隙間の奥底にまで擦り付けた。


そんな俺の様子を見てか、タイセイがフッと鼻で笑う。その瞬間——


グググ……ッ!!


「ッ……!?」


親指の圧が増した。


まるで俺の身体を軽く潰してみるかのように、ジワリと押し付けられる。


(く……っ……!)


圧迫感が増し、息が詰まる。


タイセイの表情は分からないが、声色はまだ優しさを残している。


「いえ……失礼いたしました。ケーキではなく……」



「俺の足の味が美味いんだよな?」




ゾクリ——と身体が本能的に震えた。タイセイの踏み込んだ言葉が脳に突き刺さる。

その声には、先ほどまでの紳士的な態度とは異なる、圧倒的な支配者の色が濃く滲んでいた。俺はそのギャップに抗えず、彼を見上げてしまった。


そこにいたのは、礼儀正しく接客をこなすカフェの店員などではない。


——人間とは似て非なる、遥か格上の存在。

圧倒的な力を持つ大巨人が、俺の全てを完全に支配していた。


「わざわざ大金はたいて、男のデカい足舐めて喜んでるなんて……とんだ変態だな?」


タイセイはわざとらしくため息をついてみせる。


「っはは……でも、俺も意外とこういうの、嫌いじゃないんだよな」


その言葉とともに、指が再び動いた。


グチャグチャグチャ……


(……!!)


まるで粘土を弄ぶように、タイセイは俺の身体を指の間で転がし始めた。


べったりと染み付いた汗が布地ごと擦り込まれ、皮膚に馴染んでいく。 足の蒸れと巨人の体温が溶け込んだ生温かい感触。 俺の全身が、タイセイの匂いに染め上げられていく。


「……足の指だけで簡単に支配されて……気持ちいいか?」


(ッ……!!)


言葉を発することができない。


そんな余裕などない。


ただただ、俺は目の前の圧倒的な支配を受け入れるしかなかった。


「ほら、分かるか?」


ふと、両脇の肉壁が蠢く。


「今、俺が軽く力入れるだけで——」


グググ……ッ!!


「ッ……あ、あ……っ!」


「簡単に潰れちゃうくらい……弱っちいんだぞ? お前は」


——本当に潰されるかもしれない。


そんな恐怖と、抗いようのない興奮がないまぜになって、頭が真っ白になる。


「俺の指、デカいだろ?」


タイセイが涼しげな顔で言う。それは当然のことなのに、今この状況で言われると、その巨大さがより鮮明に意識に刻み込まれる。


「サークルの仲間内でも、俺が断トツで足も背も、チンコもデカいんだよな。人間みたいなチビ虫には勿体無いくらいに……な!」


ズンッ!!!


(ッ……!?)


視界が真っ暗になるほどの衝撃。


何が起こったのか理解する間もなく、俺は地面に頭を押し付けられていた。


グググググ……ッ!!


「ほら、もっと抵抗しないと潰れるぞ?」


ぐりぐりと押し付けるように、親指が俺を地面に埋め込んでいく。足腰に力を入れて必死に踏ん張っても、タイセイの指はビクともしない。


(く、くそ……ッ!!)


足の汗がじんわりと広がり、床にこすりつけられるたびに、俺の身体がタイセイの匂いで完全に満たされていく。


「たった足の指一本にすら抗えないなんて……本当に弱すぎだな?人間っていう生き物は」


人間を完全に虫同然にしか見ていない、圧倒的強者の発言。ただ大きさが違うというだけで、ここまで立場が違ってしまう。弱者として生まれた俺は、巨人のたった一挙手一投足に命までもを左右されているのだ。その事実に、これ以上ないほど心が昂ってしまう。


——俺は、この圧倒的な力に支配されたい。


「っはは、ちょっとやりすぎたか?」


タイセイは満足げに笑う。

まるで、俺の心の内をすべて見透かしているかのように。


「でも……、次はもっと激しいぞ?」


タイセイがゆっくりと足を避けていく。篭っていた熱気が霧散し、押し潰される重圧から解放された。


だが、すぐに気付く。


自分の小さな身体に向けられている、とてつもなく大きな欲の矛先に。


「では、本日のメインディッシュと参りましょうか——」


タイセイがわざとらしく敬語に戻る。低く甘い声を轟かせながら、ついに禁断の領域に手をかけた。


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