巨大宇宙人の仲間になった男?女の話
Added 2024-10-26 04:38:20 +0000 UTC女の子みたいで可愛いね。その言葉が少年は嫌いだった。存在を締め付ける呪いの言葉。それが、心のそこから肯定できる日が来るなどとは、思ってもみなかった。少年はカメラのように目の前の光景を焼き付けた後、脳裏に一つの映像を映し出す。そして想像した。運命を変えた存在が見た光景と同じなのか、と。 平穏とは言い難い運命を辿った人類が暮らすこの星。外輪に存在した生命体との邂逅を経てから、日常を取り戻せるほどに時が過ぎていた。初日の襲来より、多くの女性が連れ去られるという一大事があったが、この街は変わらぬ日々を貪れるほどに多くを取り戻していた。 そんな街に、スポーツウェアの様なぴっちりとした布と露出の多い肌を晒す巨大な存在が、大きさに相応しい影を落とす。 「スゥー、ふぅ〜! この空気に、このタワーから見る景色。ホント久しぶり~」 その言葉を二回聞くこととなる、ある種の激運と凶運を兼ね備えた一部の人々が住む町に、空気を切り裂く声が響き渡る。 「あ! ココにあったタワーはもう無くなっちゃったのよね。私、地面に普通に立ってるだけなのにこの景色が見えるものだから、勘違いしちゃったわ♪」 ワザとらしくも見えるその発言が、意図を含んだ言葉ではないと錯覚させる、明るさに意思を持たせて喋らせているような印象を放つ女性。茶色のポニーテールを押さえ、少し膨らみすぎた胸元に隠れる地面を覗き込む。 「おっと~適性サイズになったつもりだけど、まだ何も壊れてないよね」 視界に入った、横転したバス。そこから、溢れるように逃げ動く点を見下ろしながら口角を上げた。 「フフッ。足元の人たち、どんな気分なんだろ~♪ まぁ、逃げるのに必死で気にする余裕なんてないか♪」 嘲る様な言葉を残しながらゆっくりと足を動かす、見渡す限りのどの建物よりも巨大な女性。その、逆鉄塔のような、登るにつれ太くなる柔らかみのあるグレーの柱を、ずらす程度の動きで群衆へと向けた。 「あ、ナニコレ~思った以上にプチプチ~って感じなんだ~♪ 結構楽しいかも♪ そりゃ御姉様達、気に入ったコ連れて帰る前に遊んでいくよね~♪ それに、簡単に侵略されちゃうゴミみたいに弱い人類がいけないんだし♪ 私たちにも、適当に潰されて死んじゃっても文句言えないよね♪」 数分前まで、通勤という日常行為の移動手段に揺られていた数十人の住人が、一瞬にしてアスファルトと肌の晒される足裏との間で、赤いシミへと変わる。 「あはっ♪ 私、御姉様達に気に入られて連れられて良かった~♪ こ~んな惨めに踏み潰される側に一生いるとか考えられないもん♪」 声色を一切変えずに、興奮気味に顔だけを愉悦感で歪ませる巨大な女性。感触を何度も確かめるように、足を左右に動かすその場所には、円形の窪みが出来上がっていた。 「だから~アノ子を探さないとなんだけど、楽しいからもうちょっと遊んでからにしよ♪」 大地に亀裂を生み出す体重を風船の如く軽やかに動かす巨大女性は、その足取りで住宅街の一歩手前に広がる商業ビルが立ち並ぶエリアへと入っていく。彼女の気分を表しているかのようなスキップは、足首以下の位置に存在する全てを巻き上げ、無機物も有機物も等しく踏み潰され圧壊していった。 残骸というべき多大なる痕跡を残し、立ち止まった場所。それはレストランを始め、各ジャンルごとにフロアを構える、この街で一番大きな複合の商業施設であった。 「このビル~あの時に生意気だって言われて真っ先に潰されたのに、もう直ってるんだ~♪ そうそう、あの日買い物に来てたんだっけ~そんで、帰りに降ってきた瓦礫で潰されそうになったんだよねぇ~」 自らの豊満な胸で隠れた屋上を覗き込みながら、しみじみと思い出を語る彼女。その下には、パニック状態で我先にと人を押しのけ駆け上った、避難したつもりになっている愚かな人々で賑わっていた。 巨影を前にして、数分前に行った行為と真逆の動きで、同じ愚行を繰り返そうと逃げ惑う彼らに向かって、淡々とした感想を投げかけるのは巨大な彼女であった。 「こうして見ると、確かに生意気だよねぇ~♪ それに、簡単に潰れなければ私もあんな思いしなくてよかったわけだし~今度はしっかりと作ってるに決まってるよね?」 巨大な顔に最も近い位置で、さらに同じ言語を喋る彼女の言葉を嫌というほどハッキリと耳に入れ理解する避難民たち。複雑な感情を絶望と恐怖で包み上げたような状態へと陥った彼らは、その場で各々の感情を表現することしかできなかった。 「まぁ、人類の弱さなんて、元人間の私が一番知ってるから~? あんまり意地悪なこと言うのもアレかな~ってことで、私の胸置きぐらいには当然なるよね?」 立つ巨大すぎる彼女は、屋上にいる粒のことなど視界にすら入っていない状態であった。だがあの瞼の裏に焼き付く悲惨な光景と、現状と視界に映るもののギャップに得も言われぬ高揚感によって、かなり優しさの溢れる条件へと内容は変わったのであった。 「それじゃあ、優しく腰を落として胸を載せるから~私が楽になったらカウントで、十秒くらい頑張ってね♪」 空が降ってくるというのが、比喩ではなく実際に目の当たりにすることになった屋上の避難民が、幸いなことにカウントダウンという恐怖の宣告を聞くことは無かった。 ハリのある双頭楕円形の隕石を携える、彼女本人すら気づかない程度の薄いタンクトップの生地と屋上が触れた瞬間である。胸だけの重さとも言えないほどの軽い接触で、屋上の彼ら、数十人の存在は面影すら残さず赤いシミに変わった為であった。 元から見えてもいない、存在を認知していない小さな同胞の命を、逃げ場なく刈り取った彼女は、胸部に浮遊感が生まれるのを期待してそのまま腰を落としていく。しかし、そんな感覚など現れるどころか、触れた程度の感覚を覚えてすぐに、パラパラという音と粒が腹部に当たっている事へと意識が向いた。 「ちょっと、噓でしょ~? まだ載せてもいないのに、既に崩壊して……うわっ! 真ん中に亀裂入ってんじゃん! 弱すぎマジでっ!」 思わず一歩後ろに下がる巨大女性。その瞬間折れるようにして崩れ去る大型商業ビルを見下ろしながら、失望や呆れ、怒りの混在した声が強く飛び出した。 「ハァ~これじゃあ、罰ゲームとかそんな生易しい話言ってられないよね。やっぱ再建してもこの程度の建物しか作れない下等種族とか、いらないでしょ。ホント、アノ子持ち帰りに来てよかったわ!」 崩壊し、地面になだれ込む上部の残骸を塵に変えるかの如く執拗に踏み荒らす巨大女性。不満の口調に続いてその足は、地面にしがみ付く下部へと向かうと、足幅より広いフロアの真ん中を踏み抜くように降ろした。 建物は一切の抵抗を見せることなく、巨大な素足を地表と接触するのを許す。再度その脚が持ち上がると、引き抜かれたフロアから砂煙を巻き上げ崩れ去っていった。 胸で最大級のビルを崩壊させたのが、本当に戯れであったのがわかる彼女の一撃。たった一度の意識的な踏みつぶし行為で、フロアにいた人々はシミにすらなれず、体液ごとすべて蒸発していたのであった。 「ふふ〜ん! 理解できないくらい脆いわね! こんなゴミみたいなモノが凄いって信じてたのバカみたいで恥ずかしいわ。再建や復興なんて二度と考えれないようにしてあげ……る!!」 スポーツウェア姿の巨大女性から、言葉尻を溜めて放たれたハイキックは、見た目だけはサンドバックとほぼ同じ体格をしてる隣のビルへと向けられる。グシャっという軽い音と共に現れた光景は、ダルマ落としの様な状況であった。 胸の時と同様に中階ほどで折れたビルの上部階は、蹴りの当たった数フロアを消滅させ、下部階に襲い掛かるように落下する。最効率で出来上がった瓦礫の山にトドメの踏みを入れると、彼女は次々に竹のように生えるビル群へと足蹴りを開始し始めた。 ハイキックや、喧嘩キックのような正面蹴りを経てありとあらゆる蹴り技で、ビルを叩き追っては、その瓦礫を踏みにじっていく。商業区画としてこの街最大級のビル街であったこの場所が、焼け野原より無残な更地へと変わる頃、最後に聳え立っていたのは、汗を光に照らした巨大女性だけであった。 「ふぅ~価値のない存在でも、結構いい運動器具にはなったわね♪ それじゃあ、本来の目的を果たしましょうか」 太陽に限りなく近い額に輝く大粒の汗が、彼女の手によって拭い取られる。意識すらしていない手の動きは、巨大女性の大量の分泌液を乾いた手の甲に付着させると、勢いのままに弾き飛ばした。 岩に匹敵する質量を持った生理現象で現れた液体が空を切り裂きながら、地面へと向かっていく。その体液の着弾地点。それは、地揺れと久しく見なかった恐怖の権化である人型をした巨大な化け物に怯えて避難を始めた、隣り町の住人が作り出した交通渋滞であった。 圧倒的に巨大な存在の動き。その四肢によって自らが絶命するという未来はここにいる全員が予想でき、その結果がこの憐れな現状であるのだが、まさか彼らも掃れた分泌液によって障害を終えるとは夢にも思っていなかった。 人の身長以上の異臭を纏った岩が流星群の如く地面へと降り注ぐ。頑丈な地面をいともたやすく抉り取るその一滴一滴は、状況が理解できていない、理解できるはずもない人々が乗った車にも無差別に激突していった。 本当に岩で圧し潰されたとしか思えないような、大きな穴を開け悲惨な現場を次々に作り上げていく。それが、街を破壊するために行われた一方的な加虐行為の副産物で、巨大になっただけの同胞の女性の生理現象と誰もが行う無意識の動きの結果だということなど分かるはずもなかった。 車ごと、または飛来物に対して紙ほどの役にも立たない場所から逃げ出した人を、無差別に襲う大虐殺が行われているなど、当然知ることもない彼女は、住宅街にその巨大な上半身を落としていた。 どんな暗雲よりも濃く、途方もない範囲の影を作り出す存在を前にただ絶望と祈りを捧げることしか出来ない住民に向かってゆっくりと顔を近づけていく。 恐怖で動けない人々を品定めでもするように動く、大きさの余り顔とすら認識できない、球体。通り抜けるたびに、暗闇をもたらすその物体が止まると、続けて現れたのは五本の顔のない化け物であった。 「あ、この辺りだ! 懐かしいな~♪ 事前情報だと元気にしてるっぽかったけど、昔っからアノ子ひ弱だったからな~」 家屋を丸ごと包んでしまえそうな、同サイズであれば品のある綺麗な指を持つ手が、二階建ての一軒家めがけて伸びていく。 電柱以上はあろうかという指が家屋を上下に分かつ境目に突き刺さると、鉄筋コンクリートが紙ほどの抵抗も見せずに破壊されていく。積み木のようにただ載せられていただけと錯覚するほどに容易く切り取られると、綺麗に二階部分だけが手のひらへと移った。 軽く持ち上げると彼女は、そのまま要らない紙を丸めるようにグシャグシャと手のひらで潰す。可憐で巨大な圧縮機を再度開くと、そこには、粉上になった建物だったモノの残骸と、その残骸粒を鮮やかに染める赤色が彼女の視界に入った。 「あ、あのキモい奴らまだ居たんだ。そんなことより~久しぶりだね♪ お姉さんのこと覚えてるかな~?」 冷たく吐き捨てた声が嘘のように、優しい年上の女性を演出する巨大な彼女。その視線の先には、怯えた様子で腰を抜かす、一人の少年の姿があった。 「この街に残ってるのはほとんど使い道のない男ばっかりなんだけどね~君は男みたいだけど私たちと同じ素質を持ってるんだって~♪」 そんな彼の前にゆっくりと伸びる、二階部分を紙屑のように粉砕したモノと同じ彼女の一部。巨岩のようで、艶やかな美しさを持つその化け物は、少年の少し前で止まると、塊が開いていった。 「だから迎えに来たよ~♪ 御姉様達の仲間にして頂いて、一緒に楽しも?」 返事など当然あるはずもなく、巨大女性の方もそれを気にする様子は一切ない。少年は家程あろう巨大な顔を見つめていたが、持ち合わせていた気力を全て使い切ると、その場に事切れるように倒れ込んでしまった。 「君と一緒ずっと暮らしたいと思ってたんだ~♪ よろしくね、レン君!」 少年は、最後に聞いた隕石のような顔が残した一言と、優しく介抱するように手のひらに、包み込むような胸の感触を思い出しながら、その瞼を見開く。そこに広がっていたのは、その言葉を発した巨大な存在が最後に見た、瓦礫の山のみが広がる悲惨な情景ではなく、タワーの展望室から見えるビルや家屋を矮小に感じさせる高みの絶景であった。 「ふふっ♪ 街のみんな~ボク……じゃなかった、私のこと覚えてるかな~♪」 腰に手を当て、地面に語りかけるように、元から高く幼い声色をさらに変化させ、高音の澄んだ声で街全体を震わせる。スラリと伸びる色白の四肢を剥き出しにしながら、身に着けているのは、セパレートの競泳水着のみ。上半身は腹部を完全に曝け出す、在るはずだったふくらみを隠すぴっちりとした布で、下半身にはその姿には存在しないはずの大きな膨らみが影を落としていた。 憧れなのか発展途上の茶髪に染められた髪を、大して邪魔になるはずもないのに、後ろへ流す動作を行うと獲物を見つけた上位種の目つきで地面に視線を落とした。 「これは……スクールバスかな? わぁ~懐かしいな~♪ 可愛いムシケラさんたちがいっぱいですね!」 巨大な男の娘の、温かみの一切ない満面の笑みを向ける先。そこには、突如現れた暴風を超えた風圧によって、走行中に横転したであろう、中に蠢く人々を抱え込むバスであった。 暗雲など比べ物にならないほどの闇をもたらす巨大な存在から、遠ざかることも逃げ出すことも叶わずに、身動きの取れなくなった生徒たちは、どんどん近づいてくる巨影の主を見上げることしかできなかった。 闇の中、悲鳴に包まれる車内は転覆時を上回る揺れに襲われることで上書きされる。一瞬の無重力の後に、バスの向きが正常な方向へと戻された生徒たちは、再度各々が発する声を空間に充満させていた。それは先ほどまでとは真逆であり、二度の大事故と呼べる衝撃を経験してなお、軽傷程度で済んでいることへの歓喜であった。 「元気なムシケラさん達を~特別な場所に招待してあげますよ~♪」 少年は、バスの窓を叩き割ってもおかしくない音圧を前にしても様子の変わらない、学生を詰め込んだ長方形の物体を、下半身の辺りまで持ち上げる。そのまま出来上がっていた、前方に広がりを見せる青いエナメルの大地の上で指を離すと、感情を抑え込むように口に手を当てた。 自らの股間の上に乗る数十人の命が詰まった矮小な鉄塊を見つめながら、興奮と漏れ出る笑みを物理的に抑えつける巨大少女のような彼。その事実を考えれば考えるほど湧き出る、感情の入り乱れる興奮との均衡をギリギリのところで保っていた少年であったが、先生のような佇まいの極小サイズの人間が、指で圧し潰せそうなほど柔らかい塊から飛び出してきたことにより崩壊したのであった。 「も~♪ そんな可愛い姿見せられたら……! 大きくなっちゃうよぉ~♡」 地殻変動の如く拡大する地面に伴って現れた巨大な地揺れによってか、それとも見上げる限り続く肌色の巨壁の頂に聳える巨大な顔に驚いたのか、その場で倒れ込む極小の一人。盛り上がっていく大地に抗う気配もなく転がされていく、張り付く埃程の存在価値であるその人間は、誰にも気づかれずに、股間の付け根に出来上がったパンツの皺によって包まれていたのだった。 「フゥフゥ……♡ もう我慢できないよぉ~♡ 御姉様専用のおちんぽで他では出せないんだけどぉ~♪ 君たち可愛すぎるから特別に味合わせてあげるね♡」 今いる場所が巨大すぎる少年の、しかも平和な時には同じ空間を共にした同胞の股間の上に居るとは知ることも考えつくこともなく、タイヤが地面についている状況を楽観視していた生徒たちを再度襲う浮遊感。しかし、彼らが感じた一瞬の恐怖は、死を迎えるまで続く絶望へと変わることになった。 指で摘まんだバスを、見せつけるために股間の付近で待機させる少年は、その指先とは逆の手で、人類が到底作り出すことのできない強力な密着力を兼ね備えるパンツを下げ、入りきらないほどに肥大化し始めるイチモツを解き放とうとしていた。 「いくよ~♡ んっ! あっ♡」 少年すらも予測できないほどのサイズになっていた自らのモノが、解き放たれた瞬間、空を叩き潰すかの如く轟音の風切り音を立てながらその姿を見せる。同時に、色白の肌に小さく美しい顔立ちを持つ存在から生えた、荒狂う巨竜すらも過少表現に感じてしまうほど巨大なイチモツは、生徒たちが乗る塊の一部と接触していたのだった。 「あはっ♪ 少し大きすぎたかな〜? でも早速、おちんぽのシミになれてよかったね♡」 聳え、脈打つ巨大な肉の巨柱に浮かぶ、道のような血管。半数の生徒とスクールバスの車体の半分の行方である、そこに張り付く微かな黒い点を見せつけるように、断面図化した残りを近づけていく。 「あ! ごめんね! 君たちも早く潰されてカスになりたいよね♡ だって~こんなに可愛い私から生えてる君たちの建物より大きなおちんぽだもんね♡」 明るい声色と屈託のない笑顔を、数秒前にできたイチモツのシミよりも小さい、生き残りの生徒たちに向け、さらにその暴力の塊を怒張させる。理解を超えた光景に、生き残った極小の存在は、限界まで感情を紛らわせる、動きと叫びによって気絶という安楽までの道のりを潰そうとしていた。が、その願いは、最悪の方法で叶うことになってしまった。 竿の中心部の上空に待機していた、まだ十数人の若き命を乗せた塊はゆっくりと先端のほうへと移動していく。その動きが止まってもなお、見える景色は変わったようには見えなかったが、それが文字通りに皮を被った悪魔であることを生徒たちは身を持って体感するのであった。 「いっしょに気持ちよくなろうね♡ あっ♪ ここだったら、もしかしたらチンカスなれるよ♪ そしたら、いつか御姉様に舐めとって貰えるかもね♡」 建物ほどに巨大なその柱を包み込んでしまえるほどの手が、巨大なイチモツに覆いかぶさる。続けて引く動きで大気が揺らぐように色鮮やかな赤みがかった部分がゆっくりと姿を見せ始めたのだった。その瞬間から、脳を破壊するような濃厚な激臭が生徒たちを襲う。大半が、その赤みがかった化け物の全貌を見ることなく倒れ込んでいたが、失ったはずの元気を取り戻したように暴れ回り叫びながら、その臭いの発生源へと叩き落とされた凶運の者たちもいた。 半分に千切れたスクールバスを振りかけのように亀頭の上で動かす巨大少年は、空になったその塊を持ったまま、爆発寸前まで巨大化したイチモツを握り込んだ。 「みんな、いくよ♡ んっ♡」 少年の敏感な部分の上位であるはずの裏筋に微量の快感も与えれずに、手の間で紙屑以下の感覚で潰された残骸は、生徒たちよりも先に石粒サイズのゴミへと変えられ、垂れていた透明の粘液に取り込まれる。 少年のイチモツは、巨大な赤みがかった化け物を召喚した時の逆再生の如き動きと早さで、その姿を現した時の形へと戻る。最新鋭の耐震や耐久力を持ったビルすらも紙ほどの感覚で破壊してしまえる強度の包皮。それを戻すという、たった一回のその動きによって、十数人の若き存在は、絶望に耐え続けた末、晴れて少年の恥垢を構成する微量な一部へと成り果てることになったのであった。 味わうようにして、極小の存在を生存の証すら残さず消し去った後、巨大少年はその余韻を楽しむわけでもなく、消滅した生徒体のことなど既に忘れ、ただ快感の為に自慰を始めようとしていた。 微かに漏れ出る程度の甘い喘ぎ声と、乗り捨てられた乗用車を叩き潰すほどの我慢汁を漏らしながら、ストロークを続けていた巨大少年であったが、ピタリとその手を止めると、飢えた獣のような目つきで当たりを見回し始めた。 「ハァハァ~♡ あっ!♡ アソコならっ♡」 少年の目に留まった建物。それは巨大な少年の大きさにギリギリ届くことの出来ない、この街最大級の商業ビルであった。衰えるどころか、強度を増していく巨柱を左右に振り、雲を叩き落としながら足を進めていく。 数分前まで散々に弄んだ、同種のバスを足裏の汚れに変え、パンツの布地に囚われていた小さな教員を、生殖本能にて蠢く隕石のような玉によって挟み潰され、シミを一つ生み出してもなお、少年の頭にはその建物と自らのモノで気持ちよくなることしか存在していなかった。 「フゥフゥ~♡ 下等な人類から上位種になったつよぉ~い遺伝子♡ ハァ♡ 絶対孕ませてあげるね♡」 全面ガラス張りの、買い物客で賑わう複合施設である大型ビル。幾度とない破壊と再生を経て、最新の技術、耐震、強度を誇り、避難所としての役割すらも想定して設計されたそのビルに大して、性交渉の相手のような視線とイチモツを見せつける少年。縦三つ分のフロアにわたって聳え立つ肉棒を、近づけていく彼はギリギリ触れない位置でピタリと動きを止めると、優しく抱え込むように腕を回した。 吐息でガラスが曇るほどに、高ぶる体温をそのまま放出しながら、フロアの様子を確認する。休日であるだけでなく、近くにいたから避難した、といった様子の人間がパニック状態になっている中階に狙いを定めた巨大少年は、一つのフロアには絶対に収まりきらないであろう腫れ上がったの巨柱を一気に差し込んだ。 グシャグシャ! ズチャァ♡ 動く前提で作られた乗り物と、守ることを前提に作られた建物の壁との強度の違いが、全くといって見出せないほどに、抵抗なく巨大少年のイチモツを受け入れるビルの防壁。天井と床を破壊しながら、一度たりとも引っかかる様子もなく入り込んだ巨大すぎる肉柱の頭部は、内装だったゴミや生物だったものの残骸を纏って、大気の元へと顔を出した。 「ハァフゥ♡ もっとぉ♡ オラはらめぇ♡ もっと気持ちよくしてみろぉ♡」 貫通した円柱状の、ドロドロとした空洞をいくつも作りながら、本能のままにビルに、パートナーのように欲求をぶつける巨大少年。男性器を絶頂させるための、性玩具のイボ程の使われ方をしながらも、その程度の快感も与えられずに、たった一回でその役割を終えていく避難民や買い物客たちの存在は、激臭を放つ粘液に恐怖を煽られながら、肉棒のシミになるのを待つしかなかった。 丸みを帯びた惑星のような尻が小刻みに揺れる度、見るも無残な姿へと形を変えていく大型ビルは、限界を迎えようとしていた。ピストンのたびに新鮮な快楽を求める巨大少年の動きは、人が集まっている場所を的確に刈り取っていき、その結果として内部は粘液性の化け物が大暴れしたような悲惨な穴が多発する、まるで蜘蛛の巣のような状況となっていた。 「あぁ! イキそうっ! 可愛い上位種様の精子!♡ 受け取れないゴミは潰れて死んじゃえ~♡」 ドピュッ!ビュルルル!!! ドプ♡ドプ♡ドプ♡ 巨大少年は、内部から崩壊寸前に仕上げた、自ら作り上げた文字通りの穴に向かって、大量の白濁液を注ぎ込む。上下階が潰されたことによって生まれた隙間や、粘度の高い透明な汁が作り出した安全地帯。そこで命からがら生き延びた強運の持ち主をも、平等に滅殺する途方もない質量の白濁液は、ボロボロの建物内に収まりきるはずもなく、周囲に漏れだしていた。 「ふぅ♡ んぁはぁ♡ ビルのナカ♡ いっぱい出せたぁ♡」 余韻に浸りながら、抱えていたビルの上部をおまけ程度の布生地が貼り付けられた胸板との間で粒上に崩壊させると、白濁に染まるドロドロとした地面にトッピングのように残る残骸を全身で包むように蹲った。 巨大少年は尻を突き上げた体勢で、そのままへたり込むように、地面に顔を近づける。高揚した頬の色で、今の絶頂ですべてを出し切ったと思わせる、混じりけのない笑顔を作り上げると、飛び散った瓦礫と激臭が包む空間に佇む点に向かって口を開いた。 「可愛かったですか? 御姉様♡」 その点から返答を受け取った少年は、ビルの残骸を嘲笑うかのように、自らのモノを硬くしたのであった。 巨大すぎるとはいえ、イチモツを絶頂させる為だけに、見る影もなく崩壊した建物。人類が到達できない種との関係開始から、かなりの時を経てもなお、守る物どころか使い捨て性玩具すら作れないことを知った多くの存在は、次にその欲望という名の暴力が向けられないことを祈るしかできなかったが、巨大少年の欲求は高まるばかりであった。一人の存在の為に。