完成までの製作工程を解説していきます。
こちらのラフをもとに線画にしていきます。
今回は服や装飾はなくほぼ水なので、線画は少なくて楽です。
わかりづらいですが、今回の線画はペンの不透明度を下げて若干柔らかい感じの線になるようにしました。
下塗りとパーツごとにレイヤーを分けます。
キャラに関しては、キャラ・魚・右手でフォルダを分けて塗っていきます。
更にこの段階で水の形もとってベースを作っておきます。
水もパーツごとに細かくレイヤーとフォルダを分けています。
右腕にある水・魚より前にある水・キャラと魚の間にある水・キャラの後ろにある水、という感じです。
①まずはキャラから塗っていきます。
今回は水が主役で、水の透明感とキラキラ感を出したいので、強めの光が上から当たっているていで光を意識しながら描いていきます。
なのでまずは肌にしっかりとハイライトを入れてから影などを描き込んでいきます。
光の当たり方は実際にはこうなりませんが、絵の見え方を優先してます。
②髪や魚、水などの落影などを追加して立体感を出します。
③オーバーレイや乗算で色味を調整します。
④瞳を塗っていきます。
今回の瞳はなるべく薄い色味で、透明感のある瞳を目指します。人間味もあまり出ないように瞳孔も白にします。
色味を追加します。瞳の上側を若干濃くして、下側にうっすら紫を入れて、黄緑のハイライトを入れました。
乗算でまつ毛の影を入れて、まつ毛は肌色に馴染むように赤茶を入れます。
ハイライトとまつ毛を描きます。
⑤魚を塗っていきます。
魚の鱗は画像のような鱗のパターンを描いて、それを魚の形に合わせて変形させます。それを綺麗に清書したら線を薄い色の乗算モードにします。
ヒレは透けているように見せるために下の色を拾ってそれで塗ります。
鱗に色をつけます。
真っ白の魚ではなく、白い鱗にいろんな色が反射している感じにしたかったので、パステルカラーの色味をバランスを見ながらランダムに入れていきます。
乗算で立体感をつけます。更に鱗の隙間にも影を入れて鱗を強調させます。
ハイライトと下からの反射光、ひれのすじを描きます。
目玉や色味の調整をして立体感を更に強調させます。
⑥水の落影を描きます。水は光を透過させるので、水のゆらめきのような光を描き込みます。
肌は通常レイヤーで光を描き込んだ後、オレンジのオーバーレイで影のふちなどに明るいオレンジ色を入れます。
髪はオーバーレイの白に近い水色で光を入れます。
これでキャラの塗りは完成です。
⑦水を描いていきます。
見えやすいように色をつけていますが実際は白色のベタ塗りです。
⑥のキャラと魚のレイヤーをコピーして統合したものを水レイヤーにそれぞれクリッピングします。それを指先ツールで水の流れに沿っていい感じに歪ませます。更にその上にレイヤーを重ねて、薄い青っぽいグレーを乗算でベタ塗りしてうっすら色を濃くします。
更にレイヤーを重ねて、スポイトで色を拾いながら水の揺らぎや反射を描き込んでいきます。
水のふち部分を描いてシルエットと厚みを出します。
ふちに濃い色を入れます。実際にはありえない描写ですが、水の形と存在感を上げるためと、後から入れるハイライトがより際立つので描き込みます。
白でハイライトを描いていきます。水の透明感とプルッとした感じが出た・・・はず。ハイライトを入れると劇的に変わるので楽しい作業です。
水の塗りが大体出来ました。
右腕の水も描きます。頭の蓮も追加しました。蓮は魚と色味を揃えて塗っています。
飛び散った水滴を追加します。
更に肌についた水滴も描き込みます。
仕上げの作業に入ります。
水のハイライトの部分に、ふちがボケたブラシを使って白色のオーバーレイでハイライトを入れて発光させます。更に同じように今度は濃いオレンジ色のオーバーレイを使って光を強調させます。あまり派手な変化ではないけど効果は高いという感じなので、原寸サイズで見てみるとよりわかりやすいと思います。
キラキラエフェクトも追加して完成です。
ここまで見てくれてありがとうございました!
ミナミ
2025-09-29 04:57:07 +0000 UTCTinnitus
2025-09-28 16:41:29 +0000 UTC