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人面蜘蛛~最終話~

私達がこの島に来てから・・・いやもう数えるのは止めよう あれから私達の体内から生まれた赤ちゃん人面蜘蛛は私達の精子を飲みスクスクと成長していった そして次第に言葉を覚えていった “団長。精子オイシイ” ユーリ蜘蛛の声は我が子のユーリと声がそっくりだった “オレノ飲マセル” ユーリ蜘蛛が私の口にちんこを突っ込む 私の目の前に現れたちんこはユーリのそれとほぼ同じ形をしていた それを私は咥えてしゃぶった “美味シイ。キャハハ。変態人間” 無邪気に笑うユーリ蜘蛛 私はそれがなぜかほほえましく思えていた それは 私の体が生み出されたユーリ蜘蛛のことを私は次第に愛着がわいてきてしまっていたからだ やはり自分の体が生み出されたという経験が私をそうさせていたのだろう ユーリ蜘蛛の成長が、ユーリが大きくなる姿に重なって愛しさがこみあげてきた 今思えば、私がここに囚われて唯一の幸せだと感じた瞬間だったのかもしれない だがその幸せは永くは続かなかった “子供タチ。新シイ住処。造レ。人間一匹連レテケ” 親の人面蜘蛛は3匹の子供人面蜘蛛にそう伝えた 子供達は私達を吟味しながら選んでいく 頼むユーリ蜘蛛 私を選んでくれ・・・頼む・・・ “オレニ似テル。コイツニスル” ユーリ蜘蛛が選んだのはユーリだった そのまま担いで洞窟の奥までいってしまう二人の背中 私を置いていかないでくれ・・・息子たち・・・ こうして一時の幸せは過ぎて、また地獄の日々が待っていた ―――――――――――――――――――――――――――――― 私は、団長たちの住処を離れて新しい洞窟の中を私そっくりな人面蜘蛛に担がれながらどんどん進んでいった 途中塞がれた道は穴を掘り新たに開拓を進める人面蜘蛛 口から放たれる蜘蛛の糸は土を柔らかくさせながらサクサクと掘り進めていく 掘った後から青い苔のようなものが岩に付着していっていることに気づいた そうか・・・ この洞窟はもともとあったのではなく人面蜘蛛達により掘られた後だったのか そして、洞穴から光が差し新しい洞窟が完成した 日の光を浴びたのはいつぶりだろう 日差しがとてもまぶしく暑く感じる “開通シタ。戻ッテ家ツクル” 人面蜘蛛は後ろへと引き換えし再び洞窟の中へと戻った 私は今新しく出来た洞窟の天井から吊るされたいる また新しい獲物を人面蜘蛛は待ち続けているのだ・・・ アスカ隊員は無事なのか・・・ 私達を助ける手段は見つかったのか 今となってはそれにかけるしかないが 私は今その洞窟にはいない 誰でも良い・・・俺を助けてくれ・・・ 1人は嫌だよ・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私の元から息子たちがいなくなってから少し時間が経過した 何やら、人面蜘蛛が活発に動いて私達を並べている 一体何が始まるというのだ・・・ そんな事を考えていると洞窟の奥から一匹の新しい人面蜘蛛が現れた 「ローテションノ時期ダ!移動ダ」 現れた人面蜘蛛は野太い男らしい顔つきをしていた 「分カッテル。ニンゲンノ説明スル」 そういうと、、人面蜘蛛は新しく来た人面蜘蛛に我々の事を教え始めた 「コノ3匹人面蜘蛛ノ卵同化シヤスイ」 「ワカッタ。ダガ皆個性アル。ワシニ会ウカ分カラナイ」 「ソウダナ。人面蜘蛛ニハヨカッタ。オマエニイイカ分カラナイ」 人面蜘蛛達の会話から、卵の同化しやすさはその個体によってまちまちらしい 人面蜘蛛はあらかた私達の事を紹介すると別の洞穴に向かってしまった 「サテ・・・玩具デ遊ブトスルカ」 そういうと、新しく来た人面蜘蛛は、私達を横一列に並べて口についた糸を取り外した 「人間ノケツ汚イ。自分達デ綺麗ニスル」 何を・・・うぅ・・・ 目の前に現れたのは毛深い男のケツ。プーンと漂う激臭に顔を背けようとしたが 糸で無理やり固定された ンゴンンングンン 先頭と最後尾の口とケツを合わせて横一列だった私達は円を組んでいた 「出来タ。良イ姿ダ。情ケナイ人間ノ醜イ姿!」 ングンンンン こんなの今までの人面蜘蛛とは全く違う・・・ この時私は改めて人面蜘蛛の脅威に気づいた 人面蜘蛛は個体によって人間の弄び方が全く異なっている 人面蜘蛛の数だけ我々を楽しむ方法があるということが分かった ・・・・・・・・・ それから何回ローテションがくりかえさせれたのだろう 産卵と移動を繰り返しながらどんどん数を増やしていく人面蜘蛛 私の顔そっくりな人面蜘蛛も誕生した 他の隊員達や全く知らない男の蜘蛛も現れた 助けは未だ来ない 人面蜘蛛達はあの手この手で私達を弄んだ 繭にされ動けないことを良い事に屈辱の日々を過ごしていた そして私は今、子供の蜘蛛に選ばれて新しい巣穴にいる 孤独の中で私は今1人洞窟の中にいる この島の地下は人面蜘蛛により支配されている 頼む誰か・・・助けに来てくれ・・・ 私達を助けてくれ・・・ 誰でも良いっ!洞窟に入ってくれっ! 私達を助けて・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――― この調査団が島に上陸してから1000日目 無事に帰ったものはまだ現れていない あの島の洞窟には入るなっ・・・ 今もそう伝えられている だが、命知らずの冒険家や謎を解明しようとする科学者があの島に訪れることは後を絶たない だが未だに帰った者はほとんどおらず 唯一生き残った女性達は洞窟に入るなと伝える だが 今もなお、その洞窟の中では助けを求めつづける男達がいる 助けてくれっ! この洞窟の中に俺達は捕まっている と だがその声は、洞窟の奥底で響き渡るのみだった 完


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