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人面蜘蛛~プロローグ~

我々がこの未知の島に上陸してから5日が経った 開拓されてない未知の島に何名もの調査団が派遣され、戻ってきたのは数名 測量したデータを持ち帰ることなく命かながら戻ってきた者達は口を揃えていった “洞窟に入るな” 一体そこに何があるのか 我々調査団は謎を突き止めるためにこの無人島へと船を出した 100人ほどいた調査団も 航海中の嵐で海に消えたのが10名 上陸してから巨大生物によって命を落としたのは40名 ここは人間が生息するのにあまりに危険すぎた 植物は我々の身長ほど大きい 特に危険なのが、食虫植物・・・いや食人植物といっていい 大きな花につつまれた最後、胃液でじっくり溶かされてしまう 植物はまだ動かないから良い ここに生きる生物はけた違いに大きい 昆虫ですら30cmを超えている 猛毒をもつサソリに刺されでもしたら命はない 食事については現地調達で困ることはなかった 果物は普通の何倍も大きく、収穫出来れば、1つの植物で3日は過ごせる そして5つ目にしてついに我々は人間が住んでいた形式を発見した 小屋の様になっていたその建物は、古びていて腐っているが人工物であることは間違えない その建物の中に入るとそこには驚きの光景があった 目の前にはミイラになった人間が二つ繭につつまれて宙づりにされていた 「団長見てください!これ!」 私がそのおぞましい姿を見ていると、団員の一人が声をかけた 机の上にみつけたのは日誌だった 〇月×日 私は禁断の島と呼ばれるこの島に研究に来てから大発見をした この地にいるはずもないほど小さな一匹の蜘蛛を発見した この地の生物は皆巨大ななのにこの蜘蛛は自分の掌より遥かに小さい なぜこの地で生きているのか もしかしたら我々人間がこの地で暮らすためのヒントになるかもしれない 私は助手の二人と共にこの生物を観察することにした 〇月〇日 驚くべきことが分かった この生物は、食べ物を食べない 試しに持ってきた食料をいろいろ渡してみたが何も食べることはない そこでこの地に生きている者ならと思い、蜘蛛よりはるかに巨大な虫を入れてみたが 巨大な生物を繭にしたまま放置していた 何ならこの生物は食べるのか まだまだ研究の余地がある ×月〇日 ついにこの蜘蛛が何を栄養にしているのかを判明した 私が連れてきた実験用のマウスを試しに蜘蛛に与えた その蜘蛛は自分より遥かに大きなマウスを繭にして捕らえると 放置するのではなく宙づりにしていた そして驚くべきことに雄のマウスの逸物から精子を飲んでいたのだ この蜘蛛が初めて食した瞬間だった ×月×日 数日間様子をみた結果さらに驚くべきことが分かった 成長するとこの蜘蛛にマウスと似た性器が腹部より現れてきた そしてその性器をマウスの口の中に突っ込んで胃に送り込んでいた まるで餌付けをするように・・・ 私の仮説はおそらくこの蜘蛛は捕らえた雄の精液を栄養として摂取している そして捕らえた獲物に自らの体で作られた栄養を与えて生かしておく これが正しければ、今まで見たことのない新種の生物であることは間違いない 引き続き観察を行う △月〇日 蜘蛛はあれから一匹のマウスを生かしながら精子だけ接種していた 私の研究は正しかったのだ そして新たな謎にせまることにする この蜘蛛は全ての精液を好むのか いろんな生物の精子で試してみることにする △月×日 この蜘蛛にとある実験を行った マウス・ウマ・ヤギ・ネコ・イヌ・そしてヒト サンプルとして保管していたこれらの精子を置いてどれに蜘蛛が一番反応するのかをみることにした すると、一番反応したのはヒトの精子だった 他の生物精液を目もくれずヒトの精子だけを吸っていた そしてもう一つ分かったことがある マウスが寿命をはるかに超えている点だ マウスの寿命は3年から5年。このマウスはもうすでに10年は生きている △月△日 蜘蛛はヒトの精子しか求めなくなった 宙づりにされたマウスは放置されミイラ化している ヒトの精子を与えた蜘蛛は尋常じゃない速さで成長をしていく 掌サイズだった蜘蛛は50cmを超えてゲージの中いっぱいになっている 助手に精子を与え続けているが、これ以上大きくなったらどうなるのか見当もつかない 私はとんでもない生物を生み出したのではないだろうか ×月△日 与え続けた結果、蜘蛛は1mを超えた 精子を与えるのをやめると蜘蛛が騒ぎ始める 与え続けないと今度は我々があのマウスのようになってしまう 私はとんどもない怪物を生み出してしまったのかもしれない だが、もう後には戻れない 日記はここで途切れていた 私はもう一度、あの繭を見た。 この日記を書いた研究者であることは間違いないだろう そしてその隣にいるのは助手 ・・・だが、1つ府に落ちない点がある なぜ蜘蛛はこの研究者たちを置いていったのか 生かして精子を与え続けていれば今も生きていてもおかしくない だが、この研究員達はミイラ化している 考える推測としては 別の生物の精子を求めた 寿命で人間が死んだ 蜘蛛が出す食べものが人間には合わなかった まだ謎が多いが、もしかしたら謎の洞窟と関係しているのか 私はこの研究所を拠点として、洞窟探しをすることにした 繭になった人間は土に埋葬した


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