熊谷兄弟の過去
Added 2024-07-31 19:44:56 +0000 UTCいつも創作を見ていただきありがとうございます🙏
アイデアの一つなのでとりあえずメモ
◉熊谷ミフカ(兄)の体に無数の縫い跡がある理由
熊谷兄弟の父親は科学者であり、弟のことは気に入っていたが兄のミフカに対して扱いの差があった。(親による兄弟の愛情の格差)
父親は機嫌が悪くなるとラボに幼きミフカを呼びつけ、手術室に寝かせ特に意味のない切開や縫合を繰り返していた(ストレス発散のため)。父親に逆らえないミフカは呼ばれるたびに体が傷だらけになるが、人は過度なストレスを受けるとまず精神を防衛しようとするシステムが働く。そのおかげでミフカはそうされている自分の体を他人の体のように客観視していた。感情の鈍化である。それにより痛みもあまり感じなかった。その反応が父親の求めていたものではなかったため、父の神経を逆撫ですることになった。ミフカは18くらいまで意味もなく体を切り刻まれ縫われる、という行為を繰り返された。相変わらずミフカは他人の体のように客観視していて、また兄が呼ばれるたびに弟も気まずい申し訳ない思いをしていた。(父親のお気に入りであるミアサはそんなことはされなかった)
傷が治ってきて皮膚が綺麗になるとまた切り刻まれ縫われる、を繰り返された体は縫い跡が目立つようになり、32才の今でも身体中にその跡が残っている。行為を受けている間ミフカが考えていたことは、父親が妙に楽しそうであるのはなぜなのか?という疑問であった。その疑問は脳内に常にあり、ミフカは「される側」から「する側」になればそれがわかるのではないかと思い、生物学者となり実績を積み国の実験特区「セクター」のひとつを任されるまでになる。好きに実験ができる場所を得たミフカは他人を素材として認識し、好きに人体を損壊していく中で確信した。『人の尊厳をこの手で奪うことほど快楽を感じるものはない』という気づきだった。寝台の上で楽しげだった父親の顔を思い出し納得した。父親は自分の体を好きに刻むのが楽しかったのだ。それは「する側」にならなければわからない快楽だった。はじめて父親に呼ばれたその日から少しずつ熊谷ミフカの精神は人間離れしていき、歪み、もはや今人間味のある部分はあまり残っていない。それは彼の目が物語っている。
◉ミフカが少年愛者である理由
そういった過去から当たり前のように子供のミフカは大人たちから愛されなかった。親から愛されなかった。「兄なんだから」と圧を受け、それに応えた。父親の行為に素直に従っていれば愛してくれるかもしれないとフと少しだけ思ったこともあったがそんなことはなかった。自分はただ父親にとって都合のいい解剖用カエルのような存在であった。その過程で本来なら周囲や親から受ける愛情というものが枯渇した状態で育ち、「少年ミフカ」は愛されなかった、ということがミフカの脳内の奥底に常に沈んでいる。ミフカが少年を愛でるのは少年が恋愛対象というよりも自分の中の少年性の投影である。=自己愛を彼は無意識に得ようとしている。目の前の少年を愛でることで、また己の中にある満たされぬ少年性を愛でている。自分が少年に愛を向けることでまた内なる自分の少年性も愛そうとしているのである。無意識に。