たすの創作について、「どうやって話を考えているのか」「キャラクターを考えているのか」について自分用のメモも兼ねて言語化していきます。
発想法は昔から変わらず(以前ファンボの記事でも多分書いた?)、落語のさんだいばなしみたいな感じで言葉からの発想、シチュエーションの思いつきから演繹法で「ではこのあとこうなる」と続きをどんどん発想していく感じで話を積み重ねていきます。「花」「宇宙」「水」「虫」「よどむ」「恐怖」など色々…
(偉大なる手塚先生がブラックジャックでさんだいばなしのように言葉の組み合わせで話を考えていたエピソード、小説家の星新一先生が「水+惑星」のように言葉の組み合わせでショートショートを書かれていたエピソードと、ほぼおなじ方法です…)
言葉と言葉の組み合わせをストーリーやシチュエーションにして空想するのが好きで、そこから絵をイメージするのが好きなので漫画という表現で毎日楽しく創作しております。言葉によって出てくるイメージ、さらにそれを絵にして描きたい、となるとやっぱり一番好きなモチーフが出てくるので、脳内にある多数のジャンルから「たすの好きなもの」が抽出されてシチュエーション化されていき、大きな世界に繋がっていく…という感じです。
「猫耳」「ケモノ」「爆弾魔」「ダウナー」「ぶかぶか袖」「サスペンス」「BL」「貝殻」「海」「宇宙」「皆既日食」など、単語から好きなシチュエーションやキャラクター像を膨らませていって発想します。
変容生物の話は「メタモルフォーゼ」をテーマに、はじめはちょっと「陰鬱な童話」のようなイメージでバッドエンドも考えていたのだけど綺麗な話にしたいな…と思い「姿が変わっても『ここにいる』という存在は変わらない」という終わりかたにしました。ちなみにあのあたりで『貝』を思いついたのでシーマンで印象的だったノーチラスが好きなのでオウムガイを思いつき、はじめは少年が「オウムガイになる」というとっかかりで演繹法で話を作っていきました。『貝』という言葉で私はノーチラスが脳内から出てくるけど、何を発想するかは十人十色なのでそこが創作の面白く楽しいところだな…と思います(みなさんは『貝』という言葉で何を連想しますか?)
『オウムガイ』のような生き物が出てくると私の中の藤岡弘探検隊がウズウズしてくるので自然と『探索、捕獲』という流れで話が進んでいきます。『捕獲』したならそれを頼んだ人物がいるのでその人物がキーになってきます。『その生き物が好きで手に入れたかった少年』という存在が私の中で出てきて、人によってはここから水槽を作って育てる、とか仲良くなるストーリーになっていったりするかもしれない、私の物語の中ではオムロムゥは死んでしまい、それだけでなく少年にオムロムゥの面影が出てくる、というところで最初のテーマである「メタモルフォーゼ」のとっかかりがここで登場。ここからは『変容』していく過程とそれによる環境、精神的な部分の変化など思い浮かんだものを漫画にしたためてかいていきます。という感じで、話が出来上がっていきます。
『言葉』から発想し、好きなモチーフで好きなシチュエーションを描けること、絵が描けること、キャラクターが生まれること、そのキャラクターを動かせること、また勝手に動いて話がさらに動いていくことがとても楽しいので、創作は飽きない……本当に楽しいなと思います。