エルマーニは自分の誕生日を知らない
Added 2023-12-13 04:57:14 +0000 UTCエルマーニは自分の誕生日を知らない。
厳密に言うと関心のないことなので覚えてない。幼少期に自分の誕生日を祝ってもらったことがなく、そもそも世間的には誕生日ってそんな特別な日なんだ…と思っていて、基本的に世間のイベントごとや〇〇デーみたいなものにもあんまり興味がないタイプ。
【ここからはエルマーニ幼少期のメモ】
12人兄弟の10番目の子供として生まれる。両親が兄弟に対して偏った贔屓をするタイプであり、中でもエルマーニに対して両親はほとんど触れていない。というのもエルマーニは元から先天的に様々なものが欠落した性質で主に共感性、協調性、他人に対する関心、コミュニケーションに対する関心、人の気持ちを想像したり情を感じる部分が欠落していて、ルッテ兄弟の中でもひとり異質な雰囲気だった。ので他の兄弟は怖がるし近づかない(遊んだところでエルマーニは悪意なくおもちゃを壊すため「エルマーニがおもちゃを壊した!」とその子が親に泣きついて親がエルマーニを叱るけど、エルマーニにとって『このおもちゃが壊れたらどうなるんだろう→壊してみた→面白かった→おもちゃで遊んだ』という結果なので、怒られても何が悪いことなのかわからない。エルマーニの世界に基本『他人』はいないので誰かのおもちゃが壊れようとどうでもよく、そういう意味では厳密に言うと本当の意味で『人と遊ぶ』ということができない。なので10歳までの間、基本的には自分の部屋でただ買い与えられたおもちゃを気が向いたら壊す、という遊びをひとりでやっていて、親も「あの子は理解できない、わからない」と匙を投げてしまった。(資産家の集まるパーティーでは毎年一人子供を連れていくのだが、これみよがしにエルマーニだけ外すのもどうかという親の考えで一応一度だけパーティーに参加させた)
その後も何かあるたび、親はもう面倒なので「エルマーニは人の気持ちがわからないからそんなことするんだよね」「わからないもんね」みたいな諦め文句のようなものを繰り返していたため、エルマーニの記憶の片隅にその言葉が残っている。親は他の兄弟を可愛がり、お気に入りの子供には盛大に誕生日パーティをしたが、エルマーニは一度も誰からも祝われることはなかった。エルマーニにとって誕生日はただの普通の一日だった。
そのあとエルマーニはふらっとひとり船に乗り込みギガントーキョーに辿り着くが、エルマーニが家からいなくなったことを数日間は誰も気づかなかった。気付いたところでルッテ家の日常に特に変化はなかった。
ギガントーキョーにたどり着いたのが10歳、そこからトリエラに出会ったのがたぶん10代後半(初登場のデート回のあとのトリエラとの出会いエピソードが一年前の話、なのでたぶん10代後半くらい)。10歳から10代後半まではひとりでふらふらと街で生きていて「ビルが壊れるところが見たい」と思いついたところから爆弾を作り始め(試作したものを試しに路地裏に置いたら起爆してハオロンが犠牲になった)、思い立って気軽にピアスを開けたりタトゥーをなんとなくいれてみたり、そんな感じでふらふらと生きていたところトリエラに出会う。
たぶん一度だけ声かけられたくらいでは特に興味を示さなかったと思うので、トリエラが何度も「ちゃんとエルマーニの目を見て」心から気遣ってくれた出来事がなんとなくエルマーニの中で「その人に対する興味」のきっかけになったのかな…と思います。(優しくされたから嬉しくて、とかではなく純粋にこの人はなぜこんなに声かけてくるんだろう、みたいな感じ)なので今エルマーニが「トリエラちゃんと同じに気持ちになりたくて同じ本を読もうとする」「退院したらトリエラちゃんと遊びに行きたい」みたいな感情が出てくるのはエルマーニにとって「本来持ってなかった部分」なので、そこを引き出してるトリエラちゃんは本当にちゃんとエルマーニの中にしっかり入ることができた人なんだな……と、いう(トリエラちゃんすごい)
◯おまけ
ちなみにエルマーニは先天的に欠落した性質ですが、ハリーの場合は後天的です。『なんらかの耐え難い出来事』の中で正常にとれていたバランスが崩壊しネジが飛び、自分が異常な思考や行動をしていることにもう気づけないので「お前イカれてるぞ」と言われても「なんでぇ?」ってなります。『なんらかの耐え難い出来事』が理由で壊れ、ネジが飛んでしまったため精神を守るためか幼児退行した性格になっています。