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年下彼氏のリベンジ 前編

「んッ、はっ、はっ……ゆかりさんっ、ゆかりさんっ……」 「ああんっ、もっとっ、もっとよっ、あっ、んっ、私のおマンコ、たくさん、いじめてっ……そうよっ、そこっ、もっと奥までついてええっ……」 ぼくの必死な声に対して、しかし、ゆかりさんは楽しそうにしながら声を上げていて。 「も、もう無理ですっ、出ちゃいますううっ……」 「あんっ、だめようっ、ほうら、もうちょっとだけ頑張って……」 「っ! んっ、はっ、んッ……!」 年上の彼女を持つとどうなるのかは、他の人と付き合った経験がないのでよくわからない。 ただ、僕らに関して間違いなく言えたのは、主導権を向こうに握られてしまった、ということだった。 「も、もうちょっと待ってください、僕、もうっ……!」 「ふふっ、だーめっ」 「あっ、でるっ、でちゃいますっ、あっ!」 どぴゅどぴゅと、僕の精液がゆかりさんの奥に流れ込んでいく。 「はあ、はあっ……」 「ふふ、圭太君、かわいい、いつもいつも、一生懸命、腰振ってくれて……ふふっ」 「ううっ……」 ゆかりさんはいつもこうして、行為が終わるたびに僕のことをほめてくれる。 「あ、頭、撫でないでください……」 「だーめ、圭太君可愛いんだもん」 僕の要求は今日もすげなく却下されて、僕の頭はよしよしと好き放題だ。 ゆかりさんに悪気はないのだろうけど、男の尊厳がゴリゴリと奪われていくような、そんな錯覚を覚える程度には、悩みの種だった。 「そういうことですか……」 「そういうわけなんです……」 ゆかりさんと別れた帰り道、何気なくふらりと立ち寄った占いの館。 目のまえのお兄さんが苦笑しているのが見て取れる。 「あの……ボク、そんなに情けなく見えますかね……」 「え? いいえ? 普通だと思いますよ? どちらかといえば彼女さんの性格といいますか、性質が関係してるようです……なにかこころあたりはありますか?」 「ああ……」 正直言うと、心当たりしかない。ゆかりさんはいたずら好きで気まぐれで、僕が困っているのを見てニコニコと笑う人だ。 ……これだけいうと悪魔のような人なのだけど、実際この人を嫌いになれないのが不思議である。 何だかんだで優しいところもあるから、憎めないいたずらっ子といったところだろうか。 そんなことを言うと、 「……なるほど、でしたらまあ、そのいたずらっ子、というのがカギになるかもしれませんね?」 「……はい?」 「……わかりました。万事私にお任せください。明日になれば、きっと事態が大きく動いていると思いますよ?」 「は、はあ……」 自信満々に占い師のお兄さんが言うので、僕は頷くことしかできなかった。 ……やっぱりこういう推しに弱いところは、僕の性格に問題があるんじゃないか? それは、翌朝のことだった。 「ん……よく寝た」 朝日が差し込んでいる。眠い。 昨晩は新作のゲームを進めていて、ついつい夜更かしをしてしまった。休みの日なので、多少の寝坊は仕方ない。 だが、 「……ん? なにこれ、ゆかりさんからメッセージ……電話も来てる……何度も……」 みると、『早く来て』『お願い』『圭太君お願い早く来て』『大変なことになってる』『助けて』『なんでこうなったかわかんない』などなど、たくさんの言葉が並べられている。 「……んん?」 普段の由香離散らしさの全くない、余裕のない連絡。 「と、とりあえず行ってみよう」 幸いにしてゆかりさんの家は近所だ。 僕はゆかりさんの家に走りながらも、スマホで電話をかける。 コール数回ののち、小さな声が聞こえた。 「ゆかりさん、僕です、今起きました。どうなったんですか?」 僕の声に、ゆかりさんは、普段より若干芯の抜けたような声で。 『圭太君……私、子供に……』 ……よくわかんないことを言い出したのである。


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