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虎白
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恋愛ADV『トラ☆コイ!』追加SS進捗(4月中旬現在)

虎白ですっ(ღˇᴗˇ)。o♡


ようやく恋愛ADV『トラ☆コイ』追加SSの推敲が終わりました!!!

他執筆者による誤字誤用添削待ちですが、現段階で宗方追加SSは13,374文字(タイトル除く)でした。

試行錯誤しながら執筆したので、じっくり読み込んでもらえれば幸いです。


明日から本格的に挿絵作業を頑張る虎白ですが、FANBOX支援者限定で一足先に宗方追加SSの序盤だけを公開致します♩.◦(pq*´꒳`*)♥♥*。

他執筆者様の内容はお見せ出来ませんが、私の作品で宜しければお楽しみくださいませ。


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二年ぶりの再会。ポルトガル・リスボン空港のロビーにいた正臣さんは、紺色のダブルジャケットに無地の白シャツ、ベージュパンツといった、日本にいた頃よりも落ち着いた雰囲気の服装をしていた。

キャリアーバッグを引きながら、少しだけ駆け足気味に彼の元へと近づくと、彼の方もオレに気が付いたようで軽く手を振った。常日頃の運動不足からか、久方振りの再会に感情が昂っているからなのかわからないが、辿り着いた時には少しだけ息を切らしてしまう。

一度深呼吸をしてから姿勢を正し、愛しい虎獣人の顔を見つめた。男前の顔に生えそろった顎髭には、白髪のようなものが薄っすらと見え、目尻の皺も心なしか増えている気がする。これが二年という歳月かと、ふと思ってしまった。

話したいことは山のようにあったというのに、いざ対面すると、何を話そうとしていたのか忘れてしまう自分自身に辟易する。それでもオレは、なんとか言葉を絞り出した。

「————お久し振りです」

「本当に来てくれるとはな……よくもまぁこんなところまで追っかけてきたモンだぜ」

「『リスボン空港で待っている』って連絡してきたのは正臣さんでしょうが。最初どこの国かわかりませんでしたけど、オレは正臣さんがいるなら何処へだって行きますよ」

「変わり者だよなぁ虎吉は。二年間も会えなけりゃ愛想もつかされていると思ったんだが……ありがとな」

正臣さんは照れているのか、虎耳状斑がほんのりと赤く染まる。実際のところ、遠距離恋愛中だったオレはこの二年もの間、他の虎おっさんたちに目移りすることなどなかった。挨拶程度は交わしたりしたけれど、そこにやましい気持ちはない。

なぜならば、オレの熱い想いが正臣さんに伝わってから約一年間、正臣さんが渡航するまでに育んだ情熱的で甘美な記憶の数々がオレを虜にしていたからだ。絡めあった舌の温もりや、抱きしめられた腕の感覚、凛々しい表情や、切なく喘ぐ声、どれもこれも魅力的で最高の時間を過ごしてきたと思っている。

だから正臣さんの発言に対して、ちょっとだけ心が傷んだ。

「忘れていませんか。オレ、諦め悪いんですよ。正臣さんが一番よくわかっているでしょう」

周りの目など顧みず、愛おしい感触を確かめるために、ギュッとその身体を抱きしめる。微かに香るシトラスの匂い、固すぎず柔らかすぎない筋肉、抱きしめあって眠りにつく際に何度も聞いた心臓の鼓動。

布越しに伝わってくるこの温もりが、これは現実で正臣さん本人が目の前にいるのだと教えてくれる。そんな幸せを噛みしめているオレを、彼の逞しい両腕が覆いかぶさるように包み込んだ。

「悪かったな虎吉、いままで一方的な連絡しか出来なくて————だいぶ我慢していたんだろ」

「それはそうですけど、しょうがないですよ。オレは再開するこの瞬間をずっと楽しみにしていたので、我慢した甲斐がありました」

すぅっとナニかが頬を伝う。緊張の糸が切れたのか、これまで堪えていた涙が溢れんばかりに零れ落ち、終いには大衆の中で嗚咽をもらしてしまった。それでも正臣さんは慌てることもなく、無言のままオレの背中を優しく撫でる。

後悔はしていないけれど、思い返せば正臣さんには本当に迷惑をかけてしまっている。オレのエゴのせいで、築き上げてきた立場と居場所を捨てる羽目になり、さらには情報漏洩を防ごうとする権力者の追手から行方を晦まさねばならなくなったから。

それなのに正臣さんは逃亡中、ひと月に一回くらいは国際電話をかけてきて、オレの近況報告や愚痴を聞いてくれていた。今思えば本人が一番大変だったはずなのに————。

「虎吉、俺も虎吉にまた会えて良かったぜ。ホントに、元気そうで何よりだよ」

「っ、オレだってっ、正臣さんが元気そうでっ……生きていてくれて、本当に……良かったです」

大丈夫、大丈夫と子をあやすように、大きな掌はオレが泣き止むまで、何回も何回も撫で続けていた。


「……さっきはすみませんでした」

「ん、気にしてないぜ。むしろ嬉しかったよ。大泣きするくらい俺に会いたかったってことなんだろ」

空港の外へ向けて歩く道中、正臣さんは満足げな表情を浮かべていた。太い縞模様の尾も嬉しそうに揺れている。その言葉に嘘偽りはないのだろう。

天井の高い吹き抜けのホールを通り過ぎ、エントランスの自動ドアを抜けると、そこには晴れ晴れとした空が屋根の向こうに広がっていた。太陽光が足元の白い長方形のタイルを熱してキラキラ光り輝いている。

オレは十数時間ぶりに、新鮮な屋外の空気を肺一杯に吸い込んだ。湿度が少なめなのか、じめっとしていなくて清々しい空気だ。

「そうそう、虎吉に渡しておかなきゃいけねぇモンがあるんだ」

正臣さんは自身のボストンバックから何かを取り出した。受け取ったのは大きめのチケットで、どうやら鉄道パスというモノらしい。

「急な話で悪いんだが————虎吉、俺と二人きりで旅をしようか」

「旅……ですか」

オレはてっきり正臣さんがリスボンに住んでいると思い込んでいたが、その後の話を聞く限りでは、逃亡生活中だから一つの所に留まらない生活を送っているそうだ。追手からは逃れられた可能性が高いらしいけど、正臣さん曰く、念には念をということみたいだ。

「これから俺とお前で新たな人生を歩みたいんだよ。旅のスケジュールは粗方決めてある、だから虎吉は初めての海外で少し不安かもしれないが気楽にしていて欲しい」

「わ、わかりましたけど、それでまずは何処に行くんですか」

「それはだな……行ってみてからのお楽しみだぜ」           ※2,234文字


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宗方追加SSは海外で二人旅をする話になります。

どんな旅になるのかは、追加SSリリースまでお待ちください(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡


あとtwitterでは告知していませんが、追加SS購入特典でDADULLAさん作曲「I Need U」のオルゴールメロディを入れていただけることになりました!!!(※オフレコ)

本当に心に染みわたるメロディで、素敵なアレンジに仕上がっていました。

感謝してもしたりないですね・・・(∩´͈ ᐜ `͈∩)


次回の雑記は挿絵ラフでも公開できるように頑張って作業しますので、虎白への応援宜しくお願いします~~~!!!


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