「TRPGを楽しむ」01. そんな依頼は受けられない!
Added 2020-07-14 06:44:11 +0000 UTCはじめに
自分で言うのもなんですが、私自身は歴や経験もそこまで多くない一般的なプレイヤーです。だからこのようなことを書くと、お叱りを受けてしまうかも知れないのですが、私が学びはじめて気がついたのは、こういった「楽しくTRPGを遊ぶためのノウハウ」の多くは雑誌や書籍として残されていて、オンラインをメインに遊ばれている方が目にするようなデジタル媒体ではあまり見られないということです。
Twitter に投稿できる 140文字の中で、これらのことについてたくさん議論されるのを目にすることがあります。しかし、その短い文面から生まれる解釈や誤解を巡ってたくさんの人が傷つくのもよく目にしていました。(だから、この記事が間違っていると思ったり、違う意見があったら、議論の種にはせずに、私にこっそり教えてください)
いくつかの問題は、そういった議論をせずとも、過去のゲームマスターやプレイヤーたちから学ぶことで解決される事があるように思います。正解はないもので、ここに書かれていることも絶対ではありませんが、これから記すであろう「TRPGを楽しむ」の文書がひとつの道標になれば幸いです。
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01. そんな依頼は受けられない!
TRPGにおいて、プレイヤーキャラクターは度々突拍子もないお願いをされることがあります。「知人が山に出かけたきり連絡がつかない」「盗まれた骨董品を取り戻して欲しい」「ある宗教団体に入って活動内容をスパイして欲しい」
ちょっとした汚れ仕事のために、ゲームマスターの用意した報酬が金銭30万円だったとします。しかし、財閥の御曹司で、しかも高飛車な性格である自分のキャラクターは、それを魅力的に感じないだろうと思いました。何よりも、コソ泥のような仕事をするのは彼のプライドが許さないでしょう。
*「この私をそのような雑事で動かしたいのであれば、桁が3つも4つも足りないな!首を洗って出直したまえ!」
では、この依頼は断ってもよいでしょうか?
断ってよい場合もあると思います。もともと、依頼を受けることが必須なのであれば、ゲームマスターは最初から依頼を受けていることにもできます。だから、わざわざ聞くということは断るルートが示されている可能性もあります。(ひとつのやり方として「あなた方は、とある依頼を受けて○○の調査のためにこの街にやってきた...」と概要にひとこと書いておくことができます)
ただ、現実問題として断っていい依頼がやってくることはそう多くはありません。もちろん意地悪がしたいわけではないので、プレイヤーとしても素直に依頼を受けたい。かと言ってそのまま受けたのでは、財閥の御曹司というキャラクターがないがしろになってしまう。その場合、どうすると良いでしょう。
一つは、聞き分けのないキャラクターのために、依頼を受ける理由をプレイヤーが見つけてあげることです。単なる気まぐれと言うことにしても良いですし、個人的な興味を見つけても構いません。なかなか言うことを聞かない癖のあるキャラクターを、自分の思い通りに操るアイディアを考えてみます。
*「何故だか今日は気分がいいし、たまたま暇だから受けてみることにするよ。なに、たまにはこういうのも悪くないじゃないか」
*「その骨董品とは一体どんな品なんだい?実は祖父が骨董品に凝っていてね。もし見つけることができたら、一度見せてやってもいいだろうか?」
重要なのはキャラクターとプレイヤーの考えは違うということ、そしてプレイヤーの考えをどうキャラクターに反映させるかということのようです。プレイヤーの考え「素直に依頼を受けたい」によってキャラクターの行動は変わっていくし、キャラクターの考え「この依頼は魅力的に感じない」によってプレイヤーの考えがどう表現されるかも変わっていくもので、その相互作用があるからロールプレイが楽しくなるのだと私は思っています。
もし、ゲーム中に上手くいかないなと思ったら、「プレイヤーとしてはどう思っているか?」「キャラクターとしてはどう思っているか?」と二つにわけて確認してみると、トラブルを避けられるかも知れません。