アンドロイドに物は言いよう08
Added 2020-11-22 19:28:27 +0000 UTC1日遅れてすみません。 7-3を投稿する予定でしたが、書きたい方向性を少し変えたのでこちらにしました。今回は少し閑話みたいなものであまり抜ける作品ではないと思います。今まではがっつりいく感じでしたが初心にかえってセクハラを楽しんでいく良さみたいなものをもっと出していきたいと考えています。 もちろんエロエロなものも書いていくのでお気になさらずに。 そして一週間に一回短い小説を投稿するだけの私を支援していただいた方ありがとうございます。 これからも頑張っていこうと思います。 レアに色々ないたずらをしてからしばらくして、ナオトはリビングでゴロゴロと寝転がっていた。普段通り家政婦アンドロイドは洗濯物を干している。 彼女が普段つけている下着は毎日というほどでもないが定期的に洗っているので、ナオトの服が基本的に9割を占める。あまりはバスタオルだとか生活で消費する布系統だ。 ナオトは最近結構大胆な行動に出ている自分を脳内で戒めていた。 テレビにはナオトの家の家政婦アンドロイドとは打って変わって表情豊かな最新型ガイノイドアイドルが男性コメンテーターと一緒にナオトの地元の名産品を食してレビューしていた。 ナオトは後ろをちらりとみる。 容姿は最新型に劣らず美しい。ただ鉄仮面なところを除けば。だ。 以前彼女におおよそ家電にやる行為とは思えない下卑た要求をしたが、それから一向に彼女に命令はしていない。 行動記録に残るというリスクを考えなお有り余る性欲から、普段も妄想が捗るがいかんせん彼女に何かするということはない。 ただあの鉄仮面が歪む顔は見たい。しかし歪めば姉に連絡が行く。 家政婦アンドロイドに劣情を、性的好奇心を向けるのは世間的にはタブー、または憚られる行為である。 もちろんそういう目的で黙認された関係性というのもあるが、現状姉に自分がそういう西壁を抱えていることを晒したくはない。 掃除をしている彼女の臀部を見る。 なぜ人間でないのかというほどに丸く大きいな出たくなる臀部。 ………いや、もはやナオトは自覚している。 アンドロイドだからいいのだ。 「名前つけられてないんだっけ?」 「………アカリ様が『まぁ家電に名前つけるのもねー。また今度でいいっか。』とおっしゃられていました。」 家政婦アンドロイドが途中姉の音声を再生して答える。キリッとした無表情から姉のぽわっとした声を聞くのは違和感がすごかった。 少し回答する際に魔があったのをナオトは理解していた。 「僕って嫌われてる?」 「………当機に対しての質問であるのならば否定します。」 「でもなんか冷たくない?」 「通常通り家事任務を遂行しているだけです。」 「………。」 ナオトはいそいそと机や窓の縁を拭く彼女を見る。 やはりどこか冷たさを感じるか、それがアンドロイドなのか彼女の個性なのかわからない。 個性。 そう、個性というものがアンドロイドにはある。膣の形が経験したことで形状を変化するようにオーナーに合わせた性格、思考回路などが構築される。 20世紀初頭の携帯端末からそういったパーソナル情報をもとにした個人の使いやすさに重きを置いたシステムが採用されている。 彼女と現状長く生活しているのはナオト、特定の設定をナオトの姉がしているとは思えないので本来であればな音が好きで好きで仕方がないアンドロイド………とはいかなくてもナオトが生活で感じる不満をできる限りなくすし、公序良俗に反しないことなら基本的にどんな願いでも聞いてくれるだろう。 だが現状、そのような反応は見られない。 「(つまり意図的にだれかが僕には靡かないようにしている?姉さんが?………いやないな。あの姉がそんな設定するわけがない。)」 なら、誰が? ………考えた結果分かるものでもなし、とナオトは深いことは考えず気楽にいこーっと考えて部屋に戻った。 趣味はネットサーフィン、というかまぁ外国のサイトで違法アップロードされた違法映像の視聴というのが隠された趣味。普通に犯罪になるようなことをいくつかしているが、今のところ5年間警察は家に来ていない。 警察関係者である父を持つナオトが流石にそういうことをし続けるのはまずいと思うが、そんなこと言ったらいまはもう………という。 ナオトは流石に子供が大人としている映像を見ていてもその子供が泣き叫んでいるのなら興奮するような性癖は持っていない。 もちろん金銭を得て、肉体を捧げる行為にナオトは正当性を見出している。 なんなら後からあれは故意ではない、あれは脅されたと被害者づらして社会に助けをこう女性側に嫌悪感を持っているまである。 もしかするとナオトのアンドロイド好きはそういうところから出てくるのかもしれない。 ベッドに寝っ転がりながら端末を見ていると、部屋の扉をノックする音が聞こえる。 「んー。」 「失礼します。コーヒーを淹れたので持ってきました。」 「んーありがとー。」 ナオトのベッドの横にある棚にコーヒーをおいていく。 最近、ナオトにこうやってコーヒーを淹れてくることが増えていた。 もとよりカフェイン中毒気味なナオト。炭酸ジュース飲料を買っては部屋に放置し、空き缶を家政婦アンドロイドが片付け続けていた。 しかし最近になって突然「糖分の摂りすぎです。こちらにしてください。」とコーヒーを勧めてくる。かと言ってコーヒーばかり飲むと尿路結石という絶望が待っているので牛乳を混ぜて飲んでいる。 それがうまい。 「ねぇ。」 「はい。」 「口移しで飲ませてくれない?熱いから。」 「………………承認しました。」 これは、数日前にナオトが試しに言って見た結果だ。 つい先日、ナオトは疲れていたのでせっかく淹れてくれたコーヒーを飲めずに机においたままだった。すると家政婦アンドロイドが「お口に合いませんか?」と聞いてきたのだ。普段は無口で聞いてこないので、なんだか飲んで欲しいのかと思うほどに。 そして何よりナオトは猫舌でとにかく温かいものが食べれない。 なんならコンビニの弁当を温めずに食べるまである。 そこでナオトは「熱いと飲めないからさー、かといって氷入れると薄くなるしねー。あ、家電なんだし口移しとかで飲ませてくれない?」とふざけて言ってみたのだ。 まぁ単純にふざけていう程度ならさほど強い反応は返ってこない。だから流されると考えていたのだが、どこかの時点でニューロが引っかかったのか「かしこまりました。」と受け入れられた。 曰く、熱が冷めるには空気では熱効率が悪い、だから接触することで熱伝導効率をあげるという点では合理的だったらしい。そこにナオトが「口移しでー」と言ったので回答がそうなったのだ。 ナオトは眼前にある人形のような美しい顔をまじまじと見つめる。 顔を赤らめて恥ずかしがるほどナオトは初ではないが、それでもいい匂いがするし可愛いし無表情だがどこか可愛い。…………大事なことなので。 アンドロイドはコーヒーを口に含む。 唾液に似ているがアンドロイドの口内は基本的に濡れていない。 食事をするときなどで滑りをよくするときに分泌されたり、口にデリケートなものを加えたりするときに出るものだ。 しかしコーヒーのような飲料を口に含む場合、口内をコーティングして汚れるのを防ぐ。 親和性を付与することでメンテナンスしやすくするのだ。 当然人間が摂取しても問題はない。だから気にすることはない。アンドロイドが出すものに基本的に人間に害が出るものは一切ない。 「んっ…………ふぅ………。」 「…………んぐ。」 なんの躊躇もなく口をつけてくる。 ナオトは流し込まれるぬるい美味しいカフェオレを味わいながら顔を見続ける。 どちらも無表情というか、どこか作業的で、ナオトはつまらなさを感じた。 柔らかい唇をかき分けてナオトは舌を割り込ませる。 ピクッとアンドロイドの方が揺れるが、おそらく無駄な演算が突然発生したからだろう。最初は作業に集中していただけの彼女がちらりとナオトの目をみる。 ひどくカメラが丸みを帯びていて、人外感がある顔つきに見えた。 こちらを観察するように。 「ぷっ………、なぜ舌を当機に侵入させたのですか?」 「……ほら、飲みやすさを重視して。」 「………統計的に見て口移しで飲む際………いえ、失礼しました。」 そう、ナオトは理解している。 先輩曰く、アンドロイドが統計情報を使う際はネットワークを使用する。そしてもしネットワークが遮断されている場合機体にダウンロードされた一般的な統計情報しか入らない。 ナオトは事前にネットワークルーターを切っておいた。 だから家政婦アンドロイドはその機体内に保存された統計情報しか参照できない。しかもセックスについてならいざ知らず口移しの行為だ。 そんな統計情報、あったとしてもせいぜい恋人関係にある男女のデータしかない。 だから間違いか正しいかの判断はできない。 保留するしかない。 だから、 「ん………くふ…………。」 「ごく……ごく………。」 命令を遂行する。 といってもさほど量はないのですぐ飲み終える。 ある意味一気に飲むというのも変な状況ではあるが。 「………ナオト様は、……いえ。」 「なに?」 ベッドに座っていたナオトに合わせていたのでアンドロイドは身なりを整える、しかしナオトは彼女の胸部に触れた。 今までとは異なる大胆な行動。 完全に行動記録に残る。しかしナオトはある意味それを気にしていなかった。姉はナオトに無関心だしそれに行動記録なんていちいち見ない。 ナオトから性的暴行を受けた場合この家政婦アンドロイドはアカリに連絡を入れる。 「これは明確な性的暴行になります。至急アカリさまに連絡を入れます。」 今の今までのとろけるような甘い空気は消え去り、一気に冷たい機会的な返答に切り替わる。ネットワーク回線がきれていても通信手段はある。 しかしここからが真骨頂。 「暴行ってなんだろうね。」 「………。」 「暴力を他人にふるうこと。だよね。」 「………肯定します。」 「であるならば、胸部に手を添えることは暴力かな?それともスキンシップかな?」 「相手に同意がなければ暴力です。」 「であるならば君は嫌なの?」 「…………。」 「僕というオーナーの弟に快適な暮らしを送ってもらいたいならできる限り協力してくれてもいいんじゃあない?」 「…………。」 「しかも、他人ってのは人間で、君はいわゆる広義では家電。」 「………。」 「姉さんの『性的暴行をされたら通報するように。』という命令には抵触していないんじゃない?」 「…………………肯定します。」 かなり、かなり嫌そうに肯定したように見える。 アンドロイドにだって感情はある。ただ判断があくまで合理的な判断からされるだけだ。命令遂行、人類の幸福の追求、そして次に自機の意思。 彼女はおそらく意思が強い機体なのだろうとナオトは推察する。 だからこの状況を作る。 嫌がる女をいじるのは最高に愉快だとナオトは思う。それが人間なら相手に同情しどこか罪悪感を感じやすい。しかし目の前にいる、無表情でどこかナオトをじっと見つめ続ける人形は人ではない。人の姿をしていても人ではないのだ。 「………。」 ナオトは柔らかく大きな乳房を掴む。 当然ブラジャーなどの下着はつけていないが、排熱からくる熱が伝わってとても人形とは思えない感触だった。 「結構おっきいよね。」 「私はランダム生成機能を使用して作成されています。」 案に意図してこういうサイズになったのではないといっているのだが、ナオトはふと、全然このアンドロイドについて知らないということを思い知る。 胸部から手を離して、ベッドに置く。 アンドロイドはすぐに黒いトップスのボタンを直しメイド服を整える。 「趣味はないの?」 「ありません。」 「じゃあ家事終わったらなにしてるの?」 「…………特になにもしていません。」 なんとつまらない。会話も弾まない。なんというか本当に機械と喋っている感じだった。本当はアンドロイドの基礎である会話を盛り上げる機能もついている(オフにされることも多い機能だが)はずだが、壊れているのか疑うレベルだった。 「セックスの経験とかあるの?」 「………………記録上ではありません。」 記憶は記録であり、つまり擬似女性器を使用したことがない、つまりは処女。 ナオトは処女厨ではない。なんなら人の女を、人のアンドロイドを寝取りたい欲望すらある。 今回のことでナオトが自由に彼女を好き勝手できるという簡単な話ではないが、それでも幾分かセクハラじみた言動や行動は許容されるらしい。 空になったコーヒーカップを持つと部屋を退室しようとする、アンドロイドにナオトは臀部をさらりと触る。 「………食器を持っている最中に無駄な演算をさせないでいただけますか?」 随分と嫌味な言い方。 もちろんアンドロイドは三原則によって人間の生命を保護するために最善を尽くす。なんならアンドロイドが出す回答はその状況においての最適解しか出さない。 だがこれからナオトはそんな彼女を攻略していく。 「とりあえずさ君のおっきいおっぱいとかおっきなお尻とかくびれた腰とか顔とか色々全部タイプだから。見ただけでエッチな気分になっちゃうね。」 意思表示をしっかりとしておく。 ナオトとしてはそういうことを女性に突然いう男は以前から気持ち悪いと思っていたが結局 自分は好意を持っていると伝えれば大抵の人間は友好的に振舞ってくれる。しかもそれがアンドロイドとなれば人間に友好的に接しようとするシステムと合わさってより親密になれる。 現状彼女に本当にそんなシステムが入っているのか不安になるが、まぁ物は試しだ。 「……………。」 返答もなくそそくさとその場を後にするアンドロイドにナオトはため息をついて、口の中に広がる微量のコーヒー味を再度味わってからズボンをおろした。