「あっ……アイスちょっと落としちゃった」
空いてるベンチを探してる間に少し溶けてしまっていたのか、座った勢いでアイスキャンディの欠片が地面に落ちてしまう。
「もったいナイなぁ……」
「仕方ないですよ~、暑いですもん」
腰を落ち着け、昔よりも暑さが増した気がするなどと話していた二人。
暫くして、後輩である陽菜子がふと足元を見て気づく。
「先輩の落としたアイス……これ、なんか群がってきてません?」
「えっ、虫……じゃなさそうかな」
明らかに虫とは違う動作でアイスに群がってくる小さすぎる生き物が見えた。
動きの鈍さからして極小サイズの小人たちなのは明らかだった。
「にひひ、あんなアイスの欠片よりも小さいなんてねぇ……♡」
「……ごくり」
おもむろに黒髪の女子、美緒は右足に履いていた下駄を脱ぎ捨てる。
「おぉ~? 先輩、やっちゃうんですかぁ?」
「足がヨゴレちゃうかもだけど……、踏んづけた時の感触が気になっちゃって……」
小人たちにとっては地獄のような暑さの中、ようやくありついたアイスキャンディ。
その上に容赦なく彼女の素足が振り下ろされるのだった。
そう、ただ気になるというだけで……。
・足をかざす
・踏みつける
・踏みつけた足を上げる
(計3枚)