9-3.帰途3 電車のなかでつり革につかまり、直立する 電車が揺れるたびに 秘肉は突かれ、刺激がからだの中を駆け巡る はうう 口を半開きにすると、ツーと涎がたれる ツーっと生暖かい分泌物が内股を伝って、膝まで降りていく 小水ではない からだがもう・・・・ 手も足も首も、からだ中のいたるところから力が抜けていった 理沙にはからだの生理現象をどうすることもできなかった ワナワナ震え、うつむく若い女性 時折、脚の膝がガクッツと落ちこむ 車内では異様に映る もう、崩れる あと、もう少し もうダメ 頭の中で諦めと忍耐の言葉が交互に行き交う ようやく、下車駅につくと理沙はふらふらになって電車を降り、自宅に向かった。 頭のなかは常に性器からの刺激で充満し、歩くたびに気持ちがよくなっていった。 あああ あん 気づくと、自分のマンションの前にいた。 都心の一等地にひっそりと建つデザイナーズマンションのようなモダンなマンション。 入り口は不思議と、ステンレスの自動ドアになっている。その自動ドアには入館するためのモニターが埋め込まれている。 理沙は、そのモニターの前に立った。すると液晶モニターに自動的に電源が入った。 「READY」の文字が赤い文字で表示される 理沙がICカードを取り出し、カードリーダーに読み込ませる。 「PASSWORD」が次に表示される 理沙は、テンキーにパスワードを入力する 次に「FACE」の文字が表示された 顔の大きさと同じ黒く四角いセンサーの前に顔を近づけると、 赤外線が発射され、顔の輪郭、瞳孔を確認した 「APPROVAL」が表示されると、理沙はステンレスの自動扉の前に立ち、扉が開くとそのなかにゆっくりと入っていった。 中に入ると、また目の前にステンレスの扉があった。 四方もステンレスの壁で囲まれている。 侵入者から守るためか、マンションのセキュリティーは厳重だった。 扉には液晶ディスプレイが埋め込まれていた。 「YOUR NAME」 ディスプレイに文字が表示される カードリーダーにカードを読ませる 「VOICE」の文字が表れる 「理沙よ」 「開けてちょうだい」 「APPROVAL」が表示され、ゆっくりと扉が開いた やっとついた 崩れ落ちそうになりながら、目の前のエレベーターに向かった。