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”不浄”の支配



「ふっ、ふぅっ……♥ ん、く……♥」

『あは……♥ 今までたくさんの女をこうして……ふっ♥ きたけど、っ♥』


”不浄”と呼ばれた女が興奮気味に尻を振りたくるたび、ぬるぬる滑る股間がルミアの顔面を汚す。魔力を大きく奪われた天使は、濃厚な発情臭をその源泉から直に吸引することを強制されていた。

顔へと跨ったまま妖しい匂いを振りまく褐色の女に股間を擦り付けられ、じわじわと呼吸が犯されていく。瘴気が気体と化した穢れの淫臭が天使の体へ取り込まれては、その内側から劣情の炎を燃え上がらせる。

二人の女を相手にしたルミアが、対策を組み上げるだけの時間を得られなかった理由――褐色の女が振りまいていた、人を発情させる匂いと、魔界の如き瘴気。それが今、最も濃い場所から浴びせられていた。




『こんなに、長持ちしてるのぉ……♥ アナタが、初めて……っ♥』

「んぶ、んむぅっ♥ は、ぁ……、っ♥」


興奮した”不浄”が腰をグラインドさせ、くちくちと淫らな音を立てて天使の顔を犯す。その間も絶えず穢れの香りがルミアを苛み、僅かずつではあるがその肺腑へと入り込んでいく。

天使でさえ無事ではいられない濃密な瘴気を直に浴びせ、発情しきったメスの匂いで包み込み呼吸を支配する汚辱。”無垢”に魔力を奪われた今、心身を蝕む媚毒を中和するだけの余力はルミアにはない。

肩と腕を押さえつけられたまま必死に顔を背けようとするが、陰唇を刺激された”不浄”が悦びの声をあげるのみ。逃れることなど望むべくもなく、呼吸を求めて唇が僅かずつ綻んでいく……。




『ん、はぁ……♥ ほらほらぁ、もっと愉しんでぇ♥』

「んむ、んんっ!? んぐ、ふぅっ……ぅ、あぁ……っ!♥」


いかな天使といえど、地上で活動するために肉体を得た以上、いつまでも呼吸をせずにはいられない。苦し気に酸素を取り込もうとした瞬間、”不浄”の両足がルミアの頭を抱え込み、蜜の滴る恥唇を押し付けたまま固定してきた。

不意のことに思い切り女の発情臭を吸い込まされてしまう。ひと吸いで意識が揺さぶられるほどの甘すぎる匂いが天使の脳すら痺れさせ、物理的な現象にすら昇華した凶悪な瘴気が瞬く間にルミアの臓腑を汚染していく。

それは、捕らえた獲物を虜にするフェロモン。うっすらと妖しい色すら纏う、依存性の高い危険な媚毒。柔らかな尻肉に挟まれたまま、天使は女に絡め捕られていった。




「ん、っぐ、うぁ、は、あぁっ♥ や、め……離し……ん、ぁぁ……っ♥」

『あは、吸っちゃったぁ……♥ 翼をもがれた天使サマ、いつまで堕ちずにいられるかしらぁ……♥』


戦闘の余韻と興奮で汗ばんだ女の全身から、遠目にさえ認識できるほどのオーラのごとき香気が立ち上った。これまでの比ではない、部屋全体を。胸の内から、腹の奥から、下腹部の最奥から。瘴気に限界まで発情させられた体が熱を孕み、ぶわ、と全身に汗の玉を浮かせる。

甘すぎると感じたばかりの”不浄”のメス臭が、毒に感じた瘴気の汚染が、天上のものとも思われる芳しい匂いに変わっていた。吸い込めば吸い込んだだけ、麻薬のように陶酔させられる。

”不浄”の匂いが、淫蕩の香りが、女陰から滴る毒の蜜が、もっと欲しくてたまらない。思考が鈍らされ、本能が汚染され、天使の魂が眠らされ――心身が”不浄”に支配される。


「すぅ――、っ、……はぁ……♥ だめ、押し付け、ないで……ん、ちゅ、ぅ……♥」

『んふふ……そうよ、私の匂いをたっぷり吸い込むの……穢れた蜜を舐めて、私のカラダの虜になるの……♥』


上下する胸を優しく撫でられながら、促すような声を聴かされる。”不浄”の指が気まぐれに敏感な場所を撫でるたび、歓喜に打ち震えた体がビクンと痙攣してしまう。全身が、精神が、この世のものではない幸福感で満たされる。

媚臭とともに穢れを受け入れ、口の中へ流れ込んできた蜜を啜らされ。この上はないと思っていた劣情が際限なく膨れ上がり、意識が喜悦で塗り潰されていく。フェロモンに魅了された天使が、褐色の女に支配されていく。

呼吸を介して肺腑を犯され、全身を色情に狂わされ――”不浄”の匂いを刷り込むフェロモンレイプで、天使は快楽へと依存させられていく……。

”不浄”の支配 ”不浄”の支配 ”不浄”の支配 ”不浄”の支配 ”不浄”の支配

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