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『生意気男子のしつけ方』最高学府の人気女性教授について#2

[chapter:咲宮教授のゼミ指導]

あっという間に春休みは過ぎる。

すっかりと桜が咲いて、初めて来る大学の構内を薄桃色の絨毯に変えてしまう。


今日は、憧れであった咲宮教授のゼミ指導がある日だ。2限から始まるゼミに向けて、いつもより早く起きた。いや、興奮で目が覚めてしまった。


仕方無しに早めに大学へと出向き、朝食を摂った後図書館で暇を潰していた。


楽しみな筈なのに。

あの時の面接での一幕が脳裏から離れない。


ここ最近、咲宮教授の"本"やテレビでの影響か、少し治安の悪い光景を繁華街や大学の構内でも見かける。


"男性は女性に逆らえない"のを良いことに、公共の場で女性数人がかりで1人の男性を羽交い締めにして手足を押さえつけ、無理やりズボンやパンツまで脱がせてしまう。


その恥ずかしい姿を写真に納めたり、性器を指先で堂々とこちょこちょとくすぐっている姿。


いくら躾といっても、やり過ぎではないか。

果たして、咲宮教授の理論は倫理的に正しいのだろうか。


考え始めると止まらなくなり、思考をまとめたメモ書きだけが増えていく。


丁度、今日は良い機会だ。咲宮教授にアポを事前に取り、今日ゼミが終わった後に面談の時間を頂けた。


ふと時計を見ると、もうそろそろ1限が終わる頃だ。図書館を後にして、ゼミが行われる教室へと向かうことにした。


**

小教室には、3年生が15人、4年生が15人、咲宮教授の研究室にいる修士課程の大学院生が1人と30人近い数が集まっていた。


ほぼ女性しかいない。男性は自分を含めて3人。

そのうちの1人は、試験の時に見た人だった。

もう1人は…恐らく上級生だろうか。


「あれ~?水野っちじゃん♪おはよ~!一緒のゼミだったんだね~♪これからよろしくね?」


「げっ…明日香…同じゼミだったのかよ…」


「ちょっと~何よその嫌そうな顔は?お仕置きされたい?」


同じ高校に通っていたクラスメイトの女がいた。

進学校とはいえ、政府による教育方針のため多少は"女性にくすぐられて躾をされる"時間というのも存在する。


1年生の時から何故かずっと同じクラスで"ペア"だったその女は、クラスや学年の中でも珍しく超が付く程のドSだった。


徹底的にくすぐられ、嫌というほど笑い泣かされ、一時期本当に女性がトラウマになりかけたことがある。


同じ大学に入ったことは知っていたが、講義で見かけることもなくようやく疎遠になったと思っていたのに…まさかこんなところで再開するなんて…。


憂鬱な気分に沈みかけた時、授業開始のチャイムが鳴る。それと同時に、咲宮教授が教室に入ってきた。


「皆さんおはよう~♪全員揃ってますか~?じゃあ出席を取りますね。青山さん~」


出欠を取り、全員揃っていることを確認すると、満足そうな笑みを浮かべてガイダンスを始める。


「私のゼミでの成績評価は出席点100%です。もちろん、ただ出席していれば良いのではなく、皆さんの取り組む姿勢や内容によって成績を加味しますが、1回でも休んでしまうと大幅に減点されるので気を付けてくださいね♪体調不良や就活でどうしても休む場合は事前に連絡お願いします。…と、いったところで、自己紹介でもしましょうか♪」


今度は自己紹介の時間が始まり、名簿順に沿って各々が簡単な自己紹介をしている。一見大人しそうだけど、話始めると明るい女子が多いようだった。


「は~いありがとうね♪じゃあ次は…佐藤明日香さんお願いしますね♪」


そして、次はあの女の番になる。


「はーい、3年の佐藤です!そこにいるドMな水野くんと幼馴染みですっ!こちょこちょしてあげるといっつも泣いて悦んで嬉しそうに笑ってました~♪なので皆さんもいっぱいこちょこちょしてあげてくださいっ!」


「はっ…!?なっ、ち、違います!!おいっ…訂正しろって!」


巻き添えを食らい、とんでもないことを言われてしまった。もちろん過去にくすぐられて悦んでいた事実なんて無いが、恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして抗議する。


しかし、そんな余裕の無い様子が図星だと思われたのか、教室中からクスクスと愉しそうな笑いが起こる。


「ふ~ん…ドMなんだぁ♪」

「このゼミにぴったりかもね~」


4年生の女子たちにもニヤニヤとからかわれてしまう。初日からこんなことになるなんて……。


「は~い、じゃあ次は水野くん自己紹介お願いね♪私のゼミにいる"貴重"な男の子ですから、皆さんもちゃんと聞いてあげてくださいね~♪」


そうこうしている内に、あっという間に自分の番がやってきた。


「えっと…3年の水野です。さっき佐藤が言ってたことは全部嘘なので信じないでください!」


「え~なにそれ?私のこと嘘つきだって言いたいの?」


自己紹介の途中で佐藤に割り込まれてしまう。

口が達者で、昔から味方を集めるのが上手い女だ。


二人の険悪なムードを察したのか、咲宮教授が止めに入る。


「痴話喧嘩はそこまでにして、ね?まだ自己紹介の途中だから、佐藤さんも後にしましょうね~?」


「はーい、すみませんでした…」


「水野くんも、女の子に向かってその態度はよくないと思います。後で楽しみにしておいてくださいね~?」


「は、はぃ…すみませんでした……」


嫌な余寒がして、背筋がゾクゾクと震える。

その後は気を取り直して、咲宮教授のゼミに入った理由や将来の夢などを話して一先ずは無事に自己紹介が終わった。


教室にいる受講者全員の話が終わり、咲宮教授がいよいよ授業についての話をし始める。


「前期のゼミでは、私の"本"に沿った内容で実習形式がメインになります♪皆さん持ってきてますか?」


事前に"教科書"として、『男の子のしつけ方』を持ってくるように指示が出されていた。


全員ちゃんと、佐藤も含めて持ってきているようだ。


「これから"どんな男の子"でも素直に女の子の言うことを聞くようになるしつけ方を皆さんに試してもらいたいと思います♪じゃあ水野くんに被験者役をお願いしますね」


「はい…え……?被験者って……」


先生はそのまま聞こえなかったかのように話を続ける。


「男の子のしつけで最も効果的な方法は、いっぱい恥ずかしい思いを経験させながら沢山こちょこちょと可愛がってあげることです♪とにかく何事も経験ですね。じゃあ皆さん!とりあえず机を後ろに下げてスペースを作ってください」


教授の指示を受け、戸惑う僕を余所にしてせっせと机を後方に運び始める女性たち。教室の前の方にスペースができ、僕を取り囲むようにして女性が並ぶ。


「さてと、水野くん!今から全裸になってください。ちなみに拒否権はありませんからね?」


「……え?」


咲宮教授は、今度は僕に対して指示を出す。

しかし、流石に全裸になるなんて…できるわけがない。


「聞こえなかったの?服を全部脱いでくださいね?下着や靴下まで脱いで。私のゼミに憧れて入ったのなら、できるよね?」


咲宮教授に憧れて、この大学に来たのは事実だ。

けれど、いきなりそんなことを言われるなんて思いもよらなかった。一向に脱ごうとしない僕を見て、外野から野次が飛んでくる。


「水野っち~早く脱ぎなよ?みんな待ってるよ?」


「う、うるさいっ!!咲宮教授…こんなの…こんな教育間違ってますよ!!いきなり全裸になれとか…できないです!」


明日香にまた煽られ、思わず強い口調で言い返してしまう。その勢いのまま、咲宮教授にまで意見をぶつけてしまう。


先ほどまでの優しい顔つきから、スーっと、氷のように表情が変化したのを感じて内心(しまった…)と後悔してしまう。


「ふふっ♪あらあら、反抗期なのかしら水野くん?なら仕方ありませんね。皆さん、彼の服を脱がせて。床に大の字で取り押さえてください。」


教授の一声で、真っ先に4年生の女子達が動き出す。後ろから羽交い締めにされながら、多勢に無勢で手足を押さえられる。


「ぐっ、や、やめっ、やめてくださいよ…!!」


力を入れて抵抗しようとするが、これだけの人数に囲まれてしまえば無駄な抵抗であった。


あっという間にシャツを脱がされて上半身裸にされたかと思うと、無理やり床に仰向けで押さえつけられながら靴下やズボン、パンツまで脱がされかけてしまう。


「やめてっ…やだぁぁぁっ!!!」


子供みたいに半泣きになって暴れるも、両手両足を1本ずつ体重をかけて押さえつけられ、全裸の恥ずかしい格好で大の字になってしまう。


頭上には明日香が陣取っており、両肩を上から手で押さえつけながら顔をニヤニヤと覗き込んでいた。


「は~い、皆さんよくできました♪水野くん。女性に逆らうことは重罪ですよ?これは自業自得です。しっかり受け入れて反省して、良い子になりましょうね?」


まるで幼稚園を優しく叱るような口調で咲宮教授が話しかけてくる。もう…恥ずかしくて悔しくて、思わず半泣きになりそうだった。やっぱりと、薄々抱いていた疑念が確信に変わっていく。


__こんなの、絶対に間違っている


やめておけば良いものを。

素直に反省した素振りを見せていれば、まだ温情として優しくしてもらえたかもしれないのに。


「な、何も悪いことなんてしてませんよ!!は、離せよぉぉ!!誰かぁぁっ!助けてぇぇっ!」


腕や足に力を入れて抵抗しようとすると、上からしっかりと女体の重みで拘束されて手足を握られる。


咲宮教授は、「そうですか…なら仕方ありませんね」とどこか嬉しそうに口角を上げていた。


開かれた股の間に座り込み、軽くこしょこしょと会陰をくすぐる。蟻の門渡りとも呼ばれる、男の子の恥ずかしくてくすぐったい部分を厭らしく、ねちねちとくすぐり続ける教授。


「ぁひゃぁぁんぁぁっ、ぁぁぁっそ、そこひゃめてぇぇっあぁぁぁぁんぁぁぁっひぃぃっひゃめへぇぇぇっ!!」


不意打ちのくすぐりに、思わず情けない声でひぃひぃと笑い悶えてしまう。その様子を見ていた女子達に、クスクスと笑いが巻き起こる。


「さっきまであんなに強がってたのに、恥ずかしいね?」

「水野くんよわよわだね~♪男の子の分際で女の子に逆らおうなんて…もしかして、ドMマゾだからお仕置き期待してたとか?」

「え~なにそれ~♪誘い受けってやつ?」


口々に辱しめながら、ニヤニヤと皆が顔を覗き込んでくる。

くすぐったくて、微かな快感で身体の力も入らず抵抗できない。その状態でされるがままに責められるのはかなり屈辱的のあり変な気持ちになりそうだった…


「ふふっ♪皆さんどうですか~?男の子の弱点をちょこっとくすぐってあげただけで、大分素直になって可愛らしい態度になってきました。皆さんも交代で、水野くんのおちんちんをこちょこちょしてあげてください♪他の女の子は空いているところくすぐってあげてね!押さえつける力は緩めずにね!」


「はーい♪」「ほら、こちょこちょこちょこちょ~♪」


教授の指示を受け、待ってましたとばかりに100本を超える指先が全身を覆い尽くし、容赦なくこちょこちょとくすぐっていく!


「ひっ!?や、やめっ!!ぎゃっぁぁぁぁっあはははははははははははははははは!!!!ぁぁぁぁぁぁっひゃめでぇぇぇぇぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁぁっあははははははははははははははははは!!!!ひぃぃぃっ!!じぬぅぅぅぅっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっあははははははははははははははははやめっ!!ひゃめでぇぇぇぇぇっ!!!」


全身から襲いかかるあまりのくすぐったさに、さっきまで強気に反抗していたことも忘れて情けなく笑い狂ってしまう。


明日香に顔を太ももで挟まれて固定され、上から覗き込まれながら首筋を器用な指先でねちねちとくすぐられる。


「こちょこちょこちょ~♪あ~水野っちこちょばすの懐かしい!高一の時もこうやってよくくすぐってあげてたよね~」


「ひゃめろよぉぉぉぁぁぁぁっぁぁっあはははははは!!も、もうくひゅぐっだいのやらぁぁぁぁぁっこどものあそびひゃめてぇぇぇぇっぁぁぁぁぁっ!!!」


思わず口から漏れた発言に、腋の窪みを執拗にくすぐっている4年生の女性から反論を受ける。


「ん?子供の遊び?くすぐりが遊び??今では拷問や調教、社会にあるあらゆる事象に影響を与えているくすぐりを馬鹿にしているのかしら?」


「ぎゃぁぁぁぁっあはっぁぁぁぁぁぁっごめんなざぃぃぃっぁぁぁぁぁっくひゅぐっだぃぃぃっぁぁぁぁぁっあはははははははははははははははははゆるっっゆるひでぇぇぇっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっあははははははははははは!!!」


耳も首筋も腋の下も乳首もお腹も脇腹も、おちんちんも脚の付け根も足の裏もくすぐったく感じるところ全部を容赦なく責められる。


まるでゼミ生全員が"国家資格者"であるかのような、熟練のくすぐりテクニックに青ざめ、苦しくてくすぐったくて必死に酸素を貪るようにパクパクと口を動かしてしまう。


このままだと窒息する…!

死んじゃう……!と、身体が悲鳴を上げている。


「は~い、皆一旦ストップ♪」


あともう少しで酸欠になって意識を失うというタイミングで咲宮教授が止めにかかる。


ピタっと指の動きが止まる。

しかし、まだ女性達の指先は身体に軽く添えたままだ。


指示があればいつでもくすぐれるという圧をかけられる。


「っはぁっ…はぁっ…げほっ、ごほっ…っはぁっ…」


「どうですか~水野くん。少しは反省しましたか~?」


まだ自分の考えを改める気は無いけれど、これ以上くすぐられることを考えると…素直に謝る方が得策に思えた。


「ひっ!?ご…ごめんなさぃ…僕が悪かったです…ひゃんっ!?ぁぁっ…!!?」


「ふ~ん。でも、身体は興奮して悦んでいるみたいだけど、どういうことかな?反省してないんだよね?」


散々ねちねちとくすぐられ、すっかりと勃起していたペニスをこしょこしょと撫でられる。ゾクゾクとした快感が込み上げ、イキそうになる直前で咲宮教授はくすぐる手を離してしまった。


「んぁぁっ…そ、そんな……」


「皆さん、男の子をしつける時には簡単に気持ちよくさせては駄目ですよ~。た~っぷりと焦らして、発狂させて、素直に可愛くおねだりさせてあげましょう♪水野くん、皆の前で気持ちよくイカされたいですか?素直に答えたら考えてあげますよ。」


ほんの少しだけ…快感を待ち望んで焦がれている自分も存在していた。プライドを捨てて気持ちよくなるか、自分の意志を曲げずに抗い続けるか。


これ以上くすぐられるのは嫌だ……。

素直におねだりをしてしまう道を選んだ。


「ぅっ…み、皆の前で…気持ちよくイカせてください…」


「ふふっ♪ようやく少しだけ素直になったかな?じゃあ佐藤さん。お願いしますね♪」


「はーい♪ふふっ、私がイカせてあげるね~?」


明日香が指命され、股の間に座ってぎゅっとペニスを握る。それだけの刺激で、気を抜くと出しそうになってしまう。


「ほらほら、こちょこちょもしてあげる♪女の子に情けなくイカされておかしくなっちゃえ~♪」


「あひゃっ!?ぁぁぁんぁぁぁぁっひゃめぇぇっんぁぁぁぁぁぁっひぃぃぃんぁぁぁぁっあはっ!?ぁぁぁぁぁっあはははははははははははははははははは!!!!」


シコシコと片手を動かされながら、もう片方の手で玉袋や脚の付け根をこしょこしょと厭らしくくすぐる明日香。


全身で待機していた指先も、素早くこちょこちょとうごめき始めてあっという間にくすぐったさと快感が込み上げてくる。


我慢しようにも、優しく愛撫するように気持ちいいところを撫でられ、不意に頭を左右から固定されて「ふ~っ♪」と両側から耳に息を吹きかけられる。


「んひゃぁぁぁぁっ!?ぁぁぁぁぁっだめぇぇぇぇっ~~~ぁぁぁぁっ!!!!」


ビュルッッッッ♡ビュッッ♡ピュルッッ…♡と勢い良く精液が吹き上がる。


「きゃっ!?ちょっと~服についちゃったじゃん!イクならそう言ってよ!お仕置きだからね!」と明日香の叱る声が聞こえてくる。


次の瞬間には、イッたばかりの敏感な亀頭の上に手のひらを乗せられてぐちゅぐちゅと撫でまわされていた。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?ぁぁぁぁぁっ~!!!ぁぁぁぁっそれひゃめでぇぇぇぇっんぁぁぁぁぁぁっじぬぅぅっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっあははははははははは!!」


急に暴れ始めた僕を、逃がさないようにと再び体重をかけてしっかりと固定し直す女子たち。


全身のくすぐりも続いたまま、亀頭責めをされて白眼を剥いてはちゃめちゃに笑い狂わされる。


すっかりと顔は涙や涎でぐしゃぐしゃになり、汗や体液で濡れた身体をお構い無しにこちょこちょ。


高校生の時でさえ、流石に全裸にされてくすぐられて性器も直接触られるような経験は無かった。


大学生になって、もうくすぐられることは無いと安心していたのに…まさかこんなことになるなんてと頭の片隅で後悔がよぎる。


次第に何も考えられないくらいに。

頭の中が「くすぐったい」と「気持ちいい」でいっぱいになり、酸欠で再び気絶しかけた頃。ようやく咲宮教授から"ストップ"が出た。


「は~いそこまで!3年生の皆さんもとてもくすぐりが上手ですね♪佐藤さんの亀頭責めも良かったですよ♪ちゃんと私の本を読んで予習してくれているのが伝わりました♪後10分で講義も終わりなので、皆さん後片付けをしましょうね」


ようやく両手両足の人力拘束が解かれる頃には、もうすっかりと息も絶え絶えで抵抗する力もとうに無くなっていた。


「水野っちお疲れ~♪やっぱりよわよわだね~。てか高校の頃より弱くなった??」


明日香は濡れたタオルを手に取り、身体を綺麗に拭いてくれていた。笑い疲れてぐったりとしており、声も出すのも一苦労だ。一応、お礼の言葉は伝えた。


授業が終わり、お昼休みを告げるチャイムが鳴る。


脱がされた服を着ていると、咲宮教授がやって来た。

「はい、お水買ってきたから飲んで♪」


「ありがとうございます…」


素直に水を受け取って、恐る恐る飲む。

冷たくて美味しい。喉が渇いており、3分の2くらい一気に飲み干してしまった。


「じゃあね~水野っち、また来週ね~♪」


その横を佐藤が陽気に声をかけながら去っていった。

また来週…もしかして、毎週こうしてくすぐられる実習が続くのだろうか。人気の咲宮教授のゼミに、極端に男子が少ないのはもしかして……。


「この後面談でいいんだよね?一緒に私の研究室に行きましょうか♪」


「は、はいっ…!」


そうだ…そう言えば面談のアポを取っていたことを今思い出す。教室を後にして、教育学部にある研究棟へと移動する。


その中の一室。表札に「咲宮」と書かれた部屋に入る。


**

「さて、遠慮せず入って♪ちょっと散らかってるけど…今コーヒー入れるね♪」


本棚には ぎゅうぎゅうに様々な書物が納められており、長机の上にも天井まで届きそうな程の本が重ねられていた。


「はい、どうぞ~♪お砂糖とミルクいる?お菓子たべる?」


「いえ、大丈夫です…頂きます…」


ブラックの珈琲を飲んでみる。

美味しい…スッキリとした味わいがする。


少し雑談を挟みつつも、咲宮教授から仕切られる。


「それで、今日はどういったお話かな?」


一度、ごくりと唾を飲み込む。

ふぅ…と静かに深呼吸をして、本題に入る。


「あの…担当直入に言いますが、咲宮教授の教育理論はやはり間違っていると思います。」


咲宮教授は表情を崩さない。

しかし、好奇心旺盛といった様子で続きを促す。


「間違ってるかぁ~。具体的にはどんなところが間違ってるのかな?」


改めて問いかけられ、一瞬答えに詰まってしまう。今から話す内容は、下手すれば"国家反逆罪"とみなされてもおかしくはない。


だけど、咲宮教授であればちゃんと聞いてくれるのではないか。しっかりと受け止めて、"政府の方"にも伝えてくれるのではないかと、淡い期待に賭けることにした。


「なぜ、男性だけがこんな辱しめを受けるような教育を受けないといけないのでしょう。最近、先生の著書の影響を受けたのか、街中や大学構内でも男性が女性に無理やりズボンやパンツを脱がされてくすぐられている光景を見かけます。これはあきらかに行き過ぎた行為であり、躾ではなく暴力であると思いませんか?」


思い切った発言をする。

ここまで言ってしまえば、もう後戻りはできないと自分では分かっていた。咲宮教授はどのように返すのだろうかと思っていると、意外にもこちらに寄り添う姿勢を見せてくれた。


「うん、水野君の言い分もわかる。だけど…これは教育者としてではなく、1人の人間として忠告してあげる。その考えは他に発信しない方がいい。今、さっきの発言を撤回すれば私も聞かなかったことにしてあげます。」


忠告…何のことだろう。

結局、痛いところを付かれて教授も答えられないのではないか。やはり、自分の考えは間違っていない。咲宮教授も、この社会も、"政府"も、間違っているのだと。


「よく分かりました。やはり、教授のお考えも、政府も間違っています。その件について告発文を書いたのでこう……」


あれ……何だか急に頭が重たい。

視界が揺れてくらくらとする。


意識が段々と遠退いていくような……。

最後に見たのは、咲宮教授のニヤリとした笑みだった。


『生意気男子のしつけ方』最高学府の人気女性教授について#2

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