これは中学1年生になった頃の話。
母はくすぐり拷問師の仕事が忙しく、何日も家に帰って来ないことがよくあり、3つ歳上のお姉ちゃんがまるで母親になったかのように口うるさく生活態度について注意してくるようになった。
「あ~また部屋散らかってる…この前綺麗にしなさいって私言わなかったっけ?」
「なっ!?か、勝手に部屋入ってくるんじゃねえよ!!」
思春期のお年頃。
部屋にノックも無しでいきなり入られて怒られ、思わず反発してしまう。
「なに?お姉ちゃんに向かってその口の聞き方は?」
「う、うるさい!バーカ!お姉ちゃんの馬鹿!」
「へ~そっかあ。そんなに私にお仕置きされたいんだ?」
指をワキワキして、ゆっくりと近づいてくるお姉ちゃん。
幼い頃から散々くすぐられて泣かされてきた為、思わず反射的に身体がブルブルと震えてしまう…
「うっ…うるさい!やれるもんならやってみろよ!」
「そんなに強がって、身体震えてるけど?ごめんなさいするなら今のうちだよ?」
「だ、誰が謝るかばーか!」
「さっきから幼稚な罵倒しか出来ないの?仕方ないなあ私が教育してあげるね。」
ゆっくり、ゆっくりと距離を詰めてくるお姉ちゃんから後退りをする。ゴンッと背中にクローゼットにぶつかった感触があり、追い詰められてしまった。
このままだとくすぐり殺される………
意を決して、一か八かでお姉ちゃんに体当たりしようとする。
「……っ!?あ、あれ……??」
気づいた時には視界が反転して、ベッドに投げ飛ばされていた。仰向けに寝かされ、腰の上にどかっとお姉ちゃんに馬乗りされて動きを封じられてしまう。
「私、合気道習ってるの忘れちゃった?」
「うっ…くそっ!!重いから退けよ!!暴力女!!」
「へ~…そういうこと言うんだ?そっか~そんなに私にくすぐられてお仕置きされたいんだ?」
「く、くすぐりなんてただの子供の遊びだし!!」
「…は?くすぐりが子供の遊び?それ、本気で言ってる?」
顔を覗き込まれて、ゾクッとする程冷たい目で見下ろされ、思わず反射的に目を反らしてしまう。
幼い頃から身体に刻み込まれてきたくすぐりの恐怖を思い出してしまい、身体がビクビクと震える。
「ふ~ん無視するんだ?ほら、こちょこちょこちょ~♪」
「ひぃっ!?ぎゃぁぁっひゃっあははははははははははははははははははは!!ひゃめでぇぇっぁぁっはははははは!!くひゅぐっだぃぃぁぁぁっははははははははははははは!」
するりと腋の下に手を入れられ、指先でカリカリこちょこちょと窪みをほじくるようにくすぐられる。
腕を閉じてくすぐったさから逃れようと抵抗するが、お姉ちゃんの器用な指は執拗にくすぐったいところを責め続け、強制的に笑わされてしまう。
「あれ~どうしたの?くすぐりは子供の遊びなんでしょ?ほら、男の子なら少しは我慢してみてよ?」
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