スランプ抜け出しました。
Added 2021-05-07 10:04:29 +0000 UTC以前の記事でかなり弱音を吐いていましたが、なんとかスランプから抜け出すことができました。
長く続けているものですから、今までも何度かイラストを描くのが憂鬱になることはあったのですが、今回は最大級のものでした。
10年やっても本当に上手な人たちには追い付けなかった、という現実はかなり強烈にメンタルをゆさぶり、一応いつも通りの時間は描くことができていましたが、描いている間はずっとこの思考が反芻し、このまま続いたら多分、イラストを描かなくなるという予感がありました。
それでもなんとか立ち直れたのは、いくつか理由があります。
まず、それなら辞めて空いた時間にどうするか?と自問した時、どうしてもこれといった答えが出てこなかったのですね。
他の趣味である将棋や麻雀の時間を増やすとかも考えたのですけど、多分熱量的に何年もイラストと同じぐらいは続けられないと思ったんです。
イラストをなんとか続けられてきたのは、本当の初心者時代の絵でも、見てくれる人の温かいフィードバックがあったからです。
この程度のイラストを掲載していた時代でも、閲覧数が0だったことはありませんし、0イイネだったこともありません。
もしインターネットがこの世に存在せず、作品を見てもらってフィードバックを得られる環境でなかったら、多分長くて1ヶ月ぐらいで挫折していたでしょう。
少し脱線しました。
話を将棋や麻雀に戻して、これらは勝ち負けを競うゲームの性質上、人からプラスの感情のフィードバックをもらうことがほぼありません。
もちろん相手が相当な格上だったら『強くなりましたね』とか誉めてもらえることはありますし、本当に接戦の勝負になって微差で決着が着いたときは『なかなかやるな』『お前もな』みたいな展開になったりしますが……。
基本的には勝った方は嬉しい感情を押し殺して、負けた方は悔しさを出さないようにして、ありがとうございましたでその場をあとにする、というのが基本です。
こういうストイックで基本的に上達も勝ち負けもすべて自己責任という世界も好きなんですけど……やっぱり人との交流が少ないと、イラストほど長く続けられないと思います。
2つめは今辞めたら何年か後に絶対後悔する、という気持ちがありました。
イラストをまあ、描きたいときだけ描いて、空いた時間は動画を見るなりゲームをするなりで時間を潰す、そんな生活に切り替えたとしましょう。
もう上達を諦めるわけですから、今師事しているダテナオト先生の講義を続けるわけにも行きません。
上達する気もないのに教えを乞うというのは、なにかを教えてくださる方に対してこれ以上ない失礼ですし、それなら今現在講義の空きを待っている熱意のある絵描きさんにさっさと席を譲るべきです。
でもそうしてしまうと……若い頃繰り返した失敗をまたやってしまうことになるんです。
学校の勉強などのやるべきことや、チャンスのあったやりたいことを、少なくとも自分が納得できるところまでやっておかないと、やっぱりあのときもう少し歯を食いしばってやっておけばよかった……という後悔は、かなりの年月の間ひきずることになるということを、いい加減に生きてきた私は痛いほど知ってます。
特にイラストに関しては、絶対この後悔をしたくない、と強く思ったのです。
余談じみてしまいますが、仮に今先生の講義を辞退し、描く枚数を年2・3枚程度にしても、なんなら10年描かなくても私の場合、恐らく下手にはならないでしょう。
体を使う競技はともかく、頭を使う技術は相当なレベルまでいかないと『衰える』ということが難しいのです(変な日本語ですが、ニュアンスはつたわるかと(笑))。
サンプル1の例で恐縮ですが……20代の前半、私は5級くらいの強さで将棋を中断してしまいました。
それから10年近くがたち、30代になって再開した時、細かい定跡の変化はさすがに忘れていましたが、ネット将棋やリアル道場で5級で戦っても降級したり、大きく勝率が下がったりしなかった、という経験があります。
私のイラストは多分、『衰える』というレベルにも達していないと思うのですね。
最後に……やっぱり自分のイラストを見てくれる人や、長くイラストを教授してくださっている先生……それに未熟な私を暖かく応援してくださっている皆様を裏切りたくない、ここまでの関係にしたくない、という気持ちが、強烈に心を揺さぶりました。
正直ダテナオト先生が師匠でなかったら……ここを読んでくださっている皆様がいなければ、上にあげた理由だけではストッパーにならず、止めていた可能性が非常に高いと思います。
技術的にもメンタル的にもまだまだ未熟で足りないものばかりですが、これからも暖かく見守っていただけると、これ以上の喜びはありません。
これからももしかしたらまた弱音を吐き出すかもしれませんが(笑)、どうぞよろしくお願いいたします。