XaiJu
ももぴ
ももぴ

fanbox


メルヘンカフェ ~女子高文化祭~ Side Story ~ 愛利 Side ~ 【後編】

※誠に申し訳ありません!!!!!! 文字数オーバーで最後までアップ出来ていなかった事に、全く気が付いていませんでしたぁぁぁ!!!!! ある親切な方からのご意見で、気がつく事が出来ました・・・。 全くもって、詰めの甘い私をお許し下さい・・・。 本当に申し訳ありませんでした・・・。 という事で、前編、後編に分けさせていただきます。 前編からの続きとなります。 ・・・ (ん!?…あれ…私…寝ちゃって…た…) 急激な眠気に襲われたと思った、次の瞬間、私は目を覚ました。 つまり、深い眠りに落ちていたという事だろう。 (あれ…確か…ぬいぐるみから出してもらって…水分補給したところで眠たくなって…!?ん!?あれっ!?) 自分が置かれている状況を思い出した所で、異変に気が付いた。 (し…視界が…) 私の目の前に広がる光景…それは、私が普段見ている光景とは違った。 そこから見える景色、それは斜幕を通した景色なのだ。 (え!?…こ…これ…) 「うぅっ…うぬぅ…」 疑問を口にしようとしたが、言葉にならず呻き声が漏れる。 (しゃ…喋れない!…口が…) 頭が完全に覚醒し、それらの状況を飲み込み始める。 手足を動かそうとすると、感じた事のある不自由さが私を包む。 (こ…これ…もしかして…ぬいぐるみの…中…!?) そう、私は今、ぬいぐるみの中へと戻されているのだった。 そして、もう一つ、気がついた事がある。 (うぅ…な…なに…この…違和感…) 下腹部に壮絶な違和感を覚える。 この感覚…そうそれは、陰部に何かが入っている感覚。 自らの膣内に、【何か】が入っているのがはっきりと感じられた。 (中に…なにかが…入ってる…) つまり、私は陰部に何かを挿入され、再びぬいぐるみの中に閉じ込められているという事だった。 【コツン…コツン…コツン…】 誰かの足音が近づいて来る。 「あら…皆さん…お目覚めのようですわね」 沙織さんの声が聞こえて来た。 「今日は、文化祭当日…皆さん、部室で寝てしまったので、一度解放した後、準備をさせて頂きましたわ」 私の目に映り込んだ沙織さん、いつもよりも一層、妖艶な服装をしており、なんだか口調も少し違う。 「夜の間に手足のマッサージもしておきましたわ。今日は一日、頑張って頂けると思いますわ」 (文化祭当日…夜の間…ってことは、私達は一晩ぐっすり寝てたって事…なの…) 「さて、ぬいぐるみさん達…お気づきと思いますが…あなた方の中には道具が仕込まれていますわ…。それは振動を感知して、作動する仕組みですの」 (し…振動を感知??) 「例えば、あなたたちが乗せられている台、この台に人が乗ったりすると…」 そう言って、沙織さんは熊のぬいぐるみが乗せられた台の前に張り出した足場の上へと、足を乗せた。 すると、熊のぬいぐるみが一瞬ビクッと反応を見せる。 しかしその動きは直ぐにおさまり、そのまま大きな動きは見せず、手足が微妙にピクピクと反応してる。 「お分かりになって??誰かがこの台の上に乗れば振動が起こり、中のものが作動する仕組みという事ですわ。もちろん台の振動だけでなく、ぬいぐるみ自体を動かせば、振動が起きるから、それでも作動いたしますわ」 つまり、今、熊のぬいぐるみの中、悠美さんの陰部では中の道具が、悠美さんを責めている事になる。 そして、その責めに悠美さんは必死に耐えているのだ。 そしてそれは、私にも同様に訪れる事態であることは間違いなかった。 「美術部員の誇りとして、最後までばれないよう、声を出さずにやりきってくださいな…。もしばれるような事があったら、その場で中から出すことになるわ…。そうしたら、貴方達の学園生活も…フフッ…」 悪戯に笑う沙織さん、その笑顔は悪魔的な雰囲気を醸し出してた。 「さて、そろそろ、文化祭が始まるわ…最後まで楽しんでくださいな…」 そう言って沙織さんは、その場を立ち去った。 もう一度、熊のぬいぐるみのほうに目を向けると、熊のぬいぐるみの微弱な動きも収まっていた。 つまり、陰部の道具は、暫らく作動して止まるという設定になっているのだろう。 全てのルールと状況が分かった所で、ふと前方に目を向けると、昨日まで無かったものが目に飛び込んだ。 (あ…あれは…) それは木のオブジェとでもいえばいいのだろうか…美しく…確かに芸術をそこに感じてしまう。 そしてそのオブジェ…、その造型、そして、今までの会話の流れ、そして、私たちの状況を考えれば、それがなんなのかは、私にも感じ取れた。 その造型、上部は木の枝と葉っぱに覆われているが、主となる幹の部分、それはあからさまに女性の体と同一のフォルムをしている。 つまり、あのオブジェには私たちと同じように、女の子が入っているという事。 そして、そのオブジェに見て取れる、その素晴らしいまでのスタイル。 そのスタイルの持ち主など、【麗さん】の他にはいない。 第一、その他の部員は、少女型着ぐるみ、もしくはぬいぐるみに閉じ込められているのだ。 仮にの話、昨日の時点の私たちと中身が変わって、麗さんがこちら側にいる可能性もある。 皆、顔は分からないのだから、亜美や千尋があの木のオブジェとなり、麗さんが少女着ぐるみという事も……否、あのスタイルは間違いなく麗さん、女子でも憧れるスタイルなのだ。 その木のオブジェには沙織さんにより、閉じ込められた麗さんがいる。 (麗さんが…メインオブジェの中に…) 芸術的には納得も行くところもあるが、内容としては常識では考えにくい。 【ドーーーン!!】 そうこうしている内に、文化祭の開幕を告げる花火の音が鳴り響いた。 その音により、今日という一日が始まった事を感じ取る。 とはいえ、私に出来る事は、ひたすらこのまま、周りで起こることを待つしかない。 じっと、ぬいぐるみに閉じ込められたまま、お客が来るのを待ち受ける。 目を覚ました時には、既にぬいぐるみの中にいた。 果たして、現状でぬいぐるみの中にどれくらい閉じ込められているのか分からない。 ただ、はっきりしている事は、既にぬいぐるみの中は暑くなっているという事だけだった。 (うぅ…もう…暑い…よぉ…) 「フゥ…フゥ…フゥ…」 暑さに呼吸が荒くなる。 鼻から行き来する空気、その呼吸音がぬいぐるみの頭部の中で大きく聞こえる。 そんな自らの呼吸音だけを聞きながら待ち続けていると、ついにお客が現れた。 「いらっしゃいませ!」 聞きなれない、アニメ声の声が聞こえて来た。 恐らく、録音してある音声が流れているのだろう。 (人が…人が…来た…。ばれないように…我慢しなきゃ…) お客が入って来た事により、緊張感が高まる。 「うわっ!あのぬいぐるみ、大きいよね!かわいい!」 女の子の声が聞こえて来た。 その内容からするに、その女の子達は、私たち4匹のぬいぐるみを指しているようだ。 つまり、その興味はこちらに向いているという事。 すると案の定、私の視界に見知らぬ女の子が映り込んできた。 「うわぁ…でっかい!かわいい!」 「こんなサイズ、そうそう見れないよ」 そして、その女の子二人組みは、私の方へ近づいて来た。 (き…来た…) 胸の鼓動が高鳴る。暑さにより早められた鼓動に重ね、ばれないようにしないといけないという緊張感が追い討ちを掛ける。 そして、ついに彼女たちは、私の乗せられた台の上に足を乗せた。 【ブゥゥゥゥゥゥン…】 (んぅっ!!!) 彼女たちが台の上に足を乗せて直ぐ、私の中の道具が作動し始めたのだった。 体が一瞬だけビクッと反応してしまった。 「あれ!?このぬいぐるみ…今、動いた??」 一人の女の子が私の反応を見逃さず、すかさず、そこに突っ込んだ。 「ええ、お客様。このぬいぐるみは特殊な【芯】が入っており、多少の揺れに反発して少しだけ動くようになっておりますの」 そのお客の反応に素早くフォローするように、沙織さんが説明を入れた。 「へぇ~凄い仕組みですね…」 そんな外のやりとりとは関係なく、私の中の道具は動きをやめない。 (うぅんっ…ぁ…この…し…振動…ぅあ…ぁ…) 微弱ながらも、私の陰部の中で動きを見せる道具。 それは絶妙に弱くながらも私を責めたてるほどの動き。 悶えてしまいたくなる所だが、中に人が入っているとばれないため、必死に動かないように耐える。 (うぅ…ぁ…こ…こんな…ぁ…) そして、暫らくして、その道具は動きを止めた。 なんとか、動かないよう、そして声を出さないよう踏ん張り、その場を乗り切る。 (ふぅ…ふぅ…な…なんとか…耐えた…) 暫らく他のぬいぐるみも吟味した、二人組みの女の子達は去って行った。 (はぁ…はぁ…はぁ…こんなのが…続くの…) 体を責められた事で、更に体温は上昇する。 そして、負のサイクルではあるが、それに比例してぬいぐるみ内部の温度も上昇する。 今日一日、この道具による責め、そしてこの壮絶な暑さと戦わなければならない。 (た…耐えられる…の…) たった一客で、これだけのダメージを受ける。 その先を考えると、耐えられるかという不安に包まれる。 (だ…だめ…負けちゃ…頑張らないと…) そう、耐えられないという選択肢はない。 耐えられずにばれてしまえば、そこで全てが終わる…そう…全てが。 そして私はひたすら耐え続けた。 その後も何人もの客が訪れる。 その度に私を責めたてる道具…そして常時、私を苦しめ続ける暑さ…それは続いていた。 すると、私の視界に予想していなかった光景が映り込んだ。 それは男子である。 そう、ここは女子高、しかし一般開放されているため、文化祭は他校の男子も訪れる。 しかし、今まで私の前に現れたのが女の子ばかりだったので意識をしていなかった。 しかも、男子がぬいぐるみに興味を持つとも想像していなかったのだ。 「うおっ…でかいな、このぬいぐるみ」 男子はぬいぐるみ自体に興味を持ったのではなく、その普通ではない大きさに興味を示したのだった。 そして、そのまま近づいてくる男子。 (ぁ…いや…だめ…近づかないで…) 向こうからしてみれば、単に置いてある、ただの大きなぬいぐるみ。 しかし、実際は中で女の子が拘束され、陰部を責められているのだ。 異性の接近は、この上なく恥ずかしい事に感じられる。 しかし、その男子達は躊躇することなく、私の置いてある台の上に足を乗せた。 (ぁああぅ…ぅ…ぁ…いや…ぁ…そんな…だ…男子の…目の前…で…) 男子だろうがなんだろうが、道具にとっては関係ない。 そこに振動を与えられれば、作動し私を責めたてる。 「この犬のぬいぐるみ、凄いな…こんなでかいの、そう見ないぜ」 「そうだな。俺も見たことないな」 そう言いながら、食い入るように私を見続ける。 (あぁ…いやぁ…ぅん…み…見ないで…ぁ…ぅ…) 見知らぬ男子たちが目の前にいる状況で、私は手足を拘束され、陰部を責められ快感を与えられている。 普通では考えられない状況。 ほんの1メートルそこらの所に男子がいる状況で、痴態を曝しているのだ。 恐ろしい程の羞恥心に包まれる。 向こうはなんとも思っていないだろうが、こちらの頭の中はおかしくなりそうな程の状況だ。 (ぅぅ…いやぁ…わ…私…ぁうん…こんな…目の前で…んうぅ…ぁあ…) 「すげえけど、もらえる訳じゃないしな。行くか」 「おう」 そうして、男子たちは去って行った。 とりあえずの危機は去った。 しかし、羞恥心という追い込みが、更に私の体に火照りを与え、そして暑さによる苦しさを増やしたのだった。 (ぁ…あ…暑い…よ…ぁ…暑…い…苦し…い…) それから、どれくらいのお客が目の前に現れただろうか…。 体を蝕む暑さ…だんだんと意識が朦朧とし始めるほどのものとなっていた。 (暑い…暑い…暑い…暑い…) 額から汗が流れ落ち、目に入り込み沁みる。 しかし、朦朧とする意識、その目に入り込んだ汗の不快感すらも、どうでもいいと感じさせる状態となっていた。 それに加え、絶頂しない程度に私を弄び続ける道具。 (ぅ…暑い…うぅん…ぁ…ぁん…や…やっぱり…イけ…ない…) 微弱な道具の責めは、決して私を絶頂に至らさせない。 快感を与えるのにも関わらず、私をイかさせる事はせず、悶々と焦らし続けるのだ。 (んぁ…ぁ…あぅ…もう…少し…ぁ…ぁ…暑い…もう…少し…) 暑さに頭が朦朧とし、頭の中がグチャグチャになる。 イけないという事が、こんなにもどかしいものだという事を思い知らされる。 自らの手で陰部を弄くる事が出来れば、イく事も出来るだろう。 しかし、動く事は許されない…というより、四肢を拘束され、分厚いぬいぐるみに包まれた私には、それをしようとしても出来ないのだ。 (んぁ…さ…触りたい…ぁ…ぁ…イき…たい…触り…たい…!?…だ…ダメ…わ…私…何を…考えてるの…そんな…そんなの…ダメ…) そんな衝動に駆られながらも、朦朧とする意識の中に自制心が呼び戻される。 (ぁ…あつ…い…イき…た…ダメ…そんな…あんぅ…うぅ…) そんな意識の歯車に巻き込まれていた、その時である。 突然、体が持ち上げられる感覚があった。 (な…何!?…うぅん…あぅ…) どうやら、私は台車の上に乗せられたようだ。 もちろん持ち上げられる時の振動にも呼応して、道具は動き続ける。 そして、そのまま私は準備室のほうへと運ばれて行った。 虚ろながら、視界の端に、同じく台車で運ばれる猫のぬいぐるみの姿が映る。 どうやら、私と舞は準備室へと運ばれたようだ。 台車が止まったかと思うと、直ぐに床に降ろされた。 【ジーーーー】 ファスナーの下がる音が聞こえる。 それと共に、背中から一気に熱気が逃げ出していく。 (あ…だ…出して…もらえる…の…) 体を包む熱気が出て行った事により楽になる体、そして、この暑さ地獄から出してもらえるという安堵感が過ぎる。 すると、体が掴まれ、私はぬいぐるみの外へと引っ張り出された。 (あ…そ…外の…空気…) 既に体に力が入らず、引っ張り出されると同時に、そのまま床に寝そべる。 そして、久しぶりに吸える新鮮な空気。 今まで鼻から入ってきていたのは、ぬいぐるみの頭部に篭った空気のみ、その空気もぬいぐるみの呼吸穴から出入りするだけの極めて篭ったものだったのだ。 全身タイツは汗でグチョグチョとなり、寝そべった床を濡らす。 そして、寝転がった私の目に、昨日、私をぬいぐるみの中に入れ込んだ、見知らぬ女性が二人、立っていた。 「さあお昼の休憩の時間ですわ」 沙織さんの声が聞こえて来る。 声が聞こえてくるも、そちらに頭を向けるだけの気力が残っていない。 すると、口元のマスクが緩み始めた。 口にあてがわれたマスクが取り外され、顎の自由が戻り、更には口からの呼吸も可能となった。 (ぁぁ…息が…息が…楽に…) 呼吸は楽になったものの、暑さに蝕まれ、絶妙な快楽により火照らせられた体は、いう事が利かず、体を起こす事は出来なかった。 「さて…舞…どうでしたか??」 沙織さんが舞に質問を投げ掛ける。 「ぁ…あつ…い…暑い…です…とても…暑い…です…」 弱々しい声ながらも必死に返答をする舞。 舞も私と同様に、憔悴しきっているようだった。 「ふ~ん…それは当たり前ですわ…だってあなた達はぬいぐるみに包まれているのですから」 それが何か?と言わんばかりの口調で沙織さんが答える。 「では…愛利はいかが??」 この質問に対する返答…舞と同じではいけないと、直感が訴える。 「ぅ…ぁ…暑い…です…そ…それと…た…溜まり…ます…」 必死に頭を回転させたが、気の利いた言葉が浮かんで来なかった。 「分かったわ…。それでは水分補給をなさい…」 私の返答にうっすらと笑みを浮かべた沙織さんがそう言うと、取り巻きの女性たちが、私たちの口に、ストロー付きのドリンクを運んできてくれた。 【ゴクッ…ゴクッ…ゴクッ…】 体から水分が汗として大量に放出されている。 その抜けきった水分を取り戻すかのように、飲み込んだ水分は一瞬にして体の中へと消えて行った。 (あぁ…お…おいしい…水分…こんなに…おいしいなんて…) 用意された飲み物は、瞬く間に無くなってしまった。 「んぐぅっ!!!」 飲み干したと思った途端、再び口のマスクを装着された。 「さて、午後の部へと行きますわ。ぬいぐるみの【中】に戻してあげて」 沙織さんがそう言った瞬間、舞の目の色が変わった。 舞に近付く、取り巻きの女性達。 「うぅうっ…うぅうっ!!」 舞の目からは必死にやめて欲しいと懇願している事が読み取れた。 しかし、女性達に容赦は無い。 舞の体を二人掛かりで掴み、持ち上げ、再びぬいぐるみの中へと突っ込み始めた。 「うぅぅっ!!うぅぅっ!!!」 必死の思いで抵抗し始める舞。 少ししか動かす事の出来ない、拘束された四肢を動かし、頭を左右に大きく振り、出来る限りの抵抗を見せる。 その目からは涙が溢れ出ている。 きっと、ぬいぐるみに入れられ始め、午前中のあの苦しさが蘇って来たのだろう。 「ううぅぅっ!!ううっ!!ううぅっ!!」 自由を奪われた顎、泣き声にも近い呻き声だけがこだまする。 しかし、その抵抗も虚しく、舞の頭部はぬいぐるみの中へと再び突っ込まれて行った。 「うぅぅっ…うぅうっ…」 その呻き声は、先ほどまでのクリアーなものではなく、ぬいぐるみに包まれくぐもり、薄っすらと私の所に聞こえて来る程度になってしまった。 【ジーーーー】 そして、舞は再び、ぬいぐるみの中身となってしまった。 もう閉じ込められてはどうしようもない…ただひたすら耐えるしか他ないのだ。 ファスナーを閉められた猫のぬいぐるみの背中が小刻みに震えているようにも見えた。 きっと舞は涙を流しながら、自らの状況に【諦め】を悟ったのだろう。 舞の処理が終わったという事は、次は私の番となる。 抵抗しようが、何をしようが、辿り着く先は同じ…ぬいぐるみの中なのだ。 私は最初から諦め、ぬいぐるみの中に入れられる事を許容した。 二人の女性により、あっさりと再びぬいぐるみの中へと戻される。 視界が斜幕に覆われた世界となり、鼻から入る空気も、また篭った空気となる。 (あぁ…また…あの暑さが…あの苦しさが…) それが訪れるという事を、この光景と感覚が、私に実感させる。 しかし、それから逃げようない…ただひたすら耐えるしかない。 【ジーーーーー】 背中のファスナーが閉められ、私は完全にぬいぐるみの中身となった。 「あら?愛利はお利口さんですわ…。そんなに行儀よく出来たのは愛利だけ…好きよ…そういう所…」 その沙織さんの言葉からするに、悠美さんも理佳さんも、舞と同じように抵抗したという事だろう。 それは当たり前の事である…午前中の【あの】苦しみが分かっていれば、当然の反応。 むしろ、潔い私がおかしいくらいだ。 そして私たちは、再び美術室の方へと運ばれて行った。 再びあの悪魔の台座とも呼べる、振動を伝える台の上へと設置された。 すると沙織さんが私の纏ったぬいぐるみにグッと顔を近づけ、囁くように言った。 「あなたはお利口さんだから…ご褒美をあげますわ…。午後は思う存分…イっていいですわよ…」 そう言った沙織さんは直ぐに立ち上がり、妖艶な笑みを浮かべながら私を見下ろした。 (存分に…イって…いい…???) 沙織さんのその言葉にハッとする。 この仕掛けを考案したのは沙織さん。つまり、彼女は私たちが、イきたくてもイけない…ここまで刺激するなら、むしろイかして欲しい…心の片隅にそれがある事を、手に取るように分かっているのだ。 そして、その全てを理解している沙織さんが言った。 【存分にイっていい】と。 しかし、そうは言われても、手を動かす事は出来ない。 自らの手で絶頂まで至らす事も出来ない。 ましてや、イっていいと言われても、ここは公共の場。 そんな人前で絶頂する訳にもいかない。 沙織さんの意味深げな言葉が気にはなったが、流れどおり、午後の部はスタートして行った。 「うわぁ~おっきい~!!」 私の視界に女の子が映り込む、そして彼女は、私の方へ目掛けて足を進めて来た。 (…来る…) 午前中に経験した通り、彼女が私の乗せられた台に足を乗せれば、私の陰部に刺激が訪れる。 それが分かっているから、その光景に身構える。 【ドン…】 彼女が台の上に足を乗せた。 【ブゥゥゥゥゥン】 (んぁ…ぁぅっ…ん…) 来ると分かって身構えていても、この刺激には素直に反応してしまう。 そして、午後の幕が開幕したのだ。 (んぁ…ぁ…がまん…ぁ…しなく…ちゃ…んぅ…) 再び、見知らぬ人の前で快感を与えられ、悶えてしまう。 しかし、ばれてはいけない…決して悟られてはいけない…。 それは沙織さんに言われたから…。 確かにそれもそうだが、私は今、人前で陰部に刺激を与えられ快感を得ているのだ。 それが明るみになってしまったら…それこそ大惨事だ。 私は必死に耐えた…その刺激に。 しかし、午後の部は違った。 【ブゥゥゥゥゥゥン!!】 (んあぁぁっ!!あぅうっ!し…振動が…振動が!!!) 午前までの微弱な振動。それは絶頂を迎えさせないための、弄ぶ緩い刺激。 しかし、それと同じ振動が私に与えられたのは、動き始めの暫らくだけであった。 その振動が、先程よりも激しくなり、私に大きな刺激と快感をもたらし始めたのだ。 (あぅぅぅっ!!いやぁっ!!こ…これ…あんっ…た…耐えられ…ない…) 先程よりも激しい責めを与え始めたその道具。 体がいやおう無しにビクビクと反応を示してしまう。 「なんか、このぬいぐるみの動き、かわいいね」 外で私を見ている女の子にも、その変化を感じられてしまう。 (あぅっ!ダメぇ!ば…ばれ…ばれちゃ…うぅぅんっ!んあぁぁっ!) 私は必死に体の動きと、こぼれ出そうになる声を抑える。 しかし、そんな私を他所に、陰部に仕込まれた道具は責め手を止めはしない。 私を覗き込む無邪気な表情の女の子が、視界に映り込む。 可愛いぬいぐるみを見つめるその先…ぬいぐるみの中では激しい快感に襲われる女の子がいるのだ。 ぬいぐるみを隔てた中と外、その状況は恐ろしく違う。 (あぅぅ!いやぁ…そんな…あぅっ!そんな目で…んんんっ…見な…いでぇぇぇ!) その無邪気な眼差しが私の心に突き刺さる。 可愛いものを見る眼差し…しかし、実際にはそれを裏切るかの如く、私は快感に呑まれかけているのだ。 恐ろしい程の背徳感に包まれる。 しかし、そんなものは関係なく、襲い来る刺激。 しかも、午前中から与え続けられ、焦らし続けられた私には、その刺激は致命的なものであった。 沙織さんの言った【存分にイっていい】という事…それはこの刺激の事だったのだ。 【…ヨウヤクイケル…】 心のどこかに、その言葉が通り過ぎて行った。 (ちがっ…んあぅっ!ダ…ダメ…こんなとこで…あぅううっ!イっちゃ…んあぁ!) 焦らし続けらた体と精神。そのどこかでイきたいと願っていた。 しかし、裏腹に人前でイってしまうという事への羞恥心と背徳感が戦いを見せる。 (あぅぅっ!!いやぁっ!んうぅっ…イっちゃ…イっちゃうぅぅ!ダメ…あんっ…人前で…人前でぇぇぇぇ!!) しかし、そんな私の精神の壁を、快感が上回り、私を絶頂に追いやった。 (いやぁぁぁぁっ!!!ムリィッ!!もう…ムリィィィ!!イくっ…イく…イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!) そして私は絶頂を迎えた。 私を可愛いぬいぐるみとして見続ける眼差しの中…その眼差しのすぐ傍で…私は人知れず絶頂を迎えてしまった。 (…ぁ…ぁ…わ…私…イっ…ちゃっ…た…) 体がビクンビクンと反応する。 しかし私が感じているほどに、その絶頂による反応は、外には伝わっておらず、外で見守る女の子にはばれていないようだった。 「このぬいぐるみ欲しいな~。でも、かなり高そうだよねぇ~」 (ぁ…ぁ…ぅ…ぁ…) ぬいぐるみの中で絶頂を迎え、放心する私。 しかし、外では何も変わらず、今まで通りの光景が繰り広げられていた。 私はこんな人前で絶頂を迎えてしまった…。 それは誰にも知られてはいない…。 しかし、その場で絶頂を迎えてしまったという事実は事実。 恐ろしい程の羞恥心が私を包み込む。 しかし、それとは裏腹に、イけなくて悶々としていた事に対する開放感というか満足感のようなものも、薄っすらと漂っていた。 絶頂による表と裏、それが私にとてつもない虚脱感を与えている。 (ぁ…ぅ…) しかし、それは終わりではなかった。 そう…午後の部は始まったばかり…。 再び、お客が私の前に現れ、台の上へと足を乗せるのだった。 【ブゥゥゥゥゥゥン】 (んあぁぁぁぁ!!!ムリィィィ!!イった…イったばっか!まだ!ムリィィィ!!あぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!) 私への責めは終わることなく続くのだった。 絶頂を迎え、敏感になっている所にダメ押しのように与えら得る快感。 そして、また絶頂を迎える…。 それでも休み無く、与えられる快感…。 その繰り返しが永遠と私を襲い続けるのだった。 (イヤァァァァァァァァァァ…………) あれから何度、絶頂を向かえただろう…。 そして、時間が経つにつれ、激しさを増す、ぬいぐるみの中の暑さ。 絶頂により飛びかけた精神、それに加え、全身を包み込む地獄のような暑さも重なり、意識が朦朧とする。 もう既に、タイツの下に履かされたオムツは、尿などではなく、私の愛液で大変な事になっているだろう。 (ぁ…ぁ…もう…イけ…ない…あつ…い…あつ…い…イき…たく…ない…) もうまともに考える事すら出来なくなっていた。 頭に浮かぶ事は二つだけ…【暑い】、そして【イきたくない】、この二つのみだった。 しかし、そんな思考すらも吹っ飛ばすかのように、陰部の道具は私を責め続けたのだった。 (イギィィィっ!ムリィィィィィ!!あぅぅっ!んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!) どれ位時間がたったのかも分からない…。 私は思考を放棄し、ただ体の本能だけで反応を見せるようになっていた。 そして私の知らない所で、文化祭は終わりを迎えていた。 厳密に言えば、知らない所ではなく、私はそこにいた。 しかし、思考を放棄した私には知るよしも無い。 ここは文化祭が終わった美術室。 「文化祭の時間は終わったわ。もうこの美術室には誰も来ないわよ」 メインオブジェの前に佇む沙織さん。 「…でも…まだフィナーレが終わっていないわ…。アミ…チヒロ…こちらへ持って来なさい」 沙織さんがそう言うと、少女着ぐるみを着た二人が、ぬいぐるみ四体をメインオブジェの前へと運んで来た。 「さて、熊さん、ウサギさん、ワンちゃん、猫ちゃん、あなたたちは自由よ…動いても、声を出しても大丈夫よ。我慢していた分、思う存分にね…」 沙織さんがそう声を掛けると、ぬいぐるみ達はもぞもぞと動き始めた。 「うぅう!…ん…うぅっ!…ん…うぅん…」 そう、それは一日中、動く事、声を出すことを制限され、微弱な振動により絶頂を迎える事が出来ず、焦らされていた中身の彼女が、ついに自由を許されたからだった。 しかし、4体は一様に同じではない。 3体の反応は同じ…1体だけ、ほぼ動きを見せていないぬいぐるみがあった。 それは、犬のぬいぐるみ。 「さあ…あなたたちは自由、思う存分イきなさい!!」 沙織さんがそう叫んだ瞬間、ぬいぐるみたちの動きが激しくなった。 彼女達の中に仕込まれた道具が、ついに本領発揮したのである。 今まで焦らされ続けた彼女たちをイかせるのに、時間は必要としなかった。 「んっ、んっ、んっ、ぅうぅっ…うんうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」 熊のぬいぐるみが、激しい声と動きで、絶頂を迎えた。 そしてそれを追うかのごとく、ウサギ、そして猫も絶頂を迎えた。 しかし、それとは違う反応を示していたのは、犬のぬいぐるみ。 犬のぬいぐるみだけは、声も出さず、ただ一度…とても大きくビクッと反応して、動きを見せなくなった。 そう犬のぬいぐるみだけは、他の3体とは違う。 他の3体は、ここまで焦らされ続け、今、ようやく絶頂を迎えたのだ。 しかし、犬のぬいぐるみ…犬のぬいぐるみだけは、既に幾度となく絶頂を迎え、今や与えられる刺激に、本能的に反応しているだけだったのだ。 その事実は、沙織さんと、犬のぬいぐるみの中身しか知らない事実…。 そうして、文化祭は終わって行った。 後日… 沙織さんがくつろぐ椅子の傍らに、犬がいる。 しかし、それは本物の犬ではない。 四肢で歩き、沙織さんにじゃれ付く【それ】は犬の着ぐるみ。 ぬいぐるみではなく、着ぐるみ。 本物の犬に近しく作られた【それ】は、文化祭の時のぬいぐるみの犬とは全く違う。 ぬいぐるみと違い、動く事も出来、正にペットとしての犬。 文化祭の時のぬいぐるみとは違うものではあるが、同じ点が一つだけあった。 そう…その【中身】は同じ…。 私は、沙織さんの【犬】になったのだった。 -----------------------END--------------------------

メルヘンカフェ ~女子高文化祭~ Side Story  ~ 愛利 Side ~ 【後編】

More Creators