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『とあるいじめっこと黒服』【人形化×お仕置き】

西暦2×××年、世界規模で見て劣悪なイジメが無くならなかった。 小国では人格権限停止執行部が設けられた。 その詳細は誰が知っているのか、どのタイミングで施行されるのか。 そもそも人権を奪うなどという非社会的なことを認められる場合があるのか。 さまざまな憶測と噂が飛び交いながらも。 「まぁ、どうせ嘘だろう」と高をくくるか。 「イジメなんてしていない、少し意地悪く邪険にしただけだ。」 「遊んでやってるだけなのに大げさな。そんなお遊び本気にして死ぬやつが悪い。」 「首謀者が悪いのであって、被害を恐れる傍観者になるのは仕方が無い、不可抗力だ。」 そういった意識の蔓延は相変わらず継続されていた。 「本当に嘆かわしいですよね。3歳児でもオトモダチに嫌なことしちゃいけませんって学ぶのに、一切を学ばない愚劣極まりないニンゲンとはもはや家畜以下ではないでしょうか。」 切れ長の目をした、黒いスーツの男がカツカツと。後ろでに手を縛られた若い女たちの前を値踏みするように往復する。 「な、なに!?ドッキリか何か!?」 長い黒髪が揺れ、少し乱れた髪の間からは、 引きつった顔をしながらも、もしも仕込み立った場合自分のイメージを保つ心がけをする。 判りやすくかわいらしい風貌、みんなに嫌われない美人が場を和ませようと声を上げる。 オバケ屋敷での驚かせポイントで、 「大丈夫だよ」そういってもらう計算ができる女の反応。 一方で 「ざっけんな!!はなせよクソが!!ヘンタイ!!」 いつの時代も、その重そうなレザー張りのスカジャンはどこで手に入れてくるのかと問いたくなるような。 イキが言いといえばまだ聞こえはいいが、低俗で下劣を現したような。 手入れが行き届かず染髪した根元に黒さが目立つDQN代表の不良。 そして三人目は終始他の二人の対応を見ながら、眼前の男のリアクションんを値踏みし、 一番保身に敏感で賢しい、亜麻色のゆるふわボブの、平凡な娘。 接点というなら三流小説の時代から王道まで、親分、子分、腰ぎんちゃく、といった役割かと思うが。 誰かに声をかけるわけでもなく。 他の二人は黒服のグルだろうという空気がにじんでいる。 「この国の新制度知っておられるでしょう?自殺や、相応の被害を被ったイジメい被害者が発覚した場合。該当者を傷つけてきた代表のものに罰を与えることが認められたと。」 「でも、イジメなんてしたことありません!!みんな仲良しで、"みんな"に聞いてもらえれば判ります。」 怯えながらも、通る声で言い張る美少女を、心底汚いものをみるような視線で見据えながら男は応える。 「そのミンナとやらでイジメを行ったか、ミンナの知らぬところでイジメがおきていた場合は、それらはなんの証拠にはならないでしょう?そもそも。そんな判りやすい手落ちをする者なら、わかりやすく、生ぬるい社会的制裁をうけて終了になっていますよ。」 「でも!!」 「ここに居るのはウジムシ以下のクソヤロウだっていってるのがわからないんですかね。ああ、何かに例える事すら失礼ですね。例えられたモノの品位が疑われてしまう。」 「っ」 ウジやクソなどと言われることは無かったのだろう、お上品な顔にほんの少し怒りと羞恥がにじむ。 その顔に満足したのか男は。朗々とコレから行うことと、ここにつれて来られた理由を並べる。 「まぁ、納得もいかずに反省なんて何百年指導しても改善されませんからね。まずはあなた方の悪行はすべてわれわれは管理していることをこちらの書類をみれば判るかと思います。」 差し出されたプリントに記された箇条書きの内容に各々が蒼白になり、互いに、密告者を探る目つきになる。 ただ、そんなことは無駄だというようにさらに男は続ける。 「ええ、ええ、こういうときでも自身が悪かったではなく。なぜ漏洩したのか考えるのでしょう。ですが、自己顕示欲の強いクソ共でなくとも今のご時勢人払いした程度では完全犯罪はなくならないのです。」 カチリと手元に持ったなぞのスイッチを入れた瞬間。三人のそれぞれ誰かと話す声が交錯する。 一人はネチネチとした侮辱や罵倒を何時間も、一人は恫喝し、万引きや、犯罪教唆をしているシーンの音声だろう。 部屋に大音量で流される。 さすがに、冗談やドッキリでなく、少なからず自身たちに敵意を持った存在だと理解した。娘たちは口をつぐむが。 「おやおや、まさか、監視カメラやレコーダーの無い施設があるとでもお思いだったんですか?」 煽る男に対し、最初の反発のような言葉は出てこなかった。 「まずは、件のお嬢さんを毎日呼び出し、罵倒し、奴隷のように扱っていたアリサさん申し開けるような内容はありますか?むしゃくしゃしていた。どうかしていた。時間の無駄のような言い訳でも一応は口に出す権利はありますよ?人権はありませんけど。」 出来心だった、ほんの少しつらく当たってしまった。その程度の言い訳じゃどうにもならないと。 言葉で横っ面を殴りつけるような男に、アリサは、先ほどまでの作った明るい女の子の顔ではなく。 悔しげに、憎憎しげな視線を隠さず向けている。 「そうですね、あなた方は、こういう場で、そういうつもりは無かった、そういいながらも本音ではどうして自分だけ。いじめられる相手も悪かった。そういって開き直る。」 「イジメだなんて大げさよ。」 「大げさですかね、少なくとも被害者と、被害者の親御さんは、あなた方の人権失効を望んだのは言うまでもありません。」 「はっ、そういう漏洩はいいのかよ。キミツジコーとかいうんじゃねーの?」 できるだけの虚勢で、アリサに続き不良娘、カナも便乗する。 「機密であろうと、そもそも、今のままあっさり返されるわけの無いあなた方が。そんな瑣末なこと覚えてるはずもありませんからね。」 そういって黒い男は人形を取り出す。 不出来な、田舎のおばーちゃんが手作りしたような。そんな人形。 「あなた方との無駄な問答は私の業務ではないので、本題に入らせていただきます。」 そういって男は人形を広げてみせる。 「こちらは、イマジナリィパペット。そうですね仮に1号としておきましょう。」 三人がその人形を確認をしたことを確認すると。 「これから、あなた方には、同様に自分の分身となる人形になってもらいます。」 突然のファンタジー展開に思わず「は?」と気の抜けた疑問符が漏れるが男は続ける。 「イマジナリィパペットは、人権操作委員が開発した、イジメ加害者の再犯防止、躾プログラムの賜物です。」 人形を机に座らせ、 「あなた方は、巨人を知っておいでですか?」 巨人というのは、山のようなサイズなど、寓話にでてくるようなファンタジーの存在ではなく、数百年前から遺伝子変異でで増えた。超成長児童の事を指す。 成人は3メートル以上あり、幼児期でも150センチ以上の普通の人の成人相当の体格をしていることで。 一時話題になった。 今ソレの何が関係するのだろうか。 そう思っている三人に、状況を理解させるよう、噛み砕きながら目を細め説明する。 「いいですか?人形になった後、一人、イジメ行為を行っていたと確認されている期間相当。巨人族の子供の教育玩具となっていただきます。」 にこやかに発せられる荒唐無稽の展開に。 再び疑問符が漏れるが。 男は、心底愉快そうに続ける。 「想像したことがありますか?子供とは理不尽な存在なのです。それは大きかろうと小さかろうと、種族なんてものはたいした問題ではありません。ただ、彼らは発育途上ゆえの残酷さを持っています。そういった意味では……ねぇ?本来そこでオシメと一緒に卒業すべきイジメなんかで気持ちよくなるバカニンゲンには。彼らの玩具として、一緒に生活して。正してもらうことが一番という結論に達したのですよ。」 達した、いや、何が達したのか。 意味のわからない論法にそれぞれが反論したいがわかりきった。 『イジメは悪いこと』を大前提に 『言い逃れはもうできない加害者』として扱われる自分たちにはどう使用もできない状況だった。 期間延長などはなく、あくまでイジメを行った期間。 どういう技術科はわからないがすべてがリンクした人形としてすごす。 そういうことらしい。 子供に世話ができないことがわかっていて。排泄機能や、言動についてはセーブされているあたり。相当作りこまれている。 痛覚に関しては健在ということだが。痛覚の意味することを改めて、刑が執行されてはじめて理解できるものだった。 そうして、説明が終わったアリサは、怪しげな注射器で薬液を注入され、目が覚めれば、そこは。 人形になりポ○ちゃんのおうちにぎゅうぎゅうと押し込められながら。 ままごとの赤ちゃん役の人形が、幼女ママからされることを体験し、自らのイジメ行為や、威圧を反省させられることになる。 それについては次回の報告書のほうが詳しいことだろう。 fin ※若干SF世界でイジメ廃絶運動が活発化し。 いままでボス猿をしていた小娘たちが。今度はイジメ相当のお遊びを体感させられることに。 そういった内容となっております。

『とあるいじめっこと黒服』【人形化×お仕置き】

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