・・・・・・・・ 鬼の岩礁。 漁業を生業とする夜戸浦村において、豊漁をもたらすとされる「深きもの」の棲みかとして信仰される場所。 村人は誰も近寄らぬその神聖な岩礁で、地元企業レッド・フック・エクスプレスが密かに行っていた漁獲物の大量投棄および密輸……SRT特殊学園RABBIT小隊により不正が暴かれ、村に漂う暗く淀んだ空気を晴らしたのがつい先日のこと。 事件の後、夏の暑さも収まる気配を見せぬうちにRABBIT小隊の元へ届いた夜戸浦村からの助けを求める声。 「駐在のヴァルキューレ海警の生徒が、鬼の岩礁で消息を絶った」──── その声に応えるべく、RABBIT小隊は再び夜戸浦村に足を踏み入れたのだった。 ・・・・・・ 「それでは、RABBIT2とRABBIT3は岩礁の調査、RABBIT4は岩礁周辺の監視をお願いします。漁師の皆さんは漂流予測範囲に潮流による変化を加えて班ごとに担当範囲の捜索に当たってください」 RABBIT1……ミヤコは岩礁からやや離れた場所に設置した本部で通信機器の動作を確認しながら、作戦の伝達を行っている。 通常であれば本部にいるのはRABBIT3……モエなのだが、岩礁付近で通信機の異常が発生することが確認されたため、中継機の調整を行えるモエと配置を変更していた。 鉛のような雲が暗い曇り空を作り出し、早朝の冷めた空気が季節に似つかわしくない肌寒さを覚えさせる中、RABBIT小隊と漁師達は作戦開始に向けて緊張感に空気を張り詰めさせていく。 「しかし本当に私達でいいのか?ヴァルキューレの生徒が行方不明なら、ヴァルキューレに通報するのがいいんじゃないか」 サキの当然の疑問に対し、筋骨逞しい腕を組んだ犬の漁師が返す。 「せっかく外の者が来るようになったのに、鬼の岩礁で神隠しなどと大事になってはよからぬ評判が立つじゃろう。あの駐在も失態としてヴァルキューレでの評価を下げられかねんし……何より皆お前たちを信頼しておる」 「まあ……そうだな!私達に任せておけ!」 少し照れ臭そうにサキが応えると、重い空気が幾分か和らいだ。 行方不明からすぐにRABBIT小隊に助けを求めたこともあり、考えられる遭難状況ではまだ無事でいる可能性が大いにある。 失踪直前の目撃情報ではライフジャケットを装備しており、溺れている可能性が低いのも不幸中の幸いである。 「それでは……作戦を開始します!」 ミヤコの号令と共に、各自が救出に向けて動き出した。 ・・・・・・ 「ここが鬼の岩礁か……外から見るよりもかなり入り組んで見えるな」 サキは天然のアスレチックのように複雑な立体構造を持つ岩礁を中から見渡して呟いた。 「まあね~……岩に磁性体でも含まれてるのかな、もうノイズが入り始めてるよ。全部爆破しちゃえばクリアになるのに」 「……最終手段って意味わかってるか?」 岩礁は一部崩れている部分もあり、もし岩の割れ目に脚を挟んでしまえば割れた岩がロックのように噛んで抜けなくなる可能性もある。 いくら頑丈なキヴォトスの住人と言えど、そのまま日中の陽射しに曝され続ければ深刻な脱水症状を起こしてしまうだろう。 幸いにして日に当たる場所に姿はなかったが、そうなれば残るは岩礁から続く深い洞窟の中……村人が目にすることさえない暗い穴が大きく口を開き、サキとモエを誘っていた。 ・・・・・ こつっ……こつっ…… ぴちゃ……ぴちゃ…… ごぅっ……ごおぉぉぉ…… 足音と水滴が落ちる音が規則的に響き、岩礁から吹き込む風が洞窟を鳴らす。 サキのヘッドライトを頼りに進む二人の他には、ゴカイやフナムシのような日常では目にすることのない生理的嫌悪を催すような生物が這い回るばかり……一本道のため迷う心配はないが、長く曲がりくねった道をひたすらに進みながら気味の悪い虫に否応なく目を取られる道のりは想像以上に負担を強いるものだった。 しかし足を止める訳にはいかない……洞窟を進み始めてすぐに、ヴァルキューレ海警のサンダルが落ちていたのだ。 ざっ……ざざっ…… 「……駄目、もう電波届かない。何ここ、鉛でできてるの?それにどんどん下に向かってるみたい……」 ここまで歩いてきた距離を加味しても、最新の中継機がこれほどに早く通信が途絶してしまうのは異常である。 子ウサギ公園に置いてきた装備の中には、総延長数kmにも渡る通信用ケーブルもあったのだが、まさか有線通信を要するほど電波の通りが悪く深い洞窟だとは想定のしようがない。 下手すれば村全体の地下に広がっていてもおかしくない一本道の巨大洞窟……迷信深いとは言えないサキの背筋にも思わず寒気が走るような不気味さを湛えていた。 「確かに妙な構造をしているな。こんな場所を昔の人が見れば、深きものの棲みかと思うのも納得だ」 二人が洞窟を進む間、注連縄や御幣といった宗教的な道具が壁面に取り付けられているのを何度も目にしている。 著しい劣化の上、表面を汚れで分厚く覆われた様子から相当な年月が窺える……それだけの長い間、少なくとも人が手入れすることがなかったことも。 「こんな何もない所で、一体何をしてたんだ……」 そう言いながらサキが拾い上げたサンダルは、入り口付近で見つかったものの片割れだった。 洞窟内の生物の分泌物なのか、ほのかに生臭い粘液がサンダルと足元を濡らしている。 しばらく前から靴底に濡れた感触はあったが、進むにつれて粘液の量は増え、サンダルが落ちていたここまで来ると多量の粘液で薄く水が張ったようになっていた。 「くひひ、こういうの、グチョグチョの怪物に捕まって引きずり込まれるとかあるよね~」 「お前な……ん?」 今しがた拾った方のサンダルをよく見ると、底が不自然な角度で削れ、磨り減っている。 まるで何かにずっと引きずられ、ここで足から脱げ落ちたというように…… 「……RABBIT3、引きずり込まれたというのはあながち間違いじゃないかも知れないぞ」 「どういうこと?」 「何者かはわからないが、海警をここまでずっと引きずってきた奴がいる。でないと……」 どくんっ…… 「っ……?」 話しかけたサキを動悸が襲い、言葉が止まる。 「ちょっと、どうしたの?何が……」 どくんっ……どくんっ…… 「うっ……」 サキに続いてモエまでも動悸に襲われ、すぐに立っていられなくなりその場にうずくまる。 「モエ……空気の状態は……」 「低酸素とかCOじゃない、他も検知してない……」 洞窟内で起こりうる窒息や毒性のある気体の吸入に備え、洞窟で発生する各種毒ガスを検知する装置を持ち込んでいたのだが、装置には反応がない。 この症状はガスによるものではないのか、それとも……分析する間にもどんどん身体と思考は鈍ってゆき、取り出したガスマスクのベルトを留める寸前で二人は意識を失った。 「く……そ……」 「う……っ……」 …… ………… (やったぞ、新しい獲物だ) 適正濃度を遥かに越えた媚薬ガスを頭に向けてひと吹き……警戒を怠らなかった二人も、それだけで容易く落ちた。 最初からガスマスクを着けていればここで倒れることはなかっただろうが、それも無力化する手段が力づくに変わっただけのこと……「それ」は巨体に似合わぬ滑らかかつ素早い動きで二人を腕に抱えた。 「うぅっ……」 「んんっ……」 媚薬ガスは体内で徐々に薄まっていくため、高濃度での気絶効果はそう長くない……しかし薄まるにつれて本来の効果を発揮し、雌の肉を興奮せしめる。 むくっ……むくっ……♡ ブラジャーの下で乳首がコリコリと勃起し、モエとサキが夜毎の秘め事で濃密にしゃぶり合うそこは開発された抜群の感度で媚薬の洗礼を受けて発情した。 指がふやけるまで丹念にほじり合うヴァギナも恥丘をぷっくりと膨らませ、下着に楕円形の染みを拡げていく……火照る体温に蒸された愛液臭がむわりと拡がり、「それ」の嗅覚をくすぐる。 むわぁっ……♡ (あぁ……とても良い獲物だ……) 若い個体に似合わぬほど性的に熟した雌の香りに「それ」は満足し、更に深い巣穴にまで二人を引きずり込む…… ずるるっ……ずずっ…… ……ずっ……ずずずっ…… ・・・・・・・ 「はぁ……はぁ……」 ……暑い。 肌を撫でる洞窟の空気は冷えているはずだが、自身の身体とそれに密着しているものがひどく熱い。 ぬち……ぬち……くちゅっ……にゅりりっ…… 「あぁ……はぁっ……♡」 服の中に潜り込んでいるのか、それは素肌にぬるぬると粘液を塗り付けながら柔軟な肉でサキをまさぐる……装備のベルトはあらかた引きちぎられているため、抑えるもののない服の下で好き勝手に女体を味わっていた。 「ふっ……ぅ……何を……っ♡」 首筋から伸び上がったそれが目隠しするように巻き付いており、光源があろうと周囲の様子を見ることができない。 視覚を封じられたまま施される愛撫は媚薬の染みた触覚をひどく興奮させ、思わず声が漏れる。 ぐちっ……ずちっ……ぬちっ……ぬちちっ……♡ 「く……ふっ……♡」 気絶した後もじっくりと嗅がされ続け、肺から全身にたっぷりと染み渡った媚薬の効果。 獲物の目覚めを感じ取り、触手がまさぐる動きをよりいやらしく変化させ、サキは尾骶骨から舐め上げる恍惚の波に甘く身震いする。 むわっ……むわぁっ……♡ 異形の愛撫に感じたサキから汗と共に放出される性的フェロモン……洞窟の闇で暮らす故に視覚のない「それ」は、触覚に嗅覚と味覚を併せ持つ触手でサキの頬を舐めた。 「くそっ……やめろっ……ん……んっ……♡」 手足に巻き付いた太い触手は直径にしてサキの太腿の倍ほどもあり、服越しとはいえ強靭な筋肉の塊である軟体の拘束からは到底抜け出すことができない。 「くぅっ……♡モエはどうなったんだ……」 自分と共に倒れたはずの相棒の安否が気にかかる。 自分と同じ状況なら、今すぐどうこうということはないだろうが……自力で抜け出せず、助けも呼べない手詰まりの状況では、せめてモエの無事を知りたかった。 「……?」 ぶぢゅっ♡ぐぽっ♡ぼぢゅっ♡ごぷぷっ♡ んふーっ♡んふーっ♡ぶっ♡ぐっ……♡ 自分を責める触手のものではない音がする。 それに人間の鼻息のような音も……一度気付けば、今までなぜ気付かなかったのか不思議なほど近くに。 「モエ……モエか!?」 「ぶふっ……んむぅっ……♡」 聞き慣れたモエの甘い声……それもセックスの時のように蕩け甘えた声音が返事をするように響く。 口を塞がれ、触手を捩じ込まれている。 フェラチオのような音を立て、小さくえづきながらも悦ぶモエのくぐもった声に思わず劣情を催す。 「っ……♡」 聴いていることしかできないサキを尻目に触手のイラマチオはピークを迎え、最後に突き込まれた触手が硬直し、震え……ひり出す。 ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ぐぽっ♡ずぬりゅりゅりゅりゅっ……どぐんっ♡どぐんっ♡びゅぶりゅりゅりゅりゅっ♡ 「むぐぅっ……♡」 ぼびゅっ♡びゅりっぶりゅりゅりゅっ♡どぶびゅっ……♡ 「んぐっ……んぐっ……♡」 「あぁ……モエ……っ」 恋人である自分の目の前で、姿を見ることも許されず異形に陵辱されるモエ……血の気が引くような状況だというのに、サキの股間はどろりと濁った淫蜜を漏らしていた。 モエの口内を犯していた触手が果てた直後、サキを目隠ししていた触手が緩み落ちる……電源が入ったままヘルメットごと落ちたヘッドライトの明かりが反射して洞窟の闇を照らしていた。 「ぅぶっ……くひひ、遅いお目覚めだったね……♡」 まず目に入ったのは、全身を白濁にまみれさせたモエの痴態。 上着をずり上げられ、スカートもずり落ち、サキとの情事のために下着の代わりに着ていた大胆な黒ビキニと破れたタイツの取り合わせが倒錯的かつ艶かしい。 そこに大小様々な触手が大量に群がり、粘度の高い精子に大量の卵が絡み付いて女体をおぞましくも淫靡に飾り立てていた。 更にモエとサキ自身を襲う触手の外観も明らかになる……恐ろしく大きなタコ、ナマコ、ゴカイ、そのどれもと似ていて似つかない、触手という触手を混ぜ合わせたような肉塊。 強いて言えば横倒しになったイソギンチャクの胴体を長く伸ばしたものが、闇の向こうにある本体から何本か伸びているような……モエとサキはそれぞれ別のイソギンチャクの触手に捕らわれ、それらが顔を突き合わせているような構図となっていた。 そして洞窟に消えたもう一人……ヴァルキューレ海警の生徒も、やはり同じ触手に捕らわれてその身を精卵にまみれさせていた。 「はぁ……はぁ……んっ……んうぅっ……お゙おぉっ♡」 ぶぴっ♡びゅっ……ぶりゅりゅりゅりゅっ♡ その腹はぽっこりと妊婦のように膨らみ、音を立ててヴァギナとアヌスから触手の仔を産み落としている……表情は注ぎ込まれる快楽のあまり涙も涎も垂れ流した形相で、子宮内で卵を育てさせられたためかやや張った小ぶりな乳房の先は色濃く染まり、その色と対比するように白い母乳を触手に啜られている。 「くひひ……凄いでしょ、私達が来るまでずっと種付けされてたみたいだよ♡種付けというか託卵?苗床?気持ちよすぎてもう触手にメロメロで……はぁ……はぁ……♡」 破滅願望のあるモエはともかく、これほどの異常な状況に追い込まれてなお恐怖を上回るほどの快楽……既に媚薬漬けにされた身体が触手と擦れ合うたびに涌き起こる、抵抗の意志を捏ね潰されるような甘ったるい官能に悩まされるサキにとっては他人事ではない。 モエにしても、作戦目標を無視してまで淫欲に溺れるほど弛んではいない……何を意図してか、胸と胸が触れあう距離にまで近付けられたモエの体温、脈拍は共に高く、異常な興奮状態にあるようだった。 「サキ……んっ♡コイツ……本当に……ヤバっ……っああぁっ♡」 びぐんっ♡びくっ♡びくっ……♡ サキが目覚めるまでの数時間、首筋に何度も追加の媚薬を打ち込まれ、衣擦れにすら喘ぐほど調教された身体はアヌスの入り口を舐め回されただけで容易く絶頂した。 ぐぢゅっ♡にゅりにゅりっ♡ぴちゅっ♡づぱっ♡ずぼぼっ♡ 「ほぉ゙っ♡お゙ほっ♡ほお゙ぉおお゙ぉ゙ぉ……♡」 何度もあられのない姿を見せ合った恋人の、見たこともない獣のような乱れよう。 どちゃっ、とサキに倒れかかった体からは精液の臭気の奥から発情した雌の香りが立ち昇り、その淫らな臭いだけで気をやりそうになる。 ぬちゅっ……ぬりゅりゅっ……♡ ぴく……ぴくんっ……♡ 精液でぬかるむ乳房が滑り、柔肌に乳首が擦れる。 ぬるぬるとしたたまらない感触で、勃起した乳首の先から何かが飛び出しそう…… ……どすっ♡ぢゅううううぅ……♡ 「く……はっ……♡」 サキの首筋に走る衝撃と鈍く圧迫されるような痛み……媚薬が注射されて血液が二度、三度巡ると、乳首を押し上げる感覚は確かな実体を持って噴出する。 ……ぷしっ♡ぴゅっ♡ぷしゅうううぅ……♡ 「んうぅっ♡っく……はああぁぁっ……♡」 普段の倍ほどに膨れ上がったサキの肉厚な乳首と乳輪から、白く母乳の筋が迸る。 「はぁ……はぁ……くひひっ♡サキもミルク出るようになっちゃったね……ちょっと味見させて……♡」 ぢゅるるっ♡ちゅぅっ……ちゅぷっ♡ぢゅっ♡ちうううぅっ……じゅるるっ……♡ 「くっあっ♡モエっ♡やめろおぉっ……♡」 びゅくっ♡びゅくくっ♡びゅっ……びゅっ……♡ 泌乳機能を叩き起こされた乳腺が射精のように淫らな排泄感を催しながら母乳を噴き、モエの唇と舌がそれを残らず吸い上げる。 「んぐっ……んっ……んっ……ぷはぁっ♡サキのだからかな、私のより濃くて甘い……♡」 「おいモエ……っ……毒を盛られたのはわかるが……こんなことをしてる場合じゃ……むぐっ!?」 むちゅぅっ……♡ちゅ……ちゅぐっ……ちゅ……ちゅ……♡ 「んっ……う……っ……♡」 ごく……ごく……♡ (まずい……これは……っ) 母乳の口移しを受け、理性の箍が音を立てて緩む。 この触手の分泌する媚薬はそういう効果なのだ。 性的興奮や快楽、愛情……性的な事柄に関連する刺激を増幅した上で、感じれば感じるほど脳に強く焼き付ける。 唇が重なるほどに、舌が絡まるほどに、触手への抵抗感が薄れていくのがわかる。 サキへの責めを始めた触手が腋や内腿を滑るたびに肉が喜悦し、強く理性を保とうとする意志を優しく残酷に舐め削いでいく。 (ダメだ……イく……イくっ……♡) ……ぞくぞくぞくぞくぞくっ♡びくんっ♡びくっ♡びくびくっ……♡ ぷしゃぁ……♡ イった。 恋人とのキスと触手の愛撫、幸福と倒錯が入り交じる絶頂がまた焼き付く。 モエも甘く細めた目でサキのイき顔を愛おしげに見つめ、二人一緒に溺れることを悦ぶ……頃合いと見た触手がサキの秘所に二本の産卵管を押し当て、口付けの余韻を味わうのも構わず野太い肉柱を蕩けた孔に突き込んだ。 ずにゅぶっ……ずぶぶぶぶぶっ♡ 「んぎっ……いいぃっ……♡」 極太ながらも充分な柔軟性を持つ産卵管はサキのヴァギナとアヌスを捩じ拡げながらもすんなりと挿入され、内壁の性感帯を余さず圧迫した。 大きなイボがぐねぐねと中で蠢き、細かなイボが噴いた媚薬を繊毛がヒダの裏まで隈無く塗り込む。 洞窟に生け贄が捧げられなくなってから長い年月が経ち、異種の胎を借りねば殖えられぬために繁殖の機会を失って長大な巣穴を這いずり虫を貪るばかりだった「それ」。 効率に優れる非活動的な巨体に溜まるばかりのエネルギーと繁殖欲を持て余していたその折、偶然にも洞窟の入り口近くまで餌を貪りに来た「それ」は制帽が風に飛ばされて岩礁まで追いかける羽目になったヴァルキューレ海警に遭遇したのだった。 雌を逃さぬ嗅覚で獲物を嗅ぎ当て、鞭のように素早く長大な捕縛用の触手を伸ばして引きずり込む……そして溜まりに溜まった排卵欲、射精欲は一匹を孕ませるだけでは到底足りず、続いて巣穴に入り込んだ二人をも捌け口とするのだった。 ・・・・・ もり゙ゅり゙ゅっ♡ぶっ……ぶぼぼぼぼっ♡ 「うおおお゙ぉっ♡やめ゙っ……もう入らな゙っ……あ゙あぁっ♡」 ぼこっ……ぼこっ……ぼこっ……にゅぼんっ♡ 「急に抜っ……ぉお゙おおお゙おぉおぉ゙っ♡」 ぶりゅりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ♡ 精液と共に注ぎ込まれたピンポン玉サイズの卵がサキの腹筋を押し上げて膨らませ、鍛えられた腹圧が卵を逆流させてヴァギナとアヌスを苛む。 最初に注がれた卵は弛緩した子宮内に留まり、数倍にも成長して孵化の時を待っている……今乳房に吸い付いて母乳を啜っているような個体が、これから何十匹と産まれるのだ。 母胎としての質をよりよくするためモエと密着させられ、発情した互いの肉を練り合わせるように触手の中で犯される……互いの卵を孕んでいると肉体が錯覚し、擬似的な妊娠状態に陥るように。 「ん゙ふっ……んっ……んむぅっ……♡」 愛し合う一対の苗床は情欲のままに開発されていく互いの身体に溺れ、深きものと呼ばれ魚人の姿として言い伝えられるそれに再びの繁栄をもたらす巫女となる…… 外部に開かれ、観光客の生徒たちという若々しい苗床を大量に呼び込んだ夜戸浦村。 有り余る親の滋養と生徒の胎内により急速に発育した触手達が溢れ出し、村を呑み込むその日まで。 ・・・・・・・・