大晦日。
実家に帰っても、親戚から結婚とやら何やら質問攻めされるのがもう毎年恒例のようなものになってきた。
久しぶりの地元に訪れた俺は、このまま実家へ直行するのも億劫だったので、地元の同級生たちと飲み会すると親に嘘をつき、地元のある有料発展場に向かった。一発ぐらいは発散したかったのだ。
どうせ年末年始だから客は少ないだろう…と期待せず入店したら思いの外、店内は混んでいた。俺みたいに他にも同じ出身者のやつがこんなにいるのかーーと少し親近感が湧いた。
店内の奥から行為に励む男達のかけ声が聞こえてくる。
この喧騒は都会の発展場とはほとんど変わらなくて、嬉しさや興奮がこみ上げてきた。
服をロッカーの中に入れてアンダーウェアだけの姿になり、通路を歩き出す。すれ違う客の視線を感じながら、獲物を物色する獣のように今夜の相手を探し回った。
洗面所の前を通ると、シャワーの音が止み、シャワー室から出てきた客と視線が合った。
若い男だ。大学生ぐらいの年齢だろうかーー丸い顔立ちにあどけなさが残っている。童顔に似合わないほど鍛え抜かれた身体が洗面台に配置した妖しげな紫色のLEDライトに照らされている。
彼が履いてるのは、ジョックストラップだ。彼の引き締まった尻が丸出しで、新鮮な桃のようで食いつきたくなる。
地元にはあまり帰省しないから、地元のやつか、それとも俺と同様帰省してきたやつかはわからないが、その落ち着きのない様子は明らかに初心者だ。
彼はたった今完シャワを済ませたところだったらしくて下半身がもじもじしながら身だしなみを整えている。鏡越しでこちらをじろじろと見ている。バレバレだ。
……好みのタイプだ。俺は心の中で口舐めずりした。
支度を済ませた彼は落ち着きがない様子で洗面所を出てきた。
他の奴らに取られたくなかったので、俺はすぐに彼に近づき、太ももにそっと指でタッチする。向こうも丁寧な手つきで俺の腹筋に触れてくれた。
OKのサインだ。今夜はついてるぜ。
緊張しているのかーー彼の手が震えている。可愛いやつだ。ますます他の客たちに渡したくないという独占欲が強まってきた。
無言で彼の手を引いて通路の闇の奥へ進み出す。彼も俺の手を振り払わず、ついてくる。
俺は基本的に複数プレイが好きではないので、個室を使いたかったが、全部使用中だった。仕方なく、拒否権なしの大ルームに入ることにした。
薄暗い赤色のLEDが室内を妖しく照らし、かろうじて闇の中でうごめく客達の体の輪郭が見える。
若い男を抱きしめながら首筋にキスすると、相手から口を開けてぺろっと舌をみせてきた。貪うように彼の口にキスし、合わせて二つの舌が絡み合う。
そのくせに……こいつの舌遣いは明らかに素人だが、脚を震わせながら必死で俺の体にしがみつくように抱き返してくるのが愛しくてたまらなかった。
経験の有無は問わず、積極的な子は好きだ。
彼を横にして脚をぐいっと開いて顔を股間に近づける。俺の息が股間にかかると、彼の脚がビクッと震えるーー体ががちがちしてる。
……緊張をほぐす必要があるそうだ。
片隅にあるローションを手に取って、手のひらに滴って肌の温もりで温める。ローションに濡れた指を若い男の尻の周りを這うように触り回る。
ケツの筋肉が力を抜けたのを見逃さず、1本の指をケツの中に侵入する。
「あっ……」
彼の甘い声がこぼれる。いけそうだ。
いつもなら前戯をたっぷり楽しみたいが、好みが全体的にマッチした男に久しぶりに遭遇し、さらに他人に見られている状況に興奮が止まらず、性急気味になりつつある。我慢できなくなった俺は彼のケツを舐め始めた…
「え!?あっ、あぁっ!!」
若い男は、突然舌でケツ穴を舐められ、俺の顎髭が尻に当たってビクッと震え上がる。
ケツ穴を舐められるのを予想しなかったようで驚きはしたが、止めようとしなかった。俺がやりやすくするように素直に脚を大きく開いていた。
べちゅべちゅ。ケツ穴を舌や指で掻き回す音が薄暗い部屋の中を響き渡る。外野の男たちがごくりと唾を飲み込んでこちらの行為を伺っている。
闇の奥で男達の気配や視線を感じるが、こいつらを無視して若い雄尻の味見を専念した。
「あぁっ!んっ!そこ……!」
こいつ、外野の連中に目をやりながら声を上げているーーわざと声を出して周りの奴らを挑戦してやがる。
初心者のくせにまぜてんな……と心の中で呆れながら、こいつの青臭いケツの穴をほぐす作業に集中する。事前に下準備したらしくて、そのケツはすでに緩んでいた。
若い彼を四つ這いの姿勢をさせて、早速挿入を試みる。
「あぁ……っ」
俺のペニスに体内をおかされて、その圧迫感にぶるっと身震いした彼は喘ぎ声をこぼす。
自慢じゃないが、俺のムスコは毎回セフレのネコたちににデカいとよく褒められている。相手が若そうだし、経験も浅そうだから入れられないんじゃないかと思っていたが、その心配は杞憂のようだ。
彼は、むしろ喜んで自分から腰を振りながら奥深くまで挿入してくれ、と促している。
ーー今回は豊作だな。心の中でガッツポーズをとりながら、腰を振る。
最初は丁重かつゆっくりと奥まで抜き差しを繰り返していたが、彼のケツの締まりがあまり良くて、たまらず次第に動きが荒くなる。俺の鼻息や彼の喘ぎ声が室内を大きく響き渡る。
すると、俺たちを視姦していた外野の1人がこっちに近づいてきた。
若い男の前でかがみ込んで、無言で自分のブツを彼の顔に近づける。俺はそいつを追い払おうとするが、若い男が躊躇いもなくすぐ外野の男のペニスを舐め始めた。
ぺちゃぺちゃ、といやらしい音が室内をこだまする。
俺は複数プレイがあまり好まないが、素朴で奥手そうなのに、嬉々として他人のペニスを口の中に美味しそうに咥えている若い男を見てるとーー最初の印象との痴態っぶりとのギャップが、余計に興奮を掻き立ててくる。
「……ッ!」
ーーズン!ズンッ! 制御を失いつつある俺の腰の動きがスピードを上げ、乱暴に若い男の尻を叩きつけて奥深くまで突き抜く。
俺の乱暴な腰使いやケツの中で暴れ回る男根に圧迫されてか、彼は他人のペニスを咥えたまま咽そうになるが、それでも口淫を止めようとしない。
「あっ……」
外野の男の声が溢れると同時に、そのペニスの先っぽから放たれた白濁が若い男の口や黒いマットレスを汚した。
どうやらとんでもねえ奴を捕まえてしまったようだーーと上物を見つけた喜び混じりの苦笑いを浮かべると、面白いことを閃いた俺は彼を抱き起こして、外の通路に出た。
通路にいた男たちが俺たちの格好に釘付けになってざわついている。
「ちょっーー通路はダメだって……!」
「暴れんなよ。他人に見られて嬉しいくせに」
赤い照明に照らされた若い男の顔が恥ずかしさに歪んでいて、俺の言葉に、より赤面しているように見えた。
彼は逆向きに駅弁の姿勢で俺に抱えられているため、俺と若い男の結合部が人前で顕わに晒されている。俺が歩くたび、重力で俺のペニスが彼の尻の奥へ食い込み、喘ぎ声が通路に響き渡った。それでも俺は構わず、そのまま目的地めがけて若い男を抱き直して暗闇の奥へ歩き出した。
連れ込んだ先は、AVルーム。
先ほどの大ルームとは比較的に、床に貼り付いたライトグリーンのLEDテープライトとTVの画面で室内を明るく照らされているため、この場にいる人たちの姿がはっきり見えている。
ソファの上で彼をやや強引にまんぐり返りにし、そのケツの上に座るようにまたがり、ほぐされた穴に挿入した。
AV鑑賞していた客たちが突然の乱入者たちの行為に驚きつつも、関心をTV画面から2人の行為に向けてまじまじとこちらを凝視してくる。
彼の股間をまんぐり返りにされている状態で他の客にはわざと見えやすくようにし、腰を大きく上下に振ってみせた。
俺のペニスに掻き回される彼のケツ穴が他人には丸見えだ。
「あっ……!やぁ……ッ!!」
「明るいトコで他人に見られて嬉しいだろ?ええ?変態野郎が」
思いがけない『公開処刑』に戸惑いや恥ずかしさを隠せない彼は、最初は抵抗するーーが、俺の腰使いや他の客達の視姦、ブチュブチュと男根がケツ穴に抜き入れする音ーーこの状況に興奮してか、抗うのを止めた。むしろソファから落ちないようにソファや俺の脚を手で掴み、固定した。
それを受け入れてくれたと見なした俺は、さらにペニスを若い雄尻の奥へ貫き落とす。彼の尻の中は先ほどより圧迫感が増した気がする。本当に人前での行為が好きのようだ。貫通するたびに彼の喘ぎ声がAVルームを響き渡る。
外にまで声が漏れたらしく、騒ぎを聞きつけた外の客達がカーテン越しで中の様子を覗いてくる。
肌に刺さるような眼差しや彼のよがり声が俺の優越感や興奮を一層掻き立てて、鼻息を荒くする。
「あ、ああぁっ!だ、ダメッ!!」
肩越しで若い男の方に振り向くと、彼のペニスの先っぽから白い雄汁がポタポタと滴り落ちていた。彼の鍛えた腹筋、厚い胸板、童顔、そしてソファや床をも汚す。
「い、イク!イッちゃうぅッ!!」
「いいぜーーイケよ。俺も他の奴らも見てやるからよ……エロガキが」
俺は若い男の尻を容赦なく、奥深く挿入した。
若い男は悦楽に震え上がった。テレビの中でゴーグルマン達に輪姦される男優の喘ぎ声を掻き消すかのように、咽び泣くような彼の声が室内のみならず外の通路にまでこだました。