XaiJu
秘密
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エッチな妹猫にされた元騎士、助けに来た騎士も妹猫化する

「まさかあの隊長が帰ってこないなんて……」  ガウェイン隊長が出発してから数日後、騎士団の詰め所で僕は報告を聞いて愕然としていた。  僕はカトル。王国騎士団第三隊の一人だ。隊長は戦いの際は常に自らの危険を顧みずに前線に出て、今回も部下に任せることが出来たのに単身妖魔討伐に向かった。いつも僕らを鼓舞し、支え、引っ張ってくれた隊長が帰ってこないなんて……。  思うに僕たちはずっと隊長に甘えすぎていたのではないか。  だからこんなことになってしまったのではないか。  そう思った僕は決意した。 「みんな、僕たちが今こうして騎士団にいれるのは隊長のおかげだ。だから僕らが隊長を助けにいこうではないか!」 「おおおおーっ!」  そんな僕の言葉に皆も盛大に応じてくれる。  そして僕らは騎士団本部の制止も聞かずに例の村に向かう。  村に向かうと、僕らの前で村長の娘さんが土下座していた。  何でも村の外を歩いていたところを化け猫に入れ替わられ、そのせいで隊長に眠り薬を盛られたという。  そのため彼女はかなり責任を感じているようだった。 「大丈夫です。僕らが絶対に隊長を取り返し、妖魔を討伐してみせます」 「何と寛大なお言葉……!」  そう言って彼女は泣き崩れる。  ここで彼女を責めるようなことは隊長は望まないと思ったからだが、彼女の話を聞いて僕は内心密かにほっとしていた。  あの隊長が正面から妖魔に負けたのであれば僕らも勝ち目はないが、罠にかかって負けたのであれば敵はそんなに強くないかもしれない。  僕らは改めて村全体で厳戒態勢をとり、翌日満を持して森の奥へと向かった。  どれぐらい歩いただろうか、森の奥に進むと周囲の魔力が濃くなり、多数の下級妖魔が襲ってくる。強い妖魔は手下が多いと聞くが、こいつらがそうだろう。 「よし、俺たちがこいつらと戦う! カトルは妖魔の親玉を倒してくれ!」 「ありがとう!」  仲間の好意に感謝しつつ僕は下級妖魔の群れを抜けて進んでいく。  すると僕の前に現れたのは二人の人型の少女だった。とは言っても、彼女からは人ならざる魔力を感じるし、猫のような耳と尻尾が生えている。もしかすると妖魔が人間の姿をとっているのだろうか。  僕の姿を見て片方の妖魔が驚いたような顔をする。  そして二人で何かを話すと、驚いた方の妖魔がこちらに向かってきた。  その姿を見て僕はどこか既視感を抱いたが、妖魔の知り合いなどいないので気のせいだろう。  そして妖魔は僕に向かって剣を構えた。妖魔が剣を使うなど聞いたことがない。 「隊長をどこへやった!?」  そう叫びながら僕は剣を構える。 「そんなに隊長と会いたい?」 「当然だ!」 「大人しくここで降参してくれたら合わせてあげる」  妖魔の言葉に僕は一瞬気を惹かれそうになるがすぐに首を振る。妖魔は詐術を使うと聞いたし、騙されてはいけない。 「誰がするか、喰らえっ!」  そう言って僕は剣を振り下ろす。  が、妖魔はまるで人間のような身のこなしで僕の攻撃を避けてしまった。 「どうして……」 「負けてくれないというなら倒すしかないね」 「うわっ」  妖魔の剣は鋭く、僕は間一髪のところで回避するが体勢を崩してしまう。  魔力で負けるならまだしもこんなに剣術が強い妖魔がいるなんて……  しかもこの剣技、ガウェイン隊長のものに似ている。 「えいっ!」  妖魔の剣が再び僕に迫り、鎧に命中する。  鎧越しではあるが、重量感のある攻撃に僕は体勢を崩した。  そしてその攻撃で僕は確信を抱く。  何が起こっているのかは分からないが、この剣だけは紛れもなく隊長のものだ。 「いたっ……もしかして、お前は本当に隊長……?」  そんな僕の質問に、妖魔はいたずらっぽく笑う。 「そうだって言ったらどうする?」 「何で、どうして……」  衝撃が大きすぎて僕は思わずその場から動けなくなってしまう。  そんな、あの立派な隊長が妖魔になってしまうなんて…… 「来てくれたのは嬉しいから、これからは一緒に暮らそうね」 「そ、そんな……うぁっ」  次の瞬間、僕は首に鈍い一撃を受けて意識を失った。 * 「うぅ……ここは?」  目を覚ますと、僕は見知らぬ一室にいた。  どうも手足が縛られているようでうまく動かせない。  そんな僕の目の前にはさっきの二体の妖魔がいる。 「そ、そうだ、隊長、一体何でこんなことを!?」  僕は一人の妖魔に呼びかける。  認めたくはないけど、あの剣技を見た僕はこいつが隊長であることを認めざるを得なかった。 「悪いけどもう隊長じゃなくて、お姉ちゃんの妹猫のハルナ」 「そ、そんな……」  何のためらいもなくそう言う彼女の言葉を聞いて僕は愕然とする。あの真面目な隊長の面影が微塵もなくなってしまっているなんて。  が、ハルナはすぐにもう一体の妖魔の方を向く。 「お姉ちゃん、ちゃんと捕まえたよ。だからご褒美をちょうだい?」 「ふふ、よくやったな」  そう言って妖魔はハルナの頭を撫でる。  するとハルナはまるで実の親に頭を撫でられたように落ち着く表情をしていた。が、やがて彼女の顔が赤くなってくる。 「ねぇお姉ちゃん、撫でるのも嬉しいけど、もっとすごいご褒美、欲しい……」  ハルナは頬を染めながら言う。  その様子はまるで本当に彼女を姉、いや、姉というよりもむしろ恋人に向けるような熱っぽい視線だ。  隊長は妖魔に脅されているんじゃないか、という一縷の希望もその表情を見て打ち砕かれる。あれはどう見ても思考も好みも何もかも、妖魔に染まってしまっている。 「それよりもまず、彼を妹にするのが先じゃ」 「わ、分かった」  すると彼女は表情を紅潮させたままこちらに近づいてくる。 「一緒にお姉ちゃんの妹猫として、幸せになろう?」 「そ、そんなの嫌だ、早く目を覚ま……んちゅっ!?」  が、最後まで言う前に僕の口はハルナによって塞がれてしまう。  相手は恐らく元々僕が尊敬していた隊長。  その隊長が発情した妖魔になって、僕にキスをしている。あまりに倒錯的な状況に僕の思考は追いつかなくなる。  が、すぐに僕は体の異変に気付く。体が熱くなり、喉が渇く。  じゅるっ、じゅるっ……  ハルナの口から送り込まれる唾液がたまらなく欲しくなる。欲しい、この液体が欲しい。  これを飲んだらとんでもなく幸せになれそうだ。  でもこれを飲んでしまえば…… 「ぷはっ」  僕が悩んでいるとハルナが口を離す。  そして僕の頭に手を置いた。先ほど彼女が撫でられていたように。 「ハルナのお姉ちゃんはカンナっていうの。だからカトルの名前はこれから……ミーナね?」 「……」  僕は無言で首を振る。口の中にはハルナの唾液がいっぱいで喋れない。吐き捨ててしまえばいいのかもしれないけど、なぜか僕はその時そうしようという気持ちにはならなかった。口の中の唾液をとても愛おしく感じてしまう。 「ミーナ、ハルナの唾液を飲んで妹になってね」  そう言ってハルナの手が僕の頭を撫でる。  あぁ……  途端に何とも言えない幸福感で体が満ちていく。  この時僕は隊長に頭を撫でられたからなのか、妖魔に頭を撫でられたからなのか、気が付くとごくりと唾を飲んでしまっていた。  それを見たカンナが言う。 「良かったな、受け入れてくれて。そうそう、ハルナはもう分かっていると思うが、我らの体液は体が興奮すればするほど体内に取り込みやすくなる。じゃからいっぱい気持ちよくしてやるとよい」 「分かった、お姉ちゃん」 「き、気持ちよくだなんて……ああっ」  が、突然僕の体は熱くなる。  まるで高熱が出たときのように体が火照り、意識がもうろうとする。  そして頭とお尻の二か所が熱を持ったように痛みだす。 「痛い、何だこれは!?」 「大丈夫、ハルナがついていてあげるから」  そう言ってハルナに抱きしめられると、不思議と痛みが和らぐ気がする。  嫌だ、団長がハルナになってるのは嫌なはずなのに……。  それなのに、抱きしめられていると温かい気持ちになる。  が、その時だった。 「ひゃんっ!」  突然ハルナの手が僕の乳首に触る。  そんなところを触られても何ともないはずなのに、まるで勃起した性器を触られたときのような快感が走る。 「体が熱いと思うけど、いっぱい気持ちよくしてあげるね~」 「や、やめっ……ひゃうっ」  が、我慢しようとしても僕の体は全く言うことを聞かない。  そして次第に僕の口から出る悲鳴は甲高い喘ぎ声へと変わっていく。体の熱から来る痛みも、そうされていると快感に変わっていった。 「だめぇっ、これ以上されたらおかしくなるっ!」 「ううん、ミーナはどんどん可愛くなってるよ」 「可愛い……本当に?」  騎士としては侮辱にすら聞こえる言葉が、なぜか今は愛おしく聞こえてしまう。 「うん、だからもっと乳首気持ちよくしてあげるね?」 「う、うんっ……あんっ♡」  そうだ、我慢していても苦しいだけ。もう我慢するのはやめよう。  そう思うとハルナの指がどんどん気持ちよくなってくる。  そしてそう思い出すのと同時に、私の痛みは少しずつ引いていった。  どれだけそうしていただろうか、やがて頭とお尻の痛みは引いていき、気が付くと私はベッドの上で荒い息をしていた。  その横ではハルナお姉様が私の胸を揉んでくださっている。いつの間にか腕の拘束も解けていた。  最初は妖魔の姿に嫌悪感を抱いていたが、今では彼女の姿に親近感を抱いた。 「おめでとうミーナ。無事私たちの妹になれたわ」 「本当ですか!?」 「ほら見て?」  驚く私にハルナお姉様が鏡を見せてくれる。  鏡に映った私は猫耳に猫尻尾、そして顔つきや体型もすっかりお姉様の妹にふさわしい姿になっていた。  ハルナお姉様、カンナお姉様の面影を残した自分の姿に、私は嬉しくなってしまう。 「すごい……私本当にお姉様方の妹になれたんですね」 「そうじゃ。ところでミーナ、ハルナは先ほどからおぬしを気持ちよくするばかりで欲求不満のようじゃ」 「ちょっ!? お、お姉ちゃんったら……何てことを言うの!?」  それを聞いてハルナお姉様が顔を真っ赤にする。 「すみません、私のために」 「ミーナよ、ハルナの尻尾を触ってやれ」 「こ、こうですか……?」 「にゃあああああっ!?」  恐る恐るハルナお姉様の尻尾に触れると、お姉様は猫のような悲鳴をあげる。  あの強くて美しく、優しいお姉様が私の手でこんな悲鳴をあげるなんて……  そう思うと私の心の中に先ほどまでとは少し違う火がともる。 「ふふっ、お姉様、可愛らしいです」 「ミーナ……///」  そんな私に対してお姉様は満更でもなさそうな表情を浮かべる。  だから私はお姉様の尻尾にさらに触れた。 「あんっ、ミーナの手気持ちいい……にゃっ♡」 「お姉様が乱れる姿もまた美し……にゃぁっ!?」  が、お姉様の尻尾を撫でていると私も突然尻尾に何かが触れ、人間だったときとは全く異質の快楽が走る。  後ろを見ると、そこには笑みを浮かべたカンナお姉様がいた。 「カンナお姉様!?」 「ミーナよ、手を止めてはハルナが寂しそうじゃぞ?」 「す、すみませんお姉様……にゃあぁぁぁっ♡」  こうして私はカンナお姉様に触っていただきながら、必死でハルナお姉様にもご奉仕したのだった。 数日後 「はぁ、はぁ、お姉様、相変わらず可愛らしいですよ……♡」 「にゃあ“あ”あ“っ!? も、もう、ミーナったら……♡」  あれからすっかり打ち解けた私たちだったが、今日も私は朝からハルナお姉様のベッドに侵入してお姉様の尻尾を触っていた。  お姉様は戦いの時は鮮やかな剣技を見せるのに、ベッドではちょっと尻尾を触るだけですぐに可愛らしい声をあげるのですっかり病みつきになってしまっていたのだ。 「お姉様がいけないんですよ、そんな声を出すから……」 「だって、だってぇ♡ ミーナの指気持ちいい……ひゃうっ♡」 「お姉様、私はもう二度とお姉様を離しませんよ……んちゅっ」  そう言って私はお姉さまにキスをする。  最初に思っていたのとは大分違ったけど、私は大好きなお姉様と再会することが出来て、幸せだった。


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