こちらからの続き。
さて家に連れ帰ったのはいいんですが、昔の知識からアップデートしなきゃなんねえ!と意気込み本屋でインコの飼育本を漁ったところ今時の小動物は「健康診断を受けることが常識」になっていたことにびっくりしました。
えげつない話なんですが、先々代は公園で遊んでた時に拾ったり(親が近所に聞いて回ったり遺失物届の確認はしたけど情報がなかったとのこと)、先代は親戚からのプレゼント(母親激怒)とかで変な出会いが多く、自分が持ってた飼育本なんてセキセイ以外にこんな色のインコがいます、食べ物はこんなものを好みます、声色で喜怒哀楽を表現します、オスのほうがよくしゃべります程度だったんです。
しかもこれもえげつない話なんですけど、病院には連れて行かないっていう方針がありました。ただでさえ子供にお金かかって余裕がないときに、鳥を拾ってきたりするばかたれが居るときたもんだ。保険適応外だし(いまでこそペット保険とかありますけど)。
そして、これも昔の人あるあるなんですけど、鳥って結構虫とおんなじ位置程度の認識だったんですよね。だから鳥に対する認識、理解度が極端に低い。愛情はとってもあるんだけど…そういう人が身近にいれば「病院は犬猫がいける場所」という認識になっちゃう。なっちゃうって言うかなってました。
余談なんですがレタスは栄養素的にそこまで価値が無いし、水分量が多いのであんまりあげないほうがいいって書いてて、先代、先々代すまねえーーーーってめちゃくちゃへこみました。無知って本当怖い。
とりあえずされるがままの若かりしジャンボ
鼻の色が若いわ~。
飼育本を読み返し、色々キャリー用ケージやかばんなど準備などをしまして…お友達に鳥専門の先生がいる病院の情報を教えてもらったり、自分の予定などと照らし合わせつつ健康診断にいってきました。
余談なんですが、祖母家にいたときから調子悪そう~にしてたんですよね。心臓バクバクしてたり、吐いたりしたり、ずっと膨れてたり…でも保温もしてるし、ストレスが原因だから、原因を遠ざければ回復傾向にむかうんじゃないかと素人ながら浅はかな考えをしていました。
先生から「結果が返送されるまでは確定では無いんですけど」という前置きをもらったうえでわかる範囲でいうと、ジャンボは沢山の病気持っていることがわかりました。
メガバクテリア症(人間で言う胃の部位「そのう」に菌が繁殖し栄養失調にいたる病気)、マイコプラズマ症(呼吸器疾患)、PBFD(鳥の免疫不全症、人には移らないエイズみたいなやつ)、骨形成不良という役満でした。特にPBFDは困ったことに糞や羽毛とかから感染力を持つ致命的な感染症であり、免疫不全をはじめ、羽毛の形成不全、変色、さらには脱毛するというえげつない病気でした。
ここでやっと尾羽の折れや羽毛の形成不全、またチークパッチ(ほっぺたの模様)の規則性のなさや羽毛の汚さに理解を得、愕然としました。
残念だけどとても体が弱くて短命であること、
それに伴い、いつ死んでもおかしくない事は心づもりしておくこと、
感染力の高さから他の子をお迎えは出来ないこと、
ただ大型インコと違ってセキセイインコは頑張れば寛解しやすいことを丁寧に、ゆっくりやさしく教えてくれました。
あくび激写
沢山体の不調があったりしてもちいさい体でビー玉と戦ったり、豆苗で水浴びしたり、スズメが朝チュンしてれば一緒に鳴きわめいて今を一生懸命生きてる彼女。こんな一生懸命生きてる姿は仕事行きたくねぃよぉとダダこねる私を奮い立たせるにはとても簡単でした。「オラッ!俺ァ今日も日銭稼いでくっからよ!ええコにしとけよ!」
まあずぼらをかますこともありましたが。
先生と相談して段階的に一つ一つ感染症を退治し、PBFDを寛解していく方針になり治療スタート。環境を整えるのに初期費用吹っ飛んで、毎週の交通費に保険適応外の検査や薬がのしかかり、一人暮らしのための引っ越し費用が半分溶けた。笑った。
もうなんかここまできたらめちゃくちゃ貢いでやる。
エサもいいもの頼む、サプリとか試してみる、おもちゃもなんかつよそうなやつ買う、小松菜は少量サイズを購入して少しでもしおれたら人間のメシ行きだ。どこぞのイケメン御曹司ばりに「お前をオレから離れられねえようにしてやるよ。」なんて言ってる気分になってきた。むしろ気持ちよくなってきた。推しに金使うの楽しいっていう理由わかった気がしました。なんていうか…麻薬…?やっぱり金がものを言うんだよなあ。(麻痺)
治療がスタートしてからは強制給餌されたものをすべてヴォエヴォエされて机周りが大変なことになったり、また心臓バクバクしてたり(これは原因わからず)、一度本気で死にかけて覚悟したり、母親が号泣したり、そのあと入院して九死に一生を得たり、無事に戻ってきたり、携帯の上に乗るのが楽しい事を覚えたり、アヒル隊長に勝負を挑んだり、洗濯ばさみにキレ散らかしたり、飼い主とともに新天地に引っ越ししたり、飼い主を見つけたらヴォアーッと走ったり追っかけてきたり、偶然大きい音(外の工事施工音とか)が聞こえたり何か怖いことがあると心臓バクバクしてたり、てこえもんを描いたペットボトルキャップを見せたらキレながらもぎ取って投げ捨てたり、たまに鼻とか唇とかまぶたとか本気で咬まれて流血したり、生まれたばかりの甥っ子にキレて泣かしたり、色々なんじゃかんじゃあって早一年。
見て!ジャンボめっちゃ頑張ったでしょ!
毛並みがボサボサなのは羽毛形成が上手にいってないからなのです。健康にこしたことはないんだけど、このボサボサ感も個性があって可愛くて大好きだった。
先生はじめ、スタッフの皆様ほんとうありがとうございました。お世話になりました。
知らないところにいくのめちゃくちゃビビってたけど。
気づけば出会ってから4年経ってました。
ツルのおもちゃ破壊時にトラップ発動して飼い主に助けを求めるジャンボ
※写真撮った後ちゃんとはずしてあげました。
次がラストかな。
*読まなくていい愚痴の話*
後々になってペットショップについて調べたんですけど、昔いてたとてもいい店長さんから代替わりして、劣悪な環境になってたみたいです。知識がない店員に、糞やダストまみれのケージ、所狭しと詰め込まれる鳥たち。いやーひどかった。さすがに持ってる病気の感染力を考えれば他の子にうつっているのも必至。おたくで購入した鳥が病気持ってる、ブリーダーさんに確認して、他の子を守ってあげてとペットショップにメールを送りましたが返事もなく…先代がいてたときは環境もとてもよく、お世話になってたのですごい残念でした。
googleクチコミとか見たらやっぱ同じように病気の子販売してるっていうことに怒ってる飼い主さん多かったです。健康診断を受けることの重要さを教えてもらったエピソードでした。