Daz3Dには素晴らしい特徴がいくつもありますが、その内の1つがIrayレンダラーによる写実的なグラフィックです。デフォルトでそこそこ豊富についてくるIray用シェーダー/マテリアルを適用すれば、手軽に様々なモデルにリアルな質感を与えてレンダリングすることが可能です。
……しかし写実的であるからこそ、計算は嘘をついてくれません。物理的に正しいかもしれなくとも、見栄え的にもうちょっと融通を利かせてほしい……という事態は、正直なところ割と頻繁に起こります。
当方の場合は液体の表現でそれが顕著でした。あれだけ派手にバシャバシャさせていれば嫌でも目についてしまうというものですが、ともあれ、だからと言ってそれを放置できるほどこだわりがない訳ではなかったので、現在は自分でパラメータをある程度弄った液体シェーダーを使っています。所詮はデフォルトシェーダーのカスタム品でしかありませんが、今回はそれを配布することにしました。ブルー・プランからに設定しておりますので、よろしければ導入をご検討ください。
では早速まいりましょう!
・水たまり(Puddle)シェーダー
Daz標準のIrayシェーダーには、「Water」と「Water-Thin」という二つの液体用シェーダーがあります。読んで字のごとく、それぞれ通常の水と、水たまりのような薄い水面用のもので、上記のFigは上がWater、下がWater-Thinを、水たまりのプロップに適用して適当な地面に置いたものです。ご覧の通り、Waterシェーダーは影が入るのかかなり暗くなってしまっており、Water-Thinは逆に存在感が無さすぎて目立ちません。
という訳でこちらが調整したPuddleシェーダーになります。暗くならず、でもはっきりと見えるように。このFigだと分かりにくいかもしれませんが、光沢が強いので割と目立つようになっています。
黄色とピンクのカラーバリエーションを同梱しています。特にピンクの方はSurfaceタブで確認していただければ色の設定が分かりやすいと思いますので、好きな色に変更するベースとして使いやすいと思います。
・水(Water)シェーダー
再びDaz標準のWaterとWater-Thinシェーダー、上がWater、下がWater-Thinで、今度は当方が最もお世話になる水飛沫のプロップに適用したものです。Waterはこのままでも綺麗なのですが、飛沫ごしだと像が歪みすぎるのと、影が強くてライティングによっては肌に点々とくすみのように飛沫の影が落ちてしまうことがあるのが難点でした。Water-Thinは見て分かるとおり、薄すぎてほとんど見えなくなってしまいます。
という訳でこちらが調整したWaterシェーダーになります。屈折率を下げて影を薄く、歪みも弱く。でも最低限の存在感はあるようにと調整しています。
こちらも黄色とピンクのカラーバリエーションを同梱しています。ピンクは色変更に向いているのも同様です。
・おまけ: 水飛沫(Splash)シェーダー
おまけとして初期の頃に調整したSplashシェーダーも同梱しておきます。白っぽい「飛沫らしい飛沫」を目指して調整したもので、拙作のWaterシェーダーよりも更に影が薄く、そして白っぽい飛沫になります。多少嘘くさくはなるので当方は現在ではあまり使っていませんが、設定次第で有効に使えると思いますので一応入れておきました。
・使い方
まずはあらかじめシェーダーをダウンロードして、適当なフォルダに解凍してください。
次にシェーダーを適用したいプロップを配置し、選択状態にして、「Surface」ペインからシェーダーを適用したいマテリアルを選択した状態にしておきます。
最後に左上の「Merge」アイコンをクリックするか、メニューから「File」→「Merge」を選択するか、Ctrl+Shift+Oを押してマージ読み込みを実行し、適用したいシェーダーを選択します。
見た目が変わったら適用成功です。
Irayプレビューなりレンダリングなりで確かめてみてください!
以上であります! 今回の液体シェーダーが皆さまのバシャバシャライフの一助となりますと幸いです!