プロットも出来ましたので今度はネームを描いていきます。ご存知の方もいると思いますが、ネームは所謂「設計図」のようなものです。考えることが多くかなりデリケートな部分です。これを編集と確認しながら、意見を聞き、調整や変更を加えてより良いものを作っていきます。正直何時間も考えて最良のものを作ったのに、数分読んでダメ出しされるのはかなり精神にきます。ここでOK出したくせに仕上げ段階で編集長にダメだしされたとかで、ページごとやり直しにされた時は本当ぶち…まぁそんなこともあるのでここでしっかりさせておくと、後々のトラブルも少なくなります。
それでは大きく3つの段階に分けてやっていきます。段階は以下の通りです。
・ページ配分
・画面構成
・セリフ入れ・調整
いつもはこれを同時進行しながらなんとなくてやってます。なので今回はちゃんと考えて一つ一つ段階を踏んで作ろうと思います。長くなりそうなので今回はページ配分までやろうと思います。
通常エロ漫画のページ数は16〜20ページぐらいで、偶数ページです。偶数な理由は実際に本を作る上で面倒じゃないってぐらいの認識で大丈夫です。一般紙でも大体一話はこのくらいですね。月刊誌などになると30ページを超えたりします。
個人的に16ページだと少し物足りない、20ページだとちょっと多いので今回は18ページで考えていきます。前回のストーリー構成に当てはめると細かい配分は大体こうなります。
・導入 1ページ〜6ページ
・本番 使えるだけ使う
・オチ 1ページ
もちろんエロ漫画の見どころはエロシーンなのであるだけあった方がいいので、導入はなるべく短い方が理想ではあります。ここは作者本人がどんな方向性の漫画を描きたいかによって変わってくると思います。私の場合は「ストーリー」「キャラクター性」「感情の機微」などで興奮するタイプなので導入を結構重視します。なので6ページ、伸びて8ページまでには抑えたいところです。それではページ数、配分も決まったら次はさらに細かく詰めていきます。
1ページごとに描ける量は限りがあります。平均して1ページ5コマほどでしょうか。個人的には8コマが限界値だと思っています。4コマ漫画が1ページ8コマなので、あれよりコマをつめるのは、読みやすくするという点からかなり難しいです。なので、1ページの情報は絞り伝えたい内容を明確にしていきます。手順は以下の通りです。
・まずページごとに伝えたいor描きたい情報を一言で書く
・さらにそれを5w1hを意識しながら詳細を書く
・一番大きく絵で見せたい部分を決める(大ゴマ)
ここに書く長文になりそうなので、画像でまとめたものが下のものです。
頭でイメージがあっても、何もないところから絵をいれていくというのは結構大変な作業です。こうして書き出した方が、情報も整理しやすくいいと思います。ですがこれはあくまで目安なので、まずは気楽に書いていくのがいいでしょう。
プロットが決まっても、いざネームを描き起こすとなると、本当にどこから初めていいかわからないとかざらです。未だにうだうだ考えてるだけで何もせずに1日終わるとか普通にあります。のくせにやってみたら二日で終わったりします。これもおそらく何から手をつけていいかわからない状態のせいなので、まずは簡単にやれそうな所から段階を踏んでやっていくのがいいと思います。では次の回から実際にネームを描き起こしていこうと思います。
絵が全く何もないと寂しいので、追加のキャラ衣装デザインをカラーで描きました。