あらしのよるに新シリーズ発売記念2次創作!
…を前に「あらしのよるに」を読んだことない人向けにまずは以下に本編のキャラクター紹介とあらすじを書いてみました。
メディアごとに微妙に設定が違いますが、ストーリーは映画版準拠としています。主人公のメイとガブはどちらも雄です。
ビジュアルに関しても映画版ベースですが、メイはガブよりチンコデカそうとか色々妄想しているうちに脳内で勝手に獣人化しました。(原形のヨツケモ期待していた方はすみません。)
※一部勝手に設定を想像&追加している部分があります。
メイ
サワサワ山に住む全身真っ白の雄山羊。
原作でもお尻が美味しそうだったので、ケツデカに。ただ、基本的にはふくよかというよりは小柄で華奢なイメージなので、獣人化した時の体型は必然手にこうなった。
人間の歳で言うと高校生くらい。性成熟はしており、山羊の群れの中で一番の巨根。童貞。
幼いころに母親を亡くしており、祖母に育てられる。楽観的で危なっかしい割には、自分の信念には忠実で、価値観は独特。そのせいか他の山羊と話がかみ合わないことも多い。
ガブ
バクバク谷に住む黒い狼。
獰猛な狼の中では、温厚なほうで、気が弱いので群れの中でも下っ端。他の狼にも馬鹿にされている。
体型も性器サイズも平均的。ただかなりの大喰らい。人間の歳で言うと大学生くらい。童貞。
山羊の肉は特に大好物だったが、よりにもよって山羊と友達になってしまう。
ガブの父親はギロの親友であり、一つ前の狼の群れのリーダーでもあった。
ミイ
メイの幼馴染の桃色の体毛をした雌山羊。メイと同じく高校生くらいで性成熟したばかりの処女。
かなり恵まれた尻と胸を持ち、最近では彼女を見るだけで群れの雄山羊達が勃起するということで少々問題になっていた。
そういう雄の目もあってか、かなり気が強く育っており、思ったことはしっかりと口にするタイプ。気丈に振舞っているが、内面はお年頃の多感な女の子でもある。
すぐに危険に突っ込みたがるメイを子供の頃から良く叱っていた。
仲間思いの性格で、特に幼馴染のタプとメイを特に大切にしており、姉弟のように思っている。
ギロ
バクバク谷の狼の群れのリーダー。
狼の掟を何より重んじており、掟から外れる者は容赦なく処刑する。それは長として群れを存続させなければならないという責任感がからくるものであり、片方の見方をすれば冷酷だが、もう片方の見方をすれば馬鹿真面目でもある。
掟を作ったのが、親友であり慕っていた前リーダーということも関係している。
力あるものが群れの上に立つ狼社会に相応しく、かなりの大柄でチンコも途轍もなくデカい。
より強い群れを作るための狼の掟として、本来ならリーダーは群れの雌全員を娶ることができることになっているが、ギロはチンコがデカすぎて半数以上は性交不可能だったため、自分より低い順位の狼に雌を譲っている。
恋愛感情を優先したシステムになっていないのは、先代より前の時代に雌を巡っての闘争が相次いだから。
人間の歳で言うと30前後。ヤリチンだが愛を知らない。
ある草原で山羊の親子が狼の群れに囲まれていた。
母親は我が子を守る為に果敢に狼に挑み、狼のリーダーの耳を噛み千切るほどの奮闘を見せたが、しかし、一回り体格の大きい彼らに敵う筈もなく、あえなく喰い殺されてしまう。
母の犠牲のおかげで命辛々逃げおおせた山羊の子供。彼の名前は「メイ」といった。
数年後、彼はある嵐の夜に、古びた小屋で雨宿りをしていたところ「ガブ」という狼と鉢合わせする。
しかし、小屋の中は薄暗く、また二人は雨に打たれ鼻かぜをひいており匂いも分からなかった。お互いが山羊と狼という相容れない存在であることに気付かないまま彼らは夜同士話に花を咲かせる。完全に打ち解けて友達となった二匹は「あらしのよるに」を合言葉にまた明日ここで会おうと約束をしてその日は別れたのだった。
翌日、彼らはお互いの姿を見て驚愕する。なぜなら、山羊は狼にとってただの餌だからだ。しかし、彼らは既に友達でもあった。ガブはメイを喰うことができず必死に食欲を抑えながらも彼との友情を育むことを選んだ。
こうして彼らは「ひみつのともだち」として何度も会い仲を深めていった。
しかし、二匹の仲は長くは続かなかった。山羊と狼二人でいることが、お互いの群れにバレてしまったのだ。
狼は山羊を食べないと生きていけない。その事実がある以上、山羊達はメイの関係を許すことはできなかった。彼の幼馴染である「タプ」や「ミイ」でさえもメイの行動が理解できなかった。
山羊の群れの長老は渋々メイに提案する。狼の群れがいつどこに狩りにくるのかガブから聞き出せと。彼らの友情を利用することで、せめて群れの存続に有利になるように、という提案だった。
同じくガブのほうもまた、山羊と仲良くした裏切り者として、狼の掟に則り処刑されようとしていた。しかし、狼の群れのリーダー「ギロ」はガブにチャンスを与えた。メイから山羊の群れの居場所を逐一聞き出してこちらに教えるのであれば生かしてやると。
ガブはギロにとって親友の息子にあたるということもあり、その提案は一つの恩情でもあった。
お互い群れの息が掛かった状態で二人は再度相まみえることになったが、しかし、彼らには最初から友達を騙す選択肢などなかった。二匹はもう群れに戻らずに、この地を離れて二匹だけで生きることを決意する。
しかし、ギロはそれを良しとしなかった。「裏切り者はどこまでも追いかけて処刑する」それが狼の掟だからだ。
ギロの指揮する追跡部隊に追われながらの逃避行。追い込まれたガブとメイは誰も越えたことがないと言われる雪山の先、まだ見ぬ“緑の森”を目指すことに決めた。
しかし、年中吹雪の吹き荒れるその雪山を越えるのは想像以上に厳しかった。特に体の小さい山羊に取っては過酷なもので、心身共にみるみるうちに消耗していく。
追手はどんどん迫っており、追い込まれたメイはついに自分を食べることをガブに提案した。
ガブは拒否したが、それでもお腹の虫は鳴り続ける。身体が山羊の肉を求めていることは明らかだった。ガブは自分が狼に生まれたことを恨むのだった。
メイが希望を失っていく中、ガブは少しでも彼を元気付けられないか、とメイが食べられそうな草を求めて雪山を探し回っていた。
その中で、ガブはギロの追跡隊がすぐ目前まで迫っていることに気付いた。観念したガブはメイを守る為に単身でギロに挑むのだった。
多勢に無勢、ガブの勝機は薄かったが、しかし、その時、彼らの闘争の声を起因として突如雪崩が発生。ギロもガブも他の狼もあっけなく雪の塊が呑み込んでしまった。
―その後、奇跡的に外が晴れたことでメイは無事に山を越えることに成功する。
緑の森にたどり着いたメイは、行方不明のガブを来る日も来る日も探し続け、漸く彼と再会を果たしたが、しかし、ガブは雪崩のショックで記憶喪失となっており、メイと友達だった記憶も失くしていた。
彼にとってメイはもうただの餌でしかない。ガブがメイを喰おうとしたその時、メイは絶望の中「こんなことならいっそあのあらしのよるに出会わなければ良かった」と嘆く。
しかし、その「あらしのよるに」という言葉がきっかけにガブの記憶は蘇り、二人の友情は再び結ばれることになる。
彼らが求めたこの緑の森で、もう、彼らの友情を邪魔する者は誰もいない。
―――――――――
…しかし、物語はここでは終わらなかった…
メイが群れを離れてから数日後のこと。いつまで経っても彼が戻ってないことを酷く心配している山羊がいた。
彼女の名前は「ミイ」。メイとは幼馴染であり、ミイにとって彼は寝食を共にした大切な仲間だった。
しかし、群れのみんなはどこかもう諦めているような感じで、メイを探しに行こうと言っても誰も彼女に賛成するものはいない。同じ幼馴染である「タプ」さえ、危険だと言うばかりで聞く耳も持たない。
確かにメイは何を考えているのかわからない、狼と仲良くして群れを危険に晒したのも事実だ。
でも、それでも…
彼女にはメイを見捨てることはできなかった。
メイがいない群れはまるでパズルのピースが欠けているかのような空虚を感じると同時に、メイについてもう触れようとしない群れのみんなに怖さすら感じた。みんなとの間に急激に心の距離を感じた。
ミイは心のうちに大きなもやもやを抱えながら、気付けば単身群れを飛び出していた。
若い雌山羊がたった一頭。それがどれだけ危険なことかは心の隅では分かっていた。それでも彼女はただ黙ってみていることはできなかったのだ。
場面は切り替わり、吹雪き吹き荒れる雪山の山頂付近。
そこで、雪の中からひょっこりと顔を出した一匹の狼がいた。
彼の名は「ギロ」。狼の群れのリーダーだ。
彼は裏切り者のガブを追って、ここで死闘を繰り広げ、そして雪崩に巻き込まれた。
部下をほとんど失いながらも、彼が辛うじて生き残ったのはその強靭な肉体ゆえだろう。
しかし、全身は酷く打撲し、低体温症にも晒されている。歩くことも儘ならないギロは這うように雪山を彷徨っていた。
「…ガブはどこだ…。…バリーは…?誰か…生きているものはいないのか…!?」
彼が必死に声を上げても激しい吹雪の風の音に虚しく吸い込まれていく。
部下を死なせてしまった罪悪感、リーダーとして判断を間違えてしまったやるせなさ、纏わりつく死の予感……絶望の底で、彼の命の灯火もまた消えかかっていた…
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ミイとギロの運命はいかに。お楽しみに!
深淵ネコジャラス
2025-05-30 15:02:20 +0000 UTCGlacario
2025-05-30 13:20:21 +0000 UTC