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闘技場支配人の苦悩 3話 【破壊描写有り】

「何を見ていらっしゃるのですか?」  ノーラが支配人の机に熱い茶を出した。 「あぁ、今夜行われるこの試合に興味があってね」  支配人のダグから対戦カードの書かれた紙を手渡され、  載っている名前を見たノーラが「なるほど」とうなずいた。 「剣士と剣士。 確かに面白そうですね」 「『ザガン』はこの闘技場トップクラスの凄腕剣士だが、  対する『サクラ』も新人でありながら連戦連勝で駆け上がってきた女剣士。  盛り上がらない筈がない」  ノーラがサクラのプロフィールへと目を滑らせていく。 「【遥か東の地からやってきたサムライ】  …サムライというのは彼女の国で剣士の意味でしたね?」 「そうだ、独特の細い剣を巧みに操り、  一瞬で相手を斬り伏せる雄姿は男女問わずファンが多い」 「つまり、サルメラ選手のような〝イロモノ〟ではない本物の実力者だと」  サルメラの実力も本物なのだが、あの淫魔のせいで  色々と醜態をさらしてしまったダグは気まずそうに目を逸らした。 「あ、あぁ。 とにかく… 今日の試合は楽しみだな」  闘技場といえど、客商売の原則からは逃れられず  リピーターの存在は大事である。  実力のある選手を何人も抱えていようと、  客から飽きられてしまえばそれで終わり。  支配人としては〝刺激のある名試合作り〟を常に意識せねばならない。  だからこそ、〝エロ〟に特化したサルメラのような  男性客の下半身を刺激させる選手は貴重なのだ。  しかし―――  ここ数日で改めて分かった事だが、  淫魔サルメラは飼い慣らせる選手ではなく、  客も呼べるが副作用もある魔薬のような存在。  支配人として、その動向には目を光らせておかねばならないのだが、  本日は彼女の試合がなかったからか、つい油断してしまったのだ。 『――――お待たせしました!   〝ザガン選手〟対〝サクラ選手〟の試合を開始いたします!』  地面が揺れるほどの歓声。  会場は満員。  男性客ばかりだったサルメラの時とは違い、  男女の比率は綺麗に分かれていた。 『東よりやってきた武者修行中の女サムライ。  連勝記録を伸ばし続けるスーパールーキー。  サクラ選手!』    凛々しさと美しさを持つ黒髪の女性が姿を見せた。  髪とは真逆の白い衣服が腰から下のみを包み、  上体にはサラシという包帯のようなものが巻かれている。  独特な形状の剣を腰にぶら下げ、ほそく引き締まった腕を添えている。 「フフ… つい気がはやってしまうな。  この国の剣豪、ザガン。  いったいどれほどの腕前か… 楽しみだ」  試合場に上がったサクラが、好手敵の出てくるであろう  入場口へと鋭い視線を向ける。 『当闘技場、最強の剣士。  剣を振るわせたら右に出る者はいない。ザガン選手!』   剣豪vs剣豪。  殺傷力の高い得物を持つ者同士、   一瞬の命のやり取りが見られると客たちが期待する中。  そこに現れた片方の剣豪が――― 「…ぬ?」  サクラの表情が曇るほど〝痩せこけて〟いたのだ。 『あ… あれ?』  これには実況の女性も気の抜けた声を出してしまう。 「はぁ… はぁ… く、くそ…」  まっすぐ歩けないほどの疲労具合。  明らかな異変に、客達も水を打ったように静まり返る。 「はぁ… はぁ…」  重い足取りでどうにか試合場に辿り着くと、  サクラの麗しい顔が怒りで歪んでいた。 「貴様… 何だその体(てい)たらくは」  客から見ても試合の出来るコンディションではない。  サクラの怒りはもっともだった。 「う…」  それは本人も分かっている。  分かっているが… どんなに悔やんでも〝失った体力〟は戻らず、  〝肉体に撃ち込まれた毒〟が消え去る事は無いのだ。  ※  数十分前。  〝ザガンの控室〟 「………」  そろそろ試合の時間だ。  精神統一はこれくらいにしておくか。 「相手は… サムライという名の剣士」  噂でしか聞いたことが無かったがその腕は本物。  前の試合では、たった一振りで相手をしとめていた。  女とはいえ… 十分斬る価値のある相手だ。 「くく… 腕が鳴る」  滾る試合の前では、いくら精神統一しても昂ぶりを押し殺すことは出来ない。  まぁいい… あと少しの辛抱だ。  ―――コンコンっ 「?」  扉が鳴った。  開始まではまだ時間がある筈。  〝控室で選手を襲う〟無粋な者がいるとは聞いたが、  この部屋の前には弟子たちが待機してくれている。  弟子ならば、無言でノックするのはおかしい。 「誰だ」  返事は無い。  つまり―― 例の無粋な者か! 「フンッ!」    剣を手に取り、扉を両断すると、そこには。 「危ないですわねぇ」  半裸の女、いや、見た事がある。 「お前は… サルなんとかという淫魔」 「サルメラですわ。…失礼な殿方だこと」 「失礼はどっちだ」  サルメラの後ろには警護してくれていた3人の弟子が倒れている。  皆、下半身が露出されており、そそり勃つ男性器の先からは  精液と思われる白い粘液が流れていた。 「可愛い弟子たちを…ッ よくもやってくれたな!」  女サムライの前にこの淫魔を斬り伏せる。  剣を握りしめて大きく踏み出すと、掌を向けてきた。  魔法か!? 「そう警戒しないで下さいまし。  私は戦いに来たのではありません。  後ろのお弟子さん達もちょっと邪魔だったから  おチンポを少し撫でてあげただけ♪ すぐに目が覚めますわよ」 「何だと!」 「ふふ… それにしても本当に可愛いお弟子さんでしたわ♪  ちょっと裸を見せてあげたら3人とも〝下の剣〟を真上に構えて…  そのまま、すこ~しシコシコしたら… くす♪  あっという間に〝抜刀〟しちゃいましたもの♡」 「ッ 黙れ! 〝ここまで〟やっておいて戦いにきた訳じゃないだと?  ならば何しに来た!」  この女と対峙しているだけで調子が狂う。  闘志が削がれ、肉欲がじわじわ沸き上がってくるのを感じる。  ……なるほど、淫魔か… やっかいな種族だ。 「何しに来たのかと問われれば、ナニしに来たと言うしかありませんが」 「?」 「一言でいえば… 貴方のお精子を頂きに参りましたの♡」 「はぁ?」 「淫魔が殿方の部屋を訪ねる理由が他にありますか?」  言われてみればそうだが… 明らかに〝タイミング〟がおかしい。  こっちはこれから命がけの試合をする身。  ベットで就寝中ならともかく、試合を控えた男を  わざわざ訪ねる理由など―――― ん! まてよ。 「……そうか、あの女サムライから頼まれたのか。  試合前に搾精して体力を奪い取ってくれ、とでも言われたんだろ?」  それなら納得できる。  だが、そうではない、とばかりに淫魔が手を横に振った。 「いえいえいえ、誰の頼みでもありませんし、  そんな頼みを聞くほど落ちぶれてもおりませんよ。  これは私の意思。   私が貴方のお精子を飲みたいと思ったからここに来た。  ただそれだけのことですわ」 「ふざけるな! こっちはこれから試合なんだぞ!  それを… そんな気まぐれで…ッ」      「淫魔は気まぐれなものですわよ♪ それに―――」  そう言葉を区切り、サルメラが間合いに入ってくる。 「ッ…!」  やはり怪しい。 …斬るか?  し、しかし相手は丸腰。  大きな胸と程よく肉のついた腰に紐のような服を巻き付けているだけ。  武器を隠す隙間もない。 …ふかい谷間ならあるが。 「――これから試合をするこのタイミングだからこそ、  襲いに… いえ、誘いにきたのです」  再び一歩距離を詰めてきた。 「試合に臨(のぞ)むコンディション。  今日、この時のために体力と気力を充実させたその体。  フフ… 股間に実るタマタマの中にも、  さぞプリップリの栄養が蓄えられているのでしょうねぇ♪」 「……だから試合前の選手を襲ってる、ってか?」 「はい♡ 最高の食材を最高の〝味付け〟で頂く。  淫魔の食事も他種族と一緒ですわ。  違いがあるとすれば、主食が小麦か子種か、くらいかしら、フフ♪」  さらに一歩。  淫魔に呼応したのか、ペニスが身を起こし始めた。  これ以上は危険だ。 ――――斬るしかない!  弟子がやられ、控室の中にまで踏み入ってきた乱入者を  斬ったとしても正当防衛で済む。 「後悔するなよ」  淫魔の腕を狙って剣を振り上げた。 「キャぅ!?」  狙い通り。  大きく切り裂かれた皮膚から真っ赤な血が―――― 「え!」  血が… 真っ白、だと? 「フフ、アハハハ」  直後、淫魔の体全体が真っ白な液体になって崩れていく。 「これは…いったい…?」 「――――精液分身ですわ♪」 「!?」  背後から声が! しまった――――  ――――むぎゅんっ♡ 「うっ」    後ろから抱き付かれた。  背中に、分厚い乳肉の感触が…ッ 「せ、精液?」 「貴方のお弟子さん達から搾り取ったお汁で作りましたの♡  よく出来てましたでしょ♪」 「こ、このッ」  ――――きゅっ♡ 「ぬお!?」    服の上から股間に触れられただけでこの快楽。  四肢にまで甘い電流が走り抜けたぞ…!  まずい、まずい… この距離はまず過ぎる! 「このままラブラブセッ〇スドレインしてもよろしいのですが、  今日の目的は〝お精子〟だけ。  貴方の試合も迫ってきているようですので、  手短にドピュらせてしまいますわね♡」  もみ…♡ 「!!」  もみ…♡  もみ…♡  た、タマ揉みだとぉ!?  「フフ♪」  もみ…♡  もみん♡ 「ぬああぁあぁッ!」  こんな服越しに揉んでいるだけなのに、  女を抱いている時以上の…… おぉぉ…♡ 「どうされたのですか剣士さま♡  わる~い淫魔によわよわの弱点をニギニギされて、  〝剣〟がこんなになるほど悦んでしまわれてたのですか~♪」  ぺ、ペニスが丸出しになっている! いつの間に… 「それでは、た~っぷり直揉みして、  男の果汁を搾り取ってさしあげましょう♡」  もみ♡ もみ♡      もみみ♡ もみんっ♡      「~~~ッッッ!!」  生のタマ揉みがトドメとなった。  淫魔に精巣を揉まれるというのが、これほどの極楽とは。  ペニスには指一本触れられてないってのに… くそっ くそぉ    びゅぴゅるるるるるるるるるッッ!! 「ぐおぉぉおお!」  き、気持ちいい… もっと、もっと出したい。  どぴゅるるるるう!  あれ? 何か、この後… 大事な何かがあったような…?  ……まぁいいか… 今は、ただ……  びゅぷるるるうるるるうるるっ!!!  …………………♡ 「はぁ… はぁ… はぁ…」   尻餅をついた俺のぼやける視界の中で、  出した精液が宙に浮いていた。 「はぁ♡ この匂いだけで濡れてしまいますわぁ♡  フフフ… こんな極上の品物は一気に食べねば失礼というもの」  サルメラが口をすぼめると、宙に浮くすべての精子を  ひと呼吸で飲み干した。 「~~~~♡」  歓喜で身をよじらせる淫魔。 そんなに美味かったのか? 「――――ッッはぁ♡  さいっこうですわ♪  貴方、良いタマタマをお持ちのようで 」 「はぁ… はぁ… う、うるせぇ。  用が済んだんなら… とっとと出ていけ」 「はいはい♪ それでは、試合頑張ってくださいませ♡」  ち、ちくしょう… 余計な体力を使っちまった… 「はぁ… はぁ…」  何とか動けるが… 足腰に力が入らない…  試合まで… 回復できるか…?  ※  淫魔に搾り取られた体力は簡単には戻らない。  どうにか歩ける。剣も握れる。  しかし、試合をするコンディションには程遠く、  ましてや、相手はあの女サムライ。  普通ならば棄権するしかない。 『え、え~… 何やら様子のおかしいザガン選手ですが。  本人は〝問題ない〟とのこと。 なので…  さっそく試合を開始いたします!』  ザガンが棄権しないのはプライドのため。  弟子もろとも淫魔の誘惑に屈して精液を搾られたとなれば、  これまで積み上げてきた全てが崩れ去る。  この場は自分の力で切り抜けるしかなかったのだ。 「はぁ… はぁ…」 (一撃… 一撃だ。  剣士と剣士。もともと長引く試合内容にはならない。  先に斬った方の勝ちならば俺にも勝機はある)    試合が始まった。  サクラ、ザガン、共に剣を構えて相手を見据える。 「……失望させおって」  先に距離を詰めたのはサクラ。 「それとも何かの作戦か?」  作戦でも演技でもなく、ザガンは自分から動く体力すらなかった。  完全な待ちの一手。  来た剣を見切り、一撃で仕留める――――!  かけなしの体力をかき集め、サクラをじっくり注視した。 (感覚を研ぎ澄ませ。 よく相手を見るんだ)  ところが。 「う…」  〝サルメラに撃ち込まれた毒〟がここで芽吹き出す。 (か、体が… 熱い…?)  〝これ〟はサルメラが意図的に与えた毒ではなく、  淫魔に精を搾られた男になら誰でも起こる後遺症。 (いや、下半身が熱い!)  気持ち良すぎる射精を体験してしまった雄の肉体が、  雌に対して異常なほど過敏に反応してしまうのだ。  ザガンも試合に備えての禁欲はしてきている。  だが、その固く閉じられた下半身はサルメラという淫魔によって解錠。  溜め込んでいた精液を一滴残らず放出し、  我を忘れるほど肉欲に溺れてしまった。  今、ザガンの股間は〝栓(せん)が抜けっぱなしの状態〟   ちょっとした刺激がすぐ肉体上に現れてしまう状態なのだ。 「なっ―――!」  ザガンは勃起した。  少ないチャンスにかけてサクラを凝視したことが仇(あだ)となる。      (馬鹿な! あれほど搾られたばかりなのに…ッ)  整った顔立ちとサラシのみを巻き付けた上半身。  胸の起伏はなだらかだが、腰のくびれから  鍛えた太ももへのボディラインが中々の色気を発している。      ………ぐぐぐ…ぐぐ♂  勃起した海綿体にさらなる血が流れ込む。 「くッ…ぅぅ」 「ん? 何か言ったか」 「い、いや…」 「そうか、言い残すことがあるのなら今の内に言っておけ――」  ザガンの肉体は完全にサクラを〝女〟と認識し、  すぐにでも〝子種を注げる準備〟を整えていた。  それはもう、隠しようもないほどに。 「――この一太刀で死ぬかもしれんからな!」  サクラの剣が脳天目がけて振り下ろされた。 「ぬぉ!?」  間一髪、ザガンが剣で受ける。  しかし、見切ってからの即反撃で仕留める、が彼の狙いだったはず。 「ほう、よく受けたな」 「ちぃッ」  勃起に気を取られ、受ける事で精一杯だったのだ。  しかも―― 「ねぇ、な、なんか…〝あれ〟ってさ、もしかして」 「うん、ちょっと〝膨らんでる〟っぽいよね」 「おいおい、ザガンの奴〝勃起〟してねぇか?」 「ん~ 言われてみれば… してるような」  剣を受けたために股間を隠す事が出来なくなり、    〝無様に欲情した証〟が衆目に晒されてしまったのだ。  当然、対戦相手にも。 「………いちおう聞いておくぞ。  〝それ〟は、どういうつもりだ?」  言葉には隠しようもない怒気が伴っている。 「ち、違う! 〝これ〟は… 違うんだ!」  勃っている以上、言い訳は立てられない。  動転するザガンが必死で腰を引いた。  客たちにすらバレバレだとも知らず。  「うっわ、マジで勃起してるよアイツ…最低…」 「男って闘志びんびんだとアッチもびんびんになっちゃうの?」 「いやいやいや、ならねーよ」 「確かにサクラは可愛いけど… 勃つの早過ぎだろ」  ざわざわという同性の声、くすくすという異性の笑い声。  剣を頭上に押し当てている正面の女サムライからは、  侮蔑と嫌悪を織り交ぜた冷たい視線が。 「ぐっ…」  羞恥による脂汗が噴き出す。   同時に―――― 「う… ぅあっ」    ――――どびゅっ  限界まで怒張していたモノが服の中で白濁液を漏らした。 「あらあらあら♡ ホント、いけない剣士さま♪」  こっそりと観戦していたサルメラが微笑む。  〝下半身の栓が抜けっぱなしの状態〟とは  〝ちょっとした刺激で射精してしまうユルユルの状態〟  あろうことか、サクラの見下す表情に興奮してしまったザガンが、  剣を受け止めながら精子を出してしまったのだ。 「ちょっと… 腰をカクカクさせてキモいんだけど」 「でもなんか男がイク時の動きに似てない?」 「まさか… それは流石に早漏すぎだろ」 「けどよぉ… よく見ると、ちょっとシミっぽいのが…」    ザガンの射精に気付ける者は〝極少数〟だったが、  残念ながら―――― 「……情けなくて涙が出る。  貴様との手合わせを心待ちにしていた自分にな」  一番近くで見ているサクラは〝極少数〟に入っている。 「その〝汚らわしい剣〟を、それ以上見せるな!」    ――――グジュンッ!! 「ッッ!!?」  凄まじく速い蹴りがザガンの股間へと直撃した。  上に迫る剣にばかり気を取られ、下半身が隙だらけだったのだ。 「アハハ♪ いったそ~… 金的ってやつ?」 「あ~らら… あそこにぶら下がってるタマちゃんは無事かしら」 「ひぃっ!」 「うぉ…おぉ… 見てるだけで… こっちまで縮み上がっちまうぜ」  客の半数を占める男性客たちが青ざめる。  だが、〝まだ〟終わりではなかった。 「がッッ あぁッ…」  剣を手放し、両手で股間を押さえるザガンへと  サクラの秘技が炸裂する。 「秘剣―――― 《股裂き》!」  彼女の国には甲冑という名の鎧があるのだが、  股間の装甲は他と比べて極端に脆く、刃も通りやすい弱点だ。  地面すれすれを走らせる剣先を股間目掛けて振り上げる。  それが《股裂き》である。    ――――シュッッ  ザガンの股間が、勃起した陰茎が、腫れ上がった陰嚢が、  押さえている指ごと両断された。   「うわ~… 股間を斬っちゃった」 「ってことはチンチンもタマタマも斬れたってこと?」 「でしょうね。観てる男たち全員が股間を押さえて絶句してるし」 「アハハ♪ 〝タマひゅん〟ってやつ♪」  男性客は声ひとつ出せずにいたが、女性客の中には  〝サディスト〟の者がけっこう居たようで、  男の象徴を斬られて倒れ込むザガンを眺めつつ  興奮で身を震わせていた。 「ふむ。 《股裂き》は得意技だが…  ここまで膨らんだ逸物(いちもつ)を斬ったのは初めてだな。  なるほど… 貴様はクズの中のクズだが、  〝今の感触〟だけは勉強になったぞ♪ フフ…」  大きな血だまりに横たわるザガンを見降ろし、  サクラは〝充血した海綿体を切り裂いていく感触〟を  思い出して楽しそうに笑った。


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