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【2枚/先行公開】フ リ ー ザ ー

深夜の博物館。 普段は関係者しか入館できないこの館内に、今日は館長に招待された数十名の来館者が滞在していた。 表向きはゲームキャラクターの博物館であり、真の姿は犯罪者の刑期消化施設。 増え続ける犯罪者達の収監コストを解消するべく、犯罪者達を集客施設の展示品そのものに作り変えて収益をあげるという今までにない試みで始まった企画を理解した上で、組織の設立当初から資金や技術の提供などに関わっていた大手スポンサーたちが今夜招かれていたのだ。 刑期消化のためという名目ではあるが、この施設の展示品にされてしまった者たちはまず刑期を終えることができずに廃人化してしまう。 その理由が深夜間に行われる、ある時間なのであるが・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜遅くにご来館いただきありがとうございます。おかげさまでこの博物館も開館以降来場者数は右肩上がりで上昇しており、当初予定していた建設費もろもろの投資金額も5年あまりで完済できる見込みになりました。今後当博物館の磐石な運営のため新たな試みを始めようかと思っておりまして、そのテストも兼ねて本日はお集まりいただいた次第です。・・・ こちらの水色の鳥の立像は2ヶ月前に当館に配属になった受刑者が内包されたものです。 日中博物館が開館している時間帯はこの立像の一定距離内に人が近づくと、センサーが反応して自動音声で会話が流れる仕組みになっております。 実際に作動させるとこのような感じになります。 『ようこそお越しくださいました』 『私はでんせつの鳥ポケと呼ばれております どうぞご自由に撮影をお楽しみくださいね』 ・・・と、これが「通常」仕様になります。 今回はこの像の深夜バージョンというものを考案してみまして改良を施してみました。そのキーとなるのが立像の座る台座に設置してあるこちらのボタンになります。 『あ・・・台座下のボタンには決して手を触れないようにお願いします。決して触れてはいけませんからね。約束ですよ?』 ちなみにこのボタンは開館中には作動はせず、今流れた音声自体も流れることはありません。 それでは・・・押してみますね。 ほんの一瞬ではありますが立像が震えたのをご覧いただけましたでしょうか? これで「深夜」仕様に切り替わった形になります。 深夜仕様の際に像が喋る音声会話はすべて生成AI技術によってその時その時の状況に最適なものを発声するように調整しております。ご存知のように深夜帯は刑期延長目的で施設関係者がすべての展示品に性的な刺激を与えてペナルティを誘発させるよう日々取り組んでおります。 この時も立像にされた受刑者たちは言葉で感情を伝えることはできませんが、想定される状況の心の声を生の音声で喋るかのような演出に仕上げております。 この演出を不定期で特殊性癖を好むヘビーユーザーの方々に有料で配信をし、ご覧頂く機会を提供できれば新たな需要を生み出せるのではないか、と考えた次第です。希少価値を高めるために更にごくごく限られたユーザーの方に限定、という形を取れば更に効果は期待できるでしょう。 これも実際に発声をしているところを観ていただいたほうが分かりやすいかと思います。特に分かりやすい反応を引き出すために立像に雄向けの搾乳用の機械を取り付けさせますので、少々お待ちください・・・ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 深夜の博物館。 青い鳥型の立像の傍らに集まる多くの招待客たち。 鳥の像の股間部分の解放されたファスナーに突き刺すように固定された雄の搾乳用の機械が激しく震え、そこから伸びるチューブは彼女の口内へと伸びている。 『あっ・・・またイってしまいます、ミルク出ちゃいますっ』 身動きができない立像本体の口の辺りから音声が発せられた後、小刻みに動き続ける機械のチューブ内からは絶頂と共に放出された白い液体があふれ出し、チューブ内を遡上し続けていた。 招待客たちは一切視線を逸らすことなくその像の様子に注視している。 『私は1回絶頂するごとに6時間刑期が延びてしまうんです。もう5回イってしまったので30時間の延長ですね』 『でも出したものを極力こぼさずに飲み込むことで刑期の延長が抑えられる慈悲をいただいています』 『・・・とはいえ、機械の動作を即座に止めるスイッチはどうか決して押さないでくださいね。私は犯罪者、罪を償うためにこの博物館で服役しているのですから・・・』 『もっともっと恥ずかしい姿をみなさんに晒す必要があるんです』 『もっと、もっと・・・』 流暢なイントネーションでAI音声が流れる中、合間合間に中身である受刑者が出したものとおぼしき喘ぎ声が微かに漏れていた・・・。

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