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ハルカナ
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こちょクエ!? ① ~くすぐりRPGの中に閉じ込められた私の災難冒険録~ ①

1:ここは何処? 私は……  ……キーーンと、甲高い金属音を耳元で鳴らされている様な耳鳴りがずっと聞こえている。  衝撃で気絶していたのか……私の目の前は暗い。  暗い? いや、そうじゃない……目を開けていないから明るくないだけだ。  目を開けなきゃと思うけど……瞼が重い。  眠くもないのに、瞼を持ち上げるのに気合が必要そうだ……。  私は顔に力を込めて自分の目に瞼を持ち上げよと指示を出す。すると、閉じられていた瞼の隙間が少し開き、外から靄がかかったような光景が徐々に視覚へと反映され始める。  急に差し込んできた光に目が慣れておらず、視界の靄も晴れていない為まだ風景らしきものはハッキリとは見えていない。しかし、ココが家の中ではなく外であるのは何となく察しが付く。やたらと緑色が多く映っているし、ぼんやり見える遠景には山や森の様な物が見えてる。  そんな馬鹿な……と思いつつも、私は背中を預けていたであろう木から立ち上がり、まだぼやけている目をこすりながら今に至るまでの記憶を思い返してみる。  私は確か……自分の部屋に居た筈だ。  大学の講義を終えて帰宅して……楽しみにしていた同人ゲームの最新話の更新をPCの前で待ち、データをダウンロードしていたところまではハッキリと覚えている。  んで、ダウンロードが終わる前に準備を終わらせようと……部屋着に着替え、こっそり買っておいた新型のゲーミングヘッドホンを机の鍵付きの引き出しから取り出してそれを頭に装着した。  それから、PCのモニターに映っていたゲームのタイトル画面に目をやって……無事に追加シナリオのダウンロードが終わったことを確認した所までは覚えているが……そこから先が何とも記憶が曖昧だ。  確か……ダウンロードの文字が“新規ファイルをコピー中”という表示に切り替わった瞬間に、ヘッドホンからチリチリと火が燃えるような異音が鳴り出して……次の瞬間、耳を劈く様な爆音がそのヘッドホンから鳴り響いた。私はその爆音に驚いて、慌ててヘッドホンを外そうと試みたけど……  その直後にヘッドホンから音と共に雷の様な電流が耳奥に浴びせられる感覚を味わって……私は頭がそのイヤホンに吸い込まれるような錯覚を怯えながら椅子から転げ落ちて……そのまま気絶してしまった。  電流とか爆音が鳴ったというくだりは……ちょっと現実感が薄くて本当の出来事だったのか疑わしいけど……もしも本当の出来事だとするなら、ヘッドホンとPCの規格が合わずにショートしてしまった……と考えるのがしっくりくる。  もしそうなら、私の身は無事なのだろうか? ショートした電流を直接頭に流されたと言うなら……それはかなり危険な事態に晒されたと思えるが……?  私がそんな事を思い出して不安を覚えていると、ようやく耳鳴りが止み視界の霞が少しずつ晴れ……私に現状を把握させるための視覚情報がもたらされ始める。  その視覚情報を得た瞬間、私は唖然となって思わずつぶやいてしまう…… 「あ、コレ……多分……ヤバいヤツだ……」と。  私は確かに自室の部屋に居た。家族が入ってこないよう扉に鍵を掛けていた筈だから、その鍵を外さない限りは外へ出る事も叶わなかった筈だ……。なのに……  私の目の前には……草原が広がっている。  草が生え、花も咲き、小さな小川も近くに流れている。  私はこの光景を見た瞬間すぐに悟った。 『これは……私、死んでるな……』と。  何せ、私は部屋に居た筈だったのだ。意識を失って自分で外に出た筈がないし、家族も部屋の中には入れなかっただろう……。だから私が外に放り出されるという事態は考えにくい筈なのだ。なのに私は外にいる。しかもこんな辺鄙な…… 「いや、ちょっと待て! その前に……私の近所に……こんな田舎っぽい場所なんてない!」  そもそもの話、家は都会のど真ん中に建っていたのだから……こんな見渡す限りの草原という光景は、郊外へ出かけない限りは見る事など無い。それに、例えどんなにさびれた田舎に足を踏み入れたとしても、こんな田んぼも家もない風景を見るなんて有り得ない。人が生活している気配すら感じないのだ……。そんな自然だけがそのまま残ったような場所……この日本の何処を探しても見つかりそうにない。  あるとすれば、日本ではない私の知らない海外の何処か……それか……死後の世界の光景くらいしか思い当たらない。  記憶と状況を鑑みるに後者である可能性が高いと言わざるを得ないのだけど…… 「でも、死んだにしては感覚が生々しいのよね……手や足の感覚は普通だし、ちゃんと風とかの感触も感じてる……」  死んで魂の存在になれば、生きている時の感覚とは違うものだろう……と、勝手な解釈をしていた私だったが、どうやら死んだ後でも現実と同じ感覚を残しているようだと考えを改めるしかなさそうだ。  手で草に触れればその感触を感じ取れるし、木々が騒めく音も耳を介して認識できている。  違和感はない。全ての感覚が生きていた私の頃のモノと寸分違わないと思える。私はその事実に違和感を覚えつつも、もっと大きな違和感を自身の身体に見つけそれに反応する事を余儀なくされる。 「……ん? 何? この服……」  自分の手足の感覚を確かめていると着ている服の端が目に留まり、私は首をかしげてしまう。  その服は……自分が買った覚えも着た記憶もない白で無地の長袖シャツで、ズボンも自分が普段履かないデニム生地のズボンに着替えさせられていたのだ。  自分で着た覚えがないのだから……これは誰かに着せ替えられたのだという結論に至るのだが……もしそうであれば気色悪い事この上ない。 「家に帰ってすぐシャワー浴びて部屋着に着替えた筈なのに……ワザワザこの服に着替えさせられたって事? だとしたら……キモいんだけど……」  顔をしかめて自分の着せられた服に嫌悪感を示す私だが、しかしそれも死後の世界の出来事であれば服くらい勝手に着替えるか……と、考え直し、気色悪さ感じる自分に無理やりな納得感を植え付ける。  しかしこの服……確かに自分のセンスじゃ買わないから持っている筈もないのだけど……しかし不思議なことにこれを私はどこかで見た気がする。  何処で見たのだったか? 誰が着ていたか? 最近も見た気がするのだけど……と、喉に何かがつっかえた感覚で思い出せない事象に頭を捻っていると、それに呼応してか……今見ている風景にすら強烈な既視感を覚え私の頭は更に混乱を喫する事となる。 「そう言えば、ココ……この場所……。来た事ない筈なのに妙に懐かしいって言うか……何度も来た事ある様な気がしちゃうんだよな~? なんでだろう?」  服の事もそうだが、見ている風景も……どことなく見覚えがある。それが何処なのかハッキリと思い出せないのが不気味さを助長するが……そんな私の謎な既視感は、ふと見上げた視線の先に“アレ”を見た事で一気に解消される事となる。 「………………はぁ??」  思わず素の顔で出してしまった困惑の声……それもその筈、私の視界には現実世界では絶対にあり得ない“事象”が映り込んでいたのだ。 「……あれ……山の上に浮かんでるの……文字だよね?? しかも……日本語!?」    草原の小道を辿ってずっと地平線のある方を見ていくと、遥か遠くに3つの山が同じ高さで並んでいるのが確認できる。その山の頂上より更に上空へと視線を上げていくと……目を疑う様な物が宙に浮かんでいる様子が確認できた。  それは……文字のプレート? 山よりも大きな文字のプレートが大小10文字ほど並んでいて……私に“それ”を読めと言わんばかりに点滅して主張してきている。  空に浮かんでいるのに上から吊るしている様な形跡も、土台が下にあるようにも見受けられない。それはまさに“宙に浮いている”と表現するしか説明のしようのないモノなのだが……まるでネオン街を彷彿とさせるようなその怪しい点滅を繰り返しているそれらは、左から順番に読んでいくと私には馴染みの深い言葉として認知されてしまう。 「こ……“こちょこちょ、クエスト”???」  言葉にするのも恥ずかしさを覚えるその文字列は、私がさっき起動した同人ゲームのタイトルのそれだった。  いつも見ていたゲームのタイトル画面……それが、ロゴも字体も全くそっくりに転写され空に浮かんでいる。それを見つけてしまった私は、混乱した頭を更に掻き混ぜられ更にシェイクされたような激しい混乱に身を落とす事となる。 「え?? 何事っ!? これってどういう……」  普段画面越しに見ていたこのタイトルを……なぜ今私は直の目で見上げてしまっているのか?? もはや私の脳は“考えても理解出来ない”と勝手に判断を下し、脳のリソースを別の思考に切り返るという謀反を私の意思とは無関係に起こしている。  そもそも……このゲームって何だっけ? と、そんな意味不明な思考の逃げ道に迷い込んでしまう。 「えっと……“こちょこちょクエスト”は……アレだ。界隈では“こちょクエ”なんて略されて呼ばれていて……。その界隈っていうのが“くすぐりフェチの界隈”って意味で……」  目をグルグルと回しながら、その様な恥ずかしい発言を口から零し始める私……。それを語ったところで今の状況を正しく認識出来る筈もないが、それでも私の脳はショート寸前に煙を立ち昇らせ(るイメージで)浮かんできた言葉を口から出し続ける。 「くすぐりフェチって言うのは、人の身体をくすぐったり人にくすぐられて興奮する人たちの事で……私は、中学生の頃からその行為に嵌って……えっと……」  言葉を紡ぎながらその意味を頭で咀嚼し徐々に現実感が生まれ……私は急激に恥ずかしさを覚え始め顔を真っ赤に染めてしまう。  頭の混乱が薄らぐにつれ、私の意識もハッキリとしてきて……自分の言葉に言い淀み始めてしまう。 「こちょクエは……そんな界隈で人気のゲームでぇ……その……私のお気に入りのゲームの一つで……」  っと、そこまで口に出すと、顔は茹で蛸のように真っ赤に染まり羞恥の熱で今度は口から煙を吐けそうな気分に陥る。しかし、そこまで言葉に出したからこそ……今のこの状況を正しく理解する為のピースが揃い、私は天啓のような気付きを授かる事に成功する。 「ちょ、ちょ~~~っと、待ったぁぁ! そう言えばあの山っ! この草原! 左に見える湖っっ!! それにこのでかい木っ! どっかで見たなぁ……って思ってたけど、コレってまさか!!」  私は目を白黒させながらもう一度辺りを見渡してその風景を視界に焼き付ける。そして今度こそ完璧に気付いてしまう。先程から感じていた、あの既視感の正体を…… 「こ、ココって……もしかして、こちょクエの最初の……」  と、そこまで言いかけてハッとしてしまう。そして、改めて見てしまう……自分の服を。 「そ、そうだ! この服……あれだ! ゲームを始めた時に主人公が最初に着ている……服そのまんまだ!!」  服を引っ張ったり捲ったりして確認する……それが紛れもなく本物の服である事を。そして、記憶の中のゲームの情報を思い出す……主人公が着ていたあの服を……。 「同じだ……。服の柄も色もデザインも……この斜めに掛けてる茶色の小さなポシェットも……初期装備そのまま……」  見て触って服を確認した私はとある事実に気付き、背筋に嫌な予感を覚えてしまう。  見ている風景はゲーム画面を通して見ていた風景そのまま……私が着ている服も、主人公が着てた服に着替えさせられている……  そして何より、私が気を失っていたあの場所! あの大きな木の根元で目を醒ますシーンは……ゲームの最初のシーンと全く同じじゃないかっっ!?  そこまで思考が巡ると、鈍感な私でも流石に察しがついてしまう。  どんな経緯でそうなったのかは分からないが……私は今……  ……ゲームの中に居るのだ……と。  しかも、あの鬼畜なフェチゲーと名高い“こちょクエ”の中に放り込まれたのだ……と。 「え?? ま、マジで言ってる? 私が……こちょクエの中に?? 嘘でしょ??」  と、自分の至った思考に自分で疑念を向けるが……しかし、上空に浮かぶあの間抜けなタイトル文字が私の疑念を突っぱねてしまう。少なくともドッキリでもない限りは、あんな馬鹿デカい文字板を機械無しに浮かせる事など出来よう筈がないし……やる意味もない。だって……ニッチな性癖の中でも更にニッチなコチョゲーの世界観を忠実に再現しているのだ……そんなドッキリに手間をかけるならもっと有名どころのゲームとかを題材にした方が効果的だった筈……  まさか……私を狙い撃ちにした巧妙なドッキリか? と、曲解を頭に浮かべたが……その思考はすぐに捨て去る事を余儀なくされる。  何せ、その思考の後から次々に、現実では起こり得ない出来事が連発して私に襲ってきたのだから…… 「んっ!? な、な、なに??」  突然、私の耳に直接“ピコーン”という電子音が聞こえ……思わず飛び上がって驚いてしまう。 「い、今の音……確か……“ニューゲーム”のコマンドを選んだ時に鳴る音だったわよね?」  私がその聞き覚えのある音の正体を思い出すと、上空で点滅していたこちょクエのタイトル文字がキランと一瞬輝いて……そして何事もなかったかのように全ての文字が山の彼方へ吸い込まれるように消えてしまう。  そして、それと同時に……頭の中に直接語りかけてくる女性の声が響き、再び私は「ひっ!?」と声を上げ驚いてしまう。 『勇者様……どうか目を醒ましてください。目を醒まし……立ち上がって下さい……召喚されし偉大な勇者様……』  私はその声を聞いて驚き、混乱し……思わず「はぁ? 私はさっきから目を覚ましていたし、とっくに立ち上がってもいたが?」と冷静なツッコミを入れてしまう。  しかし、そんなツッコミも空しく……心へ呼びかけてくる声は私の言葉に反応することなく淡々と話しを続けてくる。 『立ち上がったら、まずは西の“ミザリ湖”まで来てください。そこで待っていますので……』  と、私の事情などお構いなしにその声は話を勝手に進める。  彼女の話が終わると、再び“ピコン”という短い電子音が脳内に鳴り、私の記憶の中のマップに勝手に“旗印”の様な物が立てられるのを感じてしまう。 「えっ!? ちょ、待って! これなに? どういう仕組み!? これって……私の記憶にも勝手に干渉してくんの??」  コレもどういう仕組みでそうなっているのかは分からないが、不思議な事に私が記憶を頼りにゲーム内のマップを頭の中に想像すると……頼んでもいないのにオレンジ色の旗印が追加で立てられ、次はそこへ行けと言わんばかりに明滅して存在感を示している。  それはまるで、こちょクエにあったマップの機能と瓜二つの現象なのだが……まさかそれを私の脳内で再現するとは思わず、私はこの理不尽さに再び混乱の渦に巻き込まれていく事となる。 「なんなのよ! もう! 意味わかんないっっ!! 私の意思まで乗っ取られてるみたいで気持ち悪いんだけど!!」  っと、聞こえてきた声に地団太を踏んで文句を返す私だったのだが……  次の瞬間その地団駄は、私の脚から力を抜けさせる事で理不尽にやめる事を余儀なくされる。そして……力が入らなくなったかと思えば今度は急に自分の意思とは無関係の力が脚に込められ始め…… 「えっ!? あれ?? 待って、待って!! あ、脚が勝手に……」  私は歩けと指示してもないのに私の脚は勝手に地面を踏みしめ始めてしまったのだ。  それはなんと言い表せば良いのか言葉に困る違和感だった。  顔は自分の意思で動かせるし手もある程度は自分の意思が伝わっているのを確認出来る。しかし、太腿から下は感覚が乗っ取られたように自分の意思が伝わらず……脚が勝手に歩く行動を取っているのだ。 「ちょ、ちょ、ちょっ!! 何で?? 勝手に歩いて勝手に方向転換していくっ!?」  身体を捻ろうと思えば捻れるし、顔を後ろに向けようと思えば向けられる……しかし脚だけは他の誰かに操られているかのように言う事を聞かず、自分の意思が全く反映されず勝手に歩みを続けている。  私はその事象に頭が真っ白になる様な感覚を覚えパニックになってしまう。 「ま、まさかっ!? これ……操作されてる?? 誰かに……ゲームのキャラとして操作されてるんじゃない?」  自分の身を襲った強烈な違和感に混乱を余儀なくされたが、私はその事象が“誰かに操作されている”という結論に思い至るに達していた。  何せ……私の意思など全く無視されて実際に動いているのだ……  他の部位はある程度自由が利くのに……脚だけは私の想いとは別の方向に歩いていく。  それが操られていると表現せずになんと言うか? 私がその結論に至るのは当然の成り行きだった。 『そうです勇者様……そのままお進みください……』  私の不安など気にも留めず、心の中にはあの声が囁きを入れて来る。  私はその声に「うるせぇ! そんな事よりもこの操作をやめさせろ!」と口汚く声を荒げてしまうが、肝心の心の声にはやはり反応が無い。  清楚で美人で性癖以外は完璧であると自負しているこの私がわざわざ汚い言葉を使ってまで制止を呼びかけたのに……それを無視するとは一体どんな不遜な人間だ? と心の中で憤慨するが、聞く耳も持ってくれない心の声にいくら叫んでも意味はないと思い至り、それ以上の罵詈雑言は口にしないと自分にブレーキを掛ける。それよりもこのセリフ……この言葉は何処かで聞き覚えがあるぞと思い直し、聡明な私の脳の記憶野に丁寧に検索を掛け答えを導き出していく。 『あ、思い出した! このセリフ……ゲームが始まったら真っ先に聞くやつだ!』  その心に直接語りかけるセリフは、確かにゲームをスタートした時に毎回聞く事になるセリフだった。  クリアしてもこちょイベント制覇の為に周回したのだからこのセリフは何度も聞き及んでいた筈だ。それでもすぐにピンとこなかったのは……二回目以降のスタートでは“無駄”なセリフはスキップして飛ばしていたから覚えていなかったに他ならない。何を隠そう私は……こちょシーンを見る為に余計なことろを飛ばす主義なのだ。だから、このセリフも……あまり覚えていなかった。  そんな思案に耽っている内に私の脚は勝手に最初の目的地である西の湖へと向かって歩いていて……気が付いた頃には、脳内地図の旗印に重なる位置まで歩みを進め終わっていた。  目の前には沼とも水溜りとも言えてしまえそうな小さな湖が見えていて、その湖(?)のほとりには緑色の短い髪に青い蝶の羽根を背中に携えた妖精が岩に座って脚をパタパタさせている姿が視界に入った。  まるでリアルなフィギュアが勝手に動いているような……そんな見た目のその妖精は、私が目の前に現れるなりニコリと可愛い笑顔を浮かべて軽く頭を下げてみせる。  私はその妖精の姿に驚きを禁じ得なかったが、私を操作(?)しているヤツはそんな事気にも留めない様子で……妖精の前に脚を止めるや否や今度は私の口と頬の筋力をジャックし、勝手に会話を始めようとする。 「あなたが……私を呼んだ妖精さんですか?」  私の口からは、私が吐こうとしていた文句や憤りの言葉ではなく……決められた定型文の様な言葉が勝手に飛び出した。  脚の次は口が誰かの制御下に入り、私は決められた言葉しか発せなくなり増々憤りを濃くしてしまう。 『ちょっとぉ! ふざけないでよ! 私は、この妖精に事情を聴きたいのっ!! 何で私がこんな事になってるのか確認したいのにぃっっ!!』  心の中ではそう思っているが、出てくる言葉は全く別の言葉である。 「私が勇者と仰りましたが……もしかして私を召喚したのは貴女ですか?」  意図しない言葉が出る度に私の目は苛立ちを示すように妖精を睨んでしまう。きっと、妖精から見れば“真面目な会話をしているのに目だけが敵意を剥き出しにして見ている”という不可思議な態度に見えている事だろう。 「その通りです、私の名前は妖精ピリカ……。私は貴女を召喚し、貴女をこれから導くためココで待っていました」  私の睨み目など気にも留めずピリカと名乗った妖精はその様に挨拶を返す。その声は妖精に相応しく可憐で聞き心地がよく、怒りを向けた私の心を一瞬にして落ち着かせる不思議な効果を有していた。 「私を導くため? それはどういう意味でしょう?」  美しく歌うように言葉を紡いでいる妖精ピリカに対して、私は日本語がカタコトの外人のような喋り方を続けている。機械音声……とまでは言わないが、この……定型文だけ読んでますと言いたげな口調は私の癇に障ってやまない。 「この世界は“淫魔女王サキュリア”の手により危機に瀕しています。しかし、我々の力ではこの女王を打倒す事が出来ません……そこで、勇者様の力を借りようと“貴女”をこの世界に召喚させていただきました。勝手な事をしてしまって申し訳ありませんが……何卒、力を貸していただけないでしょうか?」  勝手な事をしてしまって……というピリカに私は『そう思うなら私を今すぐ解放しろっ!』と口走ろうとするが、私の口から出た言葉は「いえいえ、とんでもない。召喚して頂きありがとうございます」という真逆の言葉だった。私はその全く意志を反映しようとしない自分の口に恨みがましい思いを向けるが、私がどんなに恨めしく思っても口は勝手に思っても無い事喋るし……いう事を聞いてもくれない。  しまいには…… 「ところで、淫魔女王サキュリアというのは……どんな女王なのですか?」  っと、聞かなくていい事を勝手に聞こうとする始末。私は再び「説明せんでいいから私に喋らせろっ!」との想いを込めてピリカを睨むが、彼女はそんな私の睨み目などスルーするように説明を始めてしまう。 「淫魔女王サキュリアは“変癖種”と呼ばれる特殊な魔族で……普通のサキュバス(淫魔)とは桁違いの魔力を有しています」 「変癖種? 聞き慣れない言葉ですね……」 『おい! 話を聞け! じゃなくて……話をさせろ! 私にっ!』  必死にその様に訴えかけるが、私の口はその言葉を発してくれない。 「通常のサキュバスは男性の精気を吸って魔力に還元を行いますが、変癖種と呼ばれるサキュバスは性癖に異常性が見られ、力を得る方法が通常のサキュバスとは異なります」 「力を得る方法が……異なる?? それは一体……」 『こら、んな事聞かなくても分かるだろっ! いいから、この世界から出る方法を聞けっ!』 「彼女の場合は“くすぐり”が主な手段です」 「く、くすぐりっ!?!? それはあの……身体をコチョコチョするくすぐりですか!?」 『あぁもう! くすぐりって言葉を堂々と口にするなぁ! ただでさえ恥ずかしいのに……誰かに聞かれてたらどうすんのよっ!!』 「そうです。サキュリアは人間の若い女性をくすぐって笑い苦しめる事で快感を得るそうです。その快感が魔力へと昇華され……絶大な力を得ると言われています」 「そ、そんな……馬鹿な……」 「サキュリアは部下の魔物達に人間の街を襲わせ、若い女性だけを攫ってこさせています。女王の城には、そんな攫われた女性達をくすぐって苦しめるための専用の地下室が有りまして……その地下室では女王の欲求を満たすためだけに、四肢を拘束された女子たちが延々と終わりのないくすぐり拷問を受けさせられていると聞きます……」 「酷い! それは……絶対に許せない!!」 『うぅっ! そ、その設定は……なんかちょっと……クるものがあるわよね。何がとは言わないけど……こんな可愛い妖精からそれを聞かされるのは……悪くない……かも♥』 「部下の魔物達はその地下室でより効率的に笑わせられるよう……特にくすぐりに弱い女子を積極的に捕まえようとします。ですから、魔物達はくすぐりに弱いかどうかを見極めるために弱らせた人間をその場で実際にくすぐって感度が良いかどうかを判断して攫うようにしているようです」 『そう! だから、普通のモンスターでも勇者をくすぐって来るって設定だったわよね……。戦闘中でも、戦闘に負けてもくすぐられるシーンが見られるから……どんな場面でも興奮できるんだわこれが♥』 「ですから、魔物達と対峙する場合は必ずくすぐる為の攻撃を放ってくるはずなので注意して下さい。特に知能の低いモンスターやくすぐること自体を好む敵は、勇者を弱らせたあとに死ぬまでくすぐる事をやめない敵もいます……そういう敵には特に注意です!」 『うんうん、そう言えば私も……好きなシーンを見る為に何度も勇者を見殺しにしたなぁ~~♥ ワザと防御ばっかり選んで、ワザと効かない魔法を繰り出したりして……』 「恐ろしいですね……分かりました気を付けます」  二人のやり取り(主に妖精の言葉)を聞き入っていた私は、ゲームの世界観を改めて聞かされ不覚にも興奮を覚えてしまう。何度も聞いた設定だし、くすぐりゲーの中ではかなりオーソドックスな設定だとも思ってはいたが……それを実際に面と向かってこの可愛い妖精さんが説明してくれたとあれば、くすぐり好きの私の心が高揚するには仕方がないことだ。  想像と妄想だけでうっかり股間に手を運んでしまいたくなる気持ちが湧き上がってくる。 「ところで……勇者様? お名前を伺っていませんでしたが……私はこれから貴女を何とお呼びすればよいでしょう?」  私がそんな惚けた気分に揺蕩っていると、不意に妖精のピリカが私に名前を訊ねるセリフを零す。 『あぁ……。そう言えば……説明が終わったら、早速キャラの名前入力が挟まるんだったけ?』  私は妖精の言葉を聞いた瞬間、自分がプレイしていた頃の記憶を辿り名前入力を行う場面を思い浮かべる。名前は全てカタカナでしか入力できず、確か……10文字くらいまでしか入力できなかった筈だ。っと、キーボード状の画面を思い浮かべてこんな感じだったなぁと回想に耽ってしまう。すると、ただの回想だったはずのそのキーボードが勝手に動き出し、勝手に名前を入力し始める感覚を覚えてしまう。 『ちょ、ちょ! ここでも記憶操作が入んのっ!? 嘘でしょ??』  私は慌てて思考の中から名前入力の画面を消そうと試みるが、しかし……その意思は反映されずあれよあれよという間に私の名前が勝手に決められていく。  そして、完成した名前を確認もせずに決定すると……誰かに操られているであろう私の口が、とんでもない名前を妖精に告げてしまい私は泡を食う事となる。 「私は“コチョコチョ ヨワコ”です!」  元気にハッキリとそう告げた自分に……私は目を見開いて驚愕の意を示してしまう。 『は、はぁ? はぁ??? 私、今……なんて言った?』  そのあまりにド直球で愛もへったくれもない名前に、私は再び目だけを吊り上げて怒りの表情を作ってしまう。 「“コチョコチョ ヨワコ”様ですね? とっても素敵な名前ですね♪ では、今後は親しみを込めてヨワコ様……と、お呼びしましょう」  プログラム通りに屈託のない笑顔でその様に返す妖精ピリカに、私は微かな殺意が生まれてしまう。 『なぁぁにが“素敵な名前ですね♪”だっ! おかしいって気付けよっ! 明らかに変でしょ!! そんなふざけた名前の日本人がいるかっ? いる訳ないでしょ! ヨワコはまぁ百歩譲っていたとしても……コチョコチョさんなんて苗字の人いる訳ねぇーだろっッ!!!』  と、殺意を込めた猛烈なツッコミが私の脳内で響き渡る。しかし、私の言葉は勿論口からは発されず……代わりに自分ならざる自分の口が上品な挨拶を交わし私の殺意を助長してしまう。 「よろしく。じゃあ私は貴女の事……ピリカって呼ぶね?」  そう言って手を差し出してしまう私……(勿論手も何者かに操作されている)  爪楊枝みたいな小さな手と私の人差し指が固い(?)握手を交わし、私の皮は覚悟を込めたような勇ましい表情を作り山へと続く道を見据える。  一方の私は、修羅の如き怒りに打ち震えながらもこの理不尽な旅の始まりに心の芯を燃え上がらせ徹底抗戦の構えを取る。   『こらぁぁ、やり直せぇぇ! せめて名前入力からやり直しやがれぇぇ!! 私の名前は沙織っ! 東雲沙織よっ! せめてその本名を名乗らせなさいっての!!』  っと、心の中で憤慨しつつ闘志を滾らせる。  私はその怒りの勢いに任せて、自由に動かせるようなった右手に拳を握り……全く言う事を聞いてくれない自分の口めがけてパンチをお見舞いしてみる。  すると、そのパンチは見事に私の顔面にめり込むように突き立てられ…… 『んぎゃあっぁぁぁぁ! 痛いっ! ちゃんと痛いぃぃぃっ!!』  っと、心の中で叫んでしまう程の痛みに苦悶させられる。私は自分で自分の事を殴っておいてちゃんと痛みがある事を知り、やはりこれは現実に今起きていることなのだと改めて悟らされる。  私のそんな不可思議な行動を疑問に思ったのかどうかは定かではないが、私の顔を不思議そうに見つめていたピリカが何やら言い辛そうに口を開いて問いを投げかけて来る。 「ところで……ヨワコ様?」 『やめて! その名前で私を呼ばないで……』  顔がジンジンと痛んでいるのを感じながらも、私はピリカの名前呼びに反応してしまう。  しかし、次の彼女の質問に私は大事なことを思い出しハッとなって痛みを我慢する。 「ヨワコ様は……その~~~? “くすぐり”って苦手だったりしますか?」 『そうだ、思い出した! このセリフの後、難易度を選択する項目が出て……』  私がそこまで思い出すと、私の脳内に想像を補完するように3つの選択肢が思い浮かんだ。 A:くすぐられるのは得意な方だよ……と答える。 B:くすぐられるのは少し苦手かな……と答える。 C:くすぐられるのは無理! 滅茶苦茶弱い……と答える。  その選択肢を見て私はハッキリと思い出す。 『確か……Aがイージーモードだったわよね? くすぐりへの耐性が一番高くて殆どバットエンドに行かないヤツ。んで、Bがノーマルだった筈。難易度はノ普通だけど歯応えはあったから緊張感があったわ……』  っと、思い出していると、その脳内の選択肢が勝手に“C”を選ぼうとカーソルを合わせてしまう。 『ちょ、ちょ、ちょっと待って! まさか最初からCを選ぶ気じゃないでしょうね!? その難易度は二周目以降に選ぶのがデフォの鬼畜モードよ! 主人公はすぐ死ぬし、装備品に制限がかけられるからレベルも上げられない! ワザと敵に負けて負けイベントを見る為のオマケモードなんだから、最初から選べばただの苦行になるだけで……』  私の口は高速でその様に捲し立てたが……その訴えも虚しく、またも乗っ取られた意思は私の脳内の選択肢すらも勝手にCを選んでしまう。そして、それを承諾したと言わんばかりに再びピコンという電子音が脳内に鳴り響くと、その瞬間…… ――ゾワッ♥  っと、体中が寒気で沸き立つような感覚を覚えて私は驚いてしまう事になる。 『ひゃにっ!? にゃにコレっッっ!?!?!?』  神経が湧き立ったかのようなムズ痒い刺激が私の身体中を駆け巡り、それと同時に全身の神経が剥き出しになったかのような敏感さを肌に感じてしまった。  触れている空気を認識出来てしまうような……空気の揺らぎさえも感知できてしまうかのような……そんな肌が敏感になってしまったような感覚。それが伝わり、私は思わず心の中で悲鳴を上げてしまう。 「そうですか……それは、さぞかし苦労する事になるでしょうね。しかし、勇者様には特殊な力が備わっている筈です! その力を頼りに魔物を倒していってレベルアップしていきましょう!」  私の困惑など気にも留めずピリカは無邪気にその様に告げている。  私はそんな言葉を気にする余裕もない程に突然襲った体中のムズ痒さに強い不快感を示し困惑を露わにしてしまう。  しかし、私を襲う不幸はそれだけに留まらず、重なるように次なる不幸をその身に顕在させ始める。 『はにゃっ!? ふ、服がっ!! 初期装備の服が……替えられたッっ!?』  ……なんと今まで着ていた衣服が一瞬光を発したかと思うと、次の瞬間には全く別の衣装へと入れ替えられたのだ。  その衣装は……その選んだ難易度に相応しいと思える程に薄着で……  さっきまで着ていた袖付きの長袖シャツは、袖の無い青いタンクトップのシャツに代わり……デニム生地の長ズボンは太腿や脚を丸出しにするホットパンツ姿に……  そして、履いていたブーツや靴下も脱がされ、海水浴などで履くようなビーチサンダルを代わりに履かされ素足を剥き出しの状態にされた。  その衣装はもはや……“くすぐって下さい”と言わんばかりの肌の露出具合で……とてもこれからくすぐりを攻撃手段に持つモンスターたちに戦いを挑もうとする姿ではなかった。 『い、いや……コレ……自殺行為でしょ!!』  私は、ゾワゾワと沸き立ってってくるムズ痒さを我慢しつつも、自身の剥き出しになった二の腕や肩、脚を見てそう呟いてしまう。 『腕を上げれば腋は丸出しになるし……このタンクトップ、胸下までしか丈が無いから……脇腹とかお腹も隠せない! 足に履かされてるサンダルだって簡単に脱げてしまいそうだし……しかも、中に着ていた下着類も多分、全部取っ払われちゃっている。こんな格好で、モンスターと戦えですって? そんなもの……死にに行くようなものじゃない! 馬鹿じゃないの?』  私はそう悪態をつきながらも、このゲームのシステムの事を思い出す。  このゲームでは、衣類を着込む事でくすぐり耐性が上がったり下がったりするシステムが採用されていて“服の防御力=くすぐりに対する抵抗力”とみなされ難易度が変化する仕様だった。  だから、こんな裸に近い格好でモンスターと戦うなど有り得ない愚行であると言えるのだ…… 『うぐぐ……これが難易度Cの初期装備って事? 流石、鬼畜難易度ね……ゲームを遊ばせる気が全くないじゃない!』  難易度Cは“負けイベント”を周回する為だけに設けられたオマケの難易度だった筈だ。だから、それを最初から選んでプレイする人間など居る訳がない。何週かクリアして、見逃していたイベントを回収するためにセーブポイントで切り替えて選ぶ用の難易度なのだから……こんな序盤から選ぶようなものでもない。  それが分かっているだけに……私の身体を操作している誰かは、頭がおかしいのだと察してしまう。  こんな苦行だけしか生まない鬼畜難易度を……最初から選んでしまうというのだから……よっぽど頭が湧いているか、よっぽどのドSとしか思えない。 「さぁ、ヨワコ様。旅立ちましょう! 私も精一杯のサポートをさせて頂きますので、あのにっくき淫魔女王サキュリアを討伐しこの世界に平和を取り戻しましょう!」  私はピリカのその言葉に激しく首を横に振って「ヤダヤダ」という態度をして見せた。  せめて難易度をBに落としてくれと懇願するように首を大きく振って見せるのだが…… 「任せて頂戴! この私、勇者コチョコチョ ヨワコが必ず淫魔女王を倒して世界を平和にすると約束するわ!」  と、私の皮が勝手に宣言するものだから、ピリカも私の態度など無視するように笑顔で頷きを返し尚更私を絶望させるのだった。  まぁ、百歩譲ってゲームの世界に閉じ込められたと認識出来たとしても……あの難易度を選ぶのは有りえない! 名前も勿論納得できないが、せめて私にゲームの世界を体験させようとするのなら難易度だけでも変えて貰わないと話にならない!  服の露出だけでもヤバイって思えるのに……体中の感度が上がるというデバフまで背負ってしまっているのだ……これはヤバイを通り越して自殺行為でしかない!  こんな状態で……くすぐられでもしたら……私は、どれだけの苦悶を強いられることになるのか……  想像しただけでも途方もない絶望が浮かんできて頭が真っ白になる。  自分で身体を触っただけでも飛び上がって驚いてしまいそうなのに……拘束されてくすぐられると想像したら……もう…… 『…………………………』 『………………』 『うぅぅん、怖いよ? 怖いんだけどさぁ~~~。何と言うか……想像すると期待してしまう自分が居て……嫌なんだよね……』  くすぐりフェチの悲しい性なのか……嫌だと思いつつも、想像を膨らますと同じように期待も膨らんでしまう。  こんな状態でくすぐられたら……私……どんな無様な顔で笑い狂わされるんだろ……と、不安半分・期待半分の心持ちで均衡がとれてしまう。  所詮は……私も、変態の端くれなのだ。そう期待している自分を否定する事なんて出来やしない……  だって……今も、こんな大変な状況になっているのに……私ってば……  目の前の妖精を見てこう思っているのだもの……。  人畜無害そうに無垢な笑顔を携えこちらを見ている……この妖精……  彼女の背中に生えている……あの羽……  あの羽でこの敏感になった腋とかを撫でられたら……きっと恐ろしくくすぐったく感じるんだろうな……。とか……  あの小さな手で……足の裏とかをコチョコチョされたら、死ぬほどゾクゾクさせられて私は我慢できずに笑ってしまうんだろうな……。とか……  想像して……勝手にニヤケてしまう。  その刺激を想像して……素の自分が期待を膨らませてしまう。  そんな危機感皆無の私だから、このゲームの主人公になってしまったという現実に絶望を抱く事無く好奇心の赴くままに妄想を膨らませてしまう。  自分がこれから被る事になるであろう……死ぬほど苦しい責め苦を……  楽しみにしつつ……

Comments

でしょ? こっち側はなんでもありにできますけど、沙織はそれを体感するしかないという理不尽……良いっすよね♪

ハルカナ

あ、着るだけでくすぐったくなったり、腕が勝手に動いて万歳させられたり……、妄想が捗ってしまいますね(笑)

こーじ

そうです?スポーツブラの認識でオッケーです♪ ちなみに、あの妖精にも少し秘密があったりしますので今後の展開をお楽しみに♪ 更にちなみに難易度Cという設定は理不尽を押し付ける設定になってますので、例えば拾う装備は全部呪われている……とかも出来たり笑

ハルカナ

確かに誰かに操作される事で拒否権がなくなる、というのも立派な拘束ですね! 敗北イベントをやらされた挙句、おそらくコンティニューさせられ、それが仮に何度も続いたらいくらなんでも絶望しますよね(笑) 衣装はいわゆるスポーツブラというか、ジムのパーソナルトレーナーの女性が着るようなタンクトップなんでしょうかね?始めに露出度控えめな衣装の説明があったのでいつか装備変更はあるなと思ってましたが、早速きましたね✨️

こーじ

普通に閉じ込められるというシチュでは、嫌ならトラップ回避とか敵を回避出来ますが、それを出来なくするのが“誰かに操作されている”というある種の見えない拘束です。主人公は確かにくすぐりフェチですが、しかし死ぬほど苦しい思いをした後、同じことが思えるか……そして、先を知ってるがゆえの怖さと、難易度Cという未知の難しさ……ってな感じで、書いていこうと思ってます♪ (こっそりこーじさんが好きそうな衣装にしたのは内緒です笑)

ハルカナ

設定は勿論ですが、展開が予想外で素晴らしかったです!自分のよく知っているゲームに入てしまったのもですが、何より自身を誰かが操作するというのが想像の斜め上をいきました(笑) ですが確かにゲームの世界なら操作されるというのも当たり前ですね! これにより、くすぐられる事に楽しみを抱く彼女も場合によっては「それだけは嫌」と思う場面があっても操作されれば受けなきゃいけなくなる訳ですね!しかも自分もゲームの内容を知ってる訳ですからね、「この後のあのシーンはさすがに……」みたいな恐怖もありそうでより楽しみです✨️

こーじ


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