第2話書きあがりました。
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対魔忍は闇の者にとっては天敵と言っても過言ではない。
闇の者しかいないヨミハラへの潜入には同じ闇の者の協力者が必要だった。
そこで選ばれたのは奴隷商人ゾクト。
浅黒い肌に尖った耳をした中年太りの小男で、左目はつぶれ、眼帯をしていた。
ゾクトは肌の色や尖った耳で想像がつくとは思うが、魔界の住人で、魔族と呼ばれる種族の下層貧民だ。
人間や魔界の住人関係なく、需要ある知的種族を狩出し、売りさばくことを生業としている。
ゾクトはその奴隷商人という職業により、別の対魔忍によって捕らわれていたところ、任務に協力する代わりに無罪放免にする契約を交わしている。
今回の任務の目的は頼光の生存を確認し、救出することだ。
立香とモードレッドは奴隷商人ゾクトに捕らわれた哀れな奴隷としてヨミハラに潜入。
ゾクトによってヨミハラの娼館に売られ、以後は娼婦に扮しながら捜査するという段取りだ。
さらにゾクトにはカルデアとの連絡役も任されている。
ゾクトに案内され、ヨミハラへの道中、ゾクトが二人に話しかけてくる。
「そろそろ拘束されてもらいますぜ」
「拘束?」
「これからヨミハラで売りさばこうっていう奴隷が何の拘束もなく歩いていちゃおかしいと思いやせんか?」
「確かに」
立香はゾクトにそう説得され、納得する。
確かに奴隷が自由に動き回るのは、いかに奴隷を見たことのない立香でもおかしいと思うだろう。
「で、その道具で拘束すんのか?」
「そうでさぁ」
モードレッドが油断なくゾクトを見る。
「マスター。奴隷商人は狡猾だ。むやみに信じるな」
モードレッドがゾクトが手に持っている目隠し、ボールギャグ、首輪、拘束具を奪い、よく観察する。
「おい。この目隠しに魔術の痕跡があるな。どんな効果なんだ」
「へ、へぇ。それは使用者に自由に目隠しをされた状態でも周りが見えるようになるもんでさぁ」
「ふーん。ギャグボールには何もないな」
ゾクトは表情に出さず、内心ほっとする。
何せ、ボールギャグには一つの仕掛けがあるからだ。
このボールギャグからは一時間おきに筋力を低下させる薬剤が分泌される。
これは魔術等を使ったものではなく、製造技術で作り出された機能であり、モードレッドには見抜くことができなかった。
「首輪も特になしか。拘束具は……、強度があるな。これはどれくらいの強度があるんだ?」
「それはオーガが三人がかりでも引きちぎることができない強度がありますぜ」
「成程な。目隠しは常に周りを見させるようにしろ。いいな」
「へぇ」
ゾクトにそう命令すると、モードレッドは拘束するようにゾクトを促す。
そして二人は拘束される。
両目は目隠し、口にはボールギャグ、首には首輪を装着される。
両手は後ろ手に縛りあげられ、首輪から伸びた鎖はゾクトが握っている。
「んむぅぅ……う、うぅ」
「むぅ……うっくぅ……」
二人はゾクトに連れられ、ヨミハラに向かい、ヨミハラについたのは翌日の夜だった。
「むぐぅぅ……うううう……」
「んうぅぅ……ふぅぅぅ……」
拘束されて丸一日以上経ち、まともに呼吸をすることを妨げられていたからか、流石の二人の顔に疲労の色が見える。
自分たちの身体が筋力低下の薬物に蝕まれ始めていることにも気づいた。
(クソ!魔術じゃない、別の仕掛けがあったのか!)
(力が……)
モードレッドは後悔しているが、時すでに遅く、どんどん筋力が低下していく。
そして三人は目的の娼館にたどり着いた。
その娼婦の名前はアンダーエデン。
魔界の技術によって改造、訓練された奴隷娼婦と呼ばれる特別な娼婦が働く娼館である。
主の名前はリーアル。
娼館の支配者という顔以外に地下都市ヨミハラを支配する組織ノマドと太いパイプを持つ有力者でもあった。
一行は厳重な身体検査をされた後、リーアルの部屋に案内された。
「やあ、ゾクト。久しぶりだな」
大柄のでっぷりとした中年オヤジが言った。
彼がリーアルだ。
にこやかな笑みを浮かべているが、その目は少しも笑っていない。
「これはリーアルの旦那、ご無沙汰しておりまして申し訳ねえです」
「この対魔忍のメスどもが、カルデアの中でも特に実力の高い、立香とモードレッドか。この手強い対魔忍二人をよく捕らえたものだ」
「そりゃあもう、あの手この手で……。こいつらを捕まえるのに随分コストがかかったもので……へへ」
ゾクトは常に平身低頭だった。
「まぁ、少し高い気もするが有力な対魔忍にメスとあらば仕方なかろう」
「流石旦那!助かりやす!」
ゾクトとリーアルは立香とモードレッドの売買について離し始めた。
あらかじめ売買の条件について交渉していたらしく、とんとん拍子に話が進んでいく。
「奴隷娼婦の売買には奴隷娼婦候補の、この女たちの承認もいる。拘束を解いてやれ」
「え?」
リーアルの言葉が以外だったのか、ゾクトは驚いた顔をする。
「いいのですか?武器はありませんが、こいつらは協力な対魔忍ですぜ」
「ああ、分かってる。だが、その拘束具は魔界の品であろう?ならば、そのボールギャグの効果は知っている。立っているのがやっとなほど筋力が減衰しているだろう。拘束を解くのだ。奴隷娼婦とは直に契約するのがルールだ」
「流石リーアルの旦那。そこまでご存じでやしたか」
ゾクトは言われた通りに立香とモードレッドの拘束を解いた。
「ふぅ、やっとまともに息ができる」
「あー、肩痛ぇな」
二人はボールギャグから分泌された薬の影響はあるが、立つことも困難というほどではなった。
手足が自由になった途端に襲い掛かる……、なんてことはするつもりがなかった。
目的は娼婦として潜入するためだ。
「ほぉ。並みの人間ならまともに立つこともできんはずだが。立香、モードレッド。俺はリーアル、上手くいけばお前たちの主人となる男だ」
「上手くいけば?」
「どういう意味だ?オレ達が娼婦になるのはもう決まってんじゃねぇのか」
「ヨミハラにはヨミハラのルールというものがある」
リーアルは二人に羊皮紙をそれぞれ差し出した。
羊皮紙には魔界の文字が刻まれている。
「これは契約書だ」
「契約書?」
「お前たちは奴隷娼婦になるのだ。奴隷娼婦とは、そうだな、魔界の高級娼婦だと思ってくれ」
二人は奴隷娼婦という言葉も気になるが、それよりも契約というのが一番気になった。
もし、機密を話せと契約書に書いてあれば、話さざるを得ない。
魔界の物なのでおそらく契約に従わなければ、最悪、死ということもあり得る。
「心配するな。機密を話せなどは書かれていない。ここに書いてあるのは奴隷娼婦になるかならないか。そしてお前たちが大金を稼いでくれれば自由にするという内容だ。どうだ?悪くない話だろう」
契約の内容は分かった。
次に気なるのは奴隷娼婦だ。
ただの奴隷、ただの娼婦とは何が違う。
「リーアルの旦那、こいつらに俺から説明してっても構いやせんかね」
「好きしろ」
リーアルは抑揚に頷く。
ゾクトは二人に近づくと耳元でささやいた。
「この契約書のサインすれば、全てOKでさあ」
「おい、奴隷娼婦ってのはなんだ?」
「そんな話聞いてないよ?」
「まぁまぁ、俺を信じなよ。ただの娼婦になったところでこの町を自由に動き回るなんて無理な話だ」
リーアルは真剣な顔つきで話す。
「しかし奴隷娼婦は違う。奴隷娼婦はいわばこの町の支配者たちの情婦になるのも同じことだ」
「はぁ?」
「どういうこと?」
「奴隷娼婦になれば自由にこの町を歩くことができるんだ。その上、リーアルの旦那の看板があれば、あんたらの目的を果たすにはいろいろ役立つと思うぜ」
「……仕方ないかな」
「マスター?」
「お母さんを助けるためだ。覚悟はしてた。契約しよう」
「……そうだな。契約するか。だが、契約の詳細は聞かせてもらうぜ」
立香とモードレッドは悠然とした態度でリーアルに告げる。
「よろしい」
リーアルは頷くと契約に関する説明を始めた。
奴隷娼婦は高度な性サービスを行うため文字通りのどれでは務まらず、高いプロ意識が必要なため自らの強い意志が必要となる。
だからこそ、奴隷娼婦には高い報酬が設定されている。
奴隷娼婦を二年間勤めればその身分から解放され、奴隷商人などに支払われた額をひいいた二年間分の報酬が支払われる。
契約は魔界の契約方式で行われる。
契約が完了すると、二人は魔界の医療技術によって作り出されたカプセルを飲む。
これは機械と魔物の細胞で作られたキメラ微生物と呼ばれるナノマシンのようなものが含まれ、契約発動の証としてまず二人の身体に奴隷娼婦の刻印が刻まれる。
その刻印は身分を表すためだけでなく、逃亡など契約に反する行動を防ぐものである。
娼館から一キロ以上離れれば、キメラ微生物が活動を始め、血液と混ざり合い、爆発する特殊な毒素を分泌し、両手両足が四散する。
「うっっ」
「つぅぅ」
二人の舌が突然熱くなり、苦悶の声を上げる。
「奴隷の刻印が刻まれたのだ。お互いの舌を見てみろ」
立香とモードレッドはお互いに舌を見せ合う。
確かに舌には幾何学模様の刻印が刻まれていた。
その後、ゾクトは二人を売った金をもらいにいそいそと部屋を出ていった。
「さて、お前たちにはこれから奴隷娼婦になるために訓練を受けてもらう」
「どんな訓練なの?リーアルさん」
「マスター……」
立香は普通に質問をする。
もう奴隷娼婦として働くことを決めたのだ。
郷に入っては郷に従え。
立香は奴隷娼婦として働くことに後悔はなく、あるのは頼光を救うことだけ。
もう、覚悟は決めているのだ。
対するモードレッドは立香の態度に少し呆れている。
前世、いや生前戦場に立ち、様々な経験をしてきたモードレッドは奴隷や娼婦の姿を見ても、それの経験はなかった。
さしものモードレッドの中も少しの不安がある。
しかし、立香は全く不安がないように見える。
女として扱われるのを嫌い、男として扱われるのも嫌うモードレッド。
女を捨てたわけではない。
だからこそ、知らぬ男に触れられるのも嫌だし、身体を弄繰り回されるのも嫌だ。
それは立香も同じはずなのに、いつもの立香と変わりがない。
それは覚悟を決めているから。
まだまだ覚悟が足りなかったか。
モードレッドは密かに立香を尊敬する。
(本当に覚悟を決めたんだな。オレも腹を括らねぇとな)
モードレッドは改めて覚悟を決めた。
立香と共に耐え抜き、この娼館から脱出する覚悟を。
「奴隷娼婦は性サービスの究極のプロだ。それに見合うスキルを身に着けるための訓練をやる。最高のメス豚になるためのな。それと俺のことはご主人様と呼べ。呼んでみろ」
「ご主人様」
「ご、ご主人様」
立香は滑らかに、モードレッドはどもりながらリーアルのことをご主人様と呼ぶ。
「いいだろう。では話の続きだ。訓練と言ってもな、昔ならいざ知らず今は魔界の最新技術ですぐに習得できるようになっている。SEXあるいはそれに準ずる性行為を快楽、至上の悦びとして感じるように改造してやる。奴隷主婦となるための最大の障害は理性だ。お前たちを改造して、その理性を壊す。快楽こそが至上の価値と思うようにするわけだ」
リーアルはぞっとするような笑みを浮かべる。
「へー」
「成程なぁ」
二人は分かっていないのか、生返事を返す。
「あまり分かっていないようだな。まぁ、実際に改造を受ければ嫌でも分かることだ」
リーアルは壁に掛けてある時計を確認する。
「今日はもう遅いな。明日から改造を始める」
リーアルはそう言うと部屋の外に行き、入れ違いにリーアルの部下が二人を寝るための部屋へ案内する。
こうして、二人は潜入を成功させた。
それが地獄への片道切符だと知らず……。
次の日。
二人は魔界由来と思しき怪しげな機械が立ち並ぶ、アンダーエデンの医療室にいた。
「ここがお前たちが生まれ変わる場所だ。これからお前たちの身体を改造させてもらう。さて、どこが最も変化すると思う?そう、雌の快楽中枢たる子宮だよ」
「そんなとこまで……最低」
「悪趣味だな」
二人は嫌悪感をあらわにする。
覚悟はしているが、嫌悪感を抱くか抱かないかは別だ。
「晴れて一人前の奴隷娼婦となった時に同じことが言えるかどうか聞いてみたものだ。お前たちが正気を保っていられたらだがな」
「痛い思いなら沢山してきたし、大丈夫」
「オレ達はそんじょそこらの女と同じに見ない方がいいぜ」
二人は改造を甘く見ている。
この改造は傷みは伴わない。
その代わり、理性を焼き切るような極上の快楽で漬けられ、その意思をグズグズにする。
「さて、準備をしよう」
そうして二人は改造装置に拘束された。
異形の装置に手足を埋め込まれ、磔にされているような状態だ。
両足を大きく広げられ、コスチュームの股間の布地がぴっちり張り、そのせいで二人のマンコの凹凸がくっきりと浮き上がっている。
それが分かっている二人は羞恥で頬を赤らめている。
「ふふ、いい恰好だな、対魔忍ども」
「ありがとよ」
モードレッドが皮肉気味に答える。
「これから私たちに何をするつもりなの」
「それはこれから分かる。始めろ」
リーアルの合図とともに、魔界医師たちが二人に近づいた。
彼らは二人が来ている対魔忍のコスチュームを破く。
「きゃぁッ!」
「お、おいッ!」
二人の乳首周りとマンコ周りが露出した。
モードレッドは元から露出の多いコスチュームであり、特に胸の部分にはもう何も隠すものがなかった。
「そんなものを着ていては改造がしにくいからな」
「破くなら最初から脱げって言えばいいのに」
「面倒くせぇことやるな、わざわざ破くなんてよ」
そう悪態をつくが、二人は初めて異性に胸や股間周りを見られ、顔はさらに赤くなり、羞恥に染まっていく。
「では、これからお前たちの身体を奴隷娼婦のものへと改造していくぞ」
魔界医師たちは両手にドロリとした怪しげなローションをたっぷりと盛って、二人の身体に手を伸ばしてきた。
「ひっ、くっ、あっ、くすぐっ、たい」
「くっ、うう、こ、れは」
魔界医師たちが二人の身体を擦り始め、手慣れた様子で露出している胸や股間、コスチューム越しに身体中の至る所に塗っていく。
ヌチャヌチャと粘性のある音が身体中から鳴り響く。
二人は、特にモードレッドは屈辱に震え、歯を食いしばる。
やはり覚悟はしていても感情と理性がこの状況に追いついていないのであろう。
これはその感情と理性を破壊するための手始めの改造だった。
「うっ、ん、く、ふ、あ」
「ク、ソ、く、あ、ん、ん」
魔界医師たちの手つきは卑猥さは少しもなく、ただ黙々と二人にローションを塗っている。
しかもただ塗るのではなく染み込ませるように塗布していく。
そうして30分程たった頃、二人の身体に変化が起きる。
「く、あぁ、変な……感じっ、これっ、変っ、……モードレッド」
「ああ、オレも……か、らだがっ、なんだこれ、敏感に……なってきてやがる」
「効果が出始めたか」
リーアルが何も変わらぬ表情のまま、淡々と話し始める。
「このローションは俺が開発させた特殊な薬だ。その効果は常に身体を発情状態にするというものだ」
「くぅ、ああぁっ、なるほどね」
「変態がっ、うっあぁぁ、くっ」
「客の如何なる刺激も演技ではなく本当に甘美なるものとぢて受け取ることができる能力が奴隷娼婦の人気の一つでな。一週間も塗りこみ続ければ神経細胞の隅々まで結合して薬の効果は永遠のものになる。ふふ、一週間後、お前たちの身体からは常にこのローションの魅惑の香りがするようになる」
二人はようやく改造の意味を知る。
二人にとって改造とは眠らされている間に何かされるものだと思っていたのだ。
それがこんなにも卑猥なものだとは思いもよらなかった。
性行為や改造への覚悟はしていたが、その改造内容に関しては想定が甘かった。
自身の想定していた覚悟とは想像の上を行く覚悟が必要だと、二人はようやく悟った。
「ふぁ、んく、肌が……熱くっ、くぁ、いや……」
「く、マ、スターっ、あっ、んん、あ、つい……」
二人の肌は真っ赤に紅潮し、細かい汗がびっしりと浮かぶ。
それらはいつしか雫になり、ツーーと垂れていく。
リツカとモードレッドは自身の甘い想定を後悔しつつも、この改造を乗り切ろうと決意を決める。
しかしそれすらも、甘いものであった。
「はぁ……はっはっ、くぅぅ、あっ」
「はぁっはぁっ、んあくっ、ううぅぅ」
あれから数時間が経った。
時折休憩も挟みつつ、一時間に一回程の頻度で魔界医師たちが二人の身体にローションを厚塗りしていく。
そのせいか、二人の身体には発情の兆候が見られている。
吐息は艶めかしく、湿ったもので、全身に汗をかき、ムンムンと女の匂いを醸し出している。
そして二人の女の証である乳房と股間にも変化が起きていた。
立香の形の整った美しい乳房とモードレッドの慎まし気な乳房、そのいずれもが乳首を勃起させていた。
大股を広げられた股間は陰唇がぷっくりと外向きに膨れ上がり、細かく脈動する膣口からはトロトロと愛液があふれ出ている。
人が動きそれで生じる微かな風ですらも肌は敏感に感じ取り、性感がこみあげてくる。
その性感を我慢することができるのはわずかな休憩時間のみ。
「大丈夫?モードレッド」
「あ、ああ。何とかな」
「本当に、くぅ、私たち改造されてるんだね」
「そう、だな、んん。外に出られたら、は、あ、ダ・ヴィンチのヤツが直してくれる。我慢だ」
「うん。一緒に頑張ろうね」
「ああ」
そうして二人はお互いを励まし合う。
そこで丁度魔界医師たちがやってきて、ローションを塗布し始める。
「ひぃ、あぁ……ぅぅ、あっ、く……んぁ」
「く、はぁ、あ、くぅ……んく、ぅあ」
二人の口からは核使用のない淫らな喘ぎ声が漏れ始める。
魔界医師たちはことさら胸や股間を責めたりはしなかった。
しかし、肌が感じ、全身が発情状態の身体は必然的に胸や股間が疼き始める。
ローションを塗布されるたびに敏感さの度合いは増し、疼きも強いものへと変化していく。
立香はオナニーの経験は人並みにあるが、モードレッドは戦いに身を賭してきた女性だ。
オナニーなどは全くやったことがない。
モードレッドにとっての未知の疼きは、拷問と同様の効果があった。
「そっ、こは止めろ……胸をなぞるなっ、あっんん、そこは、あ、あっ、ああぁぁ」
モードレッドにローションを塗布している上半身担当の魔界医師は乳房からクルクルと指先で乳房周辺をなぞりながら、乳輪を執拗に、乳首を軽く愛撫する。
さらに下半身担当の魔界医師がぷにぷにのマン肉を指でなぞり、愛撫している。
「モードレッドっ、ふあぁ、んくぅ……はぁ、ああぁ、熱いっ」
立香はモードレッドに声をかけ励ます。
しかし立香自身にも余裕があるわけではない。
魔界医師たちに太股を手のひらでなぞられ、乳首に触れるか触れないかの距離で人差し指の腹でスッと一回なぞってくる。
オナニーの経験がある立香は股間を無性に触りたくて仕方がなかった。
そうして10回目のローション塗布の時。
「ああぁ、マ、マスターっ! ……うううぁ」
モードレッドが立香に声をかける。
その声には全く余裕というものがなかった。
身体はガクガクと小刻みに痙攣もしている。
「どうしたの?モードレッドっ!」
「何かがっ、奥から来るッ!な、なんだこれっ、ううあぁ」
「ほう。初めての絶頂か」
偶々見に来ていたリーアルが言う。
「はぁ、あぁぁ、ぜ、っちょう……なんだそれ、あっあっ」
「快感が頂点に達した時の現象だ。そうだろう?立香」
「そっ、そうなのか……マスター、あああぁ、んあぁ、んくぅぅぅ」
「そうだよ、あんっ、最初は怖いかもしれないけど、んん、大丈夫」
「快楽に身を任せろ。それがメスとして大事なことだ。ああ、それと絶頂しそうなときはイクと言え」
「イ、ク?」
「ああ。奥から何かが来るのだろう。だからイク、だ」
「はっああぁぁ、あっあっ、イ、ク、あああぁぁッ、オレ、イクっ、あっあっああああぁぁぁ、イクぅぅッ」
ビクンとモードレッドの身体が跳ねる。
「ああぁ、モードレッド、イっちゃたんだ」
立香は初めてのモードレッドの絶頂を羨ましいそうに見やる。
股間は疼き、もうこの快楽に耐えられそうにない。
でも、オナニーをしたことのある立香はこれくらいの快感では絶頂することができなかった。
しかし……。
「んひぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
立香の股間周辺をまさぐっていた魔界医師の指が膣内にズルッと潜り込んでしまっていた。
あくまでも不慮の事故であった。
膣内には一度もローションを塗布されてはいないが、今までの焦らしと改造の効果によって、立香の膣内はわずかな刺激でさえも、強烈な快感を生み出すようになっていた。
入れられた刺激で絶頂間際まで立香は追い込まれた。
そして今、指抜かれる。
「あああぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」
指が膣内を擦る。
それが止めとなり、立夏は派手に絶頂し、あられもない嬌声が部屋中に響き渡る。
膣口からは大量の愛液が垂れ流れ出ている。
「あぁっ、あっ、マスターも……イったのか……ああっ、あっ、あっっ」
「はぁ、あぁぁ、一日目で……これなの?こんなに……気持ちがいい……」
今だ疼く股間にその奥、そして乳房の奥。
これから二人は経験したことのない絶頂を迎えるだろう。
その波は容易く二人を飲み込み、逃れるすべはない。
ついに一週間が経った。
立夏とモードレッドに塗られたローションは150回を超えている。
眠ることも休むことも許されず、食事は口にチューブを差し込まれて、得体のしれない流動食を流し込まれる。
その流動食にもローションと同じ成分が含まれており、二人は肌の表面だけでなく、内側さえも変化し、今や神経細胞の隅々まで性感帯と成り果てていた。
「ひぃっ、ひっ、はひぃっ、これ以上それを塗るなぁっ!おかしくなるッ、頭おかしくっんひぃぃぃぃっ、イクっ、イクぅぅ」
普通の女性ならば長い月日を重ねてオナニーの回数をこなし、快楽に慣れていくものだが、モードレッドの場合はこの改造での絶頂が初めてだった。
股間から迸る快楽の奔流はモードレッドにとって初めての経験であり、それに耐えうるすべを持っていなかった。
それにより、頭に焼け狂うような快楽が走り、モードレッドの理性をメチャクチャにする。
普段の気丈な、獰猛な獣のような騎士の姿はなく、止めて、止めてと悲鳴を上げる、快楽に翻弄される哀れな乙女姿があった。
「モードレッドっ、もうちょっと、んひぃっ、今日で……んあぁぁっ、一週間だから」
「無理だぁっ、イクのがとまらないんだぁっ、やす、ませろぉっ、んひゃぁっ、ひぃぃぃ」
立香はモードレッドを励ますが、モードレッドは聞く耳を持たない。
例え驚いたとしても女のような声を上げないモードレッドも、快楽には勝てず、どこにでもいる女のような声を上げている。
「うああぁぁっ、気持ちよすぎてっ、ああぁぁ、うううあぁぁっ、イクイクっ、ああぁぁっ、イクっ、イクッッ」
「ああぁぁっ、またイクッ、とまんねぇっ、イクのがっ、ひっ、イクっ、もうイクのはイヤだっ」
二人は絶頂を繰り返している。
立夏は何度も迫りくる絶頂に何とか正気を保っているが、オナニーの経験がなかったモードレッドの理性は快楽で押しつぶされ、イクのは嫌だと喚き散らしている。
そしてようやく一週間目の最初のローション塗布が終わり、魔界医師たちはさっさと出ていったしまった。
次、魔界医師たちが現れるまでが二人の唯一の休憩時間だった。
「はぁ、はぁ、モードレッド……今日で終わりだから、んひぃっ、あぁ」
「あ、ああ……まひゅたぁ……はひぃっ、今日で、この地獄はんんうぅぅ、終わる」
二人には今までの痴態を恥じるような暇はなかった。
話すために喉を震わせるだけで快感を感じ、二人の思考能力は明らかに低下していた。
「これを、耐えればっ、ひいっ、あとは客の相手をおぉぉぉっ、するだけえぇぇぇぇッッ」
立香に絶頂が襲い掛かり、締まる膣穴から愛液がビュッ、ビュッと吹き出す。
流石に覚悟を決めていた立香も、これほどの絶頂地獄は想定外で、何の根拠もない話をしている。
「しょ、しょうだなぁ、あとは相手するだけでぇ、んひぃ、それだけだぁぁ」
モードレッドの唇から涎が床に垂れ落ちる。
もはや呂律も回っておらず、甘い幻想に捕らわれている。
「一週間で変わるもんだな!クヒヒヒ!」
幾度の絶頂に弱っている二人の元にゾクトが現れる。
「んぅぅ……ゾクトさん……」
「てめぇ……かよ……」
「余裕がなさそうだなぁ!で、どうする?」
「な、何のこと、あぁ、んぅぅ」
「報告だよ。どうする?二人の対魔忍は奴隷娼婦に成り下がって、よがっています、とでも伝えるか?」
ゾクトはからかうような口調で、見た出した態度を隠そうともせずにゾクトは言った。
「無事だと……無事だと伝えて、く、あぁぁ、順調だって、早く伝えに……」
「そう、だっ!早く、伝えに行けっ!!ああぁぁっ、ひっくぅ、出ていけッ!」
何故か二人はゾクトを急かし、部屋から出ていくように急いている。
確かにこんな姿をさらすの恥ずかしいことだが、それとは別に焦っている様子だ。
立香は口調は静かなものだったが、モードレッドは今にも掴み掛かろうとするほどの勢いだ。
「排尿の時間です」
「ああ?なんだぁ?」
天井にあるスピーカーから機械の音声が聞こえ始める。
「いやぁぁ、早く出ていてっ!見ないでっ!」
「てめぇっ!早く外に行けっ!見るなっ!見るなぁっ!!」
二人はゾクトに喚き散らしている。
そこまで焦る理由はこれから二人の排尿が始まるからだ。
二人の拘束していた装置が動き始め、直径5センチ程の管が二人の股間にニュルニュルと伸びていく。
「ひゃひゃ!奴隷娼婦ってのは排泄まで管理されるってわけだ。じゃあ、たっぷり見せてもうとするぜ」
「ふざけっはひいぃッッ!!」
ゾクトに怒鳴ろうとしたモードレッドの尿道に野太い管がズルリと挿入された。
その瞬間に怒りと羞恥に染まった表情が反射的に崩れた。
「はっ、はへぇっ、き、気持ちいいっ……こんな奴に見られてるのにっ、あ、穴が、気持ちいい……あっああぁぁっ」
立香も同様で、太い管を尿道に差し込まれているのにも関わらず、顔は痛みで歪んでおらず、甘美な快楽の表情をしている。
「ああぁぁっ、ダメ……尿道が震えてっ、お、おおおおおっ……出るっ、ああぁぁダメぇ、出るっ、出るっっ!!」
「あっああぁっあああああぁぁっっ、出るぅぅっ!見るなぁぁっ!!あああぁぁぁぁぁぁっっ、出るぅぅっっ!!」
じゅろろろろろ!!!
二人の改造された尿道は尿が通るだけで凄まじい快感を生じさせ、立香とモードレッドは放尿の快感に抗うことができなかった。
オーガズムの叫びを上げながら、凄まじい量の尿を排出していく。
「ああああっっ、オシッコでイクぅっ、気持ちいいっ!オシッコ気持ちいい!!」
「出すのが気持ちいいっっ、イクのがとまんねぇっ!ああぁぁ、イクぅっ、イクっ、イクっ!!」
他人に尿を出すところを見られているだけでも恥ずかしいのに、尿を出しているだけで絶頂している姿も見られ、二人の羞恥心は一杯一杯だが、それすらも上回る放尿の快感は二人の理性を壊していく。
「ああっ、オシッコ気持ちいいっ、おひっ、イクぅぅっっ!!はひいいいいぃぃッッ!!!」
「イグううぅぅぅっっ、お、お、オシッコイクうううぅぅぅぅっっ!!んほおおぉぉっっ!!」
立香はもはや放尿の虜になっていた。
放尿する独特の開放感と快楽が立香を狂わせていく。
モードレッドは何とか理性で止めていたオシッコという言葉をついに口にしてしまう。
それから絶頂を迎えるたびに狂い、何の躊躇いもなしにオシッコと叫んでいる。
「ハッハッハッ!楽しませてもらったぜぇ!それじゃあ、確かに伝えますぜ。二人は無事に任務遂行中だとね!クヒャヒャヒャ!!」
二人の惨めな姿を見て、ゾクトの嘲笑の声が部屋に木霊していく。
ゾクトが出ていっても、二人は放尿のオーガズムを迎え続けたのであった……。