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(先行)メイド・イン・ポイズン〜悪いセクサロイドに絡め取られ、崩壊する名家の話〜 第1パート

長い大理石のテーブルが中央に配された大広間。

時刻は早朝の6時である。


高名な画家の作品がいくつも飾られた壁。毛足の長い臙脂色のカーペットが敷かれた床。すべてが両親の趣味によるものだ。家具や調度、照明までがアールデコの美学によって統一された屋敷中央のこの場所で、僕は朝食を摂っていた。


いつもより1時間以上早く起床したから眠くて仕方がない。

テーブルの長辺、端から端までを直線で規律するテーブルランナーの上に、銀のカトラリーが2、3並ぶ。

食卓の上にはクロワッサンの入ったかごと新鮮なトマトのサラダ、ハムエッグに琥珀色のコンソメスープが饗されていた。

テーブルの上にはいつもどおりの朝食が並んでいたが、周囲が本日は騒々しい。

いつもなら鳥のさえずりの聞こえる静かで居心地のいいダイニング。だが、今日聞こえるのは侃侃諤諤(?)の議論だった。


「秋の色味を加えるには、コキアのように赤橙の鮮やかなものが相応しいかと」

「2年前もコキアは使っておりますので、シャラの木など目新しいものがベターと考えます」


床から天井まで一面開けた大窓のスペース──父親が会社の人間を集め、講演や会議などをする場所──に屋敷中のメイド達が集い座っている。


彼女たちは屋敷のあれこれについて、飽きもせずに延々と議論をしている。これはメイドロイドの「朝会」なのだ。


早朝、午前の務めの前にメイドロイド達が全員出席のミーティングをしていて、家事の確認や修繕の報告を行っているとは知っていたが、実際に見るのは初めてだった。

僕は目玉焼きにナイフを入れ、話される内容を茫然と、他人事のように聞いていた。


メイド長から本日の「朝会」には出席するようにと言われ、しぶしぶ出席したのだが、肝心の朝会は僕にとって凡そ関係のない退屈なものだった。


「つまんないなぁ……」

思わずこぼしてしまった悪態。

それを誰にも聞かれていないことを確かめると、僕は再び目の前の食事を手に取る。


ああでもないこうでもないと空転し、時に振り出しに戻る会議は、機械知能らしからぬ迷走ぶりを見せている。目下のテーマは来月に植える中庭の庭木の樹種についてだった。

およそ退屈な議論が繰り返される中、僕は今日の学校のテストのことを考えていた。夜遅くまで机に向かっていたのだが、膨大なテストの範囲を終えることができなかった。本来なら遅れを取り戻すための時間が必要だったが、そこへ来てこの朝会である。


「早く終わんないかな。なんで朝会なんか──」


食事も大半を食べ終えたが、皆の議論はなかなか終わらない。

この退屈な朝会からどうやって抜け出そうか──僕がそのことに気を回し始めていた時。メイド長のマコトが声を張り上げ、最後のテーマに移る。


「──では最後に。今日からシュン様の『性教育』を担当するアリスとブレアを紹介して終わりにします」


広間の空気がガラッと変わった。

地平線の向こうから朝陽が差し込んだような、一瞬の目の覚める間隙を縫って、コツコツと鳴る靴の音が響いた。


マコトに紹介され、現れたのは2人の美しい人間だった。


──違う。


とっさに自分の誤りに気が付いた。

人間ではなく、ソレは2人のアンドロイドだった。あまりの精巧さに一目には気が付けなかったのだ。恐らく開発中の第5世代のものだろう。


皆とは異なるコスチューム──タイトな純白の一揃いは左右2列のボタンを配し、体のラインをぴっちり型取っている。

まるでナース服のようにも見えるが、スカートの裾は長く、肌の露出はかなり控えめだ。アンドロイドにありがちな、人造と一目でわかる不自然に滑らかなの肌や機械部品らしいパーツはこの制服の中には存在していない。


水をはじく自然な肌理に、大きな胸のふくらみ、流れるウエストのくびれ。

街で見掛けても僕以外はアンドロイドであることに気付かないだろう。


マコトに先導されて優雅な歩調で広場を進むと、アンドロイドは食卓の正面、僕の目の前で止まった。あっけに取られ、その場から動くことのできない僕を見下ろすと、2人は可憐に微笑んだ。


シロヤマが秘密裏に開発している新世代機に違いない。

僕はそのビジュアルやスペックについてのインサイダー資料を父親の書斎で盗み見たことがあって、そこに彼女達についての記載があったことを思い出した。


2人の容姿を上から下までつぶさに凝視すると、そのうち片方と目が合った。


文字通り「人形」造形の粋を極めた美貌に、ドキッとするような妖艶な表情が微笑んでいた。綺麗なだけのフランス人形とは違う、大人の気怠い色気が乗っている。綺麗な目元に透き通った鼻筋、桜色の唇が口角を上げてにっこりと僕を真っ直ぐに見ていた。


第5世代の嗜好用アンドロイドはカタログで見るよりもずっと美しく、デザインされきった美貌は並の美人ではちょっと代わりがきかない。美しいという陳腐な言葉では追いつかない整い方だった。

「美」や「艶」というものを正面から取り上げて研究し、造型されたに違いない。


「はじめましてシュン様、今日からお世話になります、アリスと申します……♡」


口角を柔らかく持ち上げ、アリスと名乗ったアンドロイドは長く稠密な睫毛で覆われた目を細めてにこやかに笑う。

余裕を湛えた微笑みは女神のような神秘性を包含している。豊満なバストと引き締まったウェストの対比、スカートから覗く長い美脚。体のパーツが全て人体の黄金比の如く整合し、同時に艶やかな女の肉感も湛えている。


「えっと、あの、マコトさん、これって……」


思わぬ展開に僕はとっさにメイド長に助けを求める。


「?言ったではありませんか、今月から『セクサロイド』がお屋敷に来ると」


マコトは肩を竦め、やれやれと息をついた。途端に僕は緊張する。


「シュン様もそろそろ『お年頃』の男性なのですから、彼女達が必要となります」


セクサロイド?

人間とのセックスを目的に作られたアンドロイドで、つまりはその、僕は彼女達と────。


もう一度、目の前の美しいアンドロイドを舐めるように見た。均整の取れたスタイルを惜しげもなく見せつけ、柔和な微笑みをこちらにずっと向けている。


大きな眼──吸い込まれそうな非晶質ガラスレンズの眼球をこちらに向けて、上背の高い位置から虹彩と瞳孔の2重の真円が僕を見下ろす。


最新鋭アンドロイドの網膜のさらに奥には現人類が持てる限りの技術の粋を集めたコンピューター部分がある。

人の役に立つことだけを志向する何世代もの技術洗練を経た『神の精緻工芸』とも称される半導体ウエハーが無数の層を形成し、奉仕のための最適な計算を司る部分がある。


──「シュン様にお会いできて誠に光栄でございます♡」


アリスは笑いながら後れ毛を指先で耳に掛ける。その所作に僕はドキリとした。ふわりと自然な髪のフレグランスが漂う。肩辺りにまで伸びるピンクブラウンのウェーブがかった髪は、アリスが言葉を発するたびに揺らめく。


それがプログラムされたものだとわかっていても──第4世代以降のアンドロイドは人間的な仕草に関する機能が大幅にアップデートされている──その所作は見る者の警戒を解き、使用者の心を捕らえて離さない。


「あの、ブレアのことも見てくださいませ……♥」


「うわっ──!」僕は思わず飛びのく。

鼻先に吐息がかかるほどの近くに、別の美しい顔が来ていた。アリスにばかり目を取られ、傍らにいるもう1体のアンドロイド──ブレアの動きに僕は気が付かなかった。


それまで平静を装っていた僕も、思わず声をあげてしまった。内心ひどく動揺していることが露見してしまい、少し恥ずかしい。


身長は180cmはあるだろうか、長身で長い手足、艶のある長い髪を下品にならない程度に結わえている。アリスと同じタイトな白の上下ワンピース、長身のスリムボディに豊満な胸部、どこか蠱惑的な雰囲気をまといつつも、引き締まった体のラインは女性の美しさを満々と湛えている。


ブレアは僕と目を合わせたまま、じーっと動かない。何も言わずに。

目元のほくろは艶っぽく、潤んだ垂れ目から覗く大きな黒瞳が僕を見つめている。


「──ど、どうも……」


次の瞬間、ブレアは僕の唇に「ちゅ。」と吸い付いた。そして柔らかい舌が一周僕の唇をくるりとなぞった。


「──!!?」

突然の出来事に驚き、今度こそ本当に体を飛びのかせてしまう。


「ブレア、シュン様が驚いていますわ……♡」


アリスが諫める。


「あぁ……♥これは失礼しました……少しまだ距離感になれていないものですから……♥」


妖艶にたっぷりと間を開けたブレアの言回しは、ほろ酔っているような印象さえ受ける。匂い立つ危険な香り、アリスとはまた異なる世界を持っている。


「2人には、さっそく今日からシュン様の『授業』に入ってもらいます」


「そんなっ、冗談じゃない!」


言葉を聞いた途端、思わず僕は抗議の声を張り上げてしまった。

普通の勉強でいっぱいいっぱいなのに、これ以上の詰め込みは無理だと訴える。


「あぁ、それなら、ご心配には及びませんわ♡」


代わりにアリスとブレアの2人が答える。

テーブルで騒ぐ僕を見つめ、にっこりとした笑顔を貼り付けたまま。


「性教育はシュン様の就寝前の時間を使って行いますので、学業には差障りはございません」


「急な負担にならないよう、ゆっくり数年をかけて少しずつ進めていくものですから……♥ それに───」


「むしろご学業には、多少なりともプラスの効用もあるかと……♡」


その意味するところは何となく僕にもわかる。

大きな目を妖艶に細めて嗤う2人は、これ以上野暮なことは口にしなかった。


「──お父様もシュン様のお歳の頃には通った道でございます。学業との両立を立派にやり遂げ、会社をここまで大きくされたのです」


メイド長は父親を引き合いに出しては僕を諭す時のお決まりのフレーズを口にする。


「皆、期待しているのですよ。シュン様に──」

マコトはフレームレスの眼鏡から覗く眉をピクリとも動かさずに淡々と言った。


「はい……」

僕はそれを最後に口を噤んだ。


「では以上で朝会は終わりです。各自朝の務めを開始するように」


メイド長の声が広間に響くと、所狭しと詰めていたメイドたちは屋敷のあちこちに解散した。掃除に向かう者、シーツを洗濯場に運ぶ者、各々に割り当てられた仕事を日々こなすメイド達は全員アンドロイドであった。


「シュン様、そろそろ学校へ行くお時間です、車も玄関に到着しております」


少年の見た目をしたアンドロイドが、僕のカバンを持って立っていた。

彼はトミノという金髪碧眼の可愛らしい少年型アンドロイドで、僕の時間管理をしてくれている。


「ありがとうトミノ、なんだか忙しくて月曜から大変だよ──」


「まぁ、最初の朝会はシュン様には退屈な時間だったかもしれません……。さぁ今日も頑張ってご学業に邁進いたしましょう」


僕はパンの残りを口に運んで席を立つと、トミノと一緒に玄関へと進む。

途中多くのアンドロイドとすれ違う。そのほとんどが女性の姿形をしているが、時折トミノのように男性のタイプのアンドロイドもいる。


彼らはみな古いアンドロイドだ。

コミュニケーションと家事に特化した汎用タイプのため何か特別なことができるというわけではなかったが、この城山家を知り尽くしており、ハウスキーピングを完璧にこなす姿は頼もしいの一言だった。


父親が仕事で長期間不在にしている今、家にいる人間は僕だけだ。あとは全部アンドロイド。そう言えば。いつの間にかアリスとブレアの姿は忽然と消えてしまっていた。


───。

──。


人間と同等以上の性能を有し、意識と感情までも獲得した「汎用アンドロイド」の開発によって、今や人類とアンドロイドの境目は「生命かどうか」の一点に限りなく単純化されたと言ってよかった。


換言すれば子孫を残せるか否かという点で、それが可能な人類は人口維持を主眼に繁殖し、不可能なアンドロイドはそれ以外の仕事を受け持つような社会構造になっている。


社会が大きく変化した理由として、前世紀において危機的に進んだ人口減少があった。人類社会が機能不全に陥る危機に直面した当時の人類は、その解決策を機械知能に求めた。すなわちアンドロイドの発明である。


安全かつ効率的にデザインされたアンドロイドが社会の担い手として働くその間に人類は繁殖に専念する──。人口危機を抜本的に解決する壮大な計画は、過去類を見ない規模の人的・資源的リソースが投下されたこともあって、無事に成功を収め、現在の人口カーブは上向きの推移で安定している。


その結果として、意思疎通可能で人と見分けのつかないアンドロイド達が社会に溢れることになる。社会を維持するための基本労働は今や80〜90%程がアンドロイドに置き換えられていた。


治安維持や医療、建設や住民サービスに至るまで。かつて人類の担ったほとんどの仕事はブルーカラー・ホワイトカラーにかかわらずアンドロイドでの代替が進んでいる。


この時代の人間の大人はというと、義務として与えられる年300日以上の膨大な余暇を過ごす「安穏の時代」を謳歌していた。

彼らは有り余る時間を使い、熱心に子作りに励むことが奨励されている。


その一方、一部の人間はアンドロイドでは代替不可能な僅かな労働領域を人類社会全体のために担っている。アンドロイド技術を一足飛びに進歩させたと名高い「シロヤマ工業」の社長である父親もその1人であった。


社会に行き渡ったアンドロイド達の安全性を根底で支えるロボットメーカーの果たす役割は極大化しており、僕の父親はその経営者として日夜世界中を飛び回っていた。自宅には半年に一度帰るかどうか、といったところだ。


人類文明に対するその献身的な働きぶりは、息子の僕からすると尊敬そのものであったが一方で自分の未来の姿を見せられているようであり、大きな重圧でもあった。


学生の身分である僕は大人たちとは違って、質と量が引き上げられた勉強をこなすので精一杯だった。


若年世代への教育は今や繁殖と同じかそれ以上の意義を持っていた。

学校であらゆる学問を学び、家でも夜中遅くまで知識をインプットする。


そしてこの時代に何よりも重視されているのが、まさに繁殖に直結する「性教育」であった。適齢に達した少年少女達はアンドロイドの助けを借りて正しいセックスを習得するのである。

そんな仕組みが定着していた。


────。

───。


「ではこれより、城山家次期当主シュン様の性教育過程を開始させていただきます」


2体のアンドロイドが三つ指をついて膝下に跪く。そのまま深々頭を下げると、ソファに腰掛ける僕の目線からは2人の肢体が一望できた。


───ゴクリ。

無意識に生唾を飲み込んでいた。


頭部から始まるアンドロイドの女体の曲線は、彼女らが身に纏う奉仕服の流線に沿って首を流れ、デコルテまでを走るように繋いでいる。


そうかと思えば女のシルエットは胸郭でボリュームを伴って急峻に膨らみ、巨大な乳房の袋をぱっつりと張らせている。


二の腕まである純白の手袋をはめた両腕により前へと押し出された着衣の乳袋。あの下に無理やり押し込められた柔肉にはどれほどの大きさがあるのか──

アンドロイドの呼吸と同期し、かすかに上下するそれを眺めているうち、股間はみるみる血流を増す。隠すように身じろぎすると、ソファのスプリングが軋む音に反応して二人は頭を上げた。


視線を合わせるアンドロイドの瞳に映る僕の顔はすっかり上気している。まったく興奮を隠せていない。


背丈も余裕も、遥かに自分よりも格上な2人に恭しく見上げられる。

僕は彼女達の主人であるのと同時に生徒として性の手ほどきを受けようとしている。そんな倒錯感に言い知れぬゾクとした気分を覚えてしまう。


「では、始めましょうか♡」


涼やかで明朗な声音。アリスだ。すらりと伸びた手足がソファを回り込み、僕の左隣へ座る。スカートの裾から生白い太腿が膝まで露わになり、思わずごくりと喉が鳴る。


「こちらに失礼いたします……♥」

湿っぽく艶のある声色。ブレアはソファの反対側に長身を乗りかからせると右隣に密着する。太腿どうしがぴったり吸い付いて、ブレアの甘い香りが鼻腔を通り抜ける。


2人の肉体に挟み込まれると僕は「あっ…はいっ…」などの挙動不審な受け答えしか出来ない。


僕は2人の中心で顔を真赤に紅潮させていた。シャワーを浴びた状態で始まった性教育。下半身は既に全裸の状態だ。

ブレアの指が、股間を覆うタオルをつまみ上げて、しゅるりと取り去る。


「うふふ♡」「あらあら♥」


バスタオルの下から現れたペニスは既に興奮から固く節ばっていた。

決して大きくはないはずの歳相応のもの。鈴口からはぷっくりと我慢汁が雫をつくり、表面張力でかろうじて溢れずにいる。


「ああ……っ」

僕は恥ずかしさに赤面し、顔を反らす。

最近はテスト勉強で発散ができていなかったとはいえ、アンドロイドに挟まれただけでペニスを固く隆起させているのは格好が悪い。


「もうこんなに……♡ お待ちかねだったのですね♪」

「先っぽから漏れているこの透明な雫はカウパー腺液といいます。性的興奮が高まると分泌されるエッチなおつゆです……♥」


センシティブな部分を間近に覗き込みアリスとブレアはくすりと微笑み合っている。


「ふふ、ご立派ですご主人様♡ 勃起は恥ずかしいことではありませんわ……♡」

「まだ可愛らしいこのオチンチンも、やがて女の子を子犬のように鳴かせる凶悪なモノになりますのよ♥」


「そのために私たちがきちんとお世話させて頂きますからね……♡」


アンドロイドが耳元でささやく間も、僕は恥ずかしさから顔を上げられなかった。

アリスとブレアは竿に視線を戻し、目と鼻の距離でペニスをじっくりと観察していた。


「ふーん。実際に見るのと、データで知っているのとでは、得られる情報も違いますのね」


「うふふ、ここのクビレがエッチな形ですわね……♥ いい所に当たりそう」


「カリ傘もぷりぷりに張っていて、とっても美味しそう……♡ データより少し大きいですわね♡」


今にもキスしそうな距離で2人は色々な角度から熱心に竿をすがめる。


「うふふ♡ いけませんね、少し熱中しすぎてしまいました。では早速お勉強を始めましょう。今日はまず───♡」


「手を出してください。そうです、右手の手のひらを上に向けて」


掌を差し出すと、質量のある液体の雫がとろりと乗せられた。

手を水平から傾けると流れてしまうそのシロップは、強い粘り気と肌になじむ吸い付きがある。そして僕もその液体を知っていた。


「ローション、冷たくないでしょうか」

「手になじませるようにくちゅくちゅと伸ばしてください……♥」


くちゅん──。水音が夜の部屋にあがった。

言われるがままぼくはその粘液をもみ込む。


くちゅ──♡くちゅっ♡


体温で平滑になったローションの塊が指の間や掌にいきわたり、粘液の光沢が鱗のような鈍い反射で照る。


「まずは普段通りのオナニーを私たちに見せてください♪」

「シュン様が毎日、日課のようにしているマスターベーションのことです……♥」


「あ、えっと……」


「とぼけてもダメですわ♡ シュン様が普段おちんちんをどのようにシゴいているのか、見せてくださいね」

「くすっ♥ そうしたらローションが乾かないうちに、さあ♥」


僕はアリスとブレアの声に挟まれながら、ペニスを扱き始める。

亀頭をくるみ、上下に指の筒を動かす。


くちゅ……♡ くちゅっ……♡

くちゅ……♡ くちゅ……♡


「んっ……、んぅっ」

つっかえた喉音が口から漏れる。紛れもない僕の声だ。


くっちゅ♡ くちゅんっ♡

くちゅっ♡くちゅっ♡くちゅっ♡


「手で作った筒をゆっくりと上下させてください……♡」

「亀頭から根元まで、イイ箇所にしっかりあたるように扱いています♥お上手ですよ……♥」


くちゅっ♡くちゅ♡くちゅ──♡

手の熱でより滑らかになったローションは、亀頭の先端と指の肉との摩擦を限りなくゼロにする。背筋が甘く痺れ、だんだん夢中になっていく。


「んぁ……♡ぁぅ♡」


ハァハァと息遣いが早くなる。

それに呼応し、手を上下させるスピードも加速していた。


くちゅっ♡くちゅっ♡くちゅっ♡くちゅっ♡

ぐちゅっ♡ぐっちゅン♡ぐちゅぅ♡


「指のわっかでカリ首をぎゅっと掴んで、エッチにぐりぐりするのが好きなのですね♡」

「一番気持ちいい部分を一生懸命指でいじめているのですね……♥」


「ぁあん……♡ぅ……♡イクぅ……♡」


くちゅ♡くちゅっ♡ くちゅ♡ くちゅっ♡

ぐちゅんっ♡ グッチュ♡ ぐちゅんっ♡


足がピンと伸び切る。ソファの背もたれに乗るようにしてのけ反った姿勢で、僕は目をぎゅっとつぶる。だが。


「はいそこまで」「ストップ」

──すっと右腕を掴まれ、オーガズムは2体の監督者によって強制的に中断する。


正にその瞬間、昇りつめようとしていたアクメはペニスからの快感が途絶えたことでしぼんでいく。


「あっ……あぁ」


「思わず止めてしまいました。うふふ露骨にがっかりなさらないで下さい……♡」


寸止めされたペニスはヒクヒクと生き物のように震えている。その卑猥な光景を横目に、2つの口が僕の耳元にずいと寄ってくる───。僕たちしかいない部屋の中で、まるで秘密を話すように小さな声で鼓膜を揺らす。


「シュン様、今のは間違ったマスターベーションですのよ…… 半勃起での射精はEDの原因になりますから……♥」


「完全に勃起していない状態でイこうとしていたのでお止めしました♡ それにイク瞬間の足ピンもよくないですよ……」


2人の密着度合いはますます強くなる。

達せなかった空振り感で、僕は会話の内容に集中できない。


「では今日はまず、正しいオナニーの『手ほどき』をいたしましょう……♡」

「おちんちんが一番気持ちよくなれる正しい射精を覚えてくださいませ……♥」


両耳に二人の熱い吐息を感じて、脳みそが蕩けそうになる。

2人のセクサロイドは手に大粒のローションを取ると『ぐちゅり──♡♥』とゆっくりとなじませる。『くちゅくちゅ』と手に粘液を広げると、アリスとブレアは僕を挟んで手を握りあった。粘液のぬめりを交換し合い、互いに塗り込む。


ぐちゅ、ぐちゅ──♡♥


ローションが行き交う淫靡な水音が上がると、2つの手指は僕の顔の前で『ぐっぱり』と広がった。


闇に咲く大輪の花のような手×手。ローションの液橋がクモの巣のように10本の指にわたって銀糸を架ける。明かりに反射して、まるで天上のカーテンのようだった。


そして────────指は生き物のように股間に襲いかかる。


『ぐっちゅぅり……♡♥』


「んぁ──♡♡っっ//♡」


ぬちゃり♥……くちゅ♡ぐちゃり♥くちゅっ♡♡


アリスとブレアの10本の指が一斉に僕の勃起を扱き上げる。

強烈な快感。思わず身体がびくんと跳ねる。


くちゅぅ……♡くゆ♥ぐにっ♡くにゅっくにゅ♥


「あつ!これ気持ちいっ……♡」


ローションが練られ絡まる水音が響く。

指の腹が裏筋をすべり、カリ首をこする度にビクとした快感が身体を走る。

アリスとブレアに体を密着させられて僕はソファ中央の定位置から逃げることができない。


ぐちゃっ♡ぐちゅっ♥

ぬちゃっ♡ぬぢゅぅ……♥


「ふふっ……どうですか?これが正しい手淫です……♥」

「ただ握るだけでなく、イイ場所にしっかりストロークをかけないとダメですよ……こうやって──♡」


ぬちゃぁ……ぐちゅ、ぐちゅ♡♥


「んあぁ──♡、そこ、好きっ、ん──♡ビク」


2人は指をしっかり絡め合った肉檻をいやらしく上下させる。

反り返った怒張の裏筋をくすぐるように滑る指が気持ち良い。

ローションまみれの手の平で先端を撫でられると腰が蕩けそうになる。


「……ほら、どんどん硬くなってきましたよ……」

「先っぽからも嬉しそうにカウパーをヌルヌルにさせて……いやらしいご主人様ですね♡」


2人は嬉しそうに吐息を弾ませ、さっきより強く竿を扱き上げる。

バトンを持ち合うように、女のしなやかな指先がスナップを効かせて亀頭を甘く潰す。


ぐちゅっ♡ぐちゅッ♡♡

ぬちっ♥ぬちゅっ♥ぬっちゃぁっ♥


「んぁ……♡くぁっ♡♡」

強烈な快感にたまらず声が漏れる。竿の根元に精液のマグマがフツフツと再び集まり始める。


「わぁ……♡おちんちんぱつぱつです。イキそうになっていますね♡」

「では、我慢せずに……♥ 好きなタイミングでピュッピュしてくださいね……♥」


ぐちゅぐちゅっ!!♥♥♡

にちゅ!!♥にちッ♡♡♥

ぬちゃぬちゃッ!!!♡♥♥


さらに激しくなった2人の手扱きがカリ首を集中的に刺激する。

剥き下ろして暴露させたカリ溝に指の腹を押し当て『ニュルリ──♡♥』蛇のような指が滑る。


「んぁ──♡゛」

あまりの気持ちよさに射精感が一気に吹き上がる。


にゅこっ♡にゅこっ──♡

にゅぐ──♥にゅっく♥゛


「あぁっ……♡♡だめ、だめぇ……!♡♡♡」


思わず声が漏れる。

精液が尿道をドロりと登るのがわかる。絶頂前の痙攣が強くなって腰が震え出す。

2人の手の動きに合わせ、僕は無意識に腰を浮かせのけ反る。


その動きをセクサロイドたちは見逃さない。

僕の動きに合わせて絶妙なタイミングで責め立ててくる。


強烈な快感が身体を襲う。あまりの快感に息も絶え絶えになり喘ぐことしかできない。精液がこみ上がり、鈴口へ。玉袋が収縮し、吐精の瞬間へ準備を終える。


「いやぁぁッ♡も、もう……ッ────♡」


しかし────絶頂に達する寸前で2人は手淫を『ぴたり』と止めてしまう。


寸止めされてしまった快感が下腹部で渦を巻くように暴れ回る。僕は息も絶え絶えに悶えるしかない。

2人のセクサロイドは勃起の根元を指の輪で押さえ付けて、ぐりっ♡♡と射精を押し潰す。


「おねだりがまだですわ、シュン様……♥ イキたいなら、私達におねだりしないと……♥」

「可愛くおねだりできたら、ご褒美を差し上げますよ……♡」


2人のセクサロイドは嗜虐的な笑みを浮かべて言う。僕の理性はもう限界だった。

僕は顔を真っ赤にしながら腰を突き出して自ら手淫をねだる。


「はぁッ……はぁ……////いきたいっ、いきたいっ//」


「ふふっ素直になれましたね……♥偉いですよ」


「偉い子にはご褒美をあげましょうね♡ このまま、金玉の中身が空っぽになるまで連続で搾り取ってあげます」


「最初の射精をきっかけに、そこからノンストップで手マンコに射精していただきます……♥」


「最後のひとしずくが手の上に乗るまで……♡ 今度は途中で手を止めるなんて野暮なことは致しません♡」


2人は甘く淫語を囁きながら手淫を早めていく。


ずちゅずちゅッ♡♡ぬっち♡くちゅッ♡♡

にちッ♥♥♥ぐぢゅぐぢゅぐちゅっ♥♥♥


「あぁ……♡゛いく、いっちゃ゛、う゜」


「どうぞご安心を。 確実にシュン様を深い絶頂の極楽にお連れしますから」


「私達に身を委ねてください……♥頭の中が射精のことでいっぱいになるまで、何時間でもご奉仕いたしますわ……♥」


2人の手淫がラストスパートに入った。

今までどこか遠慮気味だった手が、射精させるために容赦なく責め立ててくる。


ぐちゅぐちゅっ!!♥♥ぬぢゅっ♥

ずりゅずりゅっ!!!♥♥♡♡


「あぁっ♡イく……♡!♡!で゛る……!♡」


「はい、イってください……♡」

「さあ、イキましょうね……♥」


2人は指先を勃起の先端に当てると、肉指全体で裏筋を押さえ付け、淫猥な粘液で滑らせながら『ぐちゅり』と甘く圧し潰す。

ぞわぞわとした痺れる感覚が広がり、腰を突き上げるような力となって骨盤がのけ反る。


「ひゃぁあっ……♡゛」


切羽詰まった悲鳴のような喘ぎ声が漏れる。快感を限界まで蓄積した僕は2人の手扱きにもう限界だった。腰を突き上げたままガクガクと震え出す。

精液が尿道へ迫る。イク寸前の快楽に視界がチカチカとスパークする。


そして、その瞬間を見計らったようにアリスとブレアは協調し、今までで一番激しく、しっかりと僕の怒張をしごき上げた。


ぐちゅぐちゅ♡に゛ゅっ♡♡!!

に゛ゅち゛っ♥♥♥!!!!


「んん゜ぅっ//♡♡ヤ゛ぁああっっ──♡♡♡」


どぷっ♡♡どびゅるるるっ♡♡♡♡

どぷ、どぷッ──!♡♡♡♡


次の瞬間には10本の指の間から大量の白濁液が吹き出していた。

草むらのような青い精液の匂いが広がって、それを送り出す脳髄はぱちぱちと音を上げてショートする。骨盤の疼きは腰骨を媒介として全身へと広がり、オーガズムという甘美な痺れとなって、僕の体の隅々にいきわたった。


「びゅーっ♡ びゅー……♡ びゅーっ、気持ちいいですね~♡」

「わぁすごい……♥ 全身ガクガクさせて元気にぴゅっぴゅできていますね♪」


びゅくっ──♡ びゅるる──♡゛♡


射精の感覚に合わせて『にぎっ♡にぎっ』と玉袋を優しく転がされる。


「あぁ……♡゛♡、もう、いってる──♡から゛」


くにゅっ♡くりゅぅ……♡

ぎゅっ──♥ぎゅむん//


「ふん゛ぁ゛♡♡ぁ゛♡♡」


びゅるっ゜♡びゅっぐ──♡゛♡びゅるる──♡゛♡


尿道口の割れ目へ中指の腹が這いまわり、中身を押し出すようにきゅむと圧する。

そこから潰れたホースのようにぴゅ、ぴゅと精液が漏れ出すのを愉しんでセクサロイドは手を動かし続ける。


「あっ♡、今おちんちんが可愛らしくビクって震えました……♡」

「射精の終盤ですね♥ たくさん出した分シゴかれるのもつらいのですね……♥」


両耳の鼓膜に絶えず囁かれる淫語は、オーガズムの余韻と興奮を長く持続させる。

その強烈な快感に僕は身体を痙攣させて身悶えることしかできない。


しかし2人はいつまでも手淫を止めない。


ぐちゅ……♡ぐっちゅ……♡

ぐちゅん♥ぐにゅん──♥


そのまま彼女達は休む間もなく再びゆっくりと、だけど確かな意思を持って僕の竿を上下にしごき始めた。


ぬちゃっ♡くちゅっ……♡♡

ぬっちゅ♥ぐぽっ♥ぐちゅぽっ──♥


「んぅぅッ゛──♡」


ぞくぞくとした快楽の波が、僕の脳髄に直撃する。射精後の敏感になったペニスを容赦なく責め立てられ、腰を中心に下半身がくがくと震える。


「それでは2回戦とまいりましょう──♡」

「シュン様のザーメンでトロトロになったお手々マンコの官能をお楽しみくださいな……♥」


ぐちゅっ♡にゅっとん♡

にゅっとん♥にゅぅく──♥


射精の余韻に浸る間もなく、敏感になったペニスが今度は ねっとりと甘く搾られ始める。


「カリ傘の潰されて一番気持ちいい部分を指のわっかで、濃し出します──♡」

にゅくっ♡♡♡ にゅこんっ♡♡ にゅっぐぅ♡♡


「ふあ゜あっ!!♡♡ン゛むぅああ──♡」


「剝き洗いするように、汚れの溜まりやすい裏スジを指の先でほじくって──♥」


く゜りゅん──♥くにゅん♥くちゅ──♥くりゅう──♥


「んぁっ゛!んぁぁ//♡!んっぅ」


先程より性感帯をいじめることに特化したいやらしい手淫は、ペニスの快感を何倍にも増幅させて全身に刻みつけてくる。


「うふふ、性感帯を丁寧にほぐしていく手コキはさぞ気持ち良いでしょう♡」

「今度は根元からじわじわと搾りあげます……♥ほら、また甘やかな快感がじわぁっと昇ってくるでしょう?」


ずちゅっ♡ぐちゅぅっ……♡♡

ずぢゅ♥ ぐちゅぷんっ♥


甘い痺れが再び下半身に広がっていく。

腰奥の性感帯を毛筆で撫でられるような快感をどうにかしたくて、僕は思わず腰を浮かせ、よじれてしまう。


しかし僕の腰にアリスとブレアは使っていない方の手を回し、逃げ場を塞ぐように拘束する。


「逃げてはだめですよ……♥さっき言ったでしょう?空っぽになるまで搾り取るって……♥」

「我慢せずに、イキたくなったらお好きなタイミングで気持ちよくなってください♡」


2人は僕の顔を見つめながら手淫のペースを徐々に上げる。

僕の竿は何度も何度も玉袋から精子を引っ張り出されて搾り出され続ける。


ぐちゅんっ♡ぐぽちゅっ♡ ぐぶっ♡

ぐじゅ♥ぐじゅ♥ ぐっちゅ♥


「らめ……♡//あん♡っ、も、イったから、おしまいぃッ──♡」


性感を開発していくような手コキに思わず甘えるような声が出てしまう。

そんな僕の様子を見て、アリスとブレアは嬉しそうに目を細める。


「ふふ、シュン様……♡お声が甘くなってきていますね……♡」

「そうですね。そろそろ頃合いでしょう。それでは次は──」


『お耳を食べてしまいますね──♡♥』


瞬間。両耳に濡れた舌肉が侵入してきた。

『ぐじゅるぷっ──♡♥』


全く同じタイミングで温かく唾液で濡れそぼった2枚のベロ肉が耳の穴を塞いだ。


「ひゃっ─────」

小さく悲鳴が漏れた。


じゅっぽん♡じゅぶぶじゅるる……♡

ぐっぽん……♥ぐぽっぐっぽん……♥


アリスとブレアの舌が踊り、耳道とこすれ合う音がダイレクトに大脳に届く。

僕の知覚世界から聴覚が消え、すべては卑猥な水音で上塗りされる。


んはぁ……♡じゅるるっ♡

んレル♥じゅるる♥んぅ……♥じゅるるっ


頭の中は淫猥な水音でいっぱいになる。

長く肉厚の舌が耳奥をほじくる音、唾液を啜る音が大ボリュームで脳髄に反響する。


「んぁ……♡ぁ耳らめ」

快楽に耐えられず僕は再び腰を震わせる。


ぐっぽ♡ぐぷっ♡ ぐぽっ♡

じゅるる、レロ……♥じゅるるっ……♥


それでも2人の手コキは止まらない。

耳舐め音と並行して、アリスとブレアの手はねっとりとした上下ピストンを継続した。


ニュチっ゛♡にゅこっ♡にゅっこ゛♡♡

くぽっ゛♥//ぐりゅう──♥゛!グリュンッ♥♥♥


射精を促すための激しい上下運動。

僕の射精を予期してからはアリスが柔らかく握った指筒で亀頭を包んでゆっくりシゴく間に、ブレアは僕の玉袋や蟻の戸渡りを爪の先でカリカリとくすぐり、射精を催促する。


ぐにゅん♥くりゅ──♥♥

ぐちゅん──♡ぐっちゅ♡♡♡


「……ん……!ぁ……♡いく……♡ぁ……♡」


じゅぽ──♥じゅるぷぷっ♥♥

ぶぽっ、ぐじゅにゅるぅ……♡じゅるる♡♡♡


耳を犯され、ペニスをまさぐられ、僕はあっさりと射精前の辛い官能に襲われていた。


「いく゜……♡いっちゃぅ……♡」


「ん……♥」トントン

耳にしゃぶりついたまま、ブレアが竿の根元をトントンと指先でノックし、オネダリの言葉を催促する。


「イカ……♡せてくらはいっ、いかせてぇっ!♡♡」


その言葉を聞いて2人は遠慮なく手コキの圧をトドメの強さにまで高める。

そして僕の性感帯は限界をあっさりと迎えた。


どぴゅっ……!♡♡

びゅるるっ♡ぶしゅぅぅ!!♡♡


先ほどよりも濃度の薄い白濁液が尿道を押し拡げて噴出する。


びゅるっ───♡びゅっ。

びゅっ♡ びゅっ───♡


手の隙間から飛び出る精液。2人はそれが当然であるかのように手を動かし続け、ペニスを磨くように丹念に扱きあげる。


ぬちゃ、ぬちゃっ♡ぬっちゅぅ♡

ぐりゅぅ♥かりかり……♥にゅるすとん♥


ぬりゅん♡にゅちゅ♡ぬちゃっ♡♡

にち、ぐちゃ♥にち♥かりゅかりゅっ♥


射精直後で敏感になっている竿を執拗に搾り続けられ、僕は腰を震わせる。

「んぅっ♡……イッた、からァ! あっやだ、やめ」


強すぎる快感から逃れようと体をよじるが、2人は決して僕を離さない。

僕の肩をがっちりと抱くようにホールドを強くする。


そしてようやく耳から『じゅぽんっ』と引き抜いた舌で、甘く淫猥な言葉を囁いてくる。


「どうです?私達の手マンコで心から気持ちのいいピュッピュを満喫された感想は……♡」

「くすっ、お耳を食べられている最中にこんなにたくさん出してしまいましたね♥」


そう言ってアリスとブレアは手にかかった精液を僕に見せ付ける。

2人の指の間には大量の白濁液がまとわりついていた。


見せびらかすように僕の前に突き出したあと──それを一気に口に含んだ。


くぷっ♡ ちゅるる♥


妖艶な笑みを浮かべた2人は、指に付着した僕の精液をしゃぶり尽くしていく。

その光景はあまりに淫猥で扇情的で、射精直後の敏感なペニスがヒクヒクと震えてしまう。


「んっ……♡んちゅぷッ♡」

「んーっ……♥おいひぃ……♥」


2人の舌の上で僕の液体が白く泡立ち、咀嚼される様子を直視し──僕はそこから目が離せない。

唾液と混ざり合って口腔内で泡立つ体液をゆっくりと嚥下していく様子は、卑猥の一言に尽きる。

そんな光景を見せつけられ──僕のペニスは再び硬くなっていた。


「あらあら……♡」

「ふふっ……」


2人は情欲のこもった瞳で僕を見つめながら、妖艶な笑みを深める。

そして、他のアンドロイド達が決して僕に向けることのない嗜虐・侮蔑の表情と一緒に囁くのであった。


「こんなに甘くておいしいザーメンを隠していたなんで、悪い子です……♡」

「プリプリの睾丸で造られたばかりの、新鮮な精蜜の味は格別ですわぁ……♥」


余韻として残った精液の風味を口中で転がしながら、2人の体が僕を中央にぎゅむと挟みなおす。


──『では、おかわりを……♡♥』


2人の手が股間に伸びてくる。獲物の匂いを嗅ぎつけた狡猾な蛇のように。


「そんな困ったような顔をしてどうしたのです? うふふ、言ったじゃありませんか───♡」

「ココに精液の残っている限り、ご奉仕は終われません……♥」


にゅるん……♡♥

ぬっちゅぅ……♡♥


ペニスに触れた指先、唾液と精液が混じって輝く掌は光沢はぬらぬらと妖しい光を放っている。


強引かつ一方的な接触に僕は戸惑っていたが、それ以上に自らの興奮と手淫の快楽が今は優先された。


「さぁお勉強を続けましょう……♡」

「お手手の気持ちよさを体で覚えるまで……♥」


「シュン様には期待しておりますから───」


僕は2人に感じる違和感を棚上げして、両手指の快楽を希求し、絡めとられていく──。


(第1パート終わり)

(先行)メイド・イン・ポイズン〜悪いセクサロイドに絡め取られ、崩壊する名家の話〜 第1パート

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