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田原摩耶
田原摩耶

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【↑300】ヒーロー志望でしたが、増えました。③※END【5,100文字/ナハト×良平前提モルグ×良平(×2)】

「ふ、……っぅ……っ」 「……っいいね、これこれ。こういうの、僕興奮しちゃうなあ……っ」 「ぁ、ん、ぅ……っま、っ、へ……っ」 「じゃあ善家君、僕ともちゅーしよっか」 「ん、ぇ……っ」  こっちでね、と肛門に押し当てられる性器にびくんと体が震えた。  稚拙なキスに気を取られてる隙を狙い、そのままずぷ、とゆっくりと頭を埋めてくるモルグのものに体が跳ねる。 「ふ、ぅ……っ、う……っ!!」 「は……っ、柔らか……ふふ、自分とするちゅーはどんな感じ?」 「ん、ふ、ぅ……っ!」  深くまで入ってくるモルグのものに腹の粘膜中を摩擦される。前立腺をカリで押し上げられ、そのままそこを執拗に引っ掛けられるだけで脳が甘く痺れる。 「っ、はー……っふふ、ごめんね。善家君それどころじゃないよねえ、意地悪な質問しちゃった。……っぁ、は、その代わり、いっぱいここ、よしよししてあげるねえ」 「んんぅ……っ! ふ、ぅ……っ! んむ、ぅ……っ、う〜……っ!」 「ぁ、んう……っは、きもちよさそ……俺も……」  覆いかぶさってくる自分と瓜二つのクローンにキスをされながら、みっちりと奥まで詰まったモルグの性器に奥の突き当りを押し上げられる。  それだけでもなにも考えられなかったのに、クローンの俺はあろうことかぺろぺろと人の乳首を舐め始め、ぎょっとした。 「……っ、ゃ、な、ぁっ、なに、ィ……っ! ん、ひ、だ、だめ……っ!」 「あは、かわい〜ことしちゃって……自分に乳首舐められるなんてなかなか経験できないんじゃない?」 「は、ぅ、んん……っ!!」  まずい、モルグが動く度に乳首にまで響いて頭がどうにかなりそうだ。  やめさせたいのに気持ちよくて、ろくに止めることもできないままされるがままになる。 「中、きゅって締まったねえ。気持ちよかった?」 「はーっ、ぁ、あ、う、ぉ、おく……っ、ひ、ぅ、ちくび、だ、め……っ」 「声もとろっとろだ。ほら、クローン君。善家君は強めに吸われるのが好きなんだって、乳首」 「な、え……ぅあ……っ!」 「ん、む……っ、ぅ……っ」  ちゅぶ、と音を立て、乳輪ごと吸われる。もしかしたら強めに吸ってるつもりだったのだが逆に弱くてよかったのかもしれない。  胸の先端部にじんじんと熱が集まった矢先、根本まで収まった性器で小刻みに奥を突き上げられ、腰が痙攣する。 「ぅ、あ……っ! は、ぁ、んん……っ、まっ、待って、くらさ……っ! ぁ゛……っ! 「ん〜? 善家君、腰落ちてきてるよ〜。もっと奥までぐぽぐぽしてほしいって?」 「ぃ、いってないれふ、ぅ、んん……っ!」 「……っいいよ、一緒に気持よくなろうね」  ぐ、と腰を高く持ち上げられたと思いきや、更に奥、届いちゃいけないところへと入ってこようとする亀頭にガクンと下半身が跳ね上がった。  そのまま短い感覚でピストンを繰り出され、俺は目の前の自分の頭にしがみついたまま声を殺すこともできずにいた。 「は、ぁ、あぐ、ひっ! ……っ、も、るぐさん……っ! ぁ、う、熱っ、ぃ、お腹、おっぱい、熱ぃ……っ!」 「おっぱい、だって。……ふふ、いやらしいねえ善家君。ほら、たくさん吸ってもらいなよ、大きな赤ちゃんにさ」 「んひ、ぃ、あ、……ぁ゛……っ! ぅ、や……っ!!」  閉じた口をぶち抜かれ、そのまま入っちゃいけない場所をぐぷぐぷと亀頭でキスされる。膀胱を圧迫され、亀頭から噴き出す体液が自分の腹に飛び散りじんわりと熱くなるのことに気付いたのも束の間。 「ぉ゛、ぅぐ……っ!!」 「……っ、ほら、たくさん飲んで大きくなってね、善家君」 「ひ……――ッ!」  どくん、と大きく跳ね上がるモルグの性器。そして腰を掴まれみっちりと隙間なく挿入されるそこからたっぷりと直腸の更に奥へと注がれる精液に声にならない声が漏れた。  カクカクと揺れ、逃げようとする腰ごと掴み、腿を掴んだモルグはそのまま深く息を吐く。  ――満たされていく。モルグのもので。 「ぁ、は……っ、ぅ……っ」  ごぷ、と注がれる大量の精子。  そのままモルグが腰を引いたと同時に内壁が捲れそうに、その刺激にまた甘い声が漏れた。起き上がれなくなる俺の上、ぺろ、と目尻に滲んでいた涙を舐め取るもう一人の俺。  その次の瞬間、羨ましそうに俺を見つめていたその目が丸くなる。同時に、引き抜かれぽっかりと開いていたそこに再び何かが入ってくる感覚が広がった。 「ぁ、ま、待って、モルグしゃ――ぉ゛……っ!! 〜〜ッ、ぅっ、ひ……っ、待って……ぇ゛……っ!」 「ん〜? 君はそこでゆっくりしてて、休んでなよ。……そしたらまた僕の、挿れてあげるから」 「ぢ、ぢが、それ、ぉ、おれもかんじるので……っ! ゃ、やすめ、なひ……っ!」 「なんて言ってるのか聞こえないよ、ほら、口が寂しい時はセルフちゅーで慰め合うんだよ〜」 「ぉ゛ッ――ふ、ぅ、んむ……ぅ゛う〜〜ッ!!」  腫れ上がったそこを亀頭から竿までじっくりと擦り上げられ、潰される。みっともなく広げたままの腿は痙攣が収まらず、自分の上でアンアン鳴きながらしがみついてくるもう一人の俺の感覚をもろに受信しながら理由もわからないままお互いキスする。わかった、これ、感覚を受け入れるのは俺だから――。  つまり、最初から分かっててやってるんだ、この人。  気付いた時にはもう遅い。今度は奥まで一気に突き上げられた瞬間、俺達は抱き合ったまま同時に声にならない声を上げる。撒き散らされる精液。その夥しい量の精液が混ざり合い、それを浴びる。グチャグチャのどろどろになりながら二人まとめてモルグの気が済むまで奥の奥までむしゃぶりつくされ、そして気付いたとき、誰の精液か分からないまま最早冷たくなっていたシーツの上、俺とクローン俺は抱き合ったまま失神をした。  遠のく意識の片隅、「次は本物の善家君の番だねえ」と恐ろしい言葉が聞こえてきたような気がしたが、精液のプールの上で放心する俺にはもう何もわからなかった。 「……う、ぁ、も、らめれふ……っう゛……?!」 「何が駄目だって?」  恐ろしく淫らな夢を見たような気がする。  そんな中、聞こえてきた声に俺は飛び起きた。  見慣れた寝室にて。  どうやら俺は自室のベッドで眠っていたようだ。そんな俺を見下ろしていたのはナハトさんだ。  確か俺、モルグさんの部屋にいたんじゃ……もしかしてあれ、夢か……?  体はまだ熱をもっているようだ。意識がまだハッキリしない。  気怠い全身を動かし起き上がろうとしたとき、寝室の扉が開いてそろりとこちらを覗き込む影を見つけた。 「……」 「……あ!」  俺だ。俺と姿形そっくりな俺のクローンがそこにいた。 「な、ナハトさん……ゆ、夢じゃなかったんですか……?!」 「主語抜けすぎ。取り敢えず、お前があの変態とナルシストプレイしてたってことなら現実だろうけど」 「な、ナルシス……って、なんでナハトさんが知って……」 「俺が知ってたら都合悪かった?」  意地の悪い顔をして意地の悪いことを言い出すナハトさん。チクチクと言葉の棘が刺してくる。  多分俺が戻ってこないから心配して探してきた、とかなのだろう。ナハトの機嫌は芳しくない。 「う、な、ナハトさん……怒ってます?」 「別に? アンタの股と意思の緩さ加減にはこっちも散々慣れされてるからね」 「お、怒ってるじゃないですか〜……っ!」 「当たり前だろ。いくらなんでも分かっただろ、あの変態に付き合ったらどうなるかなんて」 「だ、だって……研究のために……皆さんのお役に立てるかもって聞いて……」 「そうです、ナハトさんのクローンが増えたらナハトさんの負担も減るし、お仕事でも役立つと思ったんです……っ!」 「……勝手に増えるのやめてくんない?」  いつの間にか俺の横にやってきたクローン俺は一緒になってナハトさんに訴えかけてくれる。  流石俺、言いたいこと全部言ってくれた。けれどナハトさんは喜ぶどころか額に青筋が浮かんでる。 「おい、クローン良平。さっき言っただろ、大人しくしてろって」 「あう、だってナハトさんが俺に怒って……」 「話が余計ややこしくなるんだよ。ほらリビングで遊んでな。ボールやるから」  そうぽいっとボール放られたクローン俺はそれを顔面でキャッチし、「お、俺は犬じゃありません……!」と泣きながら引っ込んでいった。なんだか複雑な感情だ。もう一人の俺……。  クローン俺が居なくなってようやくナハトは一息吐く。 「俺のためとか、皆のためとか。別にお前が考えなくていいから。……そこまで期待してない」 「え……」 「そういう傷付いた顔も。……わざわざ危険な真似とか、実験体とかならないで良いっていってんの。……そのための俺達なんだから」 「う……でも、それじゃ……」  頑張ってるナハトさんたちをただ指咥えて眺めてるだけでいるのは正直、俺にとっても堪える。  俯く俺に、ナハトは大きな溜息を吐いた。前髪の下、じろりとナハトの目がこちらを見つめる。 「……まだ分かんない?」 「え?」 「…………鈍感」 「ど、鈍感……確かに敏感ではないかも知れませんが、俺は……っ」 「気持ちだけで十分なんだって、そーいうの。……アンタがあいつに体弄られまくったり、訳分かんない薬飲まされたりすんの……嫌だし」 「………………」 「……なんか言いなよ」  じろ、とナハトがこちらを睨む。  黙れとか大人しくしろとか言って、今度はなんか言えなのだからこの人は。  けれど、正直今のは俺も心に深く突き刺さった。多分それはナハトさんの本心の吐露だと分かったからこそ、余計。 「……ナハトさん、もしかして妬いて……あう!」 「調子に乗るな」 「の、乗ってません〜! まだ乗ってません〜……!」 「そもそもアンタみたいなトラブルメーカーが増えたところでどうにかなるか考えたら分かるだろ? 俺の仕事も心労も増えるの、だから……お前は一人で充分だって話」 「はい、終わり」と言いたいことだけ言ってナハトさんは強引に話を切り上げた。耳が赤い。照れ隠しだとすぐに分かったが、多分指摘したらまた怒られるだろう。  けど、嬉しい。 「へへ……ナハトさん」 「……アホみたいな笑い方もするな」 「あ、あほ……」  技術の発展は大切だけど、もっと大切なものもあるということには違いない。そしてそれは、俺もナハトさんも同じで。  ナハトさん、と恐る恐るその背中にくっつこうとしたときだった。 「ぁ……っ?!」  いきなり下半身を誰かに触れられたような刺激が走る。大きな掌で鷲掴みにされる性器。けれど、今俺の下半身は誰にも触られてないはずだ。  ということは、まさかこれ。 「なに、いきなり変な声出して」 「な、ナハトさ……んんっ! は、いえ、何もないです……!」 「何も無いってことはないでしょ」 「ぁ、あ、えーと……っぉ、ん……っ!」  まさか、もう一人の俺がどっかでエッチなことをしてます!なんて言えるわけがない。けれど敏いナハトさんは気付いたらしい。「まさかあいつ」と先程クローン俺が立ち去った扉を睨みつける。  や、やばい。こうしてる間にも指が入ってきてる。胸もなんか揉まれてるし……って何人とやってんだよ……?! 「ぁ、ま、待って、ナハトさん……っ、ひ、一人にしないでくださいぃ……っ」 「はあ? そんなこと言ったって……」 「にゃ、な、なはとしゃ……っ、ぅ、んん……っ、ぁ、は……っ」 「……っ、……本当、アンタもアンタのクローンも馬鹿だな」  忌々しげに舌打ちをしたナハトはそう、俺の体を抱き締める。それからすぐ通信端末を取り出し、どっかへと連絡した。 「ナハトさん……」 「やっぱり、こんなに手がかかるのは一人だけでいい」 「ぁ、う……んん……っ」  そう、伸びてきた手に頬を摘まれる。そのまま軽く顔を持ち上げれるように重ねられる唇に俺はただ目を瞑った。  それから後日、時間切れになったためクローン俺はいつの間にかに姿はなくなっていた。  寂しくなったらしいモルグさんは「またこっそり作っちゃおうかな〜」と言い出したので「俺がいるじゃないですか」と怒れば、「確かにそれもそうだねえ」と笑いながら抱き締めてくる。  正直、あのとき二人分の快感を全身で浴びるという体験を思い出すだけで下半身が疼いたが――これ以上変なクセを付けるわけにはいかない。  俺はまた日常と平穏を取り戻そうと試みるが――もう少し時間がかかりそうだ。  おしまい

【↑300】ヒーロー志望でしたが、増えました。③※END【5,100文字/ナハト×良平前提モルグ×良平(×2)】

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