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田原摩耶
田原摩耶

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彼と仲良くなれるたったひとつの方法※【↑500/7,400文字/栫井×齋藤/セフレ/友達未満恋人以上】

「栫井、どうしたの? 怪我したの?」  昼下がりの保健室。  湿布の替えを貰いに保健室によれば、そこには仁科と栫井がいた。仁科となにやら話していた栫井は保健室に入ってきた俺を見て舌打ちをした。 「別に、お前には関係ねえだろ」 「……おい、栫井。そんな言い方は……」 「これ、どうも……仁科先輩」  そう、なにやらがさごそと紙袋を手にした栫井はわざと俺の肩にぶつかってそのまま保健室を出ていくのだ。  相変わらずだな、栫井は。 「悪いな、齋藤」と何故か変わりに申し訳なさそうな顔をする仁科に、「いえ、大丈夫です」と慌てて応えておく。 「はあ、なんであいつはやたら齋藤に当たり強いんだろうな」 「仁科先輩は、その……栫井とよく話すんですか?」 「話すっていうか、委員会でちょくちょく顔は合わせるくらいだな。五味や芳川……あいつらといるときは大分大人しいんだけどな」  うーんと眉間を揉む仁科。  大人しいとはまた違う気もするのだが、なるほど、と頷く。 「あ、そうだ。なんか用あったんだろ。今、先生いねえけど大丈夫か」 「はい、全然……すみません、その湿布の替えを……」 「ああ、わかった。すぐ用意するから待ってろ」 「ありがとうございます」  保健室にいるときの仁科は生き生きしてるな、などと思いながら仁科の言葉に甘えて近くの椅子に腰を掛けて待つこと暫く。戻ってきた仁科からいくつか予備の湿布も貰い、俺は「お邪魔しました」と保健室を後にすることにした。  仁科は面倒見がいいし栫井が懐いてるのも分かるが、やはりわざとぶつかってくるなんて真似するのは俺くらいってことなのだろうか。  なんて考えながら学生寮へと帰ろうとしていたときだ。 「……おい」  いきなりぬっと曲がり角から現れた影に驚きのあまり息を飲む。夕暮れに照らされた通路、そこには既にもういなくなっていたと思っていた栫井が立っていた。 「か、栫井……」 「付き合えよ」 「付き合うって、なに……っ、ちょっと、栫井……っ!」  そして、いきなり腕を掴まれ、栫井に引きずられていく。  相変わらず言葉も足りない。ほぼ拉致に近い形で俺は近くの倉庫へと引きずり込まれることになったのだ。 「っ、か、栫井……」 「……」 「ま、待って、ん、ぅ、……っ」  倉庫に入り、後ろ手に扉を閉めるや否や唇を塞がれ、ぎょっとする。這わされる舌を受け入れるため、こちらから小さく口を開けば、栫井は問答無用で舌を絡めてくるのだ。 「っ、ん、ぅ……っふ……っ」  器用な手付きでシャツを脱がされそうになり、体が僅かに緊張する。栫井はその間もなにも言わず、開けたシャツの下に手を這わせるのだ。  俺と栫井の関係を例えるのならば、友達未満のセフレ、というのが適正なのかもしれない。  とはいえど俺はこんな関係を求めていたわけではない。  弄られる手に胸を撫でられ、乳首を柔らかく摘まれれば声が漏れそうになり、咄嗟に唇を噛んだ。 「っ、か、こい……っ、ん、ぅ……ッ」 「声、うるせえ」 「ご、め……ッ、ぅ」  黙れと言わんばかりに再び唇を塞がれ、くぐもった声が漏れる。  重なる下半身越しに、既に固くなっていた栫井のものが当たって目の奥が熱くなった。  ――きっかけは、栫井とセフレらしき生徒の行為を見てしまったことだった。 「俺のことは気にしないで」と慌てて逃げようとしたが、一歩遅かった。何故か栫井のセフレに逃げられてしまい、その代わりをしろと栫井に問い詰められ流れで一回栫井と寝た。  ……その日からだ。校内で擦れ違う度、気が向いたときに栫井に掴まれ、こうして引きずり込まれて性処理をさせられることになるのは。 「っ、ふ……ッ、ぅ……」  栫井のベルトを緩め、下着越しにでも分かるほど大きく膨張したそこを撫でる。そのまま窮屈そうな下着の中から頭を出し、俺は恐る恐る性器を扱いた。  正直、俺には栫井が考えていることは分からない。  栫井ならば他にも自分から栫井の相手をしたいと言ってくれる子はたくさんいるだろうし、俺は別に特別性技に長けているわけでもない。寧ろ下手くそだと栫井に何度も言われた。  それなのに、毎回懲りずにこんな関係がずるずると続けていた。  栫井に胸を嬲られながら、ぬちぬちと音を立てて栫井のものを手で扱く。いっそ挿入した方がまだ快感を得られるのではないかと思ったが、栫井はそれをしない。ただ俺の反応を見るように、俺の体に触れ、愛撫をする。  そのせいで、最近やけに胸の先がシャツに擦れてじんじんと痺れるのは難題ではあった。 「っん、ぅ……」 「感度、少しは良くなってきたな」 「……っ、わ、かんない……」 「喋んじゃねえよ」 「ぇ、……っ、ご、め……っ、んぅ……」  理不尽なやり取りにも慣れてきた。そういうくせに、決まって話しかけてくるのは栫井の方だ。  下半身が熱が溜まってくるが、栫井は下には触れてくれない。今日はそういうつもりなのだろう。掌の下、どくどくと脈打ち先走りを滴らせる性器を指でつくった輪で締め上げながら扱けば、微かに栫井の喉仏が上下する。  射精が近くなると、自然と会話は途切れた。  ぼうっとした頭の中、近付く唇を当たり前のように受け入れながら俺は手の中で脈打つ性器を握り締めたまま、溢れる精液を掌で受け止めた。 「栫井……そういえば、保健室にいたのってどこか悪いの?」 「お前に関係ねえだろ」 「そ、そうだけど……」  もう栫井に関しては、こうして話しかけたら応えてくれることだけが喜ばしいことだと思うようにしていた。 「片付け、しとけよ」とだけ残し、そのまま倉庫を出ていく栫井。  返事をする前に目の前でぴしゃりと閉まる扉に、俺は小さく息を吐いた。 「……はぁ」  生徒会が忙しいのだろうが、本当に俺たちはなんなのだろうかと常々考えてしまう。  長時間拘束されるよりはましだが、中途半端に弄られたお陰で体は熱い。生殺し、なんて単語が頭を過ぎった。  かといって、こんな場所で一人でする気分にもなれなかった。  ……俺も帰るか。  既に暗くなりかけていた窓の外、射し込む夕陽をぼんやりと眺めながら俺は一人シャツのボタンを留めていく。  一般の男子生徒の性欲がどれ程のものなのか分からないが、中でも栫井は強い方なのだろう。でなければわざわざそういう行為をするためだけの繋りを持とうとしないだろうし。  けれど、俺は別にそこまで強い方ではない。と自分では思っていた。  自慰だってあまり意識することはないし、皆が言う所謂エロいものを見ても罪悪感や嫌悪感の方が強く込み上げる。  だから、この学園が寮制だと聞いても自己処理の心配などすることはなかった――はずなのに。 「……」  最悪だ、と息を吐く。  ――学生寮・自室。  幸いルームメイトの壱畝が部屋にいないことが救いだった。シャワールームの中、俺はシャワーの水圧の刺激だけで反応してしまった自分の体を見て頭を抱えた。  ちゃんと栫井が最後までしてくれなかったせいだ。ぴん、と肉色の頭を擡げたそれを見下ろしたまま俺はどうしたものかと息を吐いた。  自分で抜くべきなのだろうが、壱畝もここを使うと思うと気が進まない。が、部屋でするよりかはましか。換気をしながら、シャワーを放出させる。そのシャワー音で厭な音をかき消しながら、俺は自分の性器に手を伸ばした。 「……は、」  ……全然、気持ちよくない。  昔はまだ射精を促せるほどの快感を得ていたはずなのに、義務的に手を動かしても求めていたような刺激は得られなかった。それどころか、もっとと別の刺激を求め出す始末だ。  これも全部、栫井のせいだろう。栫井が俺の体を好き勝手するからだ。  この場にいない男を恨めしく思いながらも、一先ず一定値の快感を得られるまでの自慰を続けた。  一旦射精はできたものの、頭の中はどこか冷え切ったままだった。  ◆ ◆ ◆ 「か、こい」 「あ? なんだよ」 「……っ、ぁ、あの」 「……なに、暇じゃねえんだけど」  翌日、例の如く栫井に適当な空き部屋に連れ込まれた俺は今日こそは言うぞ、と目の前の栫井を見上げた。 「さ、最近……おかしいんだ、体が」 「は? 知らねえよ」 「し、知らないことは……ない、だろ……っ、ん、そ、そうやって……栫井が変な触り方ばっかするから……ッ」  制服の上、シャツに浮き上がった乳首を捏ねられ、思わず身動いだ。逃げるように後退ろうとし、栫井に手首を掴まれる。 「……っ、ぅ、んん……っ」 「変な触り方ばっかするから、なんだよ」 「そ、れは……っ、ぁ……」 「そもそも、先に勃起させてんのはお前だし」 「っ、ち、が、そんな……っ、ん、ぅ」 「嘘吐け。……自分で気付いてねえだけだろ、お前以外のやつ全員気付いてるっての」  そんなはずない。そう思いたいのに、クリクリと硬く凝った先っぽを柔らかく指先で引っかかれ、穿られると体が震えた。栫井、と思わず背を丸めて栫井にしがみつこうとすれば、そのままきゅっと乳頭を押しつぶされ「ぅんッ!」と声が漏れる。 「っ、は……ぁ、……っ、ゃ、いやだ、そこばっか……っ」 「は……声、震えてんのウケるな」 「ぁ、……っ、んぅ……ッ」 「つか、“良い”の間違えだろ。こんなに伸ばしやがって」  先っぽを引っ張られながら、そのまま引き伸ばすように乳首の先端を刺激され続け、全身から汗が滲んだ。栫井に馬鹿にされ、笑われ、玩具みたいに扱われているのに、昨夜の自慰では得られなかった熱が腹の奥にずんと一気に集まっていくのだ。 「っ、は……っ、ゃ、栫井……っ」 「腰、揺れてる」 「ちがっ、これ、は……っ、ぅ……ッ!」  否定するよりも先に、片方の手に尻を手の甲で撫であげられ、それだけでゾクゾクと腰が震えた。逃げそうになる腰を掴まれ、そのまま栫井は「壁に手を付けよ」と耳元で囁くのだ。 「っ、ぁ……」 「要するにハメられたかったんだろ、お前」 「ち、が」 「違わねえだろ」 「ッ、ひ、ぅ……っ!」  スラックス越し、栫井の掌に尻を叩かれた瞬間頭の中が真っ白に弾ける。耐えきれず、目の前の壁にしがみつくような形になってしまったとき、伸びてきた栫井の手にベルトを緩められるのだ。 「っ、はー……っ、ゃ、た、たかないで……っ、栫井……っ、ぉ、お願いだから……っ」 「お前が約束と違うこと言うからだろ。……お前、俺のなんだっけ?」 「っ、か、栫井の……っ、せ、せい、どれい……」 「言い慣れてなさすぎだろ。……まあいいや、さっさと脱げよ」 「ぇ」 「え? ……じゃねえから、脱がねえと挿れれねえだろ」  さっさとしろ、と手を上げる栫井に血の気が引く。また叩かれると思ったら耐えられなかった。 「わ、わかったから!」と声をあげ、俺はもたつきながら自分のスラックスを緩め、下着をそのまま下ろす。  栫井との性行為が初めてなわけではない。それでも、栫井の目の前で脱ぐことにはやはり抵抗はあった。 「わ……わかったから、た、叩かないで……っ」 「……そうじゃねえだろ」 「っ、ひ、ぅ」  くに、と伸びてきた手に制服の裾を持ち上げられ、そのまま丸出しにされる下半身。柔らかく肛門を割り拡げられ、ぞくりと腰が震えた。   そして、そのまま自分の尻を掴んだまま栫井に向かって突き出す。 「――い、挿れて……ください……っ」  背後に立った栫井がどんな顔をしているのかなんて分からなかった。  それでもすぐ、宛てがわれる性器の熱に意識を持っていかれそうになるのも束の間、ず、と体重をかけて一気に括約筋をねじ開いて入ってくる栫井の性器に声にならない声が漏れた。 「ぁ、――ッ、ひ、ぅ゛……ッ!」 「お前さあ……っ、まじでどうしようもねえやつだよな」 「っ、ま゛ッ、か、こい……っ、ゆ、っく、り゛、ぃ゛……〜〜――っ!」 「お前がおかしいのは元から。男に大人しく犯されておいて『変』とか気にしてる場合じゃねえだろ、……っ、クソマゾ野郎」 「大人しく俺に抱かれてる時点で自覚しとけよ」と耳元、這わされる舌に耳の穴を犯されながら、そのまま一気に根本まで性器をねじ込んでくる栫井に耐えきれず、硬直した体はぴんと仰け反る。 「ぁ、……かは……ッ! ひ、ゅ゛」 「まだイクなよ、つまんねえから」 「〜〜……ッま゛、っで、栫井ッ、ぅ゛、ひ……ッ!!」  呼吸器官を確保する暇もなく、再び強く奥を亀頭で突き上げられた瞬間、口の中に滲んだ唾液が漏れそうになる。臍の下を掌で押さえつけられ、浮き上がった栫井の亀頭を押さえつけるみたいに圧迫された状態のまま臍の裏側をごりごりと膨張した性器で扱きあげられ、頭の中が真っ白になる。  声をあげることもできなかった。杭打ちでもするかのように腰を打ち付けられ、逃げようとつんのめりになる体を抱き起こされ、そのまま肩口に噛み付いてくる栫井。食い込む歯の感触に余計全身が甘く痺れ、間隔が麻痺していく。 「っ、ぁ゛……っ、ゃ゛、ひ、ッ、ぎ……ッ!」 「……っ、はー……まじ汚え声、萎えるわ。少しは男に媚びる方法教えさせてもらえよ、尻軽」 「っ、ぅ゛、ご……ッ」 「吐くなよ、汚れるから。……っ、おい、なに白目向いてんだよ」 「っ、んぐ、ッぅ゛」  力任せに前立腺を擦り上げられ、犯される。振動に耐えきれずにガタガタと揺れる扉に舌打ちした栫井はそのまま俺の腕を掴み、手綱を引くみたいに自分に寄せるのだ。  支えを失い、浮いた腰に向かってそのまま性器を挿入され、意識が飛びそうになる。びくっびくっ、と断続的に痙攣する体を無視して栫井は更に奥へと亀頭を埋め、必死に拒もうとする内壁も窪みの凹凸も全部自分勝手にぶち抜き、その最奥、天井部分を何度も執拗にキスするみたいに内臓ごとお仕上げてくるのだ。  その都度瞼の裏側が赤く染まり、汗が滲む。自分の体ではないみたいに全身の神経がより一層研ぎ澄まされ、じんわりと熱が拡がった。自分がイッているのかどうかすらもわからなかった。栫井の鼓動と混ざりあい、気付けば垂れ流れるように自身の性器をどろどろと汚す精液がピストンの度に飛び散っていた。  「っ、ぉ゛、ひ、……っ、ぃ゛……ッ!」 「定期的にやんねえとな……っ、面倒臭えな、狭くなんねえよう自分でも慣らしとけよ。気が利かねえな」 「っ、ご、め゛ッ、ぇ゛……っ、ひ、ぅ゛!」 「だから……っ、喋んなっつってんだろ、オナホは……っ!」 「っう゛、ひ、ぃ゛……ッ!!」  ばぢゅ、と思いっきり最奥を突き上げられた瞬間、圧迫された膀胱から溜まっていた尿がとぷ、と吹き出す。そしてと開きっぱなしになっていた尿道口から勢いよく噴出する半濁の液体。頭の中にふんわりとした感覚が広がるのも束の間、痙攣が収まらない俺を鼻で笑った栫井はそのまま逃げようとする体を壁に押し付け、片腿を持ち上げるのだ。強制的に開かれた肛門へと再び亀頭を挿入した栫井に奥まで執拗にハメられ、俺は声をあげることもできないままただひたすら栫井からの行為を受け入れることしかできなかった。  朦朧とした意識の中、吸い着かれる唇に無意識の内に舌を這わせていた。オナホとキスはするのだろうか、などとぼんやりと考えながら、どぷ、と勢いよく腹の中に排出される精液を受け止めた。 「……」 「……」 「……」  毎回栫井に抱かれたあと、決まって気まずい空気が流れる。行為中、それどころではなくなってしまうのが常なのだが、なんだか特に今回は酷いことを言われた気がしてならないのだ。  というか、そもそもだ。 「……ぁ、あの、栫井……」 「……なんだよ」 「そろそろ、帰らなくていいの……?」  シャツを着せて貰えないまま、背後の栫井に胸をひたすら揉まれていた俺はどうすればいいのかわからずとうとうその疑問を口にしてしまう。 「お前に心配される筋合いはねえよ」 「し、心配とかじゃないんだけど……っ、ん……」 「変な声出すな」  ……相変わらず無茶を言うな。  栫井に弄られすぎたせいですっかり形を変え、ぽってりと腫れた乳首は今ではもう息を吹きかけられただけでも大分感じてしまいそうなほどだった。  そんなところを優しく頭を撫でられるだけで、俺の全身の熱を呼び起こすには十分だった。  もぞ、と膝を擦り合わせながら、必死に股で大きくなり始めていたそれを隠す。ケツがまだぬるぬるして気持ち悪いはずなのに、その余韻すら快感に変換されるのだ。 「か、栫井……」 「……」  これ以上は本当にまずいからやめてくれ、と上目に背後の男を見上げたときだった。ぺろ、と頬を舐められる。そんな仕草に驚いたのも束の間、そのまま唇へと移動する舌に思わず口を開き、舌を突き出せば、栫井はそのままぬるりと尖った舌先を絡めてくるのだ。 「ん、む……ぅ……ッ」  すりすりと胸を弄られながら、ゆっくりと開いていく股の間に伸びた栫井の手に制服の上から性器を刺激される。それだけで頭の中は熱で溶かされ、なにも考えられなくなるのだ。  自慰では得られなかった快感が確かにそこにあった。 「ふ、ぅ……ッ」  背後、当たる栫井の下半身に手を伸ばす。僅かに手の下で栫井が反応するのがわかったが、束の間。栫井は体の緊張を解き、代わりに俺の手を受け入れたのだ。  別に、性行為が好きなわけではない。はずだ。  ただ、外にいるときよりも栫井が優しいから――ちゃんと俺を見てくれるから、だからまだここから動けないだけだ。  そうどこかの誰かに頭の中で言い訳しながら、俺はそのままするりと汚れていた下着を脱いだ。  そして、肛門を差し出すように栫井に向かって腰を突き出せば、左右へと引っ張られた括約筋の奥、溜まっていた先ほど栫井に出された精液がとろりと溢れるのだ。 「まだ時間あるなら、使っていいよ……ここ」  俺は栫井と、少しは仲良くなれたのだろうか。  おしまい

彼と仲良くなれるたったひとつの方法※【↑500/7,400文字/栫井×齋藤/セフレ/友達未満恋人以上】

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