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田原摩耶
田原摩耶

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【総集編版】監視付きヤリ部屋に入ることになったシーフ×村人※【↑100/11,500文字/無理矢理】

 日が落ちてきた頃。  鍛冶屋へ行き、大分劣化していた武器の修繕を頼んだその帰り道だった。  このあとはなにも特に用事もない。少し寄り道がてら街の様子を見て宿屋に帰ろうとしていた矢先だ。 「おーいスレイヴ、丁度いいところに」  ……会いたくないやつに会ってしまった。  珍しく酒の匂いはしないものの、相変わらず女物の香水をべっとりとさせたシーフはこちらに向かって手を振ってくる。  気付かなかったフリをして逃げようとするが、伸びてきた腕に肩を組まれてしまえば抜け出すこともできなかった。 「……なんの用だ」 「おい、なんだよそのその目は。俺達仲間だろ?そんな警戒するなよ」 「触るな……っ!」  すり、と鎖骨から肩のラインを撫でてくるシーフに全身泡立った。その手を剥がせば、やれやれとシーフは肩を竦めるのだ。 「ったく、素面のときはこれだもんなあ。堪んねえよな。……ま、お前でいいや」 「は?」  どういう意味だ、喧嘩売ってるのか。と問い詰めるよりも先にそのまま首根っこを掴まれ引きずられる。 「っ、おい!離せ!」 「落ち着け、俺の隣に居てくれるだけでいいんだって」 「それが人に物を頼む態度か……ッ!」 「うるせえ口だな、塞いじまうか?」 「……っ、この……」  結局「取って食わねえから安心しろ」と笑うシーフに引きずられやってきたのは表通りから離れた風俗街の片隅、やや古ぼけた大きな建物の前には体格のいい男が後ろ手に腕を組んで立っていた。  そんな見張りの男の前に、シーフは俺の肩を掴んで近付くのだ。  見張りの男はシーフを見て露骨に嫌そうな顔をする。 「またあんたか。懲りないやつだな」 「まあ待て。ほら、俺の連れだ。これでいいだろ?」  そう言って、見張りの前に俺を持ってくるシーフ。どういうことだと口を挟む暇もなかった。  眼光の鋭い見張りの男は、その目で俺の頭から爪先までじろりと睨むのだ。そして。 「……まあいいだろう、ただし妙な真似はするなよ。最近は物騒だからな、マスターもピリピリしてる」 「はいよ、安心しろ。あんたに悪いことはねえよ」  そう、扉を開く見張りの肩をぽんと叩くシーフ。  その際に胸ポケットにチップを忍ばせるのを見過ごさなかった。見張りも何も言わなかった。  通された施設の中には古ぼけた建物からは想像できないほど豪奢な作りとなっていた。見張りとは別の従業員が俺達を迎える。  そしてその従業員とやり取りを交わしたシーフはなにかを受け取り、そのまま俺の肩を抱いたまま歩き出すのだ。  その通路の先にはいくつかの扉があった。まるで宿を作り変えたような建物だが、雰囲気はそこらへんの民宿とはまるで違う。 「っ、おい、どういうことか説明しろシーフ……っ!」 「わかったわかった、後でゆっくり説明してやるから安心しろ。ほら、行くぞ」 「んぐ……ッ!」  口を塞がれ、そのまま再びシーフに引っ張られる。扉の前を通り過ぎる度に悲鳴のような声が聞こえ驚いたが、シーフは特になんの反応もしない。そのあとすぐに断続的な短い声が聞こえてきて、それが悲鳴ではなく嬌声だと気付いたときには血の気が引いた。  しかもこの声、一聴低めの女の声かと思ったがよく聞くと甲高い男の声なのだ。  どういうつもりなのだ。シーフを睨むがやつはニヤニヤ笑うばかりでなにも答えない。  そんな中、ようやくシーフが立ち止まった。  やってきたのは通路の奥にある扉だ。  その個室の中には大きな天蓋付きのベッドが一つ、そして衣装棚や道具箱などがあった。少し値が張るただの宿屋の客室だと思えばまだよかったが、この部屋に辿り着く間に聞いた声からしてこの部屋の目的がただの寝泊まりするためだけとは思えなかった。  薄暗い部屋の中は色付きの照明で照らされ、お互いの表情がよく見えない。シーフは後ろ手に扉を施錠すれば、ようやく俺から手を離した。そしてそのままベッドにどかりと腰を掛けるのだ。  俺はすぐにシーフに掴みかかる。 「シーフ……っ、どういうことだこれは……!ちゃんと説明しろ……っ!」 「どっから説明すっかな〜。ここはちょっと特殊な会員制宿屋でな、一人じゃ泊まれねえんだよな、ここ」 「だからってなんで俺が……」 「お前だから丁度良いんだよ」  どういう意味だとシーフを睨んだときだった。伸びてきた手に腕を引っ張られる。  バランスを崩し、そのままシーフの膝の上に馬乗りのような形になってしまう。しまった、と慌ててやつの胸を押し返して立ち上がろうとするが、伸びてきた手に腰を撫でられ喉が震えた。 「っ、は、なせ……ッ」 「おい暴れんな。……これも金になる依頼だから我慢しろ」 「っ、依頼だと?誰からの……」 「俺のお気に入りの娼婦」  ……そんなことだろうと思ったが。  女の気を引くために俺のことを巻き込んだのだと思うと腹立った。そんな俺を無視してやつは話を続ける。 「ここは野郎二人組でしか入れねえんだよ。んで、許可が降りれば部屋に通される。そこではなんでも好きになっていいってよ。犯罪行為も見逃す。その代わり――」 「その代わり……?」 「全部屋に特殊な仕掛けがされてて、ここの経営者が見てんだとよ」  思わず耳を疑った。分かっててこの部屋に連れ込んだのか、俺を。そもそも野郎しか泊まれない意味も分からないし、どういう依頼だ。 「じょ、うだんじゃねえ……ッ、こんな……変態御用達な店……ッ」 「待て待て、怪しまれないようにフリさえしてくれりゃあいいんだよ」 「……っ、依頼はなんだ?変態野郎の見世物になれってか?」 「あーもううるせえな、黙って俺を信じとけばいいんだよ」 「お前な……っ、ん、ぅ……ッ」  ふざけるな、という言葉はシーフによって唇ごと塞がれる。  咄嗟に胸を押し返そうとするが、伸びてきた手に手首ごとを引っ張られ、逆に上半身を抱き締められるような形になった。  唇を舐められ、割って入ってくる舌先に咥内を舐められる。舌を引きずり出されそうになり、咄嗟にシーフの服を掴んだ。やつはただ楽しそうに目を細める。 「っ、ふ、……ぅ……ッ」  鼻から息が抜ける。唾液をたっぷりと絡めた舌先で丹念に舌を絡め取られれば、口を閉じることも声を押し殺すことも敵わなかった。粘膜と粘膜を擦り合わされる都度濡れた音が響き、浅い呼吸がそれに混ざる。  いい加減にしろと顔を離そうとするが、シーフの手が後頭部を掴むのだ。後ろ髪に指を絡ませるように固定され、更に喉奥、舌の付け根までねっとりと絡め取られる。しつこい接吻に酸素までも奪われ、頭の奥がぼうっと痺れてくるようだった。  引き剥がそうとやつの服の裾を掴んでいた指は、いつの間にかに無意識の内にしがみつくものになっていた。それに気づき、慌てて離そうとするが更に唇を重ねられる。 「っ、ぅ、……ッ、む、ぅ……っ」  体重を掛けてくるシーフを支えられず、そのままベッドの上に押し倒されるような形になってしまう。しまった、と思ったときには遅い。  ようやく唇を離したと思いきや、顎へと垂れる唾液を舐られるのだ。その感触にまで一々反応してしまいそうになりながらも、俺は咄嗟に唇を拭った。 「っ、ぉ、まえ」 「は、ようやく静かになったな」  その一言に顔に熱が集まる。癪だった。大声でも上げてやろうかと口を開けば、再びシーフに唇を重ねやれるのだ。 「んん……っ!」  恐ろしいほど大きく、ふかふかなシーツで覆われたベッド。余程いいものなのか、俺が少し暴れたところで軋まない。それどころか、柔らかなマットに沈む体に恐怖すら覚えた。  上体、胸元に伸びてきたシーフの手に服越しに乳首を撫でられる。あまりにも不愉快で、シーフの下から這い出ようとするが覆い被さってくるやつがそれを阻害するのだ。 「っ、……ふ、……ッ」  薄手のシャツを抑えられ、浮き出た胸の突起を指で挟み、転がす。この男は人の体をなんだと思っているのか。腹が立ってシーフの髪を引っ張れば、「おい」とシーフが俺を睨むのだ。 「縛り上げられる方がお好みか?」 「っ、そんなことしてみろ、イロアスに言いふらしてやるからな……ッ!」 「へえ、イロアスに言うのか?……俺にキスされて乳首ガン勃ちしましたって」 「っ、し、てない……っ!っ、ひ、ぅ」 「嘘吐くな。なんならアイツの前で実技してやってもいいんだぜ」  言いながら、服を乱暴に脱がされる。かといって完全に脱がすわけではなく、腕の辺り、両腕の動きを阻害するように中途半端に服を脱がさせてきたシーフはそのまま剥き出しになった人の上半身に顔を寄せるのだ。 「っ、や、めろ……ッ、変態……ッ!」 「変態変態って……言っとくけどな、俺はまだ善良な方だぞ。人聞きが悪いだろ」  胸元でシーフが話す度に熱い吐息が吹きかかり、胸が震える。そんな俺を上目に、「それに」とシーフはツンと尖った乳首に優しく触れるのだ。 「……この状況で興奮してるお前の方が素質あるだろ」 「っ、し、てない……ッ」 「へえ?じゃあこれも勃起じゃねえと」  そう、シーフに胸の突起を舐められる。ただ一舐めされただけだというのに、濡れた熱い肉の感触が掠めた瞬間頭の中が真っ白になってしまう。驚いて、飛び上がりそうになる俺を見てシーフは笑ったのだ。 「ぼっ、き……なんて……してねえ……っ」 「ふーん?乳首で感じねえの?俺には軽くイッたように見えたんだけどな」 「んなわけ、ねえだろ……ッ!」  そう声を荒げれば、「へえ」とシーフは更に楽しげに微笑んだのだ。宛ら悪人のような笑顔だった。 「じゃあ、乳首全然平気なスレイヴ君は我慢できるよな?……俺がなにしようと」 「っ、当たり前だ……!」 「……そりゃいい、やっぱお前連れてきて正解だったわ」  瞬間、手首の拘束が先程よりもキツくなったことに気付く。服だけではない、いつの間にかにシーフに縛りあげられてると気付いたとき、左右脇腹をシーフに掴まれた。 「っ、ん、ぅ」 「おい、なんだ今の可愛い声は」 「っ、だ、まれ……いきなり、変なところ触るから……ッ!」  そう言いかけた矢先だった。再び胸元に顔を埋めたシーフに乳首を舐められる。それだけでもぎょっとしたが、今度は腕と腰を固定されてるせいで逃れることができない。それでも必死に胸を逸らそうとするが、それを追いかけるように執拗に舌先で乳輪と乳首の周辺を舐められるのだ。  直接的なものではない。ただ舐められてるだけだ。そう分かっていたのに、シーフの髪が掠るだけでも声が漏れそうになり、あまりのこそばゆさともどかしさに上半身を無意識の内に捩ってしまう。 「っ、ぅ……ッ、ん、ぅ……ッ」 「随分とエロい乳首になったよな、お前も。毎晩勇者にしゃぶってもらってるからか?」 「っ、だま、れ……ッ」 「なんだよ、褒めてんだろうが。……俺は乳首はデカい方が好きだぞ、しゃぶったり転がしたりしやすいし……性奴隷らしいだろ?」 「っ、ぅ、……ッ、ふ、ぅ……ッ」  喋るな、黙れ。そう言いたいのに、今口を開けたら情けない声が漏れてしまいそうで怖かった。  舌で執拗に転がされた乳首は濡れ、潰されても何度もツンと勃起する。恥ずかしかった。シーフの言葉がただの言葉の綾ではないと俺は気付いていた。  シーフの言う通りだった、触れられることが多くなってからは今まで意識することはなかった両胸の乳首の感覚が日に日に強くなっていき、シャツを着るときの衣擦れ程度でも声が漏れそうになることもあった。  それでも無視してきた。気にしないようにすればいつか元の体に戻るのだと。けれど結果はどうだ、日に日に乳首はぽってりとし、こうしてシーフに触れるだけで硬く勃起する始末。  唇で挟むように甘く噛まれ、その状態で先端部を舌先で執拗に舐め回されればそれだけで下腹部がガクガクと震え出すのだ。 「っ、ふ、ぅ……ッ!」 「っ、どうしたスレイヴ、お前、まるで女みたいな反応するじゃねえか」 「っ、ち、が……ッ、ぁ……ッ!」  ぢうっと音を立て、胸の突起を吸い上げられた瞬間声が上擦ってしまう。面白いものでも見つけたかのような顔をして、シーフは更に執拗に乳首を嬲るのだ。 「っ、ぅ……ッ、ふ、……ッ!」 「……っ、おい、声我慢すんなよ。無理矢理にでも声出させたくなんだろ」 「っ、ぅ、……ッひ、……ッ!」  胸筋を鷲掴みされたまま乳首を吸われ、舐め回される。屈辱的だった。歯痒くて、やけくそになって唯一自由の利く足でシーフの腹を蹴り上げてやろうとすれば「おっと」とやつは軽々と俺の足首を掴むのだ。 「っ、は、なせ……ッ!この……ッ!」 「っとに足癖が悪ィなあ……?」 「っ、お前に、言われたくない……ッ」  悪癖が体現化したような男を前にそう声を上げれば、シーフは「はいはい」と軽くあしらように口にする。そして、そのまま掴まれたままになっていた足、その爪先をべろりと舐められ血の気が引いた。 「っ、ぁ……ッ?!」 「……お?なんだ?随分と可愛い声出たな」 「っやめろ、どこ、舐めて……ッ」  そう言い終わるよりも先に、そのまま足の親指と人差し指の隙間に舌を這わされる。普段人に舐められるどころか触られないような、自分でも意識しないような場所をこの男に嗅がれ、舐められてるのだと思うと血の気が引いた。 「っ、シーフっ、いい加減に……ッぅ、……ん……ッ!」 「お前、足の裏弱いんだろ。毎回足裏マッサージされるときも嫌がってたもんなあ?」 「っ、……っ、ぅ……ふ……ッ」 「びくびく震えちゃって、お前らしくねえじゃねえか……っ、なあ、スレイヴ」 「ぅ、んんぅ……ッ!」  足の指ごとしゃぶられ、空いた手で土踏まずを押されるだけで駄目だった。頭の中が真っ白になって、逃げたくなるほどの強烈な刺激に堪らずベッドの上で跳ねてしまう。  シーフはそんな俺を鼻で笑い、更に全ての指の谷間を愛撫していくのだ。  性感帯、などと意識したことはない。それでも、神経が集中しているのは自分でもわかった。  逃れようとすればするほど執拗になっていくシーフからの責め苦に堪えられず、とうとう声を上げることすらできずただベッドの上で震えた。  言いようのないくすぐったさとともに湧き上がってくるのは得体の知れない熱だ。はあはあと必死に新鮮な空気を取り入れようと藻掻いていると、シーフはようやく俺の足から手を離してくれる。爪先から足首へと唾液でどろりと濡れた足を動かして拭う気力もなかった。  ベッドの上、緊張が解けたようにぐったりとしているとシーフの手が今度は太腿に伸びるのだ。 「っ、や……っ、めろ……」 「そう言うなよ、お前も辛いだろ。……俺も、すげー辛くなってきた」  言うなり、目の前に膝立ちになったシーフは自分のベルトを緩める。そして張り詰めた下腹部を寛がせれば、勢いよく性器が鼻先へと突き付けられるのだ。  下着の中で相当我慢していたのか、限界まで勃起し、宙を向いたそれは既に先走りをとろとろに滴らせていた。薄暗い淫靡な照明に照らされてるせいか、その様子は普段よりも一層生々しく映る。 「っ……」  甘い匂いに混ざった噎せ返りそうな程の野郎の匂いに頭の奥が痺れていくようだった。  見たくもない、嗅ぎたくもなくて必死に目を閉じ、顔を逸そうとすればそのままその性器を頬の肉へと押し付けられる。 「……なあ、こっちに突っ込まれるのと口ですんの、どっちがいい?」 「こっち」と腿の上を這い上がってきた指先はそのまま足の付け根の奥、閉じた肛門を撫でる。そんなの、俺にとっては答えは一つしかない。 「っ、どっちも……断る……っ」  俺の返答も予想ついていたのだろう、シーフは不愉快になるどころか寧ろ楽しげに嘲笑う。 「……ああそうかよ、ったく、そういうとこ可愛くねえぞ」 「っ、……ッ! ぉ、おいっ!」  そして、人の体の上に覆いかぶさってきたと思った矢先だった。上半身、胸の上に推し当てられる熱いそれにぎょっとする。  なにをしてるんだ、こいつ。と慌てて人の体の上から退かそうとすれば、伸ばした手首ごと束ねられ、頭上へと拘束された。  そして、がら空きになった胸に性器を擦りつけられる。勃起した性器は先走りで滑り、胸筋の膨らみや乳首を掠める度にあまりの不快感に「やめろ」と声が上擦ってしまう。 「これ、挟めねえのが難点だな……っ、おい、なに逃げてんだ……ッ」 「っ、や、め……ッ、てめ……ッ! っぅ、ん……っ!」 「……やっぱモノ的には些か足りねえけど、その顔は悪かねえな」  腰を動かし、性器を挟むように無理やり谷間を作るよう両胸を寄せられる。その隙間にねじ込まれる性器など不快以外のなにものでもない。  そんなに文句言うなら女にしてもらえ、と言ってやりたかったが、唇を開いた矢先、亀頭を押し付けられてしまう。 「んむ……っ!」 「は……ッ、そのまま舐めろよ……っ」 「……っ」  言いながら、人の胸を揉みしだくシーフ。無遠慮に乳首を捏ねられ、声が漏れそうになるのを奥歯を噛み締め堪えた。  誰が、誰がそんなものするか。  そうふい、と顔を逸らせば、「ほーーぉ」とシーフは嘲笑う。  瞬間、ぐに、と乳首を柔らかく摘み上げられる。痛みよりも言葉にし難い感覚が襲いかかってきた。逃れようとするが、体の上のこいつが邪魔で逃げることすらできない。 「……っ、く、ひ……っ!!」 「ま、お前はするよりもされる方が好きだもんな。……仕方ねえな」 「っ、や、めろ……っ、さわ、る……な……っ!」 「はいはい、そういうの俺の前でいちいち言わなくてもいいんだぞ。……お前の強がりくらいこっちにはお見通しなんだからな」  黙れ、と返すよりも先に、唾液と先走りでどろどろに濡れた胸の上を再び這いずる性器の感触に息を飲む。気持ち悪い。巨大な虫が這うような異物感に堪らず身を攀じる。  シーフのものからやつの脈打つ鼓動が伝わってくるのが余計生々しくて嫌だった。 「っ、ぅ、早く……済ませろ……っ」 「なんだ? 嫌いか、これ」 「好きなやつなんているわけねえだろ……っ!」 「そうかあ? いるだろ……お前とか」  同時に乳首に擦り付けるよう腰を動かされ、思わず上半身が跳ねる。ぬるぬるとした熱に、ただでさえ過敏になっていた突起を性器かなにかのように執拗に舐られる。視覚的にも最悪だ。自分の胸の上を這うやつの性器を見たくなくて、必死に目を瞑って堪えた。 「っ、は……っクソ……」 「お前の胸、またでかくなったよなあ。日頃から揉んでやってるお陰か?」 「筋肉がついたって言え……っ、ぁ……っ、く……ふ……っ」 「こっちもちゃんとバランス良く育ててやるからな」  乳首を巻き込むように胸筋の谷間に挟み込まれる。先程よりも粘度が増した水音は大きくなり、胸の上のそれが幾分か更に膨張したのがわかった。  シーフの腰の動きが早くなる。ようやくイク気になったのか、早くしろ。と必死に堪え、そっぽ向いたまま極力視界に挿れないようにしていた矢先だった。 「スレイヴ」と名前を呼ばれ、顎を掴まれる。正面を向かされたと思った次の瞬間、目の前に突き付けられた性器が唇に押し当てられた。  油断をしていた。 「っ、ぅ゛ぷッ」  どぷ、と唇の僅かな隙間にねじ込まれた性器からは精液が溢れ出し、勢いよく咥内に吐き出されるのだ。広がる熱と生臭さと苦味に耐えきれず、「ぅお゛えッ!」と即効履き出せば、肩で呼吸をしていたシーフはこちらを睨んだ。 「っ、おい……即効吐いてんじゃねえよ……っ」 「っ、当たり前だ、こんな……ッ勝手に出しやがって……っ!!」 「一言断り入れたら良かったのか?」  こいつ、いけしゃあしゃあと。  腹立って、俺はシーフを振り払う。やつは今度はおっとと俺の上から退いた。  くそ、最悪だ。なにか口を濯ぐものはないのかとベッドから降りようと四つん這いになったときだった。  伸びてきた手に下腹部を掴まれ、そのままベッドの上へと引きずり込まれる。 「っ、……おい……ッ」 「どこ行くんだよ、まだ終わってねえだろ」  なんて勝手なことを言いながら人の尻を撫でてくるシーフにぞくりと腰が震える。  ずっと胸ばかりだったせいで、すっかり熱を持ち始めていたそこを指先でなぞられれば思わず声が漏れてしまいそうになるのを堪えた。 「っ、も、いいだろ……お前も出したんだから……」 「何言ってんだ。……まだ時間はあるだろ」 「っ、やることは、やっただろ。これ以上はもう怪しまれることは……っ」  ないだろう、と言いかけた矢先だった。人の言葉を無視して下着を脱がしてくるシーフに血の気が引いた。  そしてそのまま覆いかぶさってくるシーフ。太腿の辺りに、先程射精したばかりにも関わらず既に硬く勃起した性器がぶつかり血の気が引いた。 「っ、シーフ、お前……」 「わかったわかった、文句なら後で聞いてやるから……っ、なあっ?」 「ふざけ……っ、ぅ、や、めろ……っ、もしな゛っ、ふ、……ぉ゛……っ!!」  ずっ、と体重を掛けるだけで既に柔らかく拡張されていた肛門はシーフの先走りもあってか俺の意思も関係なく飲み込んでいく。腹の奥、一気に貫かれる熱と質量に堪らず喉の奥からは悲鳴が漏れた。 「っ、し……っ、ぃ、ふ……っ、や゛っ、う゛……っ!」 「っ、はあ……スレイヴ逃げんなよ、ちゃんと気持ちよくしてやるから。なあ?」 「っ、い゛らな゛、ぁ゛……っ、う……っ! や、めろ、動くなぁ……っ!!」  逃げようとベッドのシーツの上を這いずろうとするが、更に腰を軽々と掴まれ深いところまで性器で抉られるとまともに動くことができなくなる。  悔しいくらいやつの性器で馴らされた肛門はやつの挿入を拒むこともできない。力を入れたところで、やつにとっては“丁度イイ締め付け”になってしまうのだ。  それでもストロークの度に前立腺ごとエラ張った亀頭で押し上げられ、引っかかれるとなにも考えられなくなる。だから嫌だった。 「っ、ふーっ、う゛……っ、ぁ゛……っ、ぐ、ふ……っ!」 「っ、は、スレイヴ……腰揺れてるぞ。そんなに好きか? 浅いところチンポの嵩でずぽずぽされんの」 「っ、だ、まれ、ぇ……っ、ひ、ィ……っ!!」 「やっぱお前はこっちの方は素直だな。その口よりもよっぽど饒舌でわかりやすくていい」 「ぁ゛っ、やめ゛っ、ん……っ、ふ、……うご、くなぁ……っ!!」  最早力の入らない体は、シーフに腰を掴まれることで支えられてるようなものだった。  肛門をひたすら犯され、逃げようとすればさらに深いところまでも亀頭で押し上げられる。その間に何度イッたのか自分でもわからなかった。  戯れに汗で濡れた背中に口づけされ、項を甘く噛まれる。そのまま背中から覆い被さってくるように全身を捕らえられ、犯されるのだ。  ……地獄のような時間だった。  途中から時間の感覚もなくなり、何度体内にシーフに出されたのかもわからない。弄られ続けた乳首はじんじんと腫れ上がり、少し吐息が吹き掛かるだけで軽く絶頂しそうになるほど過敏になってしまい、内壁の粘膜も長時間の挿入に堪えられず発熱しているのがわかった。  気付けば気を失っていたようだ。  どれほどの時間が経過したのだろうか。  全身に性行為の形跡を残したまま服だけを着せられた俺はシーフに抱かれていた。 「またのご来店お待ちしております」という従業員の声を夢現に聞きながら再び意識を手放し、次に目を覚ましたときにはいつもの見慣れた宿の部屋のベッドの上だった。  ◇ ◇ ◇  宿屋一階、ロビー。 「……スレイヴ、具合大丈夫か? シーフから聞いたぞ、体調崩したんだってな」 「……ああ、大丈夫だ。お陰様でな」  そこには他のやつらも集まって各々好き勝手過ごしていた。  俺は流石に空腹に耐えきれずに飯を食いに降りてきたのだが、顔を合わせるなりそんなことを言ってくるイロアスにそう答えるのが精一杯だった。  そして部屋の奥、一人で酒を飲んでいたシーフは俺を見つけるとにやにや笑いながら手を振ってくるのだ。 「よお、体調はどうだ?」 「……お前な」 「まあ待て、俺もお前に伝えたいことあってな。……ま、丁度良いからこっち座れよ」  そう、隣の席をぽんぽんと叩くシーフを無視して俺は適当に引っ張ってきた椅子に腰を掛ける。 「お前は本当可愛くねえよな」と肩を竦めるシーフだったが、すぐにやつは気を取り直した。 「取り敢えずこれお前に渡しとくわ」  そう、目の前に雑に置かれる小袋。その中から大量の金貨が溢れ、ぎよっとする。 「おい、これは……」 「言っただろ、依頼の報酬だ。報酬。んで、お前にも協力してもらったから山分けってことで」 「……っ」  本当に依頼だったのか。ただ適当言ってるだけではないのかと思ってただけに戸惑ったが、「早く仕舞っとけ」とシーフに半ば強引に握らされ俺はそれを服の中に仕舞った。 「結局……どうなったんだ、なんの説明もろくにされなかったけど。それに、この金額はただの依頼じゃないだろ」 「俺の目的はあの店に入って証拠を探ること。……んで、お前が必要だったわけ。あの店に入りさえすりゃいくらでも細工はできる。犯罪の温床になってると分かれば軍も動くだろうからな、俺への依頼はその証拠を手に入れること」 「入るのは面倒だが、中身はガバガバだったから楽な仕事だったな」とシーフは嘲笑う。 「じゃあ、あの店は……」 「ああ、あのあと潰れたぞ。あそこの店の店主、隠し撮りした記録で金持ち連中も脅してたらしいからな、隠蔽どころか余罪がボロボロ出てきやがったと」 「……っ、待て、じゃあそのときの映像は……」 「軍の連中が操作のため一通り見てるんじゃないか?」 「……っ!!」  冗談じゃない。あんなものを他人に見られるだと?  顔が熱くなり、居ても立ってもいられなくなる俺にシーフは嫌な笑みを浮かべる。 「大丈夫だ、安心しろ。俺とお前の分はちゃんとこっちで保管してあるから」 「な……っ!!」 「おっと、危ねえな。おとなしくしてろ、他のお客さんがびっくりすんだろうが」 「お、お前……っ!!」 「……ま、そういうわけだからその報酬は軍からの金もあるな。……あと、俺からの小遣いだ」 「また頼むぞ、スレイヴ」と立ち上がるシーフに肩を叩かれ、殴り掛かろうとすればやつはそれを軽々と避け、そのままどこかへ立ち去っていく。  一人残された俺は、「何かあったのか?」と心配してくるイロアスに「なんでもねえよ」とだけ答え、残った酒瓶の酒をぐっと飲み干した。  そもそも、あの店に入ること自体で任務が成功するならあのあとやった行為も全部いらなかったんじゃないのかという恐ろしいことに気付いてしまったが、後の祭りだ。  なにが小遣いだ、あの野郎。ぐつぐつと込み上げてくる怒りを酒で押し流そうとすれば、見兼ねたイロアスに止められてしまう。  結局あの忌々しい金を手元に残しておきたくなくて、翌日装備代に使ったら全身新品になってる俺を見て「臨時収入でも入ったのか?」と絡んでくるメイジが鬱陶しかったので装備も前のものに戻した。なにも変わらない日常が戻ってくる。  ……ただ大切なものが色々失われた気がする。  いつもの着慣れた服の下、じんじんと腫れ上がり熱の引かない乳首を常に意識しそうになりながらも俺は目を逸した。  おしまい

【総集編版】監視付きヤリ部屋に入ることになったシーフ×村人※【↑100/11,500文字/無理矢理】

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