XaiJu
田原摩耶
田原摩耶

fanbox


燕斗いない間に宋都×美甘がだらだらしてるSSS※【↑300/4,600文字】

 彼女がほしい。  なんてわがままは言わないから、せめて女友達――いや、この際男でもいい。俺も青春したいのだ。普通に友達つくったり、なんかこう……チャリで海に行って男女混合グループデートみたいなそんな青春を送りたい。  そう願うのは罪なのだろうか。 「有罪だろ、そりゃあ」  聞こえてきた声にぎょっとする。  ――慈光家・宋都の部屋。  俺を連れてきておきながら友達からかかってきた通話に夢中になってる宋都は笑う。  一体なんの話をしてるのだ、楽しげな宋都を尻目に俺は手元の漫画に目を向ける。けど、宋都がうるさくて全然漫画に集中できない。  というか、俺を呼んでおいて放ったらかしにすんなよ。と思いながらも漫画を手にしたまま、燕斗の部屋へと行こうとしたときだ。  伸びてきた腕に首根っこを掴まれる。 「ぐえっ! おい……っ」  離せ、と暴れる暇もなかった。そのまま宋都に引っ張られ、ベッドへと転がされる。 「な……」 「あ? 変な声? 気のせい気のせい」  俺の横にどかりと腰をかけてきた宋都は、言いながら俺の足首を掴んだ。  ずるずると引きずられ、そのまま人の体をクッションのように膝へと乗せた宋都は手持ち無沙汰を紛らすように、ケツを揉んでくる。 「っ、ぉ、……ッ」  お前、と睨んだ矢先、ぐい、と下着の上からケツの穴を親指で押さえられ、息を飲んだ。 「……っ、ふ、ぅ……っ」 「俺? 俺は知らねえよ。もしかしたらいたかもしんねえけど、いちいち顔なんて覚えねえし」 「ん、く……ッ」 「だからセーフだろ。浮気になんねえよ、サシなら浮気だけど」 「……っ、……」  一体なんの話をしてるのだ、どうせろくな話ではないだろうが。  ぐにぐにと肛門を広げられたり穿られながらも、必死に仰向けの体勢から宋都の腕から抜け出そうとばたつけば、舌打ちした宋都にそのまま下着ごと履いていたジャージをずり下げられる。 「っ、ひ、ゃ」 「あ? なんか聞こえた? ……ちげーよ、女じゃねえって。まじで」  もしかして声が聞こえてしまったのか。  手元の漫画のページが閉じてしまわないようにぎゅっと握りしめたまま、咄嗟に口を押さえたとき。丸出しになったケツを揉まれ、腰が震えた。 「ん、ぅ……っ!」  尻たぶに食い込む指先に思いっきり割れ目を広げられ、無意識の内に腰が持ち上がる。  宋都の膝の上、腰が震えた。慌てて下着を戻そうと手を伸ばしたときだった。そのまま伸びてきた宋都の手に手首を取られる。  そして、その時確かに宋都と目があった。 「……じゃあまたな。お前もほどほどにな」  そう通話を強引に終えた宋都はそのまま端末をテーブルに放り投げた。 「っ、さんと、お前な……っ、ぁ、ちょ……っ!」  おい、待て、と声を上げる暇もなかった。  俺の腰を掴んだ宋都はそのまま人の下半身に顔を寄せるのだ。  まじか、と思った次の瞬間、広げられた肛門にぬるりとした舌が這わされ、「ひうっ」と声が震えた。 「っ、や、ぁ……っ、お、おい、や、どこ……っ!」 「……っ、は、ん……っ、お前が悪いんだろ、期待してケツ穴ひくつかせてんじゃねーよ」 「ひ、ひくつかせてなんか……っ! ぁ、う、うそうそ、や、やめろって……ッ!」  舌伝いに垂らされる唾液。それを塗り込むように尖らせた舌先で肛門を穿られる。  逃げたいのに、そのままベッドの上に寝転ぶ宋都は俺のケツを自分の顔へと持っていくのだ。そして、逃さまいとでもいうかのように腰を押さえつけ、そのまま鼻先を押し付けてくるのだ。 「く、ひ……っ! ぅ、あ、や、だめ、そんな……っ!」 「っ、顔騎、好きだったよなお前……っ、ほら、いつもフェラさせてる礼にクンニしてやるよ」 「さ、さいってえ……っ! ばか、馬鹿宋都……っ! ぉ゛……っ!」  デリカシーもクソもない、恥ずかしげもなくそんなことを言ってのける宋都から逃げたいのに、腰を浮かせようとすればするほど舌で肛門を穿られ、中の粘膜をたっぷりとねぶられ「んんっ」と声が漏れてしまった。  こんなの、誰も頼んでない。なんならまだフェラされた方がマシなのに。  視線を下げれば、楽しげに人の下腹部に顔を埋め、奥まで舌を進める宋都に血の気が引いた。 「は、ぁ……っ、や、気持ち悪い……っ、宋都……っ、お、お願いだから、も、やめ……っ、ぇ゛……ッ!」  やめてくれ、と腰から力が抜け落ちそうになる。その度に自重でさらに舌が深く挿入され、別の生き物みたいに腹の奥で蠢く感触に耐えきれず下半身が跳ね上がった。 「ぁ、あ……っ、や、も……っ!」  いけよ、というように更に腰を掴む宋都の指に力が入った。粘膜同士が摩擦する度に腹の中で溜まっていた唾液がぐちゃぐちゃと泡立ち、それを潤滑油代わりに更に大胆に奥の奥まで粘膜を舐る宋都に耐えきれず俺は大きく胸を逸した。  声を上げることはできなかった。ぴんと丸くなった足の指先、宋都は攣りそうになっていた俺の腿を掴んだまま下半身から顔を逸らす。  そして、 「美味そうな色になってきたな」 「は……っ、ば、かさんと……」 「そんなこと言うなよ。ほら、ちゃんと指でもイカせてやるから」 「っ! い、いらな、ぁ……っ! ま、抜いて、今はまだ――っ、ひ、ぅ……っ!」  息を整える暇もなく、遠慮なくねじ込まれる宋都の複数の指に腰が揺れる。  舌とは違う、的確に俺の弱いところを知り尽くしたその指に前立腺を押し上げられ、目の裏で白い火花が散る。 「――っ、ぁ、ふ、……っ、う……っ」 「美甘、お前の声エロすぎて電話で女と思われてたぞ。聞こえてたか?」 「し、らな……っ、ぁ゛、や……ッ!」 「……ま、別に誤魔化す必要はなかったんだけどた。勝手にお前を俺のもんにしたら、あいつが拗そうだしな」 「っ、ぅ゛、ひ……っ!」  ぐぷ、ぢゅぽ、と唾液を絡めた指はどんどん奥まで滑り、前立腺を執拗に責め立てた。  大きく震える下半身。執拗な前立腺への愛撫に耐えきれず、ぴんと勃起した性器の先端からはとろとろと透明な液体が流れ落ちていく。それを空いた手で絡め取りながら、宋都はそのまま性器に塗り込むように扱き始めるのだ。  外と中、両方から加えられる刺激に耐えきれず、呆気なく二度目の絶頂を迎える。ぼたぼたと落ちる精液を一瞥し、宋都は「未だイケんだろ」と笑った。 「む、むり、やら、も」 「あーあー、また始まったか。美甘のイヤイヤ期。ほら、俺のチンポでもしゃぶっとけ」  人を赤ちゃん扱いするな、と反論することもできないまま下着ごとずらした宋都。  既にテント張っていたそこからぶるんと頭を出す性器は俺の頬にべちんと当たる。  何度見ても俺と同い年とは思えない。クラスのどのやつよりもデカくて、そのくせ可愛げもクソもないグロテスクな肉の塊。見慣れたくなどなかったのに、頬に宋都のものを押し付けられるだけで直に嗅がされる匂いは一瞬で頭の奥まで染み渡っていく。 「ん、ぶ……っ」  条件反射。パブロフのなんちゃら。  目の前で先走りで濡れ、てらてらと濡れる性器に俺は恐る恐る舌を這わせる。  そのまま裏筋から亀頭まで、浮かび上がった太い血管を舌先でこちょこちょと擽りながら這わせれば宋都は笑った。 「っ、は……お前も抵抗なくなってきたよなあ。ほら、俺のチンポはうまいでちゅか?」 「ふ、う゛……んん……っ」 「は、舐めただけでもうイキそうじゃん。……っ、本当美甘は『これ』好きだよなあ」  好きなわけあるか、こんなの命令されなかった絶対口になんてしたくない。  そんな気持ちで、いち早くこいつから開放されるために必死に目の前の宋都の性器をしゃぶる。  夢中になってる内に腰が揺れてしまい、俺の腰を掴んだまま宋都は「じゃあ俺もお返ししねえとな」と人のケツを弄るのだ。 「……っ、は、……っ」 「ん、く、う……っ! ふ、う」  洒落になんねえよ、こんなの。  分かってるのに、体に染み付いてしまっている。宋都の亀頭を咥え、喉で締め付けながら竿の部分に舌を絡めるのが宋都はいいと言う。  俺にはもうなにがなんだかわからなかった。分からないが、これはこの悪夢からいち早く逃れるために必要なことだった。  お互いにお互いの性器を愛撫し、何度目かの射精を終えたあといつものように意識は飛ぶ。  体力馬鹿の宋都に付き合えるほど俺の体は丈夫にできていない。  夢現の中、ぬちぬちという濡れた音ともに胸を撫でる指の感触に気付いた。  そして、独特の生臭さ。 「っ、ん、う……っ」  微睡む意識の中、目を冷ませばまず目に入ったのは宋都の顔だった。  照明を背に、俺を見下ろしていた宋都は目が合えば「美甘、お前寝すぎ」と笑う。そして、そのまま乳首にぬるりとした感触が触れる。  何事かと視線を動かした俺はそのまま固まった。  やけに体が思いと思えば、人の真っ平らな胸に性器を押し付けた宋都はそのまま性器で乳首を刺激するのだ。  ――乳首ズリ、という俺のエロ漫画の中の知識が叫んだ。 「っ、ぉ、まえ、なに……して……っ!」 「だってさあ、お前すぐ寝てんだもん。……だから、こっちで遊ぼうかと」 「ふざけ……っ、ん……っ!」  寝てる間にもう一発は出しやがっていたようだ。ぶっかけられた冷えかけの精液の上を滑り、ぷっくりと勃起した乳首にカリを引っ掛けて遊ぶ宋都に息を飲む。 「は、……っ、ぉ、お前……っんん……っ、こ、んな……っ、ぁ……っ、や、ん……っ!」 「美甘の乳首、すっかり育ったよな。こんな乳首した男、そうそういねえよ」 「っ、ぬ、ぬるぬるするな、っ、も、動かないで……っ、ぇ……っ」 「お前だって好きだろこれ、乳首潰されんの」 「っ、あ……っ、ん、う……っ!」 「……っ、エロい声、他の奴らにも聞かせてえな」  冗談じゃない、と宋都を睨んだときだ。  そのまま胸の上を滑り、唇へと押し付けられる亀頭にぎょっとした次の瞬間。薄く開いた唇の中へとねじ込まれる亀頭、その先端から溢れる精液を咥内へと直接飲まされる。  ドクンドクンと脈打つ性器、口の中いっぱいに溜まった精液に喉が詰まりそうになって、唇の端から溢れ出す。  射精を終え、小さく息を吐いた宋都は射精を終えると俺の唇から亀頭を外した。  そして、 「……っ、ふ、……っ」  精液で濡れた唇に、宋都はキスするのだ。  驚く俺の唇を甘く吸い上げた宋都。驚きのあまりつい口の中の精液の塊を飲み込んでしまった俺を見て、宋都は「イカくせ」と笑ってそのまま俺の頭を撫でるのだった。  その時俺は、ほんの一瞬、本当に癪ではあるがつい先程まで読んでいた学園モノラブコメ漫画のワンシーンが頭を過ぎった。  主人公がヒロインちゃんの頭をぽんぽんとする一コマだ。そして最悪なことに、何故かやたらモテてハーレムを気付く主人公が宋都で、ヒロインちゃんは俺という地獄絵図のような一コマが。  確かに青春したいとは言ったが、こんなラブコメはこちらから願い下げだ。  咄嗟に思考を振り払い、「自分のだろ」と声を振り絞った俺はそのまま現実から逃亡するが如く宋都から逃げ出すのだ。  ――そして、すぐに転んで結局宋都に抱えられて風呂場まで連れて行かれるハメになったのは言うまでもない。  おしまい


More Creators