都会の喧騒から離れた隣県のビジネスホテルの一室。
爽やかな見た目と熱心な教育、そしていつも明るく完璧な振る舞いで生徒たちからも他の教師陣からも人気の高い教師桜井は、自ら付けたアイマスクによる目隠しの下で、僅かな緊張と期待に胸を高鳴らせていた。
SNSで秘密裏に募った「現役学生」とのプレイ。
普段の生活では決して見せない、桜井の隠れた性的嗜好を満たすための時間だった。
部屋の鍵は開けたまま、ベッドに目隠し手待機をする。
それが相手が定めた条件であり、それもまた桜井のM心をくすぐった。
やがてドアが静かに開閉する音が聞こえ、部屋の空気の流れが僅かに変わったのを感じる。
ドアの鍵が閉められ、誰かの気配がゆっくりと桜井へと近づいてくる。
桜井は指示通りベッドへと横になったまま相手の行動を待つ間も、興奮と高揚感が体を駆け巡った。
目隠しのせいで相手は見えないが、ベッドの横に人の気配があることは桜井も感じ取っていた。
そして相手はその手を桜井へと伸ばし、桜井自らが用意した拘束具によって横になった桜井の腕をベッドへと拘束していく。
桜井の両手はベッドのヘッドボードに、足はベッドの脚に固定され、元々下着一枚で横になっていた桜井はベッドの上で大の字に拘束され、その下着はこれから起こることへの期待で既に膨らんでいた。
普段の爽やかで桜井からは想像がつかない、拘束され股間を硬くして息を荒くするなんとも情けない姿を、相手は満面の笑みを浮かべながら見下ろしている。
そして。
「これでもう逃げられねぇな。桜井せんせぇ」
桜井の耳元で響いたのは、成熟した男とは違う若々しさを感じる男の声。
その声が聞こえた瞬間、驚きのあまり桜井の背筋に悪寒が走った。
当然ながら桜井は自分の本当の名前を相手に明かしていない。
しかし驚いたのはそこにではなく、そのバカにするような話し方と声に一人の生徒の顔が浮かんだからだ。
そこでピコンとスマホのカメラが撮影を開始する音がした。
そしてその人物によってゆっくりと目隠しが外される。
光に慣れない目が捉えたのは、数メートル離れたサイドボードの上に置かれたカメラの起動されたスマートフォン。
そしてそのカメラと桜井の間に立ち、ニヤニヤと意地の悪い笑顔を浮かべた学生服姿の男。
「よっ、昨日ぶりだな。せんせぇ」
そう言う学生服の男は、普段から桜井を嫌悪し、常に反発してきた不良生徒である篠原健太だった。
篠原の姿を見た瞬間桜井の顔から血の気が引き、あんなに期待と興奮に満ちていた顔が驚愕と絶望に歪んだ。
「な、んで……」
震える桜井の声が部屋に響いた。
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side篠原
青々とした芝生が広がる校庭に、生徒たちの明るい声が響き渡る。
放課後のバスケ部の練習。
その中心には生徒たちと一緒になって汗を流す、ひときわ目を引く男性教師の姿があった。
桜井悠人、29歳。
担当は英語。
顔が良いからか知らないが他の連中からは人気があり、教師陣からもよく頼られているようだが、俺はそんな桜井が大嫌いだった。
「先生ナイスパス!」
「いけ斎藤!決めろ!」
部員たちと気やすい言葉で会話をし、一緒に試合で盛り上がる桜井。
俺はそんな桜井の姿を、校舎の窓から冷めた目で眺めていた。
「つくづく不快な野郎だ」
他の連中からすれば完璧に見える桜井の姿は、俺にとっては偽善にしか見えなかった。
普段から爽やかな人物を演じているような気色悪さを感じ、本性はもっと歪んでいるように思えて仕方ないのだ。
何かがあった訳ではないが、俺はなぜかそう確信していた。
ある日の放課後、俺はいつものように授業をサボって校舎の裏手にあるあまり人の来ないベンチに座り込んでいた。
イヤホンから流れる音楽に身を任せ、スマホをいじりながら時間を潰す。
読んでいた漫画が一区切りつきなんとなく視線を彷徨らせた先、少し離れたベンチに誰かが眠りこけているのが見えた。
「ったく、なんでこんな時間に人がいんだよ」
自分の場所を取られた気分になって顔をしかめ、その寝ている人物をよく見る。
「チッ」
その人物が桜井であることがわかり、思わず舌打ちが出てしまう。
授業がない時間かもしれないが、業務中にベンチで寝ている桜井にイラつき、文句でも言ってやろうと近づいていくと、桜井の握りしめたスマホの画面に見慣れないSNSのページが表示されていたのが見えた。
寝ている桜井を良いことに俺はその画面が何かを覗いてやると、そこに表示されているのは何かを募集するようなコミュニティのページらしかった。
『男子学生さんで大人をいじめたい人募集!制服の場合お礼弾みます』
その文言の下のタグには、「ゲイ」「手袋」「くすぐり」「交通費・謝礼」と並んでいる。
その画面を見た瞬間、思わず心臓がドクンと大きく跳ねた。
何だこれ…?
見間違いかと目をこすり、もう一度その画面を見た。
それは間違いなく桜井のスマホであり、そこに表示されている内容はどう見ても健全とは言えない露骨な募集文だった。
普段の爽やかで皆から人気のある桜井のイメージとはあまりにもかけ離れた内容に、脳が理解するのが遅れる。
そして同時に、桜井の秘密を知って言い知れない高揚感が体を駆け巡った。
見つけた…
ずっと気色悪さを感じていた正体。
普段の桜井とは違う醜悪な欲望がむき出しになった文章。
呑気に眠りこけている桜井を見ながら、俺の中で得たいの知れない興奮が湧き上がってくるのを感じた。
家に帰った俺は、すぐさま自分のスマホでも例のコミュニティサイトを検索した。
見た画面の断片的な情報と、募集内容のキーワードを手がかりに検索を繰り返すと、ついにそのアカウントを見つけ出すことができた。
ユーザー名は「ヤマモト」。
プロフィール画像は顔を隠したそれなりに鍛えられた全身写真で、それだけでは桜井とは特定できない。
しかし投稿されている募集内容や、返信のやり取りから滲み出る雰囲気からはまさしくあの桜井がを感じることができた。
俺はある計画の元、そのSNSで新しいアカウントを作成した。
プロフィール画像はクラスの連中が話していた服のブランドのロゴにし、自己紹介文には学生とは名言しないものの察せれるような内容にする。
「制服あります」「大の男が悶える姿が好きです」
桜井が食いつきそうな言葉を散りばめることも忘れない。
そして、迷うことなく「ヤマモト」へとダイレクトメッセージを送ったのだ。
『はじめまして。募集を見させていただきました。現役の学生で制服もあります。苛めんの好きなんで良かったらお願いします!』
数分後、ヤマモトから返信が来た。
そのメッセージは、まさに桜井が普段生徒たちに見せるような丁寧で、胡散臭い爽やかさを纏っているようだった。
『はじめまして、メッセージありがとう!学生さんからの連絡嬉しいよ。是非苛めて欲しい!勿論お礼も用意するから!』
『ありがとうございます!手袋とくすぐりって書いてありましたけど、嵌めてくすぐられるのが好きなんすか?』
『そうなんだよ。当日手袋は用意するから、それを嵌めて制服でくすぐって虐めて欲しいんだけど、良いかな?』
『面白いですね!良いっすよ!』
相手が桜井だと思うと面白くて仕方なく、それと同時に桜井の隠れた変態性を吐かせる度になんだかゾクゾクするような興奮も湧いた。
学生からの連絡に余程テンションが上がってるのか桜井からの返事は早く、自分がなぜそんな性癖になったのかを嬉しそうに語っていた。
そして本物の学生とは俺とのプレイが初めてで、緊張しながらも本当に期待していると…
俺はそのやり取りを全てスクショしながら、桜井と会う日や場所を決めていく。
桜井が指定した場所は、隣の県のターミナル駅から近くのビジネスホテルだった。
地味に遠いが、教師である桜井にとって身バレしないための対策なのだろう。
俺はそれで了承し、当日のことを指示してその日のやり取りを終えた。
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side桜井
昔から俺は妙に大人びており、物覚えも良い上に周りの顔色を読むのも上手かった。
どうやったら相手に好かれるか、相手が今どんな言葉を求めているか、それもなんとなく察することができた。
自分で言うのも何だが見た目も良い方だし、勉強も運動も人並以上にできたし、学生の頃から女の子にはモテていた自覚がある。
将来俺は会社を興したり、医者や政治家だったりになるんだろうと漠然と考えていた。
しかしそれが狂ったのは、高1の夏の体育祭だった。
俺の通っていた学校の体育祭には応援合戦があり、男女問わず応援団となってクラス対抗でパフォーマンスをすることになっていた。
俺のクラスは全員が学ランにクラスの色のハチマキを巻き、手には真っ白な三本線の入った手袋を嵌め、太鼓の音に合わせて応援の演武を行うことになったのだが、その練習が俺の全てを狂わせたのだ。
体育祭までの間の練習期間、うちのクラスは特に気合が入っていて毎日放課後に練習を行っていた。
特に声出しは重要で、この発声によって演舞の迫力が変わってくる。
これが問題だった。
高2から一気に身長が伸びた俺は高1の頃は身長が低く、丁度声変わりの最中だった。
だから必死に声を出そうとするがどうしても出にくく、どうしても他よりも声が小さくなってしまう。
そんな俺をクラスの応援団のリーダーは理解してくれず、気合が足りていないと居残りでの1対1での声出しの練習をさせられたのだ。
いくらやっても当然気合の問題ではないため思うように声は出ず、そんな俺にリーダーは特別な練習を勝手に編み出してきた。
それがくすぐりによる声出し。
くすぐられて笑うことによって喉を開けば声が出るという、今思えばめちゃくちゃな理論による練習だったが、リーダーの迫力に押されて俺は仕方なく受け入れるしかなかった。
そしてこれが俺の新たな扉を開いてしまったのだ。
気合の入っているリーダーは、練習中も衣装である学ランと白手袋を嵌めていて、俺をくすぐる時もその白手袋を嵌めたまま行っていた。
俺は手を上げて腋を晒し、腋から脇腹までを1分間くすぐられる。
その後に本当の声出し練習を行うのだが、1分間耐えられずに手を下した場合はまた1分数えなおしをするため、耐えきらないといつまで立っても練習が進むことはない。
リーダーからのくすぐりはとてもくすぐったくて耐えられるようなものではなく、俺は散々リーダーにくすぐられ続けた。
くすぐりとは言え普段あまり人に触れられない場所を触られて、当時思春期真っ盛りだった俺はその行為になんとなく背徳感というか、変ないやらしさを感じてしまっていた。
それが俺の性の歪みとも気づかずに。
途中からくすぐられると笑いながらも勃起してしまい、それを隠すのに苦労した。
体育祭が終わり、練習がなくなった俺はリーダーからくすぐられることはなくなって安心していたのだが、その数日後に異変は起きた。
学生の頃はなかなかオカズが手に入らず、妄想で抜くことが多かったのだが、ある日ふとあのくすぐりを思い出した時、チンポが恐ろしいほどに勃起したのだ。
訳も分からずそのままチンポをシゴいて射精をしたとき、これまで以上の興奮を感じている自分に気づいた。
俺はリーダーからのくすぐりのせいで、くすぐりがいやらしいものだと認識するようになっていたのだ。
そこからはもうダメだった。
自ら手袋を用意し、自慰の時に自分でくすぐって果てるだけでは物足りず、大学生になってからはSNSであった相手にくすぐって貰うもやはり足りず、そこで自分が学生に興奮することに気付き、そんな自分に大分凹んだ。
それでもやはり性癖には勝てず、俺は医者でも政治家でもない教師になることを選んでいた。
それが失敗だった。
ありがたいことに自分の能力は教師という職業にも活きて、俺は学校でも人気の教師になっていたのだが、教師という立場上生徒に手を出せる訳もなく、目の前に性癖達がいるのにお預けをされている状態が続いたのだ。
その中でも俺が一番辛かったのが、篠原という生徒だった。
篠原は他の生徒と違って俺には懐かず、むしろ敵視しているようにすら思えた。
そんな篠原は、当時の応援団のリーダーに雰囲気がとても似ていたのだ。
篠原の学ラン姿を見るたびにドキドキしてしまい、篠原が応援団をやると聞いた時はあまりの興奮にその事実だけで勃起してしまった程。
応援団の衣装合わせの日、俺は教師の権限を利用して同席したのだが、学ランに白手袋姿の篠原は想像以上に破壊力が凄く、いやらしい目線をずっと送ってしまっていた自覚がある。
ずっと自分を抑え続けていた中そんないやらしい姿を見た俺は、もう我慢の限界だった。
数日後にはSNSを利用して学生を募集してしまっていた。
当然俺の変なリクエストを見て連絡をくれる学生はおらず数日が過ぎた頃、なんとSNSに通知が届いたのだ。
喜びのままやり取りを続けると、相手は俺の性癖についても面白いと言ってくれ、是非やりたいと言ってくれた。
相手の顔を送ってもらうのも忘れるぐらいに嬉しく、会う日までの間俺はずっと機嫌がよかった自覚がある。
そして当日。
俺は指定したホテルの一室にいた。
俺が教師をする学校の生徒が絶対に住んでいない県のホテル。
交通費も別で払うと言ったら相手は快く来てくれることになった。
あっちからの指定は、服を脱いで部屋で目隠しで待機して欲しいと言うもの。
少し怖さはあったが、相手は学生だしあっちの防犯的な意味もあるのかもしれないと了承した。
部屋についた俺は早速服を脱ぐと、持ってきた白手袋を机の上に出しておき、自分は目隠しをしてベッドへと仰向けに横になる。
部屋番号も伝えてあるし、鍵も開けてある。
あと数分で相手が来ると思うと、俺はドキドキしてしまい期待で既に勃起しかけていた。
ガチャッ
部屋のドアが開けられ、内側から鍵を掛ける音がする。
ついてに相手が来たのだ。
誰かの気配がゆっくりと近づいてくる。
興奮と高揚感が体を駆け巡る中、目隠しのせいで相手は見えないがベッドの横に人の気配があることは感じ取れた。
そして相手は俺が用意した拘束具によって横になった俺の腕をベッドへと拘束していく。
両手はベッドのヘッドボードに、足はベッドの脚に固定され、元々下着一枚で横になっていた俺はベッドの上で大の字に拘束され、その下着はこれから起こることへの期待で既に膨らんでいた。
そして。
「これでもう逃げられねぇな。桜井せんせぇ」
俺の耳元で響いたのは、成熟した男とは違う若々しさを感じる男の声。
その声が聞こえた瞬間、驚きのあまり筋に悪寒が走った。
当然ながら俺は自分の本当の名前を相手に明かしていない。
しかし驚いたのはそこにではなく、そのバカにするような話し方と声に一人の生徒の顔が浮かんだからだ。
そこでピコンとスマホのカメラが撮影を開始する音がした。
そしてその人物によってゆっくりと目隠しが外される。
光に慣れない目が捉えたのは、数メートル離れたサイドボードの上に置かれたカメラの起動されたスマートフォン。
そしてそのカメラと俺の間に立ち、ニヤニヤと意地の悪い笑顔を浮かべた学ラン姿の男。
「よっ、昨日ぶりだな。せんせぇ」
それは間違いなく、俺のずっと焦がれていた生徒である篠原の姿だった。
その瞬間顔から血の気が引き、あんなに期待と興奮に満ちていた心が驚愕と絶望に歪んだ。
「な、んで……」
思わず声が震える俺に、篠原はにやりと笑って答える。
「ばぁか。お前を誘き出すために俺がやり取りしてたんだよ。変態教師が」
そう篠原が言った瞬間、自分でも驚くほどにチンポが萎えていくのが分かった。
相手が篠原だというのが理由ではなく、今まで自分が築き上げてきたものが一気に崩壊するのが目に見えて分かったからだ。
「そ、そんな…」
「ちゃんとお前が変態なとこ、あのカメラにおさめてやるからな」
「ふ、ふざけるな!!篠原!さっさとこの拘束を解け!そして撮影もやめろ!!」
そんなことされてはたまらないと、俺は本気で怒鳴って篠原に訴えるが、篠原は全く意に介していなかった。
「良いのか?せっかく本物の生徒の俺が相手してやるって言うのに。ほんとはくすぐられたいんだろ?変態教師」
「そんな訳ないだろ!!誰がそんな!!」
カメラが回っている以上ほんとのことなんて言えるはずもなく、俺は一刻も早くここから逃げ出すことを考える。
しかし拘束は固く、自分一人の力ではここから抜け出すことは不可能だ。
「ははっ、意地張るなって。くすぐられたくて来たくせによ。ならこれならどうだ?」
篠原は俺をバカにするように笑うと、俺の用意していたナイロンの白手袋をテーブルから取った。
「ほら、見ろよ」
そして俺の近くに再び近づくと、見せつけるように手袋を嵌め始めたのだ。
「っっ!!」
目の前で手が差し込まれて膨らんでいく白手袋はこんな状況だと言うのにいやらしく、ダメだと思っても目線がそちらに行ってしまう。
「応援団がきっかけって言ってたよな。だから俺が衣装合わせてる時に気色悪い目線送ってたのか」
「なっっ!!」
確かにやり取りの途中で俺が性癖に目覚めたきっかけは話していた。
しかしまさかあの日の俺の目線にまで気付いているとは思わなかった。
「ほら、どうだ?お望み通り手袋してやったぞ。これでくすぐられんのが好きなんだろ?」
すると篠原はその白い手袋の嵌まった手を俺のほうへと向けると、ワキワキと指を動かしながら煽るように言う。
手袋は篠原に似合っており、来ている学ランも合わせて俺の性癖のドストライクだった。
けど今はそれに興奮している姿を撮られる訳にはいかない。
俺は必至に違うことを考え、勃起しそうなチンポをなんとか制御する。
「へぇやるじゃん。じゃあさ、今から3分間勃起我慢できたら解放してやるよ」
そう言うと、篠原はベッドに仰向けに寝る俺の体を跨ぐようにしてベッドへと乗ってきた。
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