今回はデータの公開ではなく、
6年間絵を学んできた中で特にお世話になった本を紹介していきます。
勿論、この4冊だけで学んできたわけではなく他にも為になった本はたくさんあります。
この四冊の 選考基準 は直接私の技術の向上に繋がったかどうかです。
順番 は先に触るべき内容の優先度が高い本から紹介していきます。
見たままを描く力と人体の構造について学べる本。
一番最初に触るべき本であり最後まで使える本でもあると思っています。
似た目的の本が多くある中、モルフォの人体デッサンの特徴は
・文字が少なく、模写に向いている
・本自体の大きさが小さく、手に取りやすい
つまりモチベーションを失いにくい本です。
初心者は間違いなく文字がびっしり詰まった大きな本より、この一冊を買うべきだと思います。もっと深い解剖学的な知識は後回しでいいでしょう。
私はこの本の模写を何週も行い、今でもたまにするほどです。
最初は模写自体に時間がかかるし、人体構造なんか理解できないまま描く事になりますが問題ないです。
まずは見たままを描く事に慣れれば良いです。
パース、透視図法の知識を論理的に説明し、立体物を描くための技術と知識を与えてくれる本。
基本的に文字が多く実践的にやってみよう的な本なので、上手くなりたい人以外にはおススメできないかもしれないです。
最初は簡単な立体を描くところから始めて、徐々に複雑な立体を描けるように導いてくれます。さらには背景の組み立て方まで。
私は背景を描くための基礎は基本的にこの本から学びました。
これ一冊を理解するだけで、単純に立体を描くための意識が変わり
背景だけではなく人物を立体的に描く事への助けにもなります。
しかし模写が目的のモルフォの人体デッサンより内容が難しいと思います。
絵を描き始めて数週間で学び始めるような内容ではないかなという感じです。
そしてこれを読んだからと言って、すぐ背景を描けるようになるわけではないです。
基礎を理解する事も実践的な練習をする事も時間がかかりました。
カジュアルに学びたい人は「パースについて」的な感じの一点に絞ったような本から手を付けた方が良いかもしれません。
物体の感覚的な色選び、というよりは論理的に光の仕組みを紐解いて、なぜ我々の目には物体がそのような色で映るかが理解できるようになる本。
それが理解できれば絵にリアリティを与えられるようになります。
模写でなくともリアルな絵を描く事ができる人は全員、光の知識があります。
正直、この本を買ったときは基本的な解説が並びすぎていて深く読み込まずに放置していました。(読むだけで上手くなる本ではないのでもったいない行為ですね)
しかしある程度描けるようになったと思ったときに見返すと、目に映るすべての物がなぜそう映るか理由があることを理解できるようになり、物凄く勉強になりました。
例えばなんで対岸の山々が鏡のように湖に反射するのに、足物の水には自分の顔が鏡のようには反射しないのか。なんで風が吹き始めると水面に反射していた山々は見えなくなるのか。
これらにはしっかり理由があり、そのような光の性質を論理的に解説してくれているのがこの本です。
しかし物体に色を置く勉強をすることは、物体を面で捉えることができていないとあまり効率が良くない気がします。
つまりこの本はある程度クロッキーの経験を積んだり立体の知識を養ってから手を出すべき本だと思います。
またカラー&ライトという有名な本も内容的には似たような本ですが、それよりもこちらの方がより光の知識に寄っており、科学的な根拠の説明をしています。
読みやすいのはカラー&ライトかもしれません。
ですがこちらを選出したのはカラー&ライトを買った時期が早すぎて何も理解できなかったからという超主観的な理由です。どちらもいい本!
1枚絵をより魅力的にするための知識を与えてくれる本です。
これは既にある程度絵が描けるようになってから買う本だと思います。
また上記3冊とは違い、反復練習をするような内容にはなっていません。
すぐに活かせるような知識があり、読んだだけでも成果が得られる部分もあります。
私のイラスト解説動画では、まずどのような絵にしたいか整理し
その為にはどのようなライティングや構図が適切かを考えていると話しています。
その考え方の根底にあるものはこの本から学んだ事も多いです。
「人物も背景もある程度描けるのに、なんか一枚絵としては微妙かも…」と
悩んでいる人はこの本から得られるものが多いかもしれません。
私たちのように美大出身でないものにとって、本は先生です。
貴重な知識源です。
しかし読むだけで上手くなる本なんてまず無いと思って
勉強すべきだと思っています。
Addfs
2023-12-20 02:26:45 +0000 UTCAddfs
2023-12-20 02:16:16 +0000 UTC