ここはドラマ撮影の現場。 【2人で1つ】という刑事もののドラマ。 主人公は男女の刑事。 女性刑事、井幡 結衣(いばたゆい)は体力面では劣るが、頭が良く分析力があり、冷静に行動できる。 男性刑事、安達 剛志(あだちつよし)は体力面では飛び抜けているが、すぐに熱くなり考えもなく行動してしまう。 そんな2人がコンビを組むことで刑事としての能力を発揮するという刑事ドラマだ。 苗字から少し文字って、2人はアダムとイヴと呼ばれていた。 今日も井幡ことイヴの制止も聞かずに、安達ことアダムが考えもなしに犯人確保に突入していく。 イヴはすぐに本部へ連絡し、アダムの後を追った。 今回の撮影はコンドームなどを扱うゴム工場での撮影。 アダムは犯人を追い詰めたはずだったのだが、もう1人の犯人のスタンガンによって気絶させられてしまう。 イヴもまた倒れたアダムを見て冷静さを欠いて飛び込んでしまい、こちらもスタンガンで気絶させられてしまった。 犯人を追い詰めたはずが、逆に囚われてしまった。 ここで一旦、撮影が止まる。 囚われたアダムとイブが着替えるため。 かなりの時間を要して戻ってきたアダムとイブの体は首から下が黒光りした体に変わっていた。 何でもラバースーツというゴムのスーツの厚みはコンドームの厚みほどしかないらしい。 アダム役の秋山 優斗(あきやまゆうと)はともかくとして、イヴ役の伊東 早希(いとうさき)は体に張り付くラバースーツなので恥ずかしそうにしていた。 2人の着替えが済み、手首と足首を結束バンドで結束してから撮影が再開する。 気絶したままのアダムにノッペラボウにしか見えないラバーマスクが被せられると、ラバースーツと同じような細長いラバーの袋へと詰められていく。 目覚めたイヴがそれを見て、必死にアダムに声を掛けたがアダムは目覚めなかった。 「お前もああなるんだよ!」 犯人はそう言って目覚めて抵抗するイヴにもノッペラボウにしか見えないラバーマスクを被せると、そのままラバーの袋へと詰めた。 『ピチピチ』 ラバー独特の擦れる音をさせながらも抵抗するイヴ。 そんなイヴを詰めた袋の顔の辺りにある穴にチューブが突っ込まれ固定された。 「あんまり動くなよ!これがお前の生命線になるからな」 そう言うと犯人はイブを詰めたラバーの袋に吸入口を突っ込んだ吸引機のスイッチを入れた。 ラバーの袋の空気が抜けてイヴの体にラバーの袋が張り付き、みるみるイヴの体を浮き彫りにしていく。 全身ラバーに覆われ、さらにラバーの袋に詰められ真空パックされたイヴは声も出せずに床を這いずることしかできなくなってしまった。 ここでも一旦撮影が止まり、雑にラバーの袋に詰められたイブを綺麗にラバーの袋に詰め直してから再度真空パックした。 同時に、アダムも同様にラバーの袋に詰め直されてから真空パックされた。 こうしてから撮影が再開する。 床でイモムシのように蠢くイヴの横では、アダムも同じようにラバーの袋に詰められて真空パックされてしまっていた。 アダム役の秋山は気絶しているわけではなくもちろん演技、その証拠にラバーの袋から勃起した秋山 優斗のラバーに覆われたペニスが飛び出していた。 秋山 優斗は拘束された状況で気持ちよくなっているのだろうか。 それは本人にしか分からない。 そういえば、イヴ役の伊東 早希もラバースーツに着替えてから股の辺りをしきりに隠していた。 もしかして… 、そう思い真空パックされたイヴの股の辺りを見るとしっかりと穴が開いていた。 残念ながら黒いラバースーツと黒いラバーの袋のためハッキリとは分からないが。 犯人たちは床で音を立てて蠢くイヴのイモムシが目障りだったのかバキュームベッドというラバーシートの中へ2人を詰め始めた。 もちろんこれも台本通り。 バキュームベッドに詰められても気絶したままのアダム、なんとかしようと這いずるイヴだったが、突然イヴの動きが止まった。 イヴの動きが止まる寸前に少し声が漏れたように思えた。 艶のある吐息のような声が… 。 これが意味するところは察して頂きたい。 吸引機のスイッチが入り、バキュームベッドの中の空気がどんどん抜かれていく。 バキュームベッドに大小2つのイモムシの姿が浮き彫りになっていく。 その姿は互いに向き合う形で。 そんな中でも2人とも腰を動かして何かしようとしているようだった。 アダムはいつの間にか目覚める設定だったのか、それとも秋山 優斗して動いたのか。 おそらくは後者だろう。 なんとなくだが、バキュームベッド中で何らかのトラブルが発生しているようだった。 「んっーん!」 「んっんっ!」 2人は苦しむ演技をしているように声を上げるが、その声は何かを訴えている声にも聞こえた。 空気が抜けていくほどにバキュームベッド内の2人は向かい合う形で完全に密着して真空パックされてしまった。 それでも声を上げ続ける2人。 それを演技だとみなして撮影は継続する。 バキュームベッドから2人の生命線である2本のチューブが飛び出していた。 二重に真空パックされて身動きが取れず、言葉 にならない声を上げるチューブを見下ろした犯人の1人が言った。 「うるさいな、これ!」 そう言うと声を上げながら2人が呼吸するチューブを塞いでしまった。 2人の声が急に小さくなり、程なくして僅かに動いて苦しみ始めた。 そんな姿を見て犯人たちは笑っていた。 「ん!?」 犯人の1人が何かに気づいた。 遠くでパトカーのサイレンが聞こえたのだろう。 慌ただしく動き出す犯人たち。 2人を真空パックしたバキュームベッドを立てると柔らかいフレームを折って、バキュームベッドの上から雑にラップを巻きつけていく。 その間もチューブからは2人の声が漏れ続けていた。 バキュームベッドにラップを巻きつけて棒状にしたものを近くの縦長のロッカーへと詰め込んでいく。狭いロッカーにバキュームベッドに詰めた2人を強引に押し込むがなかなか入らない。 犯人たち2人掛かりでようやくロッカーへ押し込むと、そのロッカーに鍵を掛けた。 そのロッカーの鍵を窓の外へと投げると犯人の1人が言った。 「コイツらを探している間に俺たちは遠くへずらかろう」 そう言うともう1人が笑いながら頷いて、犯人たちは立ち去っていった。 犯人がいなくなった後も、ロッカーからは言葉にならない声が漏れ続けていた。 『ガタン!』 ロッカーの中で大きな音がした後、声は漏れなくなった。 静まり返ったところにパトカーのサイレンが大きくなったかと思うと捜査員たちが雪崩れ込んできた。 2人は助けを求めるようにロッカーの中から声を上げる。 だが、鍵が見つからずにロッカーをこじ開け、救出されたのだが、その異様な姿に捜査員たちも驚いていた。 状況を聞くために二重の真空パックから2人を解放し、汗だくの顔で犯人たちの特徴を伝えるシーンの撮影をするはずがトラブル発生した。 そのため、ここで休憩を挟むことなり共演者たちは現場を離れた。 トラブルとはバキュームベッドの中で2人が合体していて離れなくなったということ。 つまり、勃起した秋山 優斗のペニスが伊東 早希に挿さって抜けなくなってしまったのだ。 もちろんこれは事故。 手足を拘束され真空パックされた秋山 優斗に非はない。 バキュームベッドから出された2人はラバーの袋で真空パックされたままくっついた状態で離れなくなってしまっていた。 半ば強引にスタッフ数人掛かりで引き離すことに成功したのだが… 。 当然、伊東さんは泣き出してしまい撮影にならなかったのは言うまでもない。 後日、今回のシーンは撮り直した。 その後、ドラマは無事に終了したが、伊東 早希は芸能界を去ってしまった。 一方、秋山 優斗は人気シリーズとなった【2人で1つ】に出演し続けている。 相棒は男性がキャスティングされたが。 どんな形であれ秋山 優斗は頑張っていかなければならない。 なぜなら、伊東 早希と結婚し、双子を授かったのでパパとしても頑張らないといけないのだ。 伊東 早希の芸能界引退は子育てのためだった。 おしまい