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便秘・オア・アライブ

※この記事は全編がたいへん汚い話で構成されています。

※タイトルの時点でイヤな予感がした方は読むのをやめましょう。

はじめに

 最近さむくね? 今日はアドベントカレンダー参加第二弾、パクチさん主催の「カスベントカレンダー」への寄稿記事です。もう名前がひどい。

 みんなが「役に立たないカスな記事」を書く集いらしいので、私はかなり解像度が高めなうんこの話をします。役に立たないというより、「この記事が役に立ちました!」という人があんまり現れて欲しくないな……という願いで、うんこの話をします。

便秘は人を追い詰める

 皆さんは、成人してから自分のうんこを触ったことがありますか。私にはあります。なんなら自分で尻の穴に指を突っ込んでうんこを掘り出しました。

 なんでそんなことになったかというと、酷い便秘で一時間以上個室の中に引きこもり、これはもう正攻法で出そうと頑張るよりも、手でひっかきだした方が早いんじゃ無いか……? という諦めと覚悟がついたからです。

 母が介護関係の仕事をしていたこともあり、ヘルパーさんがお年寄りのうんこを掘り出している話を日常的に聞いていたことなども私を後押ししました。「排便できないときは、やはり人が介助するのが一番手っ取り早い方法なのだ……!」

 とはいえ自分は赤ちゃんでもなければ、多分まだお年寄りでもない。だいぶ心がションモリしつつ、しかしまあもうどうにでもなーれ! と肛門に進軍開始しました。

うんこのさわり心地

 多分ここが本題です。

 これがかなり衝撃的なもので、当時コトを終えた私は「これこれ! こんなことがあったの!」と人に言いたくてたまらなかったのですが、それをTwitterで報告すると、リアルタイムにうんこをほじくってきたことを報告する人になってしまうので、さすがにやめておきました。その、やめておいたけど本当はずっと人に言いたかった気持ち。そう、それがこの記事です。

 便秘のうんこ、硬くてなかなか出てこないから、硬そうなイメージがありますよね。私も実際に触ってみるまで、カチカチして小さい、ウサギのフンのような丸い形状のものがつっかえているのかな……と予想していました。

 突っ込んでいった指が最初に感じた感触は、「じゃり」というものでした。

 じゃり!?!?

 確実に、心の中にイメージしている「うんこ」とはかけ離れた物質がそこにあるんですよ。硬くて、コロコロしたものよりもさらに細かく、砂利のような質感をしている。混乱する私が最初に思いだしていたのは、飼っていたアカヒレの小瓶に敷いていたソイルや、生き物係だったときに世話をしていた金魚の水槽を洗うときのことでした。さすがに金魚水槽用の砂利よりは粒が小さいと思いますが、そのさわり心地は完全に砂利でした。

 それと同時に、ああこれはやっぱり自然に排便するのは無理だったな、と妙に納得したものです。うんこが大きな1パーツとして成立しているときは、腸が頑張って押し出すこともできるでしょうが、砂利状になっていることで、力をかけても分散してしまうはずです。さらに小さいので、頭さえ出ればあとは勢いで出てくるはず、も通用しません。頭になる位置がないわけですから。

 実際に指を突っ込み、これは私のレベルでは太刀打ちできないうんこだ……と実感したことで、心の中ではトイレからやっと解放される安心感の方が勝り始めていました。そしてガンガン指で掘り出し、砂利層がなくなったあたりで、水分が多くてぬるぬるした泥のような層が出てきました。これが……いわゆるうんこだ! 砂利層が去ったあとの残りは、ビックリするほどスムーズに出て行きました。

 終わった……戦いは終わったんだ……。

そして介助依存へ

 便秘の物理的解消はその一回限りだったのかというと、その後も数回同じことをしました。

 一番酷いときは、会社のトイレでやりました。相当悩んだんですが、トイレでうなっているだけだと給料泥棒もいいところですし、自分の仕事もたまるので、さっさと現場に戻らないと……と他の人がトイレにいないタイミングを見計らってやりました。

 手は石けんで丹念に洗ったんですが、それでもどうしても多少はうんこの匂いがします。ただ、これがうんこと知らなければどうにかなるかな……という程度まで留める努力はしました。そのときの私は、「良い香りの香水にはあえてほんの少し単体では悪い匂いの成分を入れている」という話を思いだしていました。この程度なら……クセはあるけど深みも感じる匂いみたいな……そういうことになってくれないかなって……。まあ私はうんこの匂いだって知ってるから、他人がどう感じようが、私の中ではもう完全にうんこなんですけど。

 会社でやらかしたのはその一回ですが、自宅ではあと数度やりました。本当に便秘が酷いとき、多少の尊厳を捨てて手を使えば速攻解決できると知ってしまうと、やってしまうんですよね。

 そしてそんなことを数度繰り返しているとき、ふと感じたのです。「これ、自力で排便する力が落ちてきてない?」と。このままでは、私の体が自分でうんこする方法を忘れてしまう……!

 恐怖を感じた私は、その日を境にうんこホリダーを引退しました。

 その数回の体験でも、どうしても解消できないな……と思った日のうんこは高確率で砂利タイプだったので、やはりこいつは相当手強いんだと思います。

現在のうんこ事情

 現在も、うんこと聞き手は離縁したままでどうにかやれています。

 というより、そこまで極端な便秘を引き起こすことが減りました。今でもちょっと出ないな~とか、おなかが張ってるな……という日はありますが、まあ数日以内にどうにかなってくれます。

 上記の極端な便秘を引き起こしていた期間は、今冷静に思い返すと、社会人として通勤している期間だったなあと思います。仕事のストレスなのか、時短のために結構雑な昼食を毎日摂る生活をしていたからか、何がトリガーだったのかは分かりませんが、あの暮らしが私のおなかにはあんまりよろしくなかったのは確かだと思います。

 うんこの満足度は人生の満足度なので、次はおなかすこやかでいられる職場が見つかると……いいね……!!


カバー画像:Thomas MalyskaによるPixabayからの画像

便秘・オア・アライブ

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