闇バイトで強盗したら筋肉巨漢に地獄を見せられてしまう話 上
Added 2023-11-30 14:52:26 +0000 UTC薫、勇志、拳人は闇バイトで知り合った。 お互いの素性を話したりはしないが、3人共20代、明らかに体育会系のガタイに脂肪を搭載した、威圧感のある肉体、粗暴な性格。 “仕事”をするには適した人材だった。 暴力への躊躇のなさ。 満たされない欲望。 倫理観の欠如。 気付けば3人で組まされる事が増え、車上荒らしや強請、最近はエスカレートして強盗までこなすようになってきた。 その日もいつも通り、ちょっとしたスリル、ストレス発散、働いていては得られないような大金をゲットする、そんな日になるはずだった。 ドガッ!!!!ガシャンッ!!!グシャンッ!!!! 「おい、いくらシャッター締まってるからってもう少し静かにやれよ」 深夜2時。 裏通りにある誰もいない宝飾店で、薫達はハンマーをふるって強化ガラスを粉砕していた。 「いや~こうでもしねえと壊れねえんだよ、これ」 3人の中で最も暴力的な拳人が機嫌良さそうに、数十キロある巨大なハンマーを振るう。 並の男では持ち上げるのも一苦労だが、180cm、100kg超の拳人はいかにも軽々とそれを扱う。 ドガシャンッ!!!!! 「はー、せめて物は壊すなよ」 薫も対して本気で指摘するつもりはなく、淡々と自分の仕事、宝飾品の回収に戻った。 地方の、それも商店街から1本外れた所にある宝飾店。 そこにこれだけ高価な物があること、防犯システムがザルであることを、一体闇バイトを取り仕切る幹部達はどうやって知っているのか。 普段から幹部達の指示通りに“仕事”をしているが、その下調べや準備は完璧で、薫たちはまるで危うい目にあってきた事がなかった。 「ちょっと物足りねーよな」と笑うほどに。 今日はこの後、回収した宝飾店を数キロ離れた場所で待機する、幹部の人間に渡し、分け前は給料のように振込で受け取る予定だった。 ちょろいな、薫が口を歪めて笑っていると、「おい待て」と扉の前で待機していた監視役兼連絡係の勇志が声を上げた。 「ん?なんだよ」 普段はほぼ突っ立ってるだけの事が多い勇志の言葉に薫は緊張感なく顔を上げた。 「今、なんか裏口が開いた音しなかったか」 勇志がドアを振り返る。 「は?こんなうるさい中で聞こえるわけねえだろ」 薫が馬鹿にしたように鼻を鳴らす。 「俺の出番か?」 拳人がニヤニヤ笑いながらハンマーを肩にかけ近寄ってくる。 「シッ、黙れ」 勇志の言葉にムッとして言い返そうとしたとき。 「へえ、良い耳してるじゃないか」 と、扉の向こうで、低い愉快そうな男の声が響いた。 3人の顔色が変わり身構えた瞬間。 バコォッ!!!!!! 突然目の前の鉄製の扉がぶち抜かれ、巨大な拳が突き出た。 拳は勇志の顔面のすぐ横を走り、拳圧で髪の毛が切れた。 「なッ!?」 突き出た拳は、ゴツく、信じられない程大きかった。 大男と称される3人の、倍くらいはある。 3人が身構える間もなく、「残念、外れたか」と男の、より直接的に響く威圧的な笑い声が響き、むんず、と勇志の胸倉を掴み上げた。 「はっ!?うわっ!?」 100kgオーバーの勇志の体が、嘘のように浮き上がる。 抵抗して暴れるが、その信じられない程太い前腕はびくともしない。 「こっち来いよ兄ちゃん」 扉越しの男が言った瞬間。 バギャンッ!!!!!!!!! 勇志の体が豪速で引き寄せられ、そのまま扉に叩きつけられ、凄まじいパワーに扉がへし折れ、瓦解した。 ベキャッ!!!!バギッ!!!! 鉄製のドアがくの字に折られ、宙に浮く。 全身を激しく叩きつけられ脳震盪を起こしダラリと四肢を垂らす勇志と、扉をまとめて宙吊りにした、男が、堂々たる足取りで部屋に入ってきた。 薫と拳人は思わず後退った。 頭を屈めて入ってきた男が、見たこともない程、デカかったからだ。 「なんだ、3人しかいないのか?」 男の、ビリビリと肌を震わすような低音ボイス。 軽い仕草で勇志と扉をまとめて投げ捨てるが、ドゴッ!!と床を揺らすほどの衝撃が、その重さを如実にあらわしていた。 片腕で100kg以上を吊し上げる怪力。 男の身長は、明らかに2m以上あった。 肩幅も薫たちの倍程もある。 短髪に髭面、ガッシリとした顎の男前だが年齢は40代半ばといったところか。 黒いTシャツにデニムにゴツいベルト。 シンプルな服装だが、そんな印象が消し飛ぶ程の猛烈な筋肉。 勇志を吊し上げていた腕は、伸ばしているのに薫たちの腿より太く、タンクのような上腕二頭筋の盛り上がりが袖をめくり上げていた。ぶっくりと太い血管がうねうねと盛り上がり、盾のような驚異的な前腕と凶器にしか思えぬ拳に続く。 顔の幅と変わらぬ極太の首と僧帽筋の隆起は威圧的で、鎖骨が埋もれるほど隆起した大胸筋はドラム缶のようで、それだけで逞しい成人男性一人分以上の筋肉量がありそうだった。 締まった胴も、筋肉に分厚くコーティングれているのか太い。ぴったりと貼り付いたTシャツが、その恐ろしい筋肉の隆起を見せつけている。 明らかに特注と思われるデニムに覆われた腿は、薫たちのウエストよりも太そうだった。 なんだこいつ……!? 男の尋常ではない肉体と、発する圧に薫の額に汗が流れる。 どこもかしこも太いこの男の見上げるような体軀は、巨人と言ってしまいそうだった。 固まる薫たちをよそに、男はのんびりと先程放り捨てた勇志の足首を掴み、ズサッ!と引きずり上げ一瞬で逆さ吊りにした。 「まだガキじゃねえか」 そう言いながらぺしぺしと分厚い掌で逆さの勇志の顔をはたく。 呻き声を上げて覚醒した勇志が、「っ、なっ、はなっ、離せ!」と暴れるが男は歯牙にもかけない。 「ガキでもこんだけ暴れちゃあな。お仕置きが必要だな」 男は笑うと、立ちすくむ薫たちを見て、「どけ」と歯を剥いて笑った。 「…っ、あ?なんだおま」 男の高圧的な態度に拳人が突っかかろうとしたところ。 男がまるで投擲でもするように、勇志を吊し上げている右腕を振りかぶった。 宙をぶん回される勇志の体。あり得ない男の怪力に拳人の口が止まる。 そして、フンッ、と男が軽く鼻息を吐いたかと思うと、右腕を振り下ろし、ブンッ!!!!ハエ叩きのように勇志の全身を地面に叩きつけた。 薫と拳人が飛び退いたまさにそこに、勇志の顔と上半身が、バギャンッ!!!!!!と肉と骨が砕ける恐ろしい音共に、ぺしゃんこに叩きつけられる。 バゴンッ!!と床が砕け、埋まった勇志の体を、再び吊し上げる。 鼻が砕け、唇が避け血塗れの勇志の顔をぺしぺしと叩く。 「兄ちゃん、強盗すんならもうちょっと体鍛えろよ?な?」 そう言うと返事も聞かず、フンッ!!フンッ!!!と暴風雨のように勇志の体をぶん回し、ドゴンッ!!!!!ドゴンッ!!!ドゴンッ!!!と天井と床に交互に何度も叩きつけた。 男の怪力に建物が破壊され、揺れる。 遠心力に両腕を上げた状態で、まるでタオルのように何度も叩きつけられる勇志の体はあっという間に血塗れになり、ボキッ!!!ベキャッ!!!と勇志の体が破壊されていく音が交じる。 「わかったか?後でまたたっぷり可愛がってやるからな」 手を止めた男は、膨れ上がった勇志にそう笑いかけ、ズシャッ、とボロ雑巾のように勇志を足元に投げ捨てた。 変わり果てた姿で崩れ落ちる勇志の体。 鈍器で殴ってもここまで凄惨な状態にはならないというひどい有様に薫達が固まっているのを無視して、男は、「汚れたな」と返り血だらけのシャツを、グワッ!と脱ぎ捨てた。 無意識のうちに、薫達が更に後退する。 それは、同じ雄としての本能だった。 上裸になったことで、男のガタイは更に巨大化したように思えた。 はち切れんばかりの筋肉。 動くだけ、グギュッ!!と爆発的に筋肉が隆起し、ひしめき合う大胸筋はミシミシ……と音を立てそうな程だった。 腹筋もボコボコに割れているが、筋肉量があり過ぎて、腰周りもズッシリと太い。 装甲のような体付きは、脂肪を搭載した拳人の倍程の厚みもありそうだった。 即ち、200kgはありそうなその体軀。 「ふん、俺の体にビビったか?」 男が薫達を、180cm以上ある薫達を“見下ろし”、せせら笑う。 「まだ、こんなもんじゃねえぞ」 バキ、バキ、と太い首を鳴らす男のバルクマッチョボディーが信じられない事に、メゴッ…ギヂィッ…!と更にバルクアップしていく。 男の巨体の影に覆われていく2人。 「3人まとめてミンチにして、俺のオナホにしてやるよ」 男の言葉に目を剥く。 バルクアップし始めた男の筋肉に、デニムの生地までもが、引き裂かれ始めていた。 「……おっさん、調子乗んなよ」 隣で低い声を上げた拳人を、薫がギョッとしてみる。 拳人は座った目をしていた。 「筋肉ダルマの癖して、俺に舐めた口きいて、どうなるかわかってんのか」 そう言って数十キロあるハンマーをぶん回し、床に叩きつける。 ドゴンッ!!!と砕ける床。 ……だが、そのクレーターは、男が勇志を叩きつけて発生させたそれの数分の1の深さにも満たない。 「おっ、楽しませてくれるのか?」 男が笑い、ドスッ、ドスッとゆっくり近付いてくる。 「……俺がこいつぶちのめす。お前は表の車エンジンかけとけ」 拳人が低く薫に言う。 「……わかった」 薫が答えるやいなや、拳人は「ウオオオオオオ!!!!」と雄叫びを上げ、数十キロあるハンマーをぶん回し、男の顔面に叩きつけた! 激しい音が響き、そこまで見届けた薫は踵を返すと、シャッターに飛びつき、持ち上げてくぐり抜けた。 いくらあの男が化け物でも顔面を鉄の巨大ハンマーで殴ればただではすまない。 往来はしんとしていた。 マジックミラーのワゴン車に乗り込み、鍵を回そうとするが手が震えてなかなか入らない。 「…ックソッ…!!!」 いくら強がってもあの異様な筋肉男の恐怖が、体に刻み込まれていた。 やっとの事でエンジンをかけ、時計を見やる。 ……まだ予定の時間内だった。 幹部達は強盗が失敗したことをまだ気付いていないだろう。 先に連絡するか…と、ポケットのスマホを取ろうとしたところ。 ドギャァァァァッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!! 突然、車が横転しかねない程の勢いで、後部座席のドアをぶち破って、何か大きな物体が叩き込まれた。 シートベルトをしていなかった薫は体を助手席に投げ出されるように叩きつけられ、「なんだ!?」と慌てて体を起こすと、完璧にドアが破壊された後部座席に転がっているのは、輪郭が崩壊するほどぶちのめされた、拳人だった。 「ヒッ!?」 慌てて店を見やると、ぶち破られたシャッターから、メギッ!!!ゴギュゥッ!!!と更に極厚の筋肉ボディーをバルクアップした無傷の筋肉男が、目を糸のように細めた笑顔で、ズシャッ、グシャッ、と瓦礫を踏み砕き、出てくるところだった。
Comments
この男にはこれから十分暴れてもらいたいですね…お車…そして呑気に待っている幹部も…?
hage
2023-12-05 21:45:09 +0000 UTCあ~~またすさまじい怪力の雄……!!相手がろくでもない犯罪者なので爽快ですね! 鉄製のドアを貫通させるのもう最初から"次元が違う力"を想像させてくれますね…そしてそれに違わない巨躯。ミンチにして…ってのも比喩でなくできるんでしょうね~そして当然のごとく効いてないハンマー、後部座席に飛び込んできた拳人……さてこのままワゴン車は逃げ切れ……!?うわ~今から車と中の人の末路が楽しみです!!
ichiya
2023-12-02 13:24:57 +0000 UTCありがとうございます、これからこの男も段々本気を見せてくれる予定です笑
hage
2023-12-02 00:47:25 +0000 UTCああ~~とぐろ弟はマストバイですよね~ゆうすけくん観客席まで殴り飛ばして…ほんとさいこう… 薫くんは無事お車で逃げられるのかしらね…
hage
2023-12-02 00:46:55 +0000 UTCまた性癖ぶっささりのキャラが…!もう実際筋肉が擦れ合ったり軋んだりする音鳴って肥大化してそうですよね!続きが楽しみすぎます!
デン
2023-12-01 17:38:06 +0000 UTCまっするぐろうす最高。 最近○遊白書見直して戸○呂弟で興奮してたので個人的タイムリーはこれ。笑 返り討ちにしちゃう大男の笑顔は絶望の始まり(よだれ)
まーく
2023-11-30 16:09:01 +0000 UTC