(2/3) → https://teopi.fanbox.cc/posts/5476793 ~*~ 「はいはい、二人ともこっちこっち」 二人は面接官や女子就活生たち、そして敗者の男たちと向かい合うように仁王立ちした。 「じゃあまず、二人とも自分の靴下を外して、全部ちゃんと皆に見せて」 さっきまで死に物狂いで守っていた靴下なのに、二人はすぐに外すことを命じられてしまった。ここまできて抵抗するわけもなく、二人ともあっさりと靴下を取り払い、緊張で萎えたチンコを観衆に見せつけた。 「じゃあ、決勝戦では男の証で競ってもらいましょう。そうだね、じゃあさっきいち早く馬場くんを絶頂させた君、前へ出てくれ」 「はいっ!」 指名された女子就活生が前へ踏み出した。 「君に決めてもらおう――結木くんと関根くん、どちらの性器が男として優れているか決めてくれたまえ」 「……わ、私が、ですか」 「見たところ、君は男性器の扱いに慣れているようじゃないか。女性の視点からの見解を聞かせてくれ」 「あっ、はいっ!では……」 「ほら、もっと近くで、じっくり見てあげて」 急に重要な役割を任された女子は裸の男二人の間に跪き、二つの陰部をじっくりと観察した。当の男たちは至近距離で性器を観察されるのが堪らなく、平静を装って遠くを見ている。 「まず、それぞれの特徴を述べてみて」 女性面接官に促され、女子はまるで植物について解説するかのように二人の性器について淡々と話し始めた。 「え、っと……まず大きさで勝っているのは結木さんです。二人とも皮が被っているのでおおよそですが、関根さんは竿部分が亀頭と同じくらいの長さしかないのに対して、結木さんは竿部分が亀頭二つ分ほどの長さです。一方、関根さんの方は陰毛が整えられていて、処理をしていない結木さんよりも清潔感があります」 「睾丸に関しては?」 「えー……二人とも睾丸は縮み上がって小さくなっています。おそらく試合中の緊張によるものかと。大きさは大差ないように見えます」 「他になにか特徴はありますか」 「他には……あっ、関根さんのペニスは平常時でも血管がところどころ浮いていますが、結木さんは血管の凹凸がなく、つるっとした印象です。男らしさという点では関根さんが勝っていると思いますが、個々の好みで優劣は分れると思います」 「では、総合的にどちらがより優れた陰茎を持っていますか」 女は二つの陰部を前に一瞬思案をした。 「やはり見栄えでは結木さんが優勢だと思いますが、男性のペニスを比べる上でその機能性を無視することはできないと思います。優良なプロダクトを生産するのと同様に、ペニスも見栄えと機能性の双方が備わっていないと優れているとは言えません。そして、私はむしろ見栄えよりも機能性の方が重要だと思うので、平常時の見た目だけでお二人のペニスを公平に比べることはできないと考えます」 「なるほど。商品生産における『外見』と『機能』という基本的な指標を理解した上での回答ですね。お見事です」 「恐れ入ります」 今度はベテランらしい男性面接官が進行を引き継いだ。 「では、結木くんと関根くんには改めて、陰茎の機能性で競ってもらいましょう。陰茎の評価をしてくれた君、二人の手の包帯を外してあげて」 女子は言われたとおりに男二人の両手の包帯を外し、二人は手の自由を取り戻した。 「ルールは簡単――僕がスタートの合図をしたらお二人は好きなように陰茎を刺激して、先に射精できた方が勝ち。二人とも、準備はいいかな」 またもや予期せぬ展開に結木と関根は目を見開いたが、さすがここまで勝ち残った二人――覚悟を決めるのにはほんの一瞬しか要さなかった。 「「はいっ!!」」 「いい返事だ。では、早速始めよう。よーい……スタート!」 全裸の男たちは何十人もの前で己の肉棒を刺激し始めた。揉んだり握ったり、扱いたりして二人はまず勃起をしようと必死だ。片手で睾丸を揉み、もう片手でペニスを握るが、双方なかなか思うように体が反応してくれない。 決して二人は感度が悪い方ではなかったが、さすがにこの状況でその気になれと言うのは無茶な要求だった。緊張すると勃起しにくいという男の習性を逆手に取ったなんとも意地悪な勝負が夏の熱気の中で続けられる。 「くそっ、くそっ!いつもはすぐに勃つくせに、なんで……!」 「ふー…ふー……落ち着けー、落ち着けー……」 結木の焦りと関根の落ち着きは対照的だった。関根の小さなペニスは手のひらに包み込まれ勃起の兆候があるのかすら分からないが、結木の肉棒が全く萎えたままなのは明らかだった。 「おーい、お前らインポかー?!」 「毎日シコシコしてんだろー?早くおっ勃てろー!」 「女子にも立派なトコ見せてやれー!」 観衆から次々にヤジが飛んだ。勝負の行く末を待ちかね、ギャラリーの沸き立ちは更にヒートアップしていた。それとは対照的に、他の就活生たちは口を噤んでただその状況を傍観している。敗者の男たちは相変わらず隠しもせずにチンコをぶら下げている。 「お二人ともー、勃起もできないようじゃあ射精なんて尚更無理ですよー。がんばってくださーい」 面接官の煽り言葉を聞き流し、二人はひたすら手を動かし続けた。 「よし……このまま……ふぅー、ふぅー……」 先に変化を見せたのは関根の方だった。 「ん?関根くんの方は、少し反応してきたかな」 面接官の補足に観衆は一層騒がしさを増した。 「なんでっ、くそっ!勃てっ!勃ってくれ……!」 結木の焦りも虚しく、関根の肉棒は明らかに質量を増していた。さっきまで手のひらに隠れていた関根のチンコはようやく顔を出し、硬く上を向いている。 「んっ……もう、ちょっと……!」 関根が勃起した肉棒を扱く音は観衆の騒がしさにかき消された。そのおかげで彼はうまく行為に集中することができた。手の上下運動が最高速度に達したのもつかの間、関根は急にペニスの根元を握りしめ、大きく腰を震わせた。硬くなった小さな亀頭から白濁液が勢いよく噴射された。 観衆からは爆発的な歓喜の声。 「関根くん、射精しました!」 当の関根は腰を突き出し、もう数発の精液をビュル、ピュルっと吐き出し、その度に拍手が飛び交った。人前にも関わらず、彼はスッキリして呆けた顔をしている。 「勝者は関根くん!今年の最終面接会の優勝者は、関根トオルくんに決定しました!おめでとうございます!」 二人はようやく肉棒から手を放した。結木のチンコはぶらりと下を向き、緊張と疲労で勝負前よりも縮んでしまっている。一方、役目を終えた関根のチンコは残りの精液を鈴口に滲ませて依然半勃起状態だ。 「おめでとう!」 「おめでとうございます!」 「よくがんばった!」 「将来有望だ!」 「我が社へようこそ!」 次から次へと面接官たちや観衆から祝福の言葉が飛び交った。拍手の音が屋上全体に響き渡り、お祝いムードが場を包み込んだ。 「関根くん、おめでとう!はい、これどうぞ!」 結木が情けなく肩を落としている傍らで、女性面接官の一人が関根に祝いの花束を手渡した。 「えっ、あっ、ありがとうございます!」 関根はフルチンで勃起したまま、どうしても気になっていることを女性面接官に訊いた。 「あの、これでボクって、内定確定なんですか?」 「そのことだけど、じつは――」 突如車いすに座った初老の男が人ごみを割いて現れた。スーツ姿の男に押され、初老の男はゆっくりと拍手をしている。 「いやぁー、今年もいいモノを見せてもらったよ!君が今年の優勝者だね、おめでとう」 関根が返事をする前に周りの面接官たちは頭を下げ、かしこまった。 「社長!直々にお越しになられるとは――挨拶もできず、申し訳ありません!」 「いやいや、君たちは職務で忙しかったからね、気にしないでくれたまえ。と、私こそ自己紹介がまだだったね――私は社長の鈴森だ。今年の新入社員がどんな子たちか気になってしまってね」 いつの間にか騒がしかった観衆は静粛に社長の話を聞いていた。 「この最終面接会は私が大昔に発案したものなんだ。これを乗り越えれば、この先どんな状況でも切り抜けられる――私はそう思えるような経験を入社希望の皆さんにしてもらいたかった。面接官の諸君にはいささか意地の悪い演技をしてもらったが、それもこの面接会の目的を果たすためには致し方なかった。普段はあんな意地の悪い者たちじゃないことは理解してほしい」 何人かの面接官が就活生に向けて「ゴメンね」と手を合わせて顔をしかめた。 「ここにくるまでに君たち就活生は様々な厳しい審査を受け、勝ち残ってきた。そして今日も、他社の面接ではありえないようなことを幾つもやってのけた。それだけで、君たちは一人残らず、我が社の一員になるに相応しい人材であると確信した」 「……そ、それって、もしかして……」 関根が思わず声を漏らした。社長は柔らかい笑みを浮かべ、落ち着いた口調で続けた。 「君たちがこの面接会への参加を決意した時点で君たちの内定は確定していた。社長として改めて皆さんに祝いと歓迎の言葉を述べたいと思う。入社希望の皆さん――いえ、新入社員の皆さん――最終面接会改め、初回オリエンテーションでの奮闘、ご苦労さまでした。これからも様々な苦悩に直面することでしょうが、皆さんのますますのご活躍を期待しています。今日は本当にお疲れさまでした、そしておめでとう!」 静まり返っていた観衆が急に拍手と歓声を上げた。内定をもらった就活生たちは一瞬にして緊張の糸が解け、その誰もが喜びと安堵の表情を浮かべた。 「よっしゃあぁぁ!!」 「内定取ったどー!」 「がんばった甲斐があったよ、ホント……」 「嘘じゃないよな?!本当に内定だよな?!なっ?!」 男たちは全裸であることも忘れ、飛び跳ねて喜びをあらわにした。鈴森社長は薄ら笑いを浮かべ、再び人ごみに消えていった。 「……あのさ、さっきはドリチンとか言って悪かったな」 「いや、俺こそ、学歴がどうとか言って悪かった。つい熱くなっちまって……」 「……じゃあ、似たチンコ同士、これからもよろしくな!」 「お、おぅ!こちらこそよろしく!」 試合ではいがみ合っていた二人は同レベルのパイパンドリチンで向かい合い、仲直りの握手を交わした。その横では最後まで勝ち残っていた結木、山本、そして関根が腕を組んで談笑している。 「関根くんにはやられたなぁー、よくあの状況で勃たせられたね。俺は全然無理だった」 「いやぁ、ボクも最初は無理だと思ったんだけど、早漏が功を成すとはね、へへっ」 「結木くんもよくがんばったよ!勝ちたいって気持ちは十分伝わってきたし、あんな見られてたら仕方ないよ」 「そう言ってもらえると、少しは気が晴れるよ。にしても、山本くん、デカいね!」 「あっ、それボクも思ってた!山本くん、靴下つけてるときからデカいと思ってたけど、ズル剥けだしカリ高だし、うらやましいなぁー」 「おいおい、急に言われたら恥ずいって!」 「そんなの今さらっしょ!」 「ちがいない!」 「えー……――」 「みなさーん!記念撮影をするので、集まってくださーい!」 面接官の一人が新入社員たちに声をかけた。 「えっ、僕たちこの格好のままですか?」 「さすがにフルチンで記念写真は……」 「手もふさがれたままだし……」 女性面接官は心配する男子たちを軽くあしらった。 「大丈夫大丈夫、社長が記録として取っておくだけだから!ほら、寄って寄って!」 仕方なく全裸の男たちはスーツ姿の女たちと肩を並べた。全員が一列に並んでいるため、陰部が隠れている男子は一人もいなかった。夏の日差しに照らされ、様々な形のイチモツが余すことなくカメラに向けられた。 「はーい、撮りますよー!せーのっ――」 カシャッ! 〆